2011-8-2 0:0 から 2016-7-16 0:0 までの記事データの 1

情報交換の場としてご利用ください。(公序良俗に反する書込み、管理者又は第三者を誹謗中傷する書込みはご遠慮ください)

[1803] 戻り算定 投稿者情報まいん 2016-07-15 12:11
算定の月です。
折角人事給与のソフトを入れてるのだから、ワンタッチで必要データを吐き出して、CD-ROMで保険組合と年金事務所へ郵送、ハイ一件落着といけばいいのですが、中々そうは問屋がおろしてくれない。

特に、東京。
1,000人近いデータから、固定給の変動に伴い、月変予定者は抜かなくてはならないという悪しき慣習がが、我々事業所の事務員には無駄な時間と与えている。
しかも、月変になればまた月変を出せばいいだけだが、東京都ではあらためて2等級の差がなければ、結局算定で再提出という発想がいつも二度手間にしか感じない。

いい加減に他の都道府県と併せてくれないかなと、毎年この時期だけ思う。

後から、月変だったら、また出せばいいじゃんと思うのだが、きっと東京都で使っているシステムがそれに対応していないんだろうなーと思いながら、なぜ誰もオカシイと言い出さないのかも不思議です。

そういえば昔、社会保険事務所だった職員に「なるほど、これが東京方式ですか」といったら、「そんな方式はありません!!」って怒られたことがあったな。

独自の都道府県ルール等は、一切標準化してもらいたいものです。

[1802] 実存主義とは何か? 投稿者情報大滝 2016-07-13 10:52
サルトルの「実存主義とは何か」の2回目を読んでいる。僕は自分では
実存主義者だと思っていたけど、サルトルの実存主義とはだいぶ違うな。

サルトルは、「実存は本質に先立つとし、自らあるところのものに対して責
任がある。~実存主義の最初の手続きは、各人をして自らあるところのもの

を把握せしめ、自らの実存について全責任を彼に負わしめることである。
人間自らについて責任を持つという場合、それは、人間は厳密な意味の彼

個人について責任を持つということではなく、全人類に対して責任を持つ
という意味である」と。「人間とは、作り、作りつつ自らを作り、自ら作っ

たもの以外の何物でもない。~人間は己れの運命の主人公である」という
ことに関しては僕も理解できる。「実存が本質に先立つ」ということも、
まっ、理解はできる。

しかし、「自らの実存に対して全人類に対して責任をもつ」ということに
ついては、まったく理解できない。サルトルは無神論者でマルクス主義者

でもあったからこういう理解をするんだろうか。僕は無神論者でもマルク
ス主義者でもない。実存が本質に先立つとすれば、僕の中で、禅とか仏教

の立場とどう整合性をとるのよ、わからないなぁ。整合が取れなくても、
矛盾があっても、

僕の中では「だからどうよ」と開き直るしかないんだけど…

[1801] シトロエン 投稿者情報大滝 2016-07-08 16:11
シトロエングランドピカソが先週の土曜日に納車された。ミニバンを
買ったのは30年ぶり(昔トヨタのライトエースを買ったことがある)

だけど、やっぱり隔世の感があるね。30年前のライトエースはとに
かくひどかった。後ろのショックアブソーバーは板バネ式(トラック

と同じ)であまりに揺れがひどいのでそれだけで頸椎捻挫を起こしそ
うだったし、箱根の坂道は2速でも登らず、首都高速では風が吹くと

風にあおられて走行車線を飛び出しそうだった。何よりも我慢ができ
なかったのは、信号で止まって動き出すときにアクセルを目いっぱい
踏んでも軽にも置いとけぼりを食ったことだね。

以来ミニバンは絶対買わないと思っていたんだけど、今のミニバンは、
ほとんどセダンやハッチバックと変わらないな。

翌日、早速孫たちを誘い手賀沼に行ってきた。手賀沼で孫たちとボート
に乗ったりして楽しかったぁ!

でっ、シトロエン。走る、曲がる、止まる、乗り心地は問題なし。けど、
走っている間中ビビリ音が聞こえてくる。立て付けが悪いんだね。まさ

かドアや窓が外れることはないと思うけど、フランスの車は初めてだけ
ど、こんなもんかぁ~?

[1800] いかに死んで見せるか 投稿者情報大滝 2016-07-06 10:04
弘兼憲史の「いかに死んで見せるか」を読んだ。有名無名の人の死ぬ
間際に何を言ったかをまとめたものだけど、面白く読んだ。

弘兼は、自分が死ぬときは何をいうかあらかじめ考えておいたほうが
いいと言っている。

秀吉の臨終のことばとして有名な「露と落ち、露と消えにしわが身か
な、難波のことも夢のまた夢」も、死ぬ11年前に作っていたと。

なんだ、死んでからでも見栄をはりたいのかと余り好きな話じゃない
けど、一般に人は生きた証を残したいのだということはわかるよう
な気がする。

いかに死ぬかはいかに生きるかと同じことだと思う。自分一人で生き
ているのであれば、簡単だと思うけど、他者とどう折り合いをつけな

がら生きていくか、まして僕は「自由」こそすべてだと思っているの
で、いつもいつも答がない。

「今」がいつも新鮮な「今」であれば、まぁいいかぁ~だね。

[1798] 法委任規定 投稿者情報まいん 2016-07-01 11:28
従来、監督署の調査・臨検は、何時間(実態として)残業をさせているかとか、健康診断結果報告で何名受診をしているかとか、サブロクなどの労使協定はいつ届け出て、どう閲覧可能な状態にしているか等、実態把握が中心でありましたが、最近はマタハラ=トラブルの増加を受けてのせいか、育介規程チェックなど規程のチェクを受けることが増えてきました。

今回、勤め先の規定チェックを受けた際、頂いたコメントが「ただちに法違反とはなりませんが、法律の趣旨に照らして見直し検討が必要な個所」という指導を何か所か頂きました。

法違反ではない・・・なんてある意味社労士の知識が毒にも薬にもなる部分で、「お前は舛○知事か!」とお叱りを受けるかもしれないですが、最終的な権利義務をハッキリさせ、コンプライアンス上の企業リスクを最小化していくにはやむを得ない部分もある。

ところが、敵(!?)もさることながら、修正案の助言として「法委任規定」の設置をもとめてきた。
「法委任規定とは、この規定に定めのないとことについては・・・○○法、その他の法令の定めによるところによる。」のアレである。

法令違反を避けるという意味では、非常に使い勝手のいい条文なのですが、この「定め」にどこまでのものが含まれるのか。法律でいうところの努力義務や、通達レベルで「望ましい」といった表現レベルのものまで包まってしまいそうで、この条文をつかうことに非常に抵抗があるのは私だけでしょうか。

そこを頭を使って、考え抜いて、よりベターなものに仕上げていくことに、社労士としての知識と価値があるんあろうと云われてしまえばそれまでなのですが。。。
[1799] RE:法委任規定 投稿者情報大滝 2016-07-04 10:07
まいん様
僕は、顧問先から就業規則の内容について相談されたときは、懲戒規定
については類推が許されないからできるだけ細かく明確に規定した方が

いいとアドバイスをするけど、委任規定のように規定しても規定しなく
てもいい(規定すれば明確にはなるけど)項目については、どうせ問題

になれば当該法律によって運用されるんだから敢えて規定しなくてもい
いとアドバイスすることが多い。行政は強制的でない項目について明確

に指導(違反として)することにやはり躊躇いがあるんだろうね。僕は
監督官にコレコレについて指導しますか?と逆に監督にきくな。指導の

行き過ぎではないですか?と暗にホノメカしているつもりだけど。監督
官によると思うけどこちらも十分わかっていますよと伝われば適正に処

理してくださいということで終わっていることが多い。もちろん「問題
があった場合には適正に処理します!」答えるけどね。

[1797] 体調最悪だぁ2 投稿者情報大滝 2016-06-28 16:44
体調がもう一つです。先週の土日にかけて裏磐梯に行ってきた。一度行った
ことがあるホテルなんだけど、経営母体が変わったようで、サービスとか

食事は前の経営母体(星野リゾート)の方がよかったな。通常の料金より安
いということで予約したんだけど。それでも施設は充実しており、ホテルの

中でも十分楽しめた。翌朝五色沼を散策しようと思っていたんだけど、ナント
すごい雨風の嵐。体調が悪いこともあり目的としていた五色沼も諸橋美術館

も見学せずに帰ってきた。体調が悪く自宅までの300キロ大丈夫かなと思っ
たけど、50キロごとにSAで休みをとり、120キロくらいで走行車線走った

り追い越し車線を走ったりしていると疲れるどころか快適だった。行くとき
は自重して80キロから90キロで行ったんだけど、却って眠くなり運転がつ

らかった。やっぱりメリハリが大切なんだな。帰ってきても体調がもう一つ
で気分もスッキリしないなぁ。

[1796] 体調最悪だぁ 投稿者情報大滝 2016-06-24 13:38
一昨日から体調が最悪。のどが痛く咳きとタンで寝れなかった。夜中に
咳で胸が痛くなりこれはヤバイと思って薬箱をひっくり返したら筋肉

痛のためのバンテリン(絆創膏)があったのでそれを胸にはって寝たら
何とか収まった。翌日は派遣元講習で1日しゃべらなければならない

のでどうなるかと思っていたんだけど、講習は何とかこなすことができ
たな。でっ、講習が終わって気が抜けたとたん、声が出なくなった。

それで気合を入れてもう一度声を出そうと思っても、コレが出ないんだ。
やっぱりその場その場の真剣勝負でなければダメなんだね。

景気の悪い話ばっかりで恐縮なんだけど、体調はずっと低空飛行。疲れ
がたまったときに免疫力が落ちてひどい状態になっているような気がす

るな。土日は基本遊んでいるけど、ウィークディは忙しすぎるかもしれ
ない。僕ぐらいの年齢であれば週3日働いて週4日休むっていうのが理

想じゃないかなぁ…。いつかそういう身分になりたいね。

[1795] 教養力 投稿者情報大滝 2016-06-22 23:28
江上剛の「50歳からの教養力」を読んだ。内容は、知力、体力、胆力、
ユーモア力、取捨選択力に分かれて書かれていたけど、江上が銀行出

身者であったことから、その内容は全編にわたって「半沢直樹」を読ん
でいるような感じを受けた。

49歳で銀行を退職するまでの彼のビジネスマンとしての生き方につい
ては、やはり尊敬に値すると思った。上司に対しても経営者に対しても

間違いは間違いといえるような気合と根性が必要だと思うけど、それが
家族を抱えていたりローンを抱えていたりすると、途端に怪しくなる。

僕などはその根性なしの典型だったと思うから余計そう思うんだ。僕が
50歳に戻ることはできないけど、今度こそ不本意な生き方はしたくない

という気持ちはそのとき以上に強くなっている。いうべき時は誰に対して
もいう。これが独立した今になっても案外難しいと思っている。江上は、

「教養力」とは、「生きる力」だといっている。67歳になった僕が、今の
時点で生きる力があるぞと自信をもっていえるか?毎日が試されているな。



[1794] 9月の研修旅行 投稿者情報大滝 2016-06-20 18:11
例年実施している9月の研修旅行は、9月24日と決まりました。
場所は伊香保温泉です。
当日高崎駅10時集合です。
費用は3万円を予定しています。
定員は12名です。
希望者は、大滝・馬場事務所にご連絡ください。

定員なり次第締め切りますので、
希望者が定員になった場合はご容赦ください。

以上

[1793] フォード撤退 投稿者情報大滝 2016-06-20 10:24
フォードが年内で日本から撤退すると。連れ合いが使っているもう1台が
フォードなんだけど、ディーラーが9月で撤退すると。それ以後は練馬か

浦和のフォードが対応するという連絡が来た。冗談じゃないよね。まだ
買ってから2年しかたっていないのに、3年間の点検(オイルの交換な

ど)保障はどうなるんだろう。それの保障があったとしても僕の家から
何か問題あるたびに浦和とか練馬に車をもって行かなければならないと

すると、1日がかりになってしまう。それだったらジープではなくフォ
ードを買い換えるべきだったなと後悔しても後の祭りだね。でっ、フォ

ードを買い換えるとして下取りに出せばどのくらいの値段になるかとか
ねて知り合いのプジョーのディーラーにきくと、買ったときの値段の4分

の1だと。ジープは3年半乗っていて買ったときの値段の10分の7く
らいだったから、あんまりだね。5年のローンの残債の方がはるかに残

っていて買い換えるのもどうよ。車自体は悪くないのにどうしたもんだ
ろうと思案中なんだけど。

もともと道楽なんだからぱっぱっと買い換えた方がすっきりするんだけ
ど、また、老後の蓄えができなくなると思うと憂鬱だぁ~。

[1792] こころの出家 投稿者情報大滝 2016-06-12 18:10
このところ、生き方について考えるところが多い。立元幸治は、論語の
「四十にして惑わず」は嘘だといっている。僕もそう思う。二十代、三

十代のころより四十代、五十代となってからの方が迷うことが多かった
ように思う。

立元は中高年の心の危機に際し、「こころの出家」が必要だといっている。
それは、本格的に坊さんになるというのではなく、心の持ち方を変える
必要があるという意味だけど。

その中でユングは、《全体性の回復》に関連して人生後半の課題は、「持つ
こと」から「ある」という生き方に転換しなければならないといっている。

人が偽りの所有物(持つこと)にこだわり、本質的なものに対する感受
性を欠いたりすればするほど、その人生は満足のより少ないものとなり、

常に周りの人と比較しつつ、嫉妬、羨望という結果になるという。しかし、
人々がその偽りの所有物に囚われず、どこかで自分が無限なものと結び

ついていることを自覚するならば(無限性を自覚しつつ、いま「ある」こ
と、いまここに生きている事実を尊重する生き方を実践に移すとき)、人々

の欲望や態度が変化する。つまり「われわれが本質的なものを具体化する
ときのみ、価値を認め、本質なものを具体化しないときは、生命が浪費さ
れる」ことになると。

人生後半の課題として僕はユング、立元の言っていることは勿論よくわか
っているつもりだけど。

しかし、やっぱり思うのだ。それでいいのかと?モノを追求することと今ここ
にあることは両立できないのだろうか?年齢が行ってもいつかポルシェに乗り

たいと思いつつ実現しないで死んでしまったとしても、完全にデキタ人間より
僕には親しみが湧くんだけど…うーん。わからん。

[1789] 国の補助金は誰のため? 投稿者情報湘南の風 2016-06-09 15:27
先日、ちょっとしたきっかけで
「社労士の先生を探しています」
という経営者と会った。

今までこの会社は、税理士経由で社労士に
年度更新などを依頼してきたが、
今後、会社の規模も拡大する見込みもあり、
近隣の社労士を探しているとのことであった。

私は以前からその企業の名は知っており、
初回面談で、社長から今後の事業展開について
様々なお話を伺い、最後に、
「先生、今後ともよろしくお願いします」
という運びになった。

1月ほど経って、事務の女性から連絡があり、
「年度更新の書類が来たので見てほしい、また、
社長がお願いしたいことがあるので会社の来てほしい」
との依頼があり訪問した。

訪問してびっくりした。
「社員のついては、本人の同意のもと、
全員、個人事業主扱いにした」との社長の弁であった。

また、会社には、日本年金機構から呼び出しの書類があり
(社会保険未加入のための呼び出し)、
社長自身は今後も、会社として社会保険に今後も入るつもりもなく、
「労働保険まで今後は入るつもりもない」
とのことであった。
そのくせ、なぜか「役員になっている自分と妻は労災に入りたい」
との弁‥。

私は開いた口もふさがらず、
従業員が労働保険に加入していないにもかかわらず、
経営者が労働保険に加入はできないこと、
また、従業員を個人事業主扱いにすることは違法であり、
今後の経営にリスクを伴うことなども忠告した。

最後に私は、
「私が、当社にお役に立てることは何もありません」
と言って、席を立った。

この会社には、暦年に渡り、経産省関係の多額の補助金が
交付されており、ビジネスショーなどでも賞を受けている。
また、国の外郭団体が成功企業の象徴としてビデオまで作っている。

然して、その実態がこれか‥???

今後、依頼があっても私がこの会社の
仕事を受けることはない。
バーロー!!!
[1790] RE:国の補助金は誰のため? 投稿者情報大滝 2016-06-10 10:37
湘南の風さん、カッコ良すぎるんじゃないの~
僕でもやっぱりノーサンキューだったろうけど…

[1788] 車選び3 投稿者情報大滝 2016-06-06 11:46
先週の土曜日、ジープの代替としてシトロエンと契約した。ゴルフと
同じ装備でシトロエンが同じ値段なら色気があるシトロエンを買って

やろうと思っていた。ところが70万円ちかくシトロエンが高いんだ。
差がでるのは、ゴルフはレザーシートでなくてもシートヒーターがつ

くのに対し、シトロエンはレザーシートをオプションでつけないとシ
ートヒーターが装備されない。年寄りはシートヒーターがないと冬が

つらいからそれは譲れない条件だね。結局それがゴルフとシトロエンの
価格差になっているんだな。ゴルフと同じ値段じゃないと買わないよと

セールスの女性に言っていたのは、こちらの交渉テクニック。僕として
はゴルフと同じ値段なら即契約。ゴルフ+20万円くらいならまぁいい

かぁと思っていたんだけどね。でっ、具体的な交渉に入るとセールスが
女性だし若くて未経験と思っていいたら、これが結構シブトイんだ。こ

ちらの希望が赤(連れ合いの希望)なんだけど、赤だと+70万円、白
だと+40万円だと。何で色で30万円も差がつくのかは、赤だとメー

カーに新たに発注しなければならず、白だと在庫整理ができるからと思
われる。色は白に譲るとしてもそれでもゴルフより40万円も高いのは

どうよ。こちらも損してまで売ってもらおうとは思ってはいないから、
それじゃ縁がなかったねといおうと思っていたらもう10万円考慮すると。

熟慮の結果それで折り合うことにした。それでも当初の予定より10万円
オーバーだからね。まぁっセールスがかわいかったからいいかぁ~。

[1787] 車選び2 投稿者情報大滝 2016-06-03 10:39
事件があって一旦は車の買い替えをあきらめたんだけど、とりあえ
ず解決した途端又車を買い替えたくなってきた。それで先週の日曜

日にディーラー回りを始めたんだ。今度の候補はシトロエンピカソ。
ゴルフは質実剛健、シトロエンはチャラチャラしているけど色気は

あるという感じかなぁ。シトロエンのセールスマンは若い女性で
カワインだ、コレガ。よく勉強もしており、質問に対しては反応が

早いのも気に入っているんだけど。途中から店長が出てきたんだけ
ど、名刺のニックネーム欄にマンガの「笑うセールスマン」と書いて

あったのには、おお、その通りだとそれこそ笑ってしまったね。ただ
やっぱりゴルフよりは高い。孫たちと遊びに行けるということで

ミニバンを買い替え候補にしているんだけどどうもみんなカッコが好
きになれないなぁ。

契約が解除になれば年間500万くらいは収入が減ったことを思うと、
この際パァ~といくかぁと思うんだけど、解決した途端、そんな根性

がなくなって「老後のこともあるしなぁ~」と考えているキョウこの頃です。

[1786] 事件だぁ! 投稿者情報大滝 2016-05-27 17:15
最近、事務所に関係する仕事上大きな事件が起きた。具体的には書けない
(相手先もこの掲示板を見ている可能性があるからね)んだけど、全面戦争

になって最悪の事態を想定すると事務所収入の大半が失われる可能性もあった。
それを覚悟して今日相手の担当者に宣戦布告したんだけど、直ちにその会社の

幹部から「担当者の独断専行で、会社としては全く契約の解除は考えてい
ない。事務所に伺ってお詫びをしたい」ということだった。

担当者は、「業務委託契約の解除をちらつかせながら、契約を解除したら事
務所経営は不可能になるだろう」と足元を見て理不尽なことを要求してき

ていた。一番僕の嫌いなタイプだな。「どんなに大口の契約者であっても、
戦うときは戦う。」これを口で言うのは簡単なんだけど、いざ、実際の生活

に大きな影響があると考えると、屈するか戦うかについてはやっぱり悩むも
のだね。僕はBさん次第であると思ったけど、Bさんも今度ばかりは契約

の解除もやむなしと覚悟を決めたことで、よし、戦おうと決めた。それで
宣戦布告書を2日間かけて作成し、今日の午前中にメールで送付したら、

ただちに上記の会社幹部からお詫びの電話があった。ナンダ。僕としては
僕の個人収入で事務所の経費を払うつもりでいたし、そうすると車の買い

替えもあきらめなければならないと覚悟していたんだけだけどね。あまり
にもあっさり解決したのでなんだか拍子抜けで今ボーっとしているんだけど。

今回悩んだのは、戦うことが大人気ないことなのか、「仕事というのはそ
ういう理不尽なものじゃないですか、それによってお金をいただいている

んじゃないですか(うちの若手の従業員がそういっていた。感心したね。)」
ということと、丸裸になっても筋は通すべきかどうか。

僕は「バーロー!ご飯に塩かけても生きていけるぞ!なめんなよ!」と
やっぱり大人になれないタイプだったみたいだ。もうひとつは理不尽に

屈するよりは、戦った方が勝っても負けても人生の美しい思い出になる
んじゃないかと思えたから。

今まで会社の幹部とあまり話しはしたことがなかったんだけど、今回の件
でその幹部の人格にも触れて今は心地よい状態でいるな。

[1784] 車選び 投稿者情報大滝 2016-05-23 10:49
今週末はジープの代替候補を探すためディーラーを回っていた。まず、
今乗っているジープの別な車種を見にいったんだけど、試乗する前に

駄目だとわかった。まず後ろの席を倒したときフルフラットにならな
い。車中泊するためにはフルフラットは最低の条件だからね。相変わ

らず内装の作りは今のジープと同じだね。今のジープは買ってすぐド
アと天井の間の内装が一部垂れ下がってきた。スタイルは一番気に入

っているんだけどね。次にフォルクスワーゲンに行った。ゴルフツゥ
ーランというミニバン。これは良かった。走りも内装も良くできてい

る。その後BMWによって2シリーズのグランツアーラーというの
に試乗した。ゴルフとBMは走りは同等、内装はむしろゴルフの方が

良かった。だけどBMの方が150万(査定が渋い!)も高くなるんだ。
それを正直にBMのセールスマンに云うとゴルフとは車格が違うんだと。

車格って何だ?僕は車格に150万も払うつもりはないから、早々に退散
したけど。確かにBMと比べるとゴルフは地味目で色気がないと思った
けどね。

でっ、ゴルフツゥーラン。良いのはわかる。良くできてもいるんだけ
ど、もうひとつ心が動かないんだ。車選びは恋愛に似ていないか?容

姿もそこそこ、気立てもそこそこ、全体を点数で現して70点以上には
なっても、だからとって好きになるとはかぎらないしょ。

ジープはその点、何もかももう一つ。特に燃費は今時一ケタ台だよ。新
車で買っても内装が垂れ下がってくるんだよ。それでも色気はあるんだナ。
色気があっても今回はなかったけど…

それで、昨日はゴルフツゥーランに決めようと所沢のディーラーに行った
んだ。いざ契約という段階になって納車が9月だと。

明日はとりあえず生きてはいると思うけど、4ヶ月先に僕が生きている保証
はあるかぁ?そんな先まで待ってられないとして契約はしなかった。

車選びは又振り出しに戻ってしまった。何かホッとしているところもあるけ
どね。

[1783] 疾走するジジイ 投稿者情報大滝 2016-05-16 15:16
「金さん、銀さん」を知っている?今朝のNHKの番組でその銀さんの
娘姉妹の特集をしていた。銀さんの娘も長生きで姉は97歳、妹は92歳

だと。金さん、銀さんと同じように仲良し姉妹で名古屋弁の「ニャア~
ニャア~」という明るいおしゃべりが面白かった。

でっ、驚いたのが、姉妹の92歳の妹は90歳過ぎまで趣味で車を運転し
ていたと。さすがに90歳過ぎて車幅の感覚が怪しくなってきたので車の

運転は止めたといっていたけど、これには随分元気付けられたね。僕は車
の運転は70歳ぐらいまでが限界かなぁと思っていたんだけど、最近、労

働相談を依頼された会社の会長も82歳で車を運転していたし、それから
考えると、僕が90歳ぐらいまでまっ赤かのスポーツカー乗るということ

もアリじゃないの~?

97歳の姉は、「怒ったり、泣いたりしても楽しくないでよ~」といっていた。
Bさんによると最近亡くなった演出家の蜷川幸雄は、「最後まで枯れずに、

過剰で、創造する仕事に冒険的に挑む、疾走するジジイでありたい」といって
いたらしい。

僕が蜷川みたいに疾走するジジイで怒鳴りまくって仕事をしても、それは
それでどうよということにならないかぁ~?

[1780] 本日はありがとうございました。 投稿者情報加藤隆顕 2016-05-12 20:36
前列先生から向かって右端に座っていた者です。

派遣元責任者講習、大変勉強になりました。
派遣関連の知識のみならず、労務関連の知識に乏しかったところも省みることができました。

許認可のルールに則った法定講習なので、単に派遣法、労働法の単調な条文説明なのかと思いつつ、ある種諦めと一緒に参加したのですが、
事例、判例、法律構成の観点から分かりやすい説明で、意外性もあり感動もあり、嬉しく非常に有意義な1日を過ごすことができました。

また問題と直面した折は、
是非とも相談させてください。
[1782] お疲れ様でした。 投稿者情報大滝 2016-05-12 21:17
加藤隆顕様
本日はお疲れ様でした。
長いこと、講師をしておりますが、ある時期から自分が感じ
ていること、自分が思っていることを好きなようにしゃべっ

ています。ですから聴きにくい面もあったのではないかと
思いす。だからといって反省はしないんですけど…。

面白いと思っていただければ講師としては嬉しいですね。加藤
さんは感受性も豊かだと思いました。今後の活躍を期待して

います。何かあればまたご相談ください。

大滝

[1779] 正法眼蔵 一顆明珠 投稿者情報大滝 2016-05-08 13:17
石井恭二現代訳の「正法眼蔵」を読んでいる。ハイデガーの「存在と
時間」では「腹に落ちる」ということが少なくてわからないことの苦

痛に耐えることが多かったけど、今読んでいる正法眼蔵は、同じわから
ないにしても、なんとなくそうかぁと感じることができ、あまり読んで

いて苦痛に感じることはないな。たとえば、一顆明珠(いっかめいしゅ)
の項で「一顆明珠の言葉は、永遠と直通する言葉として開かれている。

往古にかかって永遠は果てなく、永遠なる今は常に到来している。今在
るこの身、今在るこの心、これが明珠である。また自然は、かれこれの

草木の自然ではない、自然としての山河ではない、明珠としての草木で
あり山河である。」と。

つまり山や川の自然に接していても「永遠の今」としての山、川でなけ
ればならないと。理屈で考えると何だということになるんだけど、僕に

は腹に落ちてくるところがある。いつどこにいてもどんなときでも「一顆
明珠」であると僕は理解しているんだけど…

[1778] 九十九里 投稿者情報大滝 2016-05-06 16:01
連休の後半の1日を千葉九十九里の蓮沼海浜公園に行ってきた。
車で通ったことはあったとけど、九十九里の浜に出るのは初めて。

天候がよかったこともあるけど、九十九里の端から端まで見通す
ことができない砂浜には感動したね。水平線が端から端までかす

かに丸く見え、確かに地球は丸いんだなと実感した。砂浜にチェ
アーを持ち出して潮騒を聴きながらしばらく海をぼーっと見てい

た。面白かったのは、砂浜に軽トラが点々と止まっており、最初
は蛤を採取している漁師さんのかと思っていたんだけど、しばら

くすると一斉に引き上げていなくなった。その後10分ぐらいして
警戒の旗を立てた軽トラが来て、潮干狩りをしている家族などに

紙を渡して注意をしていた。そうするとその前にいた何十台もの軽
トラは漁師さんではなくハマグリを密漁している人だったみたいだ。

浜が近くなると蛤の密猟を禁止している看板を何度も見ていたから、
冗談ではなく密漁がおおっぴらに行われていたんだ。そうだとする

とあの広い九十九里を1台の軽トラで取り締まるのは無理で少なく
ても5,6台は必要ではないかと思えた。

近くで食べた磯料理の焼き蛤が非常に美味であったことを考えると
密漁したくなるのもわからないわけではない。しかしあそこまでや

ると密漁のプロで悪質だな。断固取り締まるべき!!

[1777] 白骨温泉 投稿者情報大滝 2016-05-02 10:02
連休の初日に上高地、白骨温泉、乗鞍高原に行ってきた。上高地は穂高連峰
に雲がかかっており今年は残念ながら美しい風景には恵まれなかった。

それにしても中国の旅行客が多いのには驚いたね。河童橋は中国人で騒音状
態になっていたね。

白骨温泉は、中里介山の「大菩薩峠」で有名になったところだけど、泊まっ
た旅館はその中里介山が逗留したところだった。過去に2回ほど白骨温泉

に来ているところだけど、泊まったのは初めて。食事も温泉も最高によかっ
たけど、値段が高いのが難点。去年勉強会のグループで行った観音温泉と

同じくらいしたな。翌朝、晴天に恵まれたので、乗鞍高原に行った。
雪をかぶった乗鞍岳は神々しくて美しかった。乗鞍高原は今が桜の時期で

満開の桜が見られたのはよかったね。早い時間に帰ってこられたので渋滞
に会わず、快適ではあったけど、ジープ。旅行中、リクライニングの取っ

手が壊れた。一体いくら壊れたら落ち着くのよと頭にきた。それで買い換
えてやろうと帰ってきてからディーラーをまわったんだけど、小さすぎた

り大きすぎたり、高すぎたりで、ちょうどいいのはジープのほかの種類の奴
しかないんだ。また、ジープというのもなんだかだなぁ~

[1775] 存在と時間 投稿者情報大滝 2016-04-27 18:26
熊野純彦訳ハイデガーの「存在と時間」全4巻を読んだ。4ヶ月かかった。
読んだからといって理解したわけではない。抽象的な概念のオンパレード

で「要するにどうよ」と自分なりの理解ができずに非常に苦しかったね。
1回読んだだけでわかるとはハナから思っていなかったけど、途中で止める

と次に読むときも最初から読まなければならなくなるので、とりあえず最後
まで読んだね。わかる部分とわからない部分の割合が2対8ぐらい。仕事

でやるならいざ知らず、苦行のようで早くこれから開放されたいと思いなが
ら読んでいた。

数少ない自分なりに理解したこと、「ヘーゲルによる時間と精神との連関の
解釈の項」で

「歴史において自己を実現していく精神が進歩することは、排除の原理を
それ自身のうちにはらんでいる。この排除はしかしながら、排除される

ものを精神から切断するものではない。それを克服することなのだ。克服
すると同時にそれに耐えてゆき、自己を自由にすることによって、精神の

自由が特徴づけられる。「進歩」が意味するところは、したがって断じて単
に「量的」なより以上ではない」。進歩は本質的に「質的」であり、しかも

精神の質にかかわっている。「進歩する」とは意識されたものであり、その
目標にあって自己を知ることである。自らの「進歩」の一歩ごとに「精神は、

自分の目的に真に敵対する障害である自己自身を克服しなければ」ならない。
精神の発展の目標は「精神に固有の概念に到達すること」である。

発展そのものは「自己自身に対する過酷な無限の闘争」なのである。」

精神に固有な概念とは何なのかもうひとつわからないところがあるけど、ヘー
ゲルの言っていることは、僕にもわかるし、心が高揚する内容だった。この

ヘーゲルの内容にハイデガーが批判しているんだけど、それがちっとも理解
できないのが残念ではあるな…

[1774] 老化か成熟か 投稿者情報大滝 2016-04-24 09:19
最近、肉体的もさりながら気持ちが老化していっているのでは
ないかと危惧している。老化が成熟とか人間ができてきたとか

という言葉でごまかしてはいけないと思っている。13年前の日
記には以下の誰かの詩を書き留めていた。

「かけ声をもって幾度勝利を約束し、幾度敗北したであらう。
それでいいのだ。そのためにこそこれら勝敗のめまぐるしさ

にこそ私は生き抜くことに愛着をおぼえる。その繰り返しのた
めに飾り立てた言葉を振りかざして高らかに私は叫ぶ。
~行動的でありたい、攻撃的でありたい。」

13年前は自分にぴったりした詩であったと思うけど、今の自分
にはそうなれない自分がいるな。当時は独立して間もないとき

でもあり、先が見えない中で気負っていたと思うんだけど、今
は「負けてもいいじゃないか」「勝たなくてもいいじゃないか」

と思っている自分がいる。しかしそれでいいのかな?負けても
いいと思っている限り精神の安定は保たれる。しかし、覇気と

いうか、生きている迫力がなくなるのではないか、そういうも
のは歳をとっても必要ではないのか?
う~む…人生はムズカシイ。


[1773] 熊本地震 投稿者情報大滝 2016-04-19 18:12
九州熊本地震が大変である。余震が続いていてテレビとか新聞で見て
いて本当にお気の毒だと思う。特に僕の年齢になって住む家を失うの

は相当きついと思われる。僕と同年齢と思われる人が自分の崩れた家
を見て「もう駄目だ」と涙をこぼしているのを見て僕も涙がこぼれた。

天変地異、地震とか火山の噴火で自然環境、風景が変わるのは相当な
ショックであることは、僕も北海道有珠山の噴火で経験している。

東日本の大震災、神戸の大震災、新潟の震災、日本中どこにいても安
全なところはないんだと思う。

天変地異だけではなく、人間の諸行も含めてあらゆる事象は無常という
ことだろう。その覚悟で日常を生活していかなければならないと僕は
思っている。

昨夜はNHKのテレビで老後破産の特集をしていた。90歳を過ぎた親の
介護をしている68歳の男性が、毎月10万円の赤字でいずれ貯金が尽き

たとき自殺を考えると。相変わらず、評論家は具体的な提言(誰もでき
ないが)をせず、団塊世代、団塊ジュニア世代について社会福祉、社会

保障を厚くすることが必要だといっているだけだ。僕がその立場にたっ
て貯金が尽きたら生活保護を受けるだろうと思う。どんなにがんばっ

ても生活できないのであれば、それしかないではないか。それも拒否さ
れたら裁判を起こす。自分だけであったなら物乞いでも何でもやってや

ろうと思うけど、介護の親を見捨てることはできないではないか。今、目
の前にある問題をどうするのかという問題に対して「社会福祉、社会保障

の政策が必要」だという答は一般論で何の慰めにもならない。まぁ問題の
提議としては多少意味があったかもしれないけど。

僕は、車が買えなくなったらそれはそれでよし、旅行にいけなくなっても
それはそれでよし、1日3食食べられなくなってもそれはそれでよしと思い

たい。この間の民法勉強会の後の懇談会でその類の話をしたら、いざその
立場になっても同じことがいえるかなとTさんが云っていたな。口先だけ

だったら誰でもいえるからね。だから本当にそういう立場に立ったときで
も人生は楽しいといえるかどうかだね。何の根拠もないけど、僕はできる
ような気がしているんだけど…。

[1771] ビリギャル 投稿者情報大滝 2016-04-11 12:13
スカパーで映画「ビリギャル」を見た。アッパラパーのギャルが1年間
で偏差値を40以上上げて慶応大学に合格したというベストセラーを映画

化したものだけど、内容はおおよそ予測できたにもかかわらず、泣けたね。
駄目な奴ががんばって這い上がっていくストーリーは僕の好きなパターン

ではあるけど、それよりも家族、母親、父親のあり方など勉強(いまさら
手遅れだけど)になったね。映画では父親の駄目さ加減がよくわかる。

連れ合いは昔の僕も同じだったといっている。息子に対する期待のあまり
の説教などそうだったかもしれない。今だったらホントによくわかる。

しかし、何かやろうとするとどこかで無理をしなければならないだろう。
それを親が望むか、子が望むかの問題じゃないのか。

映画の父親は息子には過度な期待をかけていたにもかかわらず逆にビリ
ギャルは見放していた。僕の場合も、過度な期待をかけても「自分と息子は

違う」と一種の見放しがあったのじゃないかと思う。そうは思っていても親
は子に期待してしまうものだけどね。

親の課題、子の課題など、この監督はアドラーの「個人心理学」を読んで
いるのではないかと思えるほど、説得力があったね。

それにしてもビリギャルの目指したのが「慶応」というのが気に食わない
ないんだけど…

[1770] 世界で一番貧しい大統領 投稿者情報大滝 2016-04-05 23:49
この間、テレビで世界一貧しい大統領といわれた前ウルグアイ大統領、
ホセ・ムヒカ氏が2012年の国連会議でした演説を聴いた。このまま

大量消費と資源の浪費を続け、自然を攻撃していては地球が持たない、
生き方から変えていこうという内容だった。幸せとは何かということ

についても考えさせる内容であった。モノをたくさん持つことは悪い
ことではないけど、消費に追いかけられるような生き方が幸せかどう

か考えてみる必要はあると。車3台持っている僕が言うのは説得力が
ないけど、感動的なスピーチだった。

4月1日の朝日新聞に清貧の政治思想としてムヒカ氏のインタビュー
記事が載っていた。その中で「怖いのは、グローバル化が進み、世界

に残酷な競争が広がっていることだ。すべてを市場とビジネスが決め
て政治の知恵が及ばない。まるで頭脳のない怪物のようなものだ」

「実は私は国家をあまり信用していないんだ。もちろん国家は必要だ
よ。だけど危ない。あらゆるところに官僚が手を突っ込んでくるから。

彼らは失うものが何もない。リスクも冒さない。なのに、いつも決定
権を握っている。だから国民は、国家というパパに何でも指図されて

いてはいけない。自治の力を身につけていかないと。」と。

無政府主義的な考え方でホントに一国の大統領だったのと思わせるけ
ど、僕には納得が行く。ロンドン・パリ出張の5日間で5000万円も

使った王様のようなどっかの知事とは余りの違いだね。

[1767] 散る桜 投稿者情報大滝 2016-04-01 13:51
事務所の近くにある公園の桜が満開になった。
在原業平の
「世の中に絶えて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし」
(世の中に一切、桜の花がなかったら、春の季節はもっとのどかにくら
せたろうに)。という歌に対して、

「散ればこそいとど桜はめでたけれ、憂き世になにか久しかるべき」
(読み人知らず)と返した歌がある。

桜が散るのがいやだからいっそ桜がなければいいなんておっしゃいますが、
それはないでしょう。桜は散るからこそすばらしいんですよ。この憂き世
に不滅のものなんてないんですから。

これは、業平より返した歌のほうに分があると思うけど、業平はトウに
そんなことはわかっていたのではないかと思われる。

僕も桜の満開になるのを見ると楽しいというよりは、何か心寂しさを感
じることの方が多いね。歳のせいかもしれないけど…

散る桜 残る桜も 散る桜  良寛

[1765] ショーン・マクアドル川上氏について 投稿者情報大滝 2016-03-25 17:05
ショーン氏のテレ朝の報道ステーションのコメンテーターとしての発言は、
毒にも薬にもならないような内容で、まぁ大体評論家として出てくる人の

発言は一般論で面白くも何ともないことが多いから(面白いことを云おう
とすると問題発言として叩かれる)こんなものかなと思っていた。

ところがショーン氏に学歴詐称があったと。もし学歴詐称が原因で番組を
降ろされたとすると、僕には少し納得がいかないところがある。テレビ会

社は彼の見識を見込んでコメンテータ-に採用したんじゃないの?まさか
米テンプル大学卒業やハーバード・ビジネス・スクールでのMBA取得と

いう肩書きだけでコメンテーターに採用したわけじゃないだろうね。もし
そうだとするとテレビ会社も権威主義的で、こういう人を使えば視聴者は

恐れ入るだろうと考えているわけで、視聴者をナメているとしか思えない
んだけど。

どんな世界でもホントの実力が通用する社会であってほしいと僕は思って
いる。内容はともかくとして見た目が大事、世間はそれで動いているとす

ると、われわれの「世間」もたいしたことないんじゃないの?
[1766] RE:ショーン・マクアドル川上氏について 投稿者情報02 2016-03-29 10:27
それはそうなのですが、この手の話題でいつも思い浮かべるのは、建築家の安藤忠雄氏です。彼は、大阪府立城東工業高校を卒業し、大学には行っていないのです。その後、一級建築士になり、さまざまな仕事で実績を挙げ、アメリカのイェール大、コロンビア大、ハーバード大で客員教授をつとめ、帰国してから、東大の教授になっています。その間、自分は大卒だなどと言ったことはありません。通常、大卒、大学院卒でなければ大学教授にはなれません。でも、安藤忠雄氏は実績をあげ、評価されたのです。
芥川賞作家のなかにも大卒でない人は少なくありません。彼らが、学歴を偽ったとは聞いたことはありません。
学歴を偽る、家系を偽る、人種(欧米人)を偽る、金持ちであると偽る、インテリであることを偽る等々、痛々しい限りです。
この間、ラジオでも、使うほうに問題があるかのようにコメントしていた人がいましたが、何より問題なのは、詐称する人の見苦しい行動ではないでしょうか。

[1763] 浅草キッド 投稿者情報大滝 2016-03-22 14:07
お前と会った仲見世の 煮込みしかないクジラ屋で

夢を語ったチューハイの 泡にはじけた約束は

灯りの消えた浅草の こたつ一つのアパートで

同じ背広を初めて買って 同じ形の蝶タイ作り

同じ靴まで買う金はなく いつも笑いのネタにした

いつかうれると信じてた 客が二人の演芸場で

夢をたくした100円を 投げてまじめに拝んでる

顔に浮かんだ幼子の むくな心にまたほれて

ひとり訪ねたアパートで グラス傾け懐かしむ

そんな時代もあったねと 笑う背中がゆれている

夢は捨てたと言わないで
ほかにあてなき二人なのに

夢は捨てたと言わないで
ほかに道なき二人なのに
(作詞作曲 ビートたけし)

竹原ピストルの浅草キッドを聴いた。竹原のこの歌を
聴くと芸人の8割は号泣すると。

僕も聴いていて涙が出てきた。
夢が実現する恵まれた人は本当に限られた人達だろう。
だから夢なんか見るんじゃないという人もいる。

しかしやろうと思わなければ、挑戦しなければ未来は開け
ないのだ。

それで夢が破れたとしてもそれでもいいじゃないか。それが
人生だと僕は思っているから…


[1761] Z庵 投稿者情報大滝 2016-03-18 18:06
最近、顧問先の管理者と食事会をすることが多い。最近よく使っている
場所は池袋西口にあるZ庵というところで、牡蠣とかの広島瀬戸内の郷

土料理が特色なんだけど、食事もおいしく、お酒もおいしい(僕はわか
らないけど…)ので招待したお客さんが喜んでくれている。ここを使い

たいと思っているのは、食事もさることながら、店の女の子が非常に感
じがいいんだ。受け答え、話し方がフレンドリーであることもさりなが

ら、昨日はたまたま酒の好きな客でその客の好みに合った酒を選んでも
ってきたのには関心したね。自分も酒が好きだといっていたけど、年齢

聞いてびっくり。21歳だと。僕の21歳のころは、こういう自然な形で
大人と話すことができただろうか。コミュニケーション能力とは、単な

る技術の問題ではなく、人格も含めて云うんだろうな。
イヤ~勉強になった。

[1760] 幸せとは 投稿者情報大滝 2016-03-13 19:48
昨日の深夜、NHKのEテレビで平成26年の正月の放映した100分de名著
「幸せについて考えよう」をやっていた。文学・経済学・哲学・心理学

から「幸せの正体」を迫っていくというものだった。文学からは小説家の
島田雅彦が井原西鶴の「好色一代男」「好色一代女」を例に、経済学から

同志社大学教授の浜矩子がアダム・スミスの「国富論」を例に、哲学から
は東京医科大教授の西研がヘーゲルの「精神現象学」を例に、心理学から

法政大教授の鈴木晶がフロイドの「精神分析入門」を例に説明していた。寝
ながら見ていたのでほとんど覚えていないんだけど、最後のまとめで、文学

の島田は「幸せとは、断念の後の悟りである」、経済学の浜は「幸せとは、
人の痛みがわかることである」、哲学の西は「幸せとは、本当を確かめ合い、

自分の生を肯定することである」、心理学の鈴木は「幸せとは、愛する人が
幸せであること」とまとめていた。

まったく違う分野であるにもかかわらず、4人とも自分ひとりで幸せになる
ことはできないといっていた。西研は僕の好きな哲学者であり、初めてテレ

ビで顔を見たけど、予想通り感じがいい奴だった。島田は「好色一代男、好色
一代女」を例にとって説明しているときは、冴えなかったけど、最後のまとめ

は秀逸だったと思う。さすが文学者というべきか。深夜の時間帯ではなく、
もっと見やすい時間帯に放映してほしかったな。

[1759] キャラが軽い! 投稿者情報大滝 2016-03-07 10:14
最近、スカパーでスウェーデンの刑事ドラマ「スウェーデン国家警察特
捜班」に凝っている。出てくる刑事たちはみな大人、捜査の手法も解決

も実際にそうだろうなと思えて、日本の刑事ドラマ(よく見るけど…)
のように嘘っぽくもないところがいいんだ。特に彼らの上司である

ばっちゃん(アイリーン・リンダ)が魅力的。人生のスイも甘いも経験
していながらクールで厳しい上司であり甘いところがないんだけど情も

あるいった役どころ。僕も真似したいと思ったんだけど、それをBさん
にいうとBさんは、「先生の、大人っぽいクールなタッチ???申し訳

ございませんが。まったく想像できません!」と…今さら手遅れだけど
キャラが軽いのはどうしようもないなぁ~。情けねぇ~

[1758] 余計な出費?! 投稿者情報大滝 2016-02-29 17:52
今僕の住んでいる埼玉の住宅を買ってからもう30年を超える。
先日、壁の塗装工事を依頼したことがあるリフォーム会社がたま

たま隣家の家を改装したときにうちの家の屋根の状態がひどいとし
て写真をとってポストの中に入れておいてくれた。写真をみると確

かに我が家の屋根と近所の屋根の状態は一目瞭然。我が家の屋根は
廃墟みたいな感じだった。そろそろ屋根も修理しなければならない

とは思ってはいたけど、雨漏りしてからでも遅くはないかと考えて
いた。自分の家の2階からは近所の屋根は見えるけど、自分の家の

屋根は見えない。さすがにアノ屋根の状態を見ると放っておくわけ
にも行かないかと思ったね。

でっ、費用どのくらいかかるの?ってきいたら、壁の塗装も含めて
ナント100万円くらいかかると。以前壁の塗装の工事が70万円く

らいだったから、決して高いわけではないと思うけど、車を買うの
と違ってスンゴイ損した感じがするのはどうしてかな?

知らなければ、雨が漏るまで放っておいたと思うから、知らなければ
よかったな。クッソウ!

[1757] 改正派遣法その3 投稿者情報大津 2016-02-26 16:44
今回の改正の前の改正(2012年)で、違法派遣等を受入れた派遣先に対し、派遣労働者に労働契約を申し込んだとみなされることが規定されていました。しかし、この規定だけが3年後の2015年10月1日施行になっていました。派遣期間の3年制限との関係で問題となることを避けたようです。それはともかくとして、(1)無資格業者からの受け入れ、(2)禁止業務での受け入れ、(3)派遣可能期間制限を超えての受け入れ、(4)偽装請負(請負の形式で実際は派遣となっている場合)の受け入れ等をやった派遣先は、派遣労働者に対して労働契約を申し込んだものとみなされるというわけです。それはそれで、違法な派遣等の受け入れをしていた派遣先に責任をおわせることは良いことではあるのです。しかし、労働者が承諾することにより派遣先と労働者の間に労働契約が成立するのですが、労働者が派遣元と結んでいた労働契約と全く同じ条件の契約(当事者だけが、派遣元から派遣先に変わります)が成立するということです。つまり、期間・始期・終期が全く同じとなります。しかし、それでは、労働者の承諾以前の部分は、原始的不能=無効であり、実効性のある部分は、承諾時からもともとの契約の終期でしかありません。例えば、元々、4/1から12/31までの契約の途中9/1に承諾すると、4/1から12/31の新たな契約が成立しても、8/31までの分は成立するが無効となり、実効性のある部分は9/1から12/31と言うことになります。賃金も同じですから、労働者にとってメリットは無く、社会保険等の変更手続きが面倒なだけではないかということです。
ただし、派遣元と労働者の契約が無期の場合は、派遣先と労働者の契約も無期となるので、労働者にはメリットになるかもしれませんし、派遣先にとっては大きなデメリットかもしれません。
とにかく、話が複雑な割には、結果はどうよという感じで、なんだかなあって思います。一部には、厚労省の役人さん達も、国会を通ってしまったことに驚いているという、話も聞こえてきました。分かりやすく、法律を作った目的を実現しやすい立法をお願いしたいもですね。 

[1756] 哲学2 投稿者情報大滝 2016-02-24 13:26
仲正は、「ハイデガーの存在と時間を読む」の中で、《ハイデガーは、「死」
という現存在(人間)にとっての「終わり」の経験に「目的」論的なニュ

アンスを読み込もうとしている。この場合の「目的」というのは、端的に
言えば、現存在(人間)がこの「世界」の中に存在していることの目的で

ある。現存在(人間)が日常的に様々な事物を配慮的に気遣い、他者たち
と顧慮的に気遣い合い、そこに没頭しているかぎり、自分が最終的にどこ

に向かっているか考えることはない。しかし「死」が視野に入って来る時、
自分の「終わり」を意識せざるを得なくなる。自分が存在する「目的」に

ついて、つまり、私は「何のために」存在するかについて考え、それと共
に「終点」である「死」から逆算する形で自らの「存在可能」を捉え直そ

うとする人もいるだろう。それによってその人の「実存」のあり方が変容
するかもしれない。》といっている。

僕がハイデガーの哲学にこだわるのは、この一点にある。ここの理解(実
存主義→ハイデガーは実存主義者といわれることを嫌っていたらしいが)

が、僕の中では仏教で言う「空」とか「諸行無常」とか「悟り」とかにつ
ながっているんだ。それを理屈で理解するのが哲学、身体で理解するのが

宗教だと思っているんだけど、勿論、いまだに理屈でも身体でもわかった
とはいえないのが残念ではあるな。

[1755] 哲学 投稿者情報大滝 2016-02-19 16:26
仲正昌樹は、「哲学とは自分にとってあまりにも自明で疑う必要のないこと、
日常生活で常識で通用していること、みんなの行動や価値観の大前提にな

っていることについて、本当にそうなのだろうか、そう判断できる根拠は
あるのか、何故そういうことになったのか、といった問いを発し、安易に

答えを出すことなく、とことん考えようとする営みである。」といっている。
僕が哲学に惹かれるのは、とりわけ訳もわからないのにハイデガーの「存

在と時間」に惹かれるのは、常識的にわかっていると思っていた「存在」
するということの意味がよく考えるとわからないこと、仏教でいう無常と

ハイデガーの「時間」の捉え方が似ているということにあるかもしれない。
時々まったく実生活には役に立たない哲学を勉強していて、時間を無駄

にしているような気持ちになることがある。他にやることがあるだろうと
思うんだけど…。それでも時々あっわかったという瞬間がある。

これが面白いんだな。僕にとって車は道楽だけど哲学も宗教も道楽だね。
道楽だからモノにならなくてもいいわけよ。ただ、面白い。コレだなぁ~。

[1754] 積善館 投稿者情報大滝 2016-02-15 15:08
先々週の日曜日、四万温泉の積善館に行って来た。四万温泉の積善館の施
設は古い西洋風の建築で一度行ってみたいと思っていたんだけど、行って

びっくり。まず、駐車場がない。町の公営駐車場は満杯で空いておらず、
ぐるぐる回って結局積善館から遠い道路の広いところに車を留めたけど、

寒い中10分歩くか積善館をあきらめて草津温泉に回るか、迷った末、寒い
方を選んだ。歩くと思わなかったから薄着で来たことを後悔したな。

でっ、積善館。風呂の雰囲気はなかなか悪くないんだけど、脱衣場と湯船
が仕切られていない。外に風呂場があり、ドアを開けると即脱衣場だから、

昔の湯治場のまんまだね。写真で見ると古い西洋風の建築で雰囲気はいい
んだけど、きちんとメインテナンスがされていないのが残念。施設の維持

にお金をかけていないんだな。これで1200円は高いんじゃないのって思っ
たね。お湯自体は悪くなかったね。施設の維持にもっとお金をかければレ

ピーターが増えるだろうに。残念ではあるな。

[1753] 習慣化 投稿者情報大滝 2016-02-12 18:44
NHKのEテレの「100分de名著 」でアドラーの個人心理学、
「人生の意味の心理学」を面白く見ている。前回の放送では「自

分を苦しめているものの正体」をやっていた。アドラーとフロイド
の決定的な違いは、「トラウマ・決定論」の立場に立つか、「目的論

・受け取り方」の立場に立つかだと思われる。もちろん、僕は「目
的論・受け取り方」の立場に立つ。

しかし、ただアドラーの心理学を理解しただけで人生の問題をすべ
て解決できる(アドラーはすべての悩みは人間関係から生じるとい

っている)ほど甘いものではなく、その考え方・志向を習慣化させ
る必要があると思われる。習慣化させるためには何回も何回も繰り

返すことだと思うんだけど、僕は何でもそうなんだけど習慣化する
前に、アキてしまうんだなぁ~コレが…。

僕の駄目なところはそういうところだな。わかっているんだけどねぇ~。

[1751] 改正派遣法その2 投稿者情報大津 2016-02-09 16:09
今回の派遣法改正で、特定派遣事業が廃止されました。(実は、一般派遣事業も廃止され、全て「労働者派遣事業」となりました)
その理由は、届出だけで特定派遣事業の資格をとり、実際には一般派遣事業を行っていた者が少なくなかったことにあります。それを可能にしたのは、「常用労働者」の意味が、(1)無期雇用労働者だけでなく、(2)有期雇用労働者や、(3)日雇い労働者も1年超の雇用実績や、1年超の雇用見込みがあれば「常用労働者」として派遣できることになっていたからです。
しかし、これらの不適切な特定事業者の排除は、特定派遣事業の制度を廃止することによらなくても可能だったのではないでしょうか。
常用労働者の意味を厳格にし、事業報告を課し、定期調査を行い、違法な事業を行った者への罰則を科せば良かったのではないかと思います。規模が小さくてもそれなりに必要な特定派遣事業者もあったはずです。他に隠れた目的でもあったのではないかなどと穿った見方をしたくなりますね。
[1752] RE:改正派遣法その2 投稿者情報大滝 2016-02-09 18:36
常用雇用の派遣ではなく無期雇用の派遣として、僕も特定労働者派
遣事業は残したほうがよかったのではないかと思っている。

[1750] キレたぁ! 投稿者情報大滝 2016-02-05 18:59
岩波文庫 桑木務訳の「存在と時間」を上巻でギブアップした。くやしいー!
昭和35年に発行されたので60年前の翻訳だけど、ホントにひどい翻訳だと

思う。原文をただ直訳したような感じで、実は5年前にも読んでいるんだけ
ど、当時全然理解できなかったのは僕の頭が悪いせいで僕の方に原因がある

と思っていた。ここ数年、木田元(2014年8月に亡くなったけど)とか他の
ハイデガー研究者の(最近では仲正昌樹)の入門書で多少理解が進んだと思っ

て再度桑木本に挑戦したんだ。しかし今だに文章の内容が理解できず、日本
語としてもおかしいだろうと今度はこの本訳本のほうが問題があるんじゃな

いかと思うにいたった。それでとうとう昨日キレた。即、ジュンク堂に平成
25年に同じ岩波文庫から出版された熊野純彦訳の「存在と時間」全4巻を買

ってきて今読んでいる。全然わかりやすい。同じ岩波文庫で出しているので
あれば、桑木本は絶版にするべきだと思うんだけど、熊野本と並べておいて

あったな。岩波書店のやることは理解に苦しむな。

[1747] 現実が大事か理念が大事か? 投稿者情報大滝 2016-02-01 11:55
昨日の朝日新聞に、禅の記事が載っていた。座禅は宗教という観点から
ではなくとも一定の効果が認められているほか、俳優の滝田栄が人生に

おいてお金に価値を置かない生き方もあると書いていた。ほぼ、僕も同
じ考えだけど、企業している以上、お金はいらないとか、儲けなくても
いいとかは決して云えることではないな。

この間の勉強会でTさんが、最近物議を醸している某社労士の懲戒の話を
していた。「企業の健全な発展と従業員の福祉の向上」という業務理念を

持ち合わせていない社労士は沢山いるけど、「従業員をうつ病にさせて辞め
させる」というやり方は、そのレベルの問題ではなく違法な行為を行う社

労士で存在してはならない社労士だと思う。しかし、顧問先から「従業員
を解雇する方法はないか」という相談はよく受ける。そのときに某社労士

のような誘惑に駆られる社労士は実際沢山いるんじゃないかな。某社労士は
「できる社労士・できない社労士」という内容の本も書いているようだけど、

従業員の首を速やかに切ることができる社労士が「できる社労士」である
と考える会社は実際沢山あってそういう会社とどう付き合っていくかという

ことが問題だね。僕はあらかじめ予防線をはって顧問先には「企業の健全な
発展と従業員の福祉の向上」が僕の役目であるといってあるので、幸い顧問

先からは実際解雇理由にあたるような場合しか相談を受けることがないけど、
無理な相談を受けたときに「そんなことできるわけないでしょう」と云って

しまうから、どうせ相談してもあのセンセイは駄目と思われているかもしれ
ない。

社労士の業務理念とは別に、「儲ければいい」と考えるか「金だけじゃないぞ」
と考えるかその人の生き方とか人生観が問われているんだと思うんだけど…。

[1748] RE:現実が大事か理念が大事か? 投稿者情報大津 2016-02-02 11:21
この問題は、何をやっても付きまとう問題だろうと思います。学者は、極論を言っても、限界事例がどこまで可能かを試すのもその使命だと思うので構わないと思います。しかし、実務家は現実を重視することが必要で、その現実を少しでも可能な範囲で理想に近づけるかが大事になるのではないでしょうか。できもしない又はとんでもなく時間やコストのかかる理想論を振りかざすことは結局なにもできないことと代わりなく、かと言って、現実がいかに問題があっても改善の提案や指導をせず、事なかれ主義の現実肯定ではいけないでしょう。現実を分析し、理想に近づく行程を提示し、方法を提案し、実現に向けた着実な管理をするのが実務家の仕事ではないかと思います。
[1749] RE:RE:現実が大事か理念が大事か? 投稿者情報大滝 2016-02-03 10:07

その通りだね。

[1745] 改正派遣法その1 投稿者情報大津 2016-01-29 14:47
昨年9月30日から施行された改正派遣法ですが、分からないことが多すぎて、多くの人が困っています。例えば、派遣労働者に対する派遣元の教育訓練です。有給で、且つ無償で、段階的、体系的な教育訓練を計画的に行えというわけですが、まず第一に、労働者は拘束されず、労働もせず、なぜ有給なのかということです。有給なら、時間外割り増しも、深夜割り増しも、休日割り増しも発生することになります。また、eラーニングも良いと言われだしたので、時間管理はどうするのか。日曜の22時から2時間やったら、160%なのか。そもそも、基準となる賃金はいくらなのか。最近、急に広がってきたのが、最低賃金でよいという考え方です。なぜ、それでよいと言えるのか。どれもこれも、「これだ!」っていう根拠がありません。
考え方の方向性としては、改正の目的ひいては労働政策の方向性です。労働市場の流動化が方向性だと思いますが、国が労働政策の全体像を示さないので、勝手に考えているだけです。皆さんは、どう思われますか?
[1746] RE:改正派遣法その1 投稿者情報大滝 2016-01-29 17:32
ほぼ、同感です。

有給無償ということの意味が労基準法上の労働の対価として賃金な
のか、そもそも教育訓練が労働といえるのか、就業時間外に行った

場合や法定休日行った場合は割り増しを払わなければならないのか、明確にしてほしいね。

[1744] 風邪が治らねぇ~ 投稿者情報大滝 2016-01-26 23:55
厳しい寒さが続いている。僕は、風邪をこじらせて、いつまでも
体調の悪い日が続いている。こんな時に限って研修やら講習が続

くんだな。今日は、日本雇用環境整備機構の雇用環境整備士の講
習だった。講習の途中で咳が止まらなくなり、受講生の方に迷惑を

かけてしまった。病院からもらった薬ももう一つだなぁ。気合い
と根性で治そうと思うんだけど、無理なものは無理だね。

体調の悪さと忙しさで1月もあっという間に後半。ハイデガーの
存在と時間についても、勉強が進んでいないなぁ。まったく文章

が理解できない。僕が理解できないのは翻訳者の日本語のセンスが
悪すぎるんじゃないかと、八つ当たりしているんだけど…

[1743] 新年会会場 投稿者情報大滝 2016-01-22 17:41
23日 勉強会の参加できない方で新年会に参加される方にお知らせします。新年会の会場は以下の通りです。

お店 九段下鳥福(クダンシタトリフク)
   千代田区九段北1-3-4 九段清新ビル1・2F

   地下鉄九段下駅 5番出口徒歩1分

[1742] あこぎなモンブラン 投稿者情報大滝 2016-01-20 13:39
僕は、顧問先に毎月の事務所便りを送る際、せめて宛名と添え状
だけは自筆で書くことを開業以来の習慣にしている。それで万年

筆などの筆記具については結構こだわっていて、実は何本ももって
いる。その中で、書きやすくて品質も良いモンブランを主に使って

いるんだけど、そのモンブランにインクを吸入しているときにペン
の付け根のリングのようなものが外れた。自分で接着剤でくっつけ

ようかと思ったけど、念ため買った東武デパートに電話したところ、
接着剤が漏れて書けなくなる恐れがあるというので東武でやっても

らうことにした。東武の文具店では、修理の類はモンブランでやり、
修理代の見積もりに1ヶ月、さらに修理に2週間かかると。たかだ
かリングを軸にくっつけるのに大層だなと思っていた。

でっ、今日見積もりの電話があり、なんと、その費用が消費税を別
にして1万5000円もかかると。軸を折ったとかキャップをなく

したというのであればわかるけど、外れたリングをただくっつける
だけでその値段はないんじゃないの?通常の使用でリングが外れる

なんてそもそも不良品じゃないかぁ?モンブランのあまりのあこぎ
な商売にまったくあきれたな。金輪際、モンブランは買わないとい

ってやれば多少は気がすっきりするだろうけど、それがいえないのが
情けね~!

[1741] 善光寺、戸隠神社 投稿者情報大滝 2016-01-13 14:59
先週の土日にかけて、cx3で長野方面に出かけてきた。僕は出かけ
るとき大体目的地を決めていないで車に乗ってから思いつきで目的地

を決めることが多い。決めてからでも乗っているときの体調とか気分
で目的地を変えることがあるな。先週は冬の戸隠神社に行ってみたい

と思い出かけたんだけど、上越道の長野ICを降りて戸隠に向かう途
中に善光寺があったので善光寺によった。善光寺はやはり参拝者が多

く賑わっていたね。善光寺では初めて内陣参りというものを体験した。
善光寺の本堂の地下を降りて真っ暗な通路を壁伝いにただ回るだけな
んだけど真っ暗で何も見えず、これでご利益があるんだろうか?

それともう一つ疑問。善光寺のご本尊は秘仏化されており誰も見た者
がいないんだと。7年に1回開帳されるのは、いわばご本尊のイミテ

ーションである前立本尊だと。千何百年誰も見たことがないご本尊っ
てどうよ。保存のために公開しないというのであればわかけるけど、

権威づけのために公開しないというのであれば、たいした宗教じゃない
んじゃないの?(お守りは買ったけど…)

実際、善光寺にはご本尊は存在していないという説もあるらしい。善
光寺の歴史の中で11回火災があったらしいから、燃えてしまったとい

うこともあるな。善光寺の門前には蕎麦屋があり、そこでそばを食い、
お土産屋の2階でコーヒー(ここのコーヒーは絶品だった。)を飲んで

から、戸隠方面に向かった。暖冬とはいえ戸隠高原はさすがに雪が積
もっており、葉が落ちた木々の間から見える戸隠連峰は美しかった。

戸隠神社の宝光社、中社は道路際にあるので参拝者は多くみられたけ
ど、奥社は道路際の駐車場から歩いて往復2時間のところにあり、

かつ、雪も積もっているので、さすが参拝に来る人は少ないと見え、
参道の一本道には当初僕一人しかいなかった。駐車場には何台か車が

停まっていたので、参拝を終えて帰る人と途中すれ違ったけど。日も
落ちる前に参拝したいと思い、長い雪の坂道を息も絶え絶えに昇って

いくんだけどホント死ぬかと思ったな。奥社がある最後の階段も雪が
積もって滑りやすく、寒いのに汗だくになって昇って奥社に着いてみ

ると、うっそう~!奥社の扉が閉まってる~!扉が閉まっているのも
関わらず、縦10センチ横20センチくらいの穴が開いており、そこ

から賽銭をいれろと。これはないんじゃないのと思ったけどせっかく
来たのだからと気持ちを切り替えて、賽銭を入れ、今年の無事を祈願
してきた。

帰りの参道は、来るときと違い清々しくてホントに気持ちがよかった。
戸隠での車中泊は凍死する可能性もあると思ったので上越道の松代S

Aまで戻りそこで車中泊した。そこでさえも寒くて眠れなかったな。
cx3は、霜で真っ白になっていた。

上越道を松代SAから上田菅平まで走り、そこから国道144号線、
真田発祥の地である真田の里を通って草津温泉に向かった。

大滝の湯では、いつものとおり、45度、46度のあわせ湯に入って
きた。人は慣れるものなんだね。入るたびに熱さに慣れていくような

感じ。僕はもともとぬる湯が好きだったんだけど、今では普通のお湯が
物足りなく感じてきた。

それでも気合だぁと根性を決めないとなかなか入れないんだけど。相
変わらずドシロートの客が46度の湯船から飛び出すのを見てフォッ

フォッと笑いをこらえるのに苦労したね。それでバチがあたったのか、
今風邪で体調が最悪です。



[1737] 居眠り運転 投稿者情報大滝 2016-01-07 11:01
成田新勝寺の初詣した帰り、ジープで外環自動車道を走っているとき、
初めて居眠り運転を経験した。居眠りはホンの瞬間で車線をはみ出た

ところで、目が覚めたけど、危なかったと思う。前夜、タブレットか
らこの掲示板に新年のあいさつ文が送れず、悪戦苦闘して1時近くま

で起きていたことで寝不足が原因だったと思うけど、今まではいくら
疲れていても居眠りしたことはなかったからショックだね。そうでな

くても体力、気力が衰えているなと日頃実感していたから、もう無理
はできないんだと思うと、さびし~!。

まてよ、ジープで高速道路をトロトロ走っているから眠たくなるんじゃ
ないか、ある程度スピードの出る車で運転した方が眠くはならないん

じゃないかな。雪道だとか林道にはジープは最高だけど、高速道路は
ホントつまらないんだ。cx3で走るとまず眠くなることはないから

ね。これはやっぱ車を買い替えた方がいいということじゃないかぁ~?

[1735] 新年会開催のお知らせ 投稿者情報大滝 2016-01-05 18:12
1月23日に今年最初の勉強会ですが、勉強会終了後新年会を予定
しています。

場所は、九段下近辺で、時間は17時半開始、費用は飲み放題で5000
円程度を予定しています。。

予約の関係上、参加ご希望の方は1月21日まで、このホームページ
のメールか大滝・馬場事務所(03-6907-3595)までご連絡ください。

[1734] 謹賀新年 投稿者情報大滝 2016-01-01 00:47
平成28年正月
新年あけましておめでとうございます。本年が皆様にとりまして
素晴らしい年であることを心よりお祈り申しあげます。

大滝・馬場事務所を開設して今年で4年目に入ります。昨年は現状
から1段上に上がるためにスタッフの教育などをテーマとして掲げ

ましたが、日常の業務に忙殺され、教育どころではなかったかな
という反省があります。業務のスキルは向上していると思います

が、まだまだ不十分ということだと思います。事務所としてもス
タッフ個々人としても、やはり夢が持てるような事務所経営を考
えていかなければならないと思っております。

私の個人の目標は、今年も自由と共生ということを皆様と共に
考えて行きたいと思っております。

旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。

[1733] 良いお年を! 投稿者情報大滝 2015-12-29 11:06
激動に暮れた2015年も終わりを告げようとしています。何もせずに
1年があっという間に過ぎてゆきました。毎年、年の暮れの反省が

「何もせずに」という実感は、私がもはや若くはないということを
意味するのかもしれません。しかし、何かをなしたということを判断

の基準にすることは、もしかして間違っているのではないか、ここ数
年仏教を勉強してきたことから考えると、人は何かをなしたことでは

なく、いま、ここで生きていること自体に価値があると考えるべきで
はないかと今は思うのです。そう考えると何もしなくても大過なく過
ごせたこの1年は私の貴重な1年だったと思えるのです。

今年は私の親しい友人・知人がこの世を去りました。人生の無常は感
じますが、彼らの死が悲劇的だったとは思っていません。不謹慎にな

ることを覚悟していえば、それぞれの人生を全うしたと云う意味では
幸せな死ではなかったかと思うのです。

道元の正法眼蔵の中に、「すべての存在する現象は空であって実体が
ない」とし「実体のない生を現象としては不生といい、死が生とな

らないことは、仏法によって現れる全現象の中のことである」と。
それゆえに「死にも実体がないからこれを不滅という。」と。生と滅

は対立していない、生も時に等しい現象、死も時に等しい現象である」
とあります。

私流に解釈すれば、生きることも死ぬことも別個のことではない同じ
ことだ(論理で考えると理解不可能ですが…)といっているように思

われます。ふざけているように聞こえるかもしれませんが、生きてい
ても幸せ、死んでも幸せと私は解釈したいのです。

日常のなかに永遠を見つけることが私の人生のテーマです。少しは分
かってきたように思うのですが残念ながら今年も確たるものは見つけ
ることはできませんでした。引き続き来年のテーマとしましょう。

いつものごとくとりとめのない話になりました。今年もお世話になり
ました。来年もよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。

[1731] 大我大神教会 投稿者情報大滝 2015-12-25 16:27
僕の家の本家の宗教は神道で、僕の母方の祖父は、新興宗教(大我大神教
会といっていたと思う。)の教祖だったと聞いている。

その祖父が山形の出羽三山のひとつである湯殿山系の麻耶山を開いてから
来年6月で100年になるので、100年祭をやるから出席するようにと姉から

連絡があった。新興宗教自体はほぼ潰れているにもかかわらず、100年祭と
は何をやるんだろうと興味津々でもちろん出席すると答えたけど。

僕がモノ心付くころには祖父は亡くなっていたので、祖父が実際どんな人
だったのかわからない。亡くなったオカンの話では、ホントに神様みたい

な人だったといっていたけど、まっ、自分の親だからね。暮れとか正月に
は神棚の前で拝礼する習慣があり、その際、柏手を3回うつと、「ふざけん

じゃない!」とオカンからひどく頭をひっぱたかれたものだった。神様の
末裔である?にもかかわらず、僕は神道には興味をもつことはなかった、

また、国家神道に対する反発から、神道?ロクなもんじゃないと一時は嫌
悪感すらあったな。

しかし、今は、家に習慣として神様を拝むという習慣はそんなに悪いことで
はないのではないかと思える。ヒステリックで狂信的ではなく心落ち着か

せてものを考える、黙想するという習慣は、そういう雰囲気の中で醸成され
るのではないかな。まっ、今となっては手遅れだけど、せめて大晦日とか

正月には心静かに時を過ごしたいと思っている。




[1730] 鹿の湯温泉 投稿者情報大滝 2015-12-21 12:59
圏央道が東北道につながったので、僕の住んでいるところから東北方
面に行きやすくなった。昨日の日曜日は快晴だったので急遽cx3で

那須の鹿の湯温泉に出かけることにした。圏央道も東北道も順調に流
れていてドライブは気持ちが良かったね。東北道の追い抜き車線を

120キロくらいで走っていたら、バックミラーに急激に近づいてきた車
があったので離そうとスピードを上げるとぴたっとついてくるんだ。

130になっても140になっても離れず、160くらい出すと大概は離せる
んだけど、まったく離せず、緊張し手に汗をかいてきたので不本意なが

ら道を譲ったね。道を譲るとポルシェの911だった。普通だったらコノー!
とむかつくところなんだけど、ポルシェだったらしょうがないか~と妙に
納得したな。

でっ、鹿の湯温泉。建物、内部はクラッシクでなかなか良く、草津温泉と
同じ泉質だった。湯船は41度から48度まであって入りやすいんだけど、

各湯船に4人くらいしか入れず、46度から48度の湯船は地元のジッち
ゃんたちが占拠しており、たまに48度に挑戦する客がホウホウのていで

湯船を飛び出すと、ジッちゃんたちが「100年早い!」と喜んでいる(よう
に見えた)ので、僕は、ジッちゃんたちを喜ばす趣味は持ち合わせていない

ので、44度の湯船にしばらく浸かって昔の湯治場的な雰囲気を楽しんできた。
湯もみ歌が欲室の壁に書かれていて、その文句に「53度で鍛えた~」とあっ

たから、かっては53度の湯船があったんだね。ヤケド覚悟ではいる根性が
ないと53度は入れないね。もちろん入った奴は無条件で僕は尊敬するけど…。

[1729] 宇江佐真理 投稿者情報大滝 2015-12-16 13:45
作家の宇江佐真理が11月に乳がんで死亡していた。宇江佐は直木賞
はとれなかったけど(候補にはなったらしい)その後の直木賞をと

った作家などよりはるかに面白いと思えた。同じ年齢、同じ北海道
出身ということで、実はひそかに応援していたんだ(むこうは知ら
ないけど、あたりまえだけど…)。

最近出た「髪結い伊三次」シリーズ「明日のことは知らず 赤のまん
まに魚(とと)そえて」から

「夜が明ければ、伊三次には、また、決まりきった日常が待っている。
伊三次は、それがいやではなかった。何事もない日常がありがたいと

思う。それは自分が年をとったせいだろうか。明日も明後日(あさっ
て)もそうであってほしい。いずれこの身は朽ち果てる命と知ってい

るが、それは明日でも明後日でもない。ずっと先のいつかだ。そう思い
ながら伊三次は障子に射す朝の光を見つめていた。」

宇江佐にとっては、「ずっと先のいつか」ではなかったわけだ。文庫本の
あとがきに「昔は良かったと言ったところで、時間は前に進んでいくば

かり。過去を振り返っても仕方がない。私の病状が悪化して、よれよ

れのぼろぼろになっても、どうぞ同情はご無用に。私は小説家として
生きたことを心底誇りに思っているのであるから」。

僕も同情はしない。しかし痛切の想いはあるな。

[1728] 読書 投稿者情報大滝 2015-12-11 14:12
玉城康四郎訳の「正法眼蔵」を読んでいる。正法眼蔵関係は
この2年間で何冊読んだかわからないけど、みな重点の置

き所が違うのか、また違った印象を受ける。出版されたのが
昭和49年だから、解釈が少し古いかも知れない。新しい解釈

が優れているとは限らないけど、わかりやすさという点では
近年出版されているほうが一般的にはわかりやすい感じがす

る。その一方で最近出たばかりの仲正昌樹の「ハイデガー哲学入
門 存在と時間を読む」を読んでいる。両書ともはっきりいって

難しい。電車の中で読んでいるんだけど、いつの間にか眠ってい
て情けなくはあるんだけど、ふやけた頭を鍛えるのは哲学書がい

いと思って読んでいる。僕の人生の読書のテーマがハイデガーの
存在と時間と道元の正法眼蔵を理解することにあると考えている

ので、今日明日わからなくてもいいさと思いながら読んでいるこ
とが却っていつまでたってもモノにならない原因かもしれないな。

[1726] 派遣法の改正パート2 投稿者情報大滝 2015-12-06 10:23
忙しい日が続いている。今年はとりわけ派遣法の改正があったので
顧問先の派遣会社が取り組まなければならないことの相談が多い。

10月、11月は派遣協会に連日詰めていたので改正法の資料を勉強す
る時間もないんだ。具体的な運用についてはどう対処するのかについ

て業務取扱要領などを見ても明確でないことも多い。元々無理な改正
だったんだなと思える。以前にも書いたけど、派遣会社も生きていか

なければならないということを考えると派遣会社の雇用安定措置義務が
却って派遣スタッフの雇用を失う結果になるのではないかと思える。

仮に改正法の趣旨を厳格に適用するとすれば、中小の派遣会社はつぶれ
ていくだろう。それによってスキルがある労働者は大会社が拾ってくれ

るだろうけど、軽作業程度しか能力がない中高齢者を大会社が拾ってく
れることはまずないだろう、最も考慮しなければならない底辺の最弱者

は行き場がなくなるのだ。趣旨は分かる、その後の具体的な運用とか進
め方についてはキチンと詰めていず、考えられているとも思えないのは、

かっての社会党とか民主党の手法を思わせ、無責任だろうと僕には思え
る。いつも泣くのは最弱者であることは時代が変わっても同じなんだな。

虚しい感じがする。
[1727] RE:派遣法の改正パート2 投稿者情報大津 2015-12-08 11:16
大滝様
>忙しい日が続いている。今年はとりわけ派遣法の改正があったの
>で
>顧問先の派遣会社が取り組まなければならないことの相談が多い
>。
>10月、11月は派遣協会に連日詰めていたので改正法の資料を
>勉強す
>る時間もないんだ。具体的な運用についてはどう対処するのかに
>つい
>て業務取扱要領などを見ても明確でないことも多い。元々無理な
>改正
>だったんだなと思える。以前にも書いたけど、派遣会社も生きて
>いか
>なければならないということを考えると派遣会社の雇用安定措置
>義務が
>却って派遣スタッフの雇用を失う結果になるのではないかと思え
>る。
>仮に改正法の趣旨を厳格に適用するとすれば、中小の派遣会社は
>つぶれ
>ていくだろう。それによってスキルがある労働者は大会社が拾っ
>てくれ
>るだろうけど、軽作業程度しか能力がない中高齢者を大会社が拾
>ってく
>れることはまずないだろう、最も考慮しなければならない底辺の
>最弱者
>は行き場がなくなるのだ。趣旨は分かる、その後の具体的な運用
>とか進
>め方についてはキチンと詰めていず、考えられているとも思えな
>いのは、
>かっての社会党とか民主党の手法を思わせ、無責任だろうと僕に
>は思え
>る。いつも泣くのは最弱者であることは時代が変わっても同じな
>んだな。
>虚しい感じがする。

[1725] 帝京負ける! 投稿者情報大滝 2015-11-30 18:36
昨日の夜、帝京大対筑波大とのラグビーの試合をスカパーでやっていた。
ナント筑波があの帝京を20対17で破った。筑波は明治に負け、帝京に

10対89で負けている慶応(早稲田は15対92で負けた。なさけねぇ~!)
にも負けていたのでまったくの予想外だった。前半帝京が17点を取り、
この分だと後半も同じくらい取られて筑波が負けるだろうなと予想し

ていたけど、後半帝京は得点ゼロ、筑波は20点とっての大逆転だった。
帝京の選手はもちろん憮然としていたけど、筑波の選手はみな抱き合っ

て泣いていた。帝京を破る可能性があった明治も結局最後に力尽きた。
今年も帝京の天下かぁ!と思っていたけど、筑波がやってくれたね。

こんないいゲームを地上波でどうしてやらないんだろう?番組の編成担
当者の目はフシアナかぁ?帝京が圧倒して勝つと予想していた僕の目も

たいしたことはないけど…

[1722] 講義素晴らしかったです! 投稿者情報湘南の風 2015-11-30 18:09
先週のイデアクラブの講義お疲れ様でした。

エネルギッシュな先生の姿は、
拝見していて、
素晴らしかったです。

講義終了後も質問者の数は、数珠つなぎでした。

私は、講義終了後飲みに行ってしまい
帰宅は午前様になってしまいましたが‥

[1724] RE:講義素晴らしかったです! 投稿者情報大滝 2015-11-30 18:31
湘南の風様
ありがとう。自分では上手くしゃべれなくてもうひとつ
だったかなぁと思っていたんだ。井出塾からギャラ返せ

といわれてもなぁと当初心配したんだけど、いつものご
とく、まぁ、いいかぁと開き直ったけどね。


気にかかっていた講習なので、終わったらすっきりするか
と思ったんだけど、ああいえばよかった、こう説明すれば

よかったと反省することが多くてね。でも、まっ、いいかぁ~

[1721] ヘンリ・ライフクロフトの私記 投稿者情報大滝 2015-11-24 11:51
「私の内には、合理的に自らを導くという能力がなかったようである。
子供のときも大人のときも。人生途上に横たわるあらゆる溝(みぞ)

やドロ沼に私は陥ち込んだ。愚かな人間で私ほど経験の報いを受けたも
のは他になかろう。その証拠になる傷痕(きずあと)を、私ほど多く

もっているものもなかろう。痛手につぐ痛手!ひとつの痛撃からやっと
の思いで立ち直るやいなや、次の痛撃に身をさらすのであった。「世間

を知らない」と私は温厚な人からいわれた。「馬鹿だ」と、多くの口汚い
人からいわれた。長い曲折に富んだ経路を振り返るとき、いつも私は私

自身を「馬鹿だ」と思うのだ。あきらかに何かが始めから私には欠けて
いた。何らかの程度にたいていの人にそなわっているある平衡感覚が私

には欠けていた。私には、知的な頭脳はあったが、人生の日常の問題の
処理には何の役にもたたなかった。(ギッシング)」。

「彼は私ではないか」と山頭火が日記に書いているけど、「これは俺のこ
とではないか」と僕も思った(「知的な頭脳」を除いて)。合理的、効率

的、世間的な生き方ができなければ、今の世の中(多分昔であっても)
で生きていくのは難しいと思われる。僕はある意味そういう世界で生き

ている。今多少人並みの生活ができているとすれば、それは年齢、経験
を踏んできたからだと思うけど、以前のそれが間違っていたか、本当に

馬鹿であったのかは、今でもわからない。世間と自分のズレに死ぬまで
悩んだのが山頭火だと思うけど、僕は今は全然悩まない。世間とはそう

いうものだと思えるようになったから。だからといって世間が絶対大事
だとは思っていない。いつでもバッサリ切り捨ててやるぜくらいの覚悟

は持ちたいなと思っているけど…

[1720] ピロリ菌 投稿者情報大滝 2015-11-19 15:42
10月にピロリ菌がいるということで除菌の薬を1週間飲み続け1ヶ月
経過した先週の金曜日検査したところ、まだ完全には除菌されていない

と。それで先週の土曜日から2回目の除菌の薬を飲んでいる。これが結
構キツイ。まず、お腹に圧迫感があってすっきりしない。下痢が続いて

いて1日に何回もトイレに駆け込んでホント厄介。特に派遣元講習が1
日あるときなど、どうしようかと思ったね。尾篭な話で恐縮だけど、講

習が始まる前にできるだけ出して、後は気合で抑えるという感じだった
かなぁ。不思議なことに講習の最中は、モヨオサないんだ。やっぱり

僕は集中力があるんだネ。その代わり終わると気が抜けてあわててトイ
レに駆け込むということになってホント厄介。病院の先生は、1回目で

除菌できなくて2回除菌する人はいると。まれに3回除菌する人もいる
と脅していたけど、ホントいいかげんにしてほしいなぁ。

[1719] 老後破産 投稿者情報大滝 2015-11-13 12:31
NHKスペシャル取材班 「老後破産」長寿という悪夢を読んだ。
老後破産の現実、夢を持てなくなった高齢者たちを読んでいて、

キリギリスみたいな生活をしてきた自分の生活があまりにも無
防備に思えたな。僕の中では、自分はまだ現役であって「老後」

という意識はなく、老後についてもおおざっぱにしか考えてい
ないんだけど。僕は、雨雪凌げる家があり、ご飯に塩かけて食

べていく覚悟さへあれば、いつでもどこでも生きてはいけるさ
とタカをくくっていて、贅沢をしなければ生きていくこと自体

はそんなに難しいことではないと今でも実は思っている。
健康で動けるから、仕事があるから呑気でいられるのさという

声もあると思うけど、金が無いならないで、健康でなくなった
らそれはそれで、楽しんで生きていけるんじゃないかと思って

いるんだ(痛い、苦しいはイヤだけど)。人並みの生活をしたい
と思ってできなかったらそれば煩悩になるけど、初めから思わな

ければ煩悩にならない。とりあえず仏教はそういっているな。

[1716] 教養について 投稿者情報大滝 2015-11-07 00:32
勢古浩爾の「定年後に読みたい~」に書いてあったこと。柄谷行人、
浅田彰等7人共著の「必読書150」のなかで柄谷行人が序文で以下の

ようなことを書いていたらしい。「我々は今、教養主義を復活させよ
うとしているのではない。現実に立ち向かうために「教養」がいる

のだ。カントもマルクスもフロイドも読んでいないで何ができると
いうのか。わかりきった話である。我々にはサルにもわかる本は出し

はしない。単にこのリストにある程度の本を読んでいいない者は、
サルである、いうだけである。」。

リストには、「君主論」「方法序説」「純粋理性批判」「精神現象学」
「資本論」「存在と時間」「全体主義の起源」などが上がっていたけ

ど、カントもマルクスもフロイドも読んでいなくたってなんでもで
きるさとさっそく勢古がかみついていた。それらの本を読んで知識

があるからといってそれがどうしたと僕も思う。知識があっても何
の役に立たず、自身は相変わらずつまらない人間で「サル」より始末
が悪い奴は沢山いるぞ。勢古は、「ある人がインテリだからというだけ

で馬鹿にし、自分の無知に開き直るのは、いうまでもなく愚かである。
インテリだからといって、無知を見下すのも同様に愚かである」とい

っている。自分の頭の悪さを棚にあげていうのは何だけど、カントや
マルクスよりも柄谷の書いた文章はよっぽど、難しいと思えたな。

僕も教養は身に着けたいと思うけど、クソみたいなインテリにはなり
たくないと思う。

僕みたいなジジイにとっては今更どうでもいいことだけどね。

[1714] 2.6% 投稿者情報まいん 2015-11-06 21:45
何があったんですか?今年の試験は。只々驚いてます。。。
[1715] RE:2.6% 投稿者情報大滝 2015-11-07 00:26
まいん様
今日、発表だったんだね。2.6%かぁ~。講師をしていた者が云うのは何だけど、勉強の方法も教え方も従来とは考え方を変えないとダメかもしれないね。

[1713] 我が心石にあらず。 投稿者情報大滝 2015-11-02 12:01
我が心石にあらざれば 転がす可からず
我が心むしろにあらざれば 巻く可からず
威儀棣棣(ていてい)として 選たる可からず 
「詩経」

「威儀棣棣(ていてい)として 選たる可からず」
とは、「礼と威厳を保ち、卑屈にならぬ」ということらしい。

僕は、人生の大半を、「我が心石にあらざれば~」というこ
とを心の中で理想としていたと思う。しかし実際は「転がさ

れ、巻かれ、威厳どころか、屈辱ばかりの人生ではなかったか。
年齢を重ねていくごとに、理想と現実の狭間で、とんがっていた

石がすりへらされ、転がされ、巻かれることが大人だと、勘違いし
ていないか、まぁいいかぁと妙に物分りがよくなってしまっている
のではないか。

年寄りのこだわり、偏屈もどうかと思うけど、時々は尖がってみない
と、自分の中の矜持も擦り切れていくんじゃないかと思っているんだ
けど…どんなものかな~







 

[1712] あたりまえ 投稿者情報大滝 2015-10-28 10:46
勢古浩爾の「定年後に読みたい文庫100冊」を読んでいる。勢古は
感じ方が僕と似ていることと失礼ながら頭の程度も僕程度かなと思

えて親近感が湧いてくるんだけど。それでも勢古が選んだ100冊の
なかで僕が読んだ本はたった7冊しかなかった。文筆を生業にして

いる者と違うものの、ジャンルの広さからいって相当の読書量だと思
えた。

「定年後~」から

あたりまえ
こんなすばらしいことを、みんななぜよろこばないのでしょう
あたりまえであることを
お父さんがいる
お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ自分で歩いてゆける
手を伸ばせばなんでもとれる
音がきこえて声がでる
こんなしあわせがあるでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます
食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる
空気をむねいっぱいにすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走りまわれる
みんああたりまえのこと
こんなすばらしいことを、みんな決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは、それをなくした人たちだけ
なぜでしょう
あたりまえ
井村和清(31歳ガンで死亡)


[1710] ほんとうの法華経 投稿者情報大滝 2015-10-24 09:34
 ほんとうの法華経(ちくま新書 橋爪大三郎、植木雅俊共著)を
読んだ。法華経は数ある仏教経典の中で最高のお経ということだけ

ど、僕にはもうひとつピンと来なかった。ただ、「法華経の菩薩は、
あらゆる人に成仏をもたらす法華経を、娑婆世界の巷にあって、自

ら受持し、他者にも語り告げ、如来の使いとして如来のなすべき衆
生救済という利他行を如来と同じ立場に立って代行する」とし、「菩

薩行それ自体が価値あるもの、目的である」と。この論理をつきつ
めれば、悟かどうかは二義的でどうでもよいとしている点には納得

できた。宮沢賢治が深い法華経の信者であったことが理解できる気
がした。

しかし僕には菩薩行は無理だな。やはり、「自分が悟る、自由である」
ということを追求したい。ただ、それが他者との関係を抜きにして考

えることはできないと思っているだけだな。他者と共生しながら自分
の自由を考えて行きたいと思っている。毎日忙しい生活を送ってい

ると他者どころか自分のことすら考えられずに流れて行っている感じ。
これはイカンと思いつつ、まぁ、いいかぁ~

[1709] 楽に生きたい 投稿者情報大滝 2015-10-19 00:23
プレジデントネクスト「1日で人間関係が楽になる」にタレントの蛭子
能収が「みんな仕事に価値を置きすぎじゃないですかね。僕はやりたい

ことをやって、楽しく暮らしたいだけす。でも、自由に生きるためには
稼がなきゃいけません。だから、仕事は自由と給料を得るための手段だ

と割り切っています。今だって稼げれば仕事は何でもいいんです。働い
ている間は自分の時間を売っているわけだから、上司や客にいいなりに

なるのは当たり前。イヤな人だってお金と思えば何でもありません。で
も仕事が終わったら自分の時間。飲み会の誘いは一切断ってひとりで遊
びに行ってました。」と書いていた。

僕は自由に生きたいという意味では蛭子とは同じだと思うけど、仕事を
給料の手段に過ぎないとまでは、この歳になってもまだ割り切ることは

できないな。仕事の経験によって人間は成長していくのではないか。
僕は、若い奴が「楽に生きたい」なってほざいていたら、引っ叩

きたくなってしまうんだけど…




[1708] ラグビーシーズン到来 投稿者情報大滝 2015-10-13 00:08
ワールドカップラグビーで日本は、決勝ラウンドには出れなかったけ
れど、南ア、サモア、アメリカに勝ち、確かに歴史を作ったと思う。

今日も3時半に起きて日本対アメリカ戦を見たけど、ラグビーは確か
に指導者によるところが多いね。結果論になるかもしれないけど、日

本の弱点と強みを徹底的に分析し鍛えた代表監督のエディージョーン
ズは素晴らしい指導者だね。

昼間は早稲田と筑波の大学ラグビーを見た。早稲田は筑波にコテンパー
にやられてガッカリしたな。力で負けるのは仕方ない。しかしスキルで

気合いでも早稲田の選手は筑波の選手に負けていた。早稲田の選手に何
で早稲田に入ったかという質問に対して、「伝統があるから」とか「文武

両道が貫けるから」とか答えている学生が多い。これがダメだな。
勝負に伝統もクソもあるかと思う。負けたら文武両道を言い訳に

するのか?僕は勝負にこだわっているわけではない。納得したい
のだ。確かに素質ではどう転んでも勝てないということがあるかも

しれないけど、それでもやれることはあるかと思う。負けても必死
にタックルし全力を尽くして戦ったという感じを抱かせてくれれば

いいのだ。その時の選手は負けても美しいんだけどね。僕は美しい姿
を見たいんだ。早稲田の監督にいいたい。選手にいい経験をさせる、

美しい体験をさせるのが指導者の責任だと思うけど、いかがか?あん?

[1707] 倚(よ)りかからず   投稿者情報大滝 2015-10-06 13:17
倚(よ)りかからず  茨木のり子

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれくらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ


この詩は、茨木のり子73歳の時の作だと。僕は、茨木のり子ほど強く
はないけど、それでもよくわかるような気がする。茨木の心性の柔ら

かさと強靭さには、男の僕でも憧れる。カッコいいなと思うね。

[1705] 派遣法の改正 投稿者情報大滝 2015-10-01 17:02
10月になった。派遣法の改正により、派遣協会の相談業務も息も
できないほどの異常な忙しさ。業務取扱要領が昨日の午後に発表

されるなど、実際の運用に係る資料の勉強も十分できていない状
態での質問が多いので、ホント大変。勉強していけばいくほど、

派遣会社にとっては大変な改正だと思われる。企業が生き延びてい
くために、派遣労働者の保護規定が逆に作用して、実際の運用の場

面でかえって短い期間で派遣労働者の雇用が切られることになるの
ではないかと危惧している。本当にスキルの高い労働者であれば無

期雇用などで生きていくことができるけど、それほどのスキルもな
い派遣労働者については、今まで以上に厳しい状態になるのではな
いか?

政治の世界は、僕にはよく分からない。派遣法の改正があった以上
派遣会社はその法律に即して生きていくしかない。対応できなけれ

ば消えていくしかないんだと顧問の会社には説明しているんだけど…

  ひさかたの  月の光りの清ければ  照らしぬきけり
   唐も大和も  昔も今も  うそもまことも  闇も光りも
                            良寛


[1702] 合宿ツアー2015 投稿者情報まいん 2015-09-28 13:42
毎年恒例(?)の合宿ツアー。今年も参加させて頂きました。
今年は伊豆の南端「観音温泉」。
先生をはじめとして、IさんTさんにも車を出して頂けたおかげで、先生のお勧め宿セレクションの内の1つに伺う事ができました。当初降雨の可能性もあった週末でしたが結果的に天気にも恵まれ、Tさんの車内では海をみながらTさんの年金談義というこのメンバーならではのドライブを楽しみました。

先生の車では最初クラッシック、その後アジアの歌姫へと切り替わり、最初先生は「まいんには、ちょっと古い曲で趣味があわないんじゃないかな」と思われていたようでしたが、添乗員バイトで鍛えられたおかげもあり、高山厳のカバー曲等も含めすべて分かってしまいました。

宿での泉質もたいへん良く、いつもなら「今度は別の場所にもいってみたい」と思うことが多いのですが、あのお湯は「また入りに行きたい」と思わせる大変いいお湯でした。昨年に引き続き、途中で失礼いたしましたが、満足度の高い合宿ツアーになりました。

また次回の合宿まで、仕事も、民法勉強会も頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
[1703] RE:合宿ツアー2015 投稿者情報大滝 2015-09-28 22:52
まいん様
合宿ツアーお疲れ様。食事も温泉もよかったでしょ?
内心は、昨年と比べて費用が3倍だから、みんな気に

いらなかったらどうしようと思っていたのでほっとして
いるところです。

石井さん、土屋さん、つかれたでしょう。ご苦労様でした。

大滝

[1701] 奇跡だぁ! 投稿者情報大滝 2015-09-23 14:37
シルバーウイーク期間、舘山寺、龍潭寺、身延山久遠寺等旅行してきた。
でっ、旅行先のホテルでチェックアウト時の朝刊を見た時、ホントに夢かと

思うほどビックリした。ラグビーワールドカップで日本代表がインジュアリ
ータイムで南アフリカを逆転勝ちしたと一般紙の一面に載っていた。何度も

「信じられない、うっそー」と叫んだね。相撲でいえば、白鵬が中学生に負
けたような感じかな。

世界ではニュージーランドのオールブラックスが世界一だけど、かってアパルト
ヘイト政策でラグビーの交流が絶たれていた南アのスプリングボックスは、オー

ルブラックスを凌ぐ隠れた世界一(現在は世界ランク3位)だといわれていた。
ラグビーは、野球やサッカーと違って番狂わせはほとんどない。、2004年のワー

ルドカップでは、日本は0対140でオールブラックスに大敗し、それ以降、世界
では日本ラグビーは一種の憐れみと侮蔑の対象と見られてきた。日本でもそれを

きっかけにラグビー人気は低迷してきたように思う。日本人は体格とスピードで
どうしても外国人に劣り、世界のトップと互角に渡り合うことは不可能だと

思っていた。その日本があのスプリングボックスに勝つなんて、世界中で誰一
人想像できなかったのではないか。オッズでも南アに賭ける者が100%で賭

けの対象にもならなかったらしい。南ア国内では「雑魚の日本に負けた」と
ひどいショックを受けていると。1968年、今から50年ほど前に日本代表が

オールブラックスジュニアを破ったことが、今でも語り草になっている。今
回の勝利は100年ぐらい語り告げられるとのではないか。東日本の大震災や

鬼怒川の氾濫など、生きていく上で何が起こっても不思議ではないと思っ
ていたけど、それがまさかラグビーで起こるとはね。

たかがラグビーされどラグビー。人生は説明できないほどバライティに富ん
でいると思ったね。

もしかして早稲田が帝京を破ることもあながち奇跡とはいえないかも…

[1698] 良寛記念館 投稿者情報大滝 2015-09-13 23:49
新潟の良寛記念館に行ってきた。久しぶりの天気になった昨日の土曜日
にCX3で自宅を出るときウキウキしたね。途中、いつも行く吉岡温泉で

車中泊し、そこから朝早く新潟柏崎に向かった。良寛記念館は2回目、
良寛の書をみているとホントに心が澄んでいる人だったんだなと思える。

良寛と交際があった書家の亀田鵬斎の書も掲示してあったけど性格の違い
は一目瞭然だった。鵬斎の書は飛び跳ねている感じ、自意識が「どうだ!

参ったか!」という感じだった。鵬斎のタッチも嫌いではないけど、良寛
の書は書けそうで書けないと思えた。

良寛記念館の近くに小さな公園があり、良寛が子供たちと遊んでいる銅像
がある。その公園から海が見え海の向こうに佐渡島がうっすらと見えた。

佐渡は良寛の母が生まれたところで、佐渡を母とみて歌った歌がある。
「たらちねの 母が形見と 朝夕に 佐渡の島べを うちみつるかも」。

公園のベンチに座って僕もボーっと佐渡の海をみてきた。良寛さんと
会話してきた感じで気分がリフレッシュしたね。

[1697] 火花 投稿者情報大滝 2015-09-07 10:25
雨が続いている。又吉の「火花」を読んでいる。僕は、音楽とか絵画と
かその他の美術、映画も含めて「芸術」といえる「一点」は、どこにあ

るのかを知りたいと思う。お笑いであれば、受けるか受けないかの「受
ける一点」を知りたいと思う。お笑いの難しさは、天才的なキレを持って

いたとしても、「時代に合わなければ」、実際に「受けなければ」成功と
はいえないこと。何の努力をしなくても「存在そのもの」が受けるという

ことだってある。面白いか面白くないか、つまらなかったら大衆、見る方
は冷然と切る、そういう世界で生きる若者の不安と焦燥を「火花」はやっ

ぱりよく描けてるかなと思う。世に出たいと思いつつ埋もれてしまう多数
の敗者、しかしそれが人生の敗北を意味するわけではないだろう。

しかし、寂しさを感じてしまうのはどうしてだろう?人生は勝ち負けでは
ないと思いつつ、競争に敗れてしまう者にシンパシーを感じてしまうのは、

紛れもなく僕自身が敗者であるからだろう。しかし、だからと云って不幸
ではないと思えるまで、それが負け惜しみではないと思えるまでは、相当

の時間と経験と勉強が必要なんだと思う。

[1696] 城巡りツアー 投稿者情報大滝 2015-09-01 17:40
先週の土曜、日曜日に城めぐりツアーに参加してきた。久しぶりの旅行
会社のツアー。土曜日午前7時羽田集合なので僕の住んでいる西武線の

高麗からだと朝4時半起きの始発でなければ間に合わず、帰りは羽田着
午後9時半なので自宅に着いたのは午前様の強行ツアーだった。

土曜の初日は岡山空港から備中松山城へ向かった。備中松山城は、険しい
山の上にあり、竹田城とならんで、東洋のマチュピチュとよばれている

んだと。バスの駐車上から山道を登るんだけど、石段が高くで足の悪い
お年寄りなどは無理な山道だった。結局連れ合いは見学を断念した。

備中松山城の後、岡山の後楽園、岡山城を見学した。後楽園は以前に
来たことがあるので、隣の岡山城を見学。岡山城はコンクリート製で

エレベーターがついているので楽だったけど、城としてあまり面白く
はないね。ただ、後楽園などの外から見ると、美しい景観を作っていた。

2日目はかねて見たいと思っていた竹田城に向かった。残念ながら雨。
竹田城も山の上にあり、連れ合いも何とか昇って見学することができた。

雲にかかって竹田城の全貌を見ることはできなかったけど、幻想的で
それはそれでよかったかもしれない。午後からは恐らくツアー客の

メインの目的であった姫路城を見学した。以前来たときは、混んでい
て天守閣の中を見ることができなかったけど、今回は天候が悪かった

せいか思ったほど混んではなく、天守閣の中もじっくり見学できた。
改装されたばかりだからもしかして観れないこともあるかなと思って

いたけど、ラッキーだった。今まで主な城は見てきたけど、やっぱり
姫路城は規模からいっても美しさからいっても最高の城だね。世界遺

産になるだけどの価値はあるかな。ツアーはスケジュールを立てる手間
はかからないけど、やっぱり集団行動だから集合時間に遅れないように

いろいろ気を使うね。短い日数で見るべきものは見たという感じはあるけど。

[1695] 秋だぁ! 投稿者情報大滝 2015-08-28 10:46
今日この頃の陽気は朝晩が涼しくてもう秋だね。夏が暑ければ暑いほど
秋は急激に訪れてくるように思われる。

ところでこの間社労士試験が終わったね。受けた人の結果はどうだった
のかな。毎年毎年、試験問題が難しくなっているような気がするね。

発表された選択式問題は社会保険の一般常識に関しては、僕でも作るだ
ろうなと思われたけど、労働の一般常識は結構きつかったんじゃないか

な。試験は受かる時に受かっておかないと、なかなか難しいことになる
んじゃないか?誰でもが簡単に取れる資格だったら資格の価値はないの

だから、国家資格というのはそういうものなのだから、受験をする人は
腹を決めて頑張ってもらいたいと思うな。いずれにしても受験した人は

お疲れ様。合格しているといいね。

[1694] ジープが壊れた! 投稿者情報大滝 2015-08-25 15:40
ジープのエンジンが壊れ、修理に出しているけどもう1か月も直らない。
部品を取り寄せるのに2週間はかかるといっていたけど、どうなってい

るのかな。アメ車の作り方は、まぁ理解していたつもりだけど、1か月も
直らないエンジンってどうよ。内装がはがれてきたり、かっては納車した

その日にハンドルが動かないなんてことがあったけど、車の心臓そのもの
であるエンジンが調子悪いのは、いくら寛容な僕でもこれは乗っていられ

るかなと不信感が芽生えたな。そういえば、永平寺に行ったときにナビが
プッツンしたのもジープだった。買い替えたくなった。この間ジムニーを

買い替えたばかりだからさすがに1年に2台買い換えるのもナンだしなぁ。
それでも、次の候補と思って所沢に新しくできたボルボに行ってきた。

そこで驚いたことに数年前にアウディを買った時の所長がボルボの統括
部長になって移っていた。なかなか見識のある所長で、この所長がいた

からその時はアウディを買った(僕の中では人間を買った)ともいえる。
その部下もそろってボルボに移っていた。ボルボの営業担当もその統括部長

を尊敬しているといっていたな。優秀なセールスマンが何人も辞めていく
ところを見ると、アウディの内部も問題を抱えているんだなということが
想像できた。

でっ、ボルボ。僕がいいなと思った車は今度買ったcx3と性格がかぶる
んだ。ボルボの大きいのは駐車場に入らないし、こんどばかりはいくら

その所長のススメでも買うことはないと思っているんだけどね。
ナニがいいかなぁ~?

[1693] さびし~! 投稿者情報大滝 2015-08-21 15:13
先日、雇用環境整備士の講習で大阪に行ってきた。大阪に行くといつも
もう辞めてから12年以上になるのにライセンスの講師時代を思い出す。

まだ、ぺいぺいの講師のときは、講義が上手くいかなくて新幹線のホーム
から飛び込もうかと思ったこともあったな。大阪人は、実利を重んじる。

ダメなときは「受講料かえせ!」という顔するけど、しかし、いったん信
頼されると、とことん信頼してくれるように思えた。受講生たちが新大阪

まで見送りにきて発車時間ギリギリまで喫茶店でよく話したね。今考える
とホントに幸せな時間だったように思う。

人生をかけて受験勉強する受講生と講師は真剣勝負だと思う。あの時代に
真剣勝負をしてきたという想いが今の自分の糧になっている。

ときどき、もう一度その真剣勝負の場に身を置きたいという気持ちに駆ら
れることがある。しかし、もうそういう時間は戻ってこないんだと思うと

さびし~!

[1692] 「本日ただいま誕生」 投稿者情報大滝 2015-08-16 23:47
お盆である。日本映画専門チャンネルで、植木等の幻の主演作「本日ただ
いま誕生」(昭和54年制作、監督降旗康男)を見た。「第二次大戦後シベリ

ア抑留中、凍傷に侵され両足を切断し、帰国後に両足義足の孤独に耐えな
がら生きる意味を見つめなおした法栄寺住職・故小沢道雄(曹洞宗みたい)

の波乱万丈の半生」をクレージーキャッツの植木がシリアスに演じていた。
人に裏切られて裏切られて、もう死ぬしかないという絶望の底で悟る?と

いう内容であった。絶望も行き着くところまで行くと笑うしかないという
ことなのかもしれない。商業ベースでは成功はできないほどの暗い映画で

はあったけど、今はもう亡くなったいい俳優さんが出ていた。川谷拓三と
か室田日出男とか宇都宮雅代とか。でっ、川谷拓三も室田日出男もカッコ

いい。宇都宮雅代もホントにきれいだね。映画の中では沢山の俳優が出て
いるんだけど彼らは光っているように見えた。みんなもう亡くなっている

んだけど、魂は生きているんだなと思えた。お盆、コワイ話でごめん!

[1691] 民法判例勉強会 投稿者情報大滝 2015-08-14 10:40
民法判例勉強会では、9月までは民法判例百選の(1)とテキストは、

民法(1)総則物権法を教材にしますが、10月からは民法判例百選の

(2)、テキストは民法(2)債権法となりますので、ご連絡いたします。

[1690] 日雇い労働者 投稿者情報大滝 2015-08-10 14:02
「今日から日雇い労働者になった。(副題 日給6000円の仕事の現場)」
増田明利 を読んだ。僕自身は、日雇い労働は、学生の時のアルバイト

の時以来やったことはないけど、ここに書いてあることは、「そうだろう
な」とほぼ納得できた。

と同時に今の仕事がなくなったとしても、僕はいつでもここに書かれて
いる日雇い労働者になることはできる(使ってもらえればの話だけど)と

思えた。僕にはエリートビジネスマンの経験がなく、実際に就いた仕事
もアルバイト感覚でやってきたからじゃないか(つまり、これは僕が本

来やりたい仕事じゃない)と長く思ってきたからではないか。僕は、日
雇い労働とかアルバイトとかは、仕事によって自己を磨いていくとか誇

りを持って働くということが難しい、またそれを望んでいる労働者などい
ないという実態について何とかしたいと思っているわけではない。

日雇い労働とかアルバイトはそういうものだからだと思える。実際に日雇
い労働者になっている人は、日雇い労働者になりたくてなっているんじゃ

ない、社会・政治が悪いから不本意にもそうなっているんだと考える人も
いるかと思うけど、増田のこの本からは半分以上は「労働者の不心得」が
原因だと云っているように思われた。

僕が思っているのは、そういう政治向きの話ではなく、僕個人の目線がい
つも下から上になっているのはそんなに悪いことではないと思っていると

いうこと、どんな境遇になったとしてもそれはそれなり幸せを見つける
ことができるぜと云いたかっただけなんだけどね。

だからアンタは意識が低いといわゆる上に属する人からもどういうわけか
下に属する人からも云われているようなんだけど…

[1689] 慈悲? 投稿者情報大滝 2015-08-05 17:56
8月1日の朝日新聞の夕刊に奈良大教授の上野誠が書いていた話。
亀井勝一郎の「大和古寺風物誌」にこんな記述があると。中宮寺

の半跏思惟菩薩像を見た亀井は、慈悲とは微妙なものだという。
「菩薩は一切衆生を憐れみ救わねばならぬ。だがこの自意識が実に

危険なのだ。もし、慈悲と救いをあからさまにに意識し、お前たち
を憐れみ導いてやるぞといった思いが微塵でもあったらならばどう

か。表情はたちまち誇示的になるか説教的になるかさもなくば媚態
と化すであろう。」。助けた側が、相手の感謝の念を肯定的に受け取る
と、たちまちにして、それは上から目線となるというのである。その

微妙な味わいを亀井はとらえている。だから思惟菩薩の表情は素っ気
ないのだと。

これは、なかなか厳しいところがある。菩薩と悩み多い衆生とは、そ
もそも次元が異なるのではないか。上野がトラブルがあって感謝を示

そうとしたある欧州の空港職員を例にあげ、その空港の職員が上野の
感謝をそっけなく「オケーオケー。ノープレブレム」と答えたことは、

僕はその空港の職員の美意識だととる。仮に感謝を云われて嬉しがっ
たとしても「慈悲と救いをあからさまに意識し、お前たちを導いてや

るぞ」と意地悪く見る必要がないように思うけどな。僕なんか人から
感謝されるとそれだけで舞い上がって嬉しくなってしまうタチだけど、

だからといって人からの感謝を期待するほどお目出度くはないと思っ
ているけど…どんなもんかなぁ~。

[1688] 白駒の池 投稿者情報大滝 2015-08-02 23:31
今日は、北八ヶ岳の白駒の池に行ってきた。圏央道から車の外気温は40度
になっていたけど、標高が2000メートル以上ある麦草峠、白駒の池がある

北八ヶ岳の高原は24度くらいだった。白駒の池はもちろん神秘的できれい
だったけど、それ以上に白駒の池の駐車場から白駒の池にいたる林の中が

素敵だった。林の中は緑の苔(種類がわからない)で覆われており、幻想的
な感じで「もののけ姫」に出てくるような林だった。この掲示板に写真を載

せられるといいんだけどね。日帰りだから時間とれずここいいなと思ったと
ころを素通りするのが残念。今回は北八ヶ岳の麦草峠付近だね。いつも思う

ことだけど、この白駒の池にも観光バスがきており、じっちゃん、ばっちゃん
達のハイカーが沢山きていた。だから白駒の池も人が多くて、落ち着かないん

だ。自分だけのとっておきの場所を見つけたいと思っているんだけど、みんな
良く知っているんだね。

白駒山荘で山菜そばを食ったけど、味はもう一つ。トイレの100円は自然
環境の保護のためやむを得ないだろうね。往きは中央高速、諏訪南でおり

蓼科を通って行ったけど、帰りは佐久をとおり上越、関越を通って帰って
きた。CX3の今日の総走行距離420キロ。

[1687] 嘘と真(まこと) 投稿者情報大滝 2015-07-27 12:20
先日、増富温泉の旅館に泊まったときの話。その旅館はラジウム温泉で有
名でほぼ全国から癌を患っている人等が湯治で来ている。連れ合いがその

風呂の中で、10年間その旅館を利用している客からいろいろな情報を仕入
れ、その中に「この旅館は実はラジウムが出ていない、それを旅館はひた隠

しにしている」と聞いて、連れ合いをもうこの旅館を利用しないと言い出
した。その情報が確かかどうかは別にして、お客の中には、病院から見放

されてここが最後の療養場所としている人が沢山いる。そもそも温泉療養
のような民間療法については元々本当に癌等の難病に聴くのかどうか医学的

には確かではなく、ここに来る人は医学では治らなくてもここに来れば治る
と信じて藁をもつかむ思いで利用している人が多い。それもお金をかけて全
国から。

僕は不確かな情報を流しているその客の神経を疑う。もしそうであるなら当人は、
なぜ10年もこの旅館を利用しているのだ。ラジウムが出ていないのにラジウム

温泉として広告しているのであれば、それは旅館が詐欺行為をしているという
ことになり、そんな危険を冒すようなことを旅館はするだろうか?

そもそも民間療法は信じるか信じないかという要素も強いのではないか。自分が
10年も通っているのであれば嘘でもここのお湯は効きますよとどうして云ってあ

げないのだろうか?プラシーボ効果ということだってある。

僕は、虚偽と真実とかに最近あまり拘らなくなった。虚偽だって美しい虚偽もあ
るぞ、真実だって冷たい残酷な真実もあるぞと思っているから。

だから、僕がこの旅館の温泉に入るときは、自分の病気はこれで改善されると
100%信じて入る。それが客観的にはだまされているにしても。

そんなのかんけーない!だね。

[1683] 戦争は 投稿者情報大滝 2015-07-19 07:58
戦争は、防衛を目的に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。

戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるより終える方が難しい。

戦争は、兵士だけでなく老人や子供にも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物でない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国より知を生み出すことを
誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。

学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびをうちこまなくてはならない。

自由と平和のための京大有志の会
[1684] RE:戦争は 投稿者情報大津 2015-07-20 18:59
戦争
京大有志の会の主張は、戦争の側面(!)を余すところなく詩的に描き出している。しかし、世界史を振り返れば、どの時代にも非道な侵略者がいた。日本もそうだった。侵略者は美辞麗句を並べ立て、あたかも正義を実践しているかのように装うのが上手だ。侵略された国の男は殺戮の対象であり、子供や年寄りは、飢えや病気に苦しみ、女は性的凌辱の対象だった。長い間踏みにじられ、場合によっては、併合されて国家と民族の自主性を奪われた。そんな歴史は山のようにあった。侵略者に対抗する手段・方法を論じ、準備するのは、国政の重要課題であることを否定できない。それを封印することが平和主義の真骨頂だと勘違いしてはならない。
戦争は、自然災害と異なり、現代ではかなりの程度民主的にコントロールすることができる。防衛の議論と準備を見て見ぬ振りをせず、きちんと議論すべきではないか。議論さえしないこと、それが平和主義なのではない。
国家の財政、教育、経済、食糧、安全等々と同様に、重要な課題なのだ。情緒的な問題ではない。ご飯を食べて、服を着て、仕事や学校に行き、テレビでサッカーを見るのと同じように具体的で現実的な問題なのだ。と、私は思う。
[1686] RE:RE:戦争は 投稿者情報大滝 2015-07-21 23:36
集団自衛権に関して議論を尽くすことは僕も異論はないし、
防衛に関する考え方はむしろ大津君と近いかもしれない。

野党の「こういう場合にはどうするんだ」という質問に対
して「総合的に判断する」と安倍さんはまともに答えてい

ない。この場合は自衛権を行使する、この場合は行使しな
いと明確に答えず、そういう切迫した場合は政府の総合的

な判断を信用しろと。これは議論を尽くしたと云えるかな。
そんなに政府権力は信用できるかな。敢えて京大有志の会

を弁明すれば、もちろん政府自民党と対峙した考え方であ
るにしても、「真摯な議論を避けて強行採決をした、その

こと」自体が権力を横暴だといっているのではないか?こん
な大事なことについては、国会を解散して国民の意見を聴く
べきではないかと僕は思うんだけどな。

[1682] 芥川賞 投稿者情報大滝 2015-07-17 16:45
お笑いピースの又吉が、芥川賞をとった。複雑な気分。どうしてかという
と小説家になりたくてもなれない人が沢山いて専門ではなくいわば余技で

賞をとられてしまうと嫉妬やら自分に対するふがいなさで、やるせない思
いに駆られる人は沢山いるんじゃないかと思うから。僕も小説を書いてい

るわけじゃないけど、なぜか嫉妬を感じるな。太宰治が「選ばれてあるこ
との恍惚と不安と」と何かに書いていたけど、「ずいぶんと自意識過剰ない

の」と僕自身は太宰治は好きじゃないけど、又吉もまた選ばれてあること
の恍惚を今感じているのかもしれない。食わずキライでベストセラーは原

則読まないことにしているんだけど、しょうがない、又吉の「火花」を読ん
でみるかぁ?

[1680] 合宿開催のお知らせ 投稿者情報大滝 2015-07-13 11:58
先日の勉強会で今年も恒例の合宿旅行を開催することになりました。

日にち集合場所 9月26日土曜日  小田原駅 
場所  伊豆、観音温泉
費用  3万円

当日、石井さんと私が車を出す予定です。希望者は大滝・馬場事務
所まで7月末までご連絡ください。

昨年の「おおるり」より費用が3倍になりますが、旅館のクォリティは高いと思います。人数が限られていますので期間厳守で
ご連絡ください。

[1679] 負けた! 投稿者情報大滝 2015-07-13 10:45
このところ、日曜ごとにジムニーから乗り換えたマツダのCX3で遠出
している。初めてのディーゼルエンジンだけど、これがなかなか優れも

ので、トルクがあるので、初めの出だしはもう一つだけど、高速道路は
ちょっとしたスポーツカー並みで160キロくらいまでなら、ストレス

なく出るな。でっ、昨日は上越道の小諸から湯の丸高原に行き、そのま
ま抜けて草津温泉を回り、関越道で帰ったきた。湯の丸高原のキャンプ

場は、石ころだらけの凸凹道。CX3は四駆なんだけど、からっきしダメ
だったな。ジムニーと違ってオフロードを走るようには作られていないん

だな。うっかりするとコントロール不能になり道路から飛び出しそうに
なるのには、肝を冷やしたね。湯の丸高原は涼しくてスキー場の林の中の
テラスでゆったり時間を過ごしたのは、気持ちがよかった。

草津の大滝の湯では、45度と46度の湯船に入ってきた。気合を入れて入る
んだけど、人間は慣れるものものなんだね。最初行ったときは、45度の湯船

でもあまりの熱さに入ってすぐ飛び出した。今は45度であれば300まで、
46度であれば200まで数えて入れるようになった。一般の湯船でも草津の

湯は大体熱いんだけど、湯治用の熱い湯船に入ってから一般の風呂に入る
とこれがヌル湯みたいに感じるんだ。

でっ、45度46度の湯船に入ってすぐ飛び出す客を見るのはナニカ楽しくて
うっしっしと思うね。逆に46度の湯船に騒がずに悠然と入る人には、

「負けた!」と思ってしまうのは、僕の根性がヒネているせいかぁ~

[1678] 雑感2 投稿者情報大滝 2015-07-06 14:28
山崎朋子が「サンダカン八番娼館」を書いたとき、その体験をした
(ジャパゆきさん)おばあさんに話を聴くために3週間ほど一緒

に暮らしたときの話。おばあさんが、山崎が何の目的で一緒に暮ら
したかを聴かなかったことについて、

山崎・「朋子は明日東京に帰りますが、その前に一つだけ聴かしても
らいたいことがあります。あなたは私が何のためにここにこうや
って暮らしていたか、そのことをお尋ねになりませんが、知り
たくはございませんか?」

おばあさん・「いやぁ、おまえ、それがどんなに尋ねてみたかったか
しれんぞ」

山崎・驚いて
「そんなに聴きたいなら、毎日目の前にいたじゃない」

おばあさん・「おまえが自分の口で言えるほどのことだったらならば、
自分で話そうものを。自分で言えないことを、どうして他人
の私が聴いてよいもんかね。」

山崎は、文字も読めず生涯を売春を生業として生きてきたこのおば
あさんの言葉は、書物や人のお話から得た言葉ではない掛け値なし

の言葉だという。山崎は続けて、人間というのは、もちろんこの自
分も含めて、非常に愚かなもので、人の人として値打ちを、その人

が持っている社会的地位、金銭の多寡、学歴、家柄、年齢、容姿す
なわち外側の物差しでのみ測りがちでありますけれど、人としての値
打ちは、決してそれだけで測ってはならないということを、山崎はこ
のおばあさんから教わったと書いている。

僕もそういう外側の物差しで人を測っていないかどうか、貧乏でナニが
何が悪いと息巻いても、もしかして心の底ではそういう外側の物差しを

もっているから「寂しい」と感じるのではないか。新幹線の老犯人も、
自分の値打ちを外側の物差しではなく、内側の物差しではかることが

出来たら悲劇は起きなかったのではないだろうか?いずれにしても僕には
人としての修行がまだまだ必要であるみたいだなぁ。

[1677] 雑感 投稿者情報大滝 2015-07-02 10:42
先日、新幹線で焼身自殺した71歳の老人について想像する。僕は
自由の延長として自死することも実はそんな悪いことだとは思って

いないんだ。だから生活が苦しかったんだな、寂しかったんだなと、
普通だったら同情するところではあるんだけど、どうして新幹線の

中だったんだろうか?死ぬんだったら誰にも迷惑を掛けずに一人で
死ねと云いたいけど、彼は自分がこの世に存在していたということ

を世間に主張したかったんだろうか?弁護士のYが死んだときに世
間的にはあまりの自分の卑小さに寂しさを感じたものだけど、その

寂しさの性質は死んだ老人と同じものだったかもしれない。彼と僕
の違いはなんだろう?僕は一人で生まれて一人で死んでいくのが人

生だと思っているけど、現実には愛し愛される(と思っている)人々
に囲まれ、仕事もまぁあり、寝込まない程度には健康であることは、

やはり決定的に恵まれているということなんだろうか。それでも僕の
心の中では一切が崩れるということもありうる、その覚悟もある、そ

うであったとしても「それが人生だと」と思えるんじゃないかと想像
してはいるんだけど…甘いかなぁ?

[1676] 体調がもう一つ 投稿者情報大滝 2015-06-26 11:16
このところ体調が悪いところに持ってきて短大の授業とか派遣元講習
とか社員研修とかが3日続いたことで、さすがに疲れて終わって帰

るときはフラーッとなったね。僕ぐらいの年齢になると、体力からい
って土日以外に週2日ぐらい休んだ方がいいのじゃないかしらん。

多少なりとも収入が入るのであれば、まぁいいかぁと思うんだけど、
顧問先から依頼された場合は研修も含めてタダだしなぁ。貧乏ヒマ
なしとはまさに僕のことをいうんだな。

また、買い替えた車で高野山とか永平寺に行ってみたいと思って
いるんだけど…

[1675] 人間ドック 投稿者情報大滝 2015-06-22 10:01
1か月前に受けた人間ドックの結果の通知がきた。もしかして僕も大
腸がんじゃないかと思っていたんだけど、がん関係は何とかクリア

しているみたいだ。頭の方では、動脈の中に狭くなっているところがあ
るので要経過観察、胃の上部に潰瘍痕跡で要精密検査。右目は網膜前膜

の疑いで要精密検査だと。年齢からいってこれぐらいのガタがきている
ことは想像できたけど、十二指腸潰瘍痕跡があるとは驚きだったね。

十二指腸潰瘍はストレスが原因とされていることが多いようだけど、
ほら~普段僕はノー天気にみえるかもしれないけど、これで結構気を

使っていることがわかってもらえたかな?

[1674] いる方がよかった! 投稿者情報大滝 2015-06-16 15:35
哲学者の鷲田清一が「大事なものは見えにくい  角川文庫」で
「わたしは「いない」より「いる」ほうが本当によかったのか…。

60歳近くまで生きてきて、この問いから私はまだ放たれていない。」
と書いている。ほう~そういう考え方をするのが哲学者なのかと思う。

「いる」「いない」の価値判断は、鷲田の「大事なものを見えにくい」
を読むかぎり、自分以外の他者の判断によっているように思われる。

他者が判断するのであれば、「いてよかったのか、いなくてよかった
のか」は他者にきかなければわからないのであり、他者に「俺はいて

よかったのか」ときいたところで本人を前にして正直に言ってくれると
も思えない。僕は、他者の判断によって自分の存在が不安定になること

が一番嫌い。だから他者がホントのところ何と思っていようと、断然
「いる」ほうがよかった…俺がいるせいで不幸になったものなんかい

ないと自分で決めつけているんだけど…あまりにもノー天気だろうか?

[1673] コミュニケーション能力 投稿者情報大滝 2015-06-12 14:53
短大の授業の1クールが終わった。毎年授業の終わりに「自分を
どう伸ばしていきたいか」という題目で作文を書いてもらうんだ

けど、学生の半数以上がコミュニケーション能力を伸ばしたいと
書いてあった。確かに電子科とか情報科とか制御科などの学生が

ほとんどなので、人と話す、人と関係するということが苦手なん
だろうということは想像できたけど。それだけに学生たちが就職

して社会に出たときに、たとえば会社から不当な扱いを受けたとき、
キチンと自分の意見、権利を主張できるような社会人であってほし

いと思いながら授業しているんだけど、たかが8コマの授業でどの
程度浸透させたかは疑問ではあるな。

アドラーはすべての悩みは人間関係からくるといっている。人間関
係で悩むとき、相手の考えを変えられるか、それは難しい。自分の

考えを変えられるか、それも難しい。自分も変えられないとすれば、
禅的には、簡単。人間関係を絶てばいい。実際はそう簡単にいかない

んだけど、その覚悟は持っていたいなと思うな。アドラーは受け取
り方を変えろといっているけど…

[1672] 事務所訪問 投稿者情報大滝 2015-06-08 11:18
先日独立したIさんの茅ヶ崎の事務所に馬場さんと訪れた。Iさんの
事務所は茅ヶ崎駅から4,5分と駅からも近く、狭い(失礼!)なが

らも、明るくて心地よい空間を作っていた。そういえば、僕はあまり
自分以外の事務所を訪問したことがないんだけど、Iさんの事務所は、

スタートする事務所としては上々なのではないか。I さんは、中小企業
診断士として企業支援を中心とした仕事をしたいと。もうすでに仕事の

話もあるようで前途は明るいと思えた。忙しくなって勉強会にも出れな
いこともあるかと思うけど、忙しくて勉強会に出れないのは、喜ばしいこ
とでもあるので早くそうなってほしいね。

あと足りないのは何だぁ?嫁じゃないか~?

[1670] Yの死 投稿者情報大滝 2015-06-01 16:16
大学時代の同級生Yが死んだ。心筋梗塞だったと。連絡を受けたとき、
まさかと一瞬耳を疑った。学生時代の一時期、Yと共に遊んだり議論

をよくした。とくに彼は左翼の党派に属し、弁護士になってからもそ
の志を貫いた。労働関係の労働者側弁護士としても、有名で、民主党

の顧問弁護士であった。お通夜は盛大で、僕が思っていた以上に彼の
世界ははるかに広がっていたんだなと思えた。Yは思想とか理想とか

に真っ直ぐに生きてその先に死があったように思えた。そのように生き
てこれたことは、たとえ死が人より多少早かったとしても幸せなこと

だったんじゃないだろうか。僕にとっては、同時代を生きた青春の一部が
喪失したという寂しさと、彼に引き比べて真っ直ぐに生きてこなかった

(これなかった)自分自身のふがいないなさを感じて寂しかった。Yの遺影に
「Y、いい人生だったな」と声をかけて帰ってきた。

[1669] 人間ドック 投稿者情報大滝 2015-05-27 00:14
先週の土曜日、初めて人間ドックを受けた。人間ドックはもとより健康診
断自体あまり好きになれなかった。血を取られるのもイヤだし、仮に病気

が見つかってもどうよという感じがあって独立して以来1回も健康診断を
受けてこなかった。今回気が変わったのはTさんの人間ドックによりがん

の早期発見ということに影響されたこともあるけど、1回自分の健康状態は
どうなのかを知っておいてもいいかなと思ったから。実際に人間ドックの健

診を受けてみると、こんな事だったらもっと前に受けておけばよかったと思っ
たね。様々な健診にあまり待ち時間がなく、次から次へと健診を受けるタイ

ミングが絶妙で受付から終了する3時間があったという間に過ぎた。初めて
脳のMR検査も受けた。心筋梗塞で心臓にステント(金属)が入っているの

で、もしかしてステントが引っ張られて心臓に支障が出るかもしれないとい
われて戦々恐々としていたんだけど、まっ無事だったね。人間ドックはいい

と思うけど費用が掛かるのが難点だね。貧乏社労士にとって1回10万円
の出費は痛いぜぇ~!

[1668] 知らなければよかった 投稿者情報大滝 2015-05-22 21:52
過ごしやすい季節になった。毎年この時期になると北海道の実家からアス
パラが送られてくる。やっぱり本場だけにレンジにかけ醤油とマヨネーズ
をかけて食べるとこれがホントにおいしいんだ。

去年、北海道に帰ったとき姉から聞いた話。姉が僕の息子にアスパラを送
ったんだと。息子は娘(僕の孫)にアスパラを両手に持たせて写真をとり、

写真と共に姉に礼状を出したと。そこで姉がその写真を見て唖然としたん
だと。孫が喜んで両手に持っているアスパラは、穂が10センチほど伸び

ているアスパラで地元では到底商品にならないものなんだと。アスパラの
穂は3センチから4センチまでが食べごろで穂が10センチも伸びている

アスパラは、地元では食べる人はいないと。僕に送られたアスパラも10
センチほど穂が伸びていた。それでも僕は美味しい美味しいといって食べ

ていたんだけどね。直情径行の姉は怒りまくってその農家に苦情を申し入
れたらしい。狭い田舎のことだから、おそらくその農家の評判は一遍に

ガタ落ちになるのは自業自得だとして、なんだか不愉快な話で知らなけ
ればよかったという感じはあるな。

[1667] 道元の思想 投稿者情報大滝 2015-05-17 10:15
頼住光子の「道元の思想」の3回目を読んでいるが、何回読んでも分から
ないところがある。頭だけで分かっても身体でわからないとホントに分か

ったとはいえないなんだけど、それでもなんとなく感覚はつかめるように
なってきた。

例えば、正法眼蔵の「仏道はもとより豊倹を跳出せるゆえに、生滅あり、
迷悟あり、生仏あり。しかも、かくのごとくなりといえども、花は愛惜に
散り、草は棄嫌におふるのみなり」を、

頼住は、「仏道は、本来多い少ないといった二元対立を超えた無分節を源と
してこそ、二元対立的な生と滅、迷いと「さとり」、衆生と仏という分節化

が成り立つのである。しかもこのようにその源を無分節にもつとはいうも
のの、われわれの眼前では、花は惜しまれつつ散り、草は嫌われつつ生い
茂るのである。」と現代語に訳する。

無分節(二元論ではない)を源として分節化(二元論)が成り立つという
ことは、論理で考えると到底理解できない。

しかし、悟りとは論理(二元論)ではない。もし、悟りが論理だとすれば、
チト勉強すれば誰でも悟れることになる。それでは二元対立を超えた無分

節(これが未だに分からないところである)だけで悟ったといっていいのか、
それは違うぞと道元はいっているように思われる。

花が散るとか草が生い茂るとかの現象は誰の目にも見えているけど、分節
化した花が散るとか草が生い茂るという現象を、二元対立を超えた空(無

分節)の目から、もう一度「分節(現実)」を見なければならないのだ。
そうすると「花は惜しまれつつ散り、草は嫌われつつ生い茂る」ということ

が、いかに貴重な瞬間なのかいうことがわかるということなんだと思う。

「永遠の今」とはそういうことなのではないか。

日常をそういう意識で生きていきたいと(ハイデガーの本来的存在)と思っ
て僕は道元の思想を勉強しているんだけどね。

これが、また、「日暮れて道遠し」という感じなんだなぁ~残念!

[1665] 尾崎放哉 投稿者情報大滝 2015-05-11 16:36
河本緑石の「大空(尾崎)放哉伝」を読んだ。放哉は東京帝国大学
の法学部を出ている。にもかかわらず実業の世界(保険業界)にはまっ

たく対応できず、お寺の寺男などをしながら俳句を作った人。世間的に
はまったくのダメ人間、酒で身を持ち崩した人だったようだ。彼は、世

間も妻(彼に子はない)も捨てて最後は結核と貧による粗食に苦しんで
死んだ。でも俳句は素晴らしい。ときどき山頭火の句と見分けがつかな
くなる。

僕もダメ人間の一人だと思っているけど、放哉と違うなと思ったのは、
人生は無常だ、孤独だ、寂しいと思っていることは、僕も放哉とそんな
に違いはないと思っているけど、それが即不幸だとは思っていないんだ。

放哉も禅宗の坊主だと自認しているけど、禅はわかっていなかったのじゃ
ないかと思える。不幸とか寂しさの中にしかいい俳句(文学)が生まれな

いとすると、文学者は厄介なものじゃないかと思える。

放哉は不幸に酔っている、そのためには死さへも誘惑的に捕らえている。これ
はやっぱり禅じゃないんだなぁ。

咳をしてもひとり   放哉

[1663] 三朝温泉 投稿者情報大滝 2015-05-07 21:14
連休を利用して鳥取県の三朝温泉に行ってきた。三朝温泉は放射能線で
連れ合いの持病の湯治目的としていってきた。さすがに車で行くのは無

理で、岡山までは新幹線、岡山から三朝温泉までレンタカーを借りた。
三朝温泉は850年位の歴史がある温泉で温泉街はそれなりに風情があった。

三朝館という旅館自体は、部屋、食事も含めてまぁまぁだったかな。
午後から夕食まで温泉に入り、翌朝食事前に又入るということを3日
間繰り返した。連れ合いの持病に効いたかどうか。

2日目の昼間は倉吉市の土蔵外を連れ合いの友達に案内してもらった。
古い町並みは落ち着いていて、なかなか興味深かった。倉吉の土蔵街

に宮沢賢治の盛岡高等農林学校時代の同級性の河本緑石の小さな記念
館があり、河本の子孫と思われるジッチャンの説明が面白かった。河

本が宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」とか「風の又三郎」のモデルであっ
たこととかを興味深く話をしてくれた。そこの記念館で河本緑石の
「尾崎放哉伝」買って今読んでいるところ。

3日目の朝、三朝温泉の近くにある三徳山三佛寺の投入堂を見学しよう
と思っていたんだけど、三佛寺の階段が険しく最初に上ったところで

連れ合いが過呼吸状態になったことと、帰りの新幹線の時刻のことも
あり、投入堂を見学することはとても無理と判断しあきらめた。神社

仏閣は割合険しいところにあることが多いんだけど、投入堂はとりわ
け厳しいところにあり、僕一人であったとしても投入堂に行けたどう

かだね。今度の旅行の唯一の不満。費用が結構かかるのでレンタカーを
安いリッターカーにケチったこと、まぁ普通には走ったけど、面白く

も何ともなかったな。めったにないことなのでパアッとスポーツカーでも
借りておけば爽快だったろうな。残念!

[1662] 風邪だぁ!パート3 投稿者情報大滝 2015-04-30 14:13
風邪がなかなか完治しない。体調が悪くて勉強ができないでいると精神状
況ももう一つ。勉強をしているかぎり、何があっても平気という心の安定が

あるんだけど、勉強するのでもない、遊んでいるのでもない、仕事をして
いるのでもないという状態は、心をうっとおしくさせる。

日本人の心の言葉「一休」を読んでいると、「人生は苦しみでなりたってい
ることに覚悟しろ」と云っているように思える。自分の小市民的な幸せに安

住していると、落とし穴が待っているということなのかも。
「生死の中を雪降りしきる」山頭火 そういう覚悟が僕にもほしい。

[1661] 風邪だぁ!パート2 投稿者情報大滝 2015-04-27 14:14
この2週間、体調が悪かった。咳が止まらないのだ。風邪がこんなに長引くと
は思わなかった。2回目に行った病院の薬もなくなりかけて、昨日あたりから

ようやく咳が収まってきた。それでも微熱が続いている。普段仏教関係の本
を読み漁り、多少精神の落ち着きが保てるようになったかなと思っていたけ

ど、こと病気で肉体的に苦しくなると、「神も仏もあるものか!」と途端に宗
教が信じられなくなる。まぁ、僕の宗教観なんてこんなものなんだな。

先日、親しい友人Tさんが人間ドックで大腸がんが見つかったと。早期発見
だから大事には至らないと思うけど、それでもそれを聞いて暗い気持ちにな

った。何があっても動揺しないだけの心の訓練はしてきたつもりだけど、や
はり現実にその身に起こってみて、初めてそれまでの修行がどうであったの

かが試される。僕はTさんのように冷静に落ち着いて対処できるかどうか…
自信はないな。

僕は独立して以来、健康診断を受けたことがない。この際、人間ドックに入っ
て検査してみようかなと思っている。もし、何かが見つかったらと思うと、そ
れはそれで戦々恐々ではあるんだけど…

[1660] 千葉次郎の挑戦 投稿者情報大滝 2015-04-26 23:58
千葉次郎の挑戦という動画を見た。結婚する息子のためにサックスを習っ
て結婚式で披露するというドキュメントの動画なんだけど、涙ボロボロで

あった。どうして泣けるんだろう?口下手で真面目な父親が百万言の言葉
を労するより、覚束ないサックスの方が間違いなく父親の気持ちが伝わっ
ていた。

心は見えない。見えないけど確実に存在するんだろうね。見えないものを
感じ取ることができたとき、感情があふれてくる。しばし、幸せな気持ち
になった。

[1659] 風邪だぁ! 投稿者情報大滝 2015-04-20 15:13
先週の火曜日あたりから咳が出始め、金曜日には病院に行って薬をもら
ってきたんだけど、熱も下がらず、咳も止まらずで一向に良くならない。

そこで土日連続して近く日帰り温泉に行き、荒療治で岩盤浴とサウナに
半日入って強制的に熱を下げたら、そのときは気分がよくなったんだけど、

今度は夜中に咳が止まらず余計ひどくなってしまった。派遣協会の電話相
談では声はかすれて出ず、咳も死にそうな咳でホントまいったね。夜眠れ

ないのが辛い。明日は短大だし、明後日は派遣元責任者講習で1日しゃべ
らなければならないんだけど、大丈夫だろうか?

夜、寝ているときに考えたんだけど、仏教では生老病死を四苦と読んでいる。
禅宗ではそれらは実体がなくいわば「空」だと言っていると思われる。しか

し、この寝れない辛さは、実体がないと言えるだろうか。すべては無常だか
らいつまでも続くというわけではないんだけど、寝れない辛さ、痛い、苦し

いは悟ったからと云って克服できるものであろうか?この1週間、道元の正
法眼蔵より、薬師如来とか不動明王とかの真言を唱えていたけど、それもあ

まり効果はなかったね。理屈よりも思わず祈るしかないのが宗教の本質じゃ
ないかしらん。

節操もなくいろいろなお守りをもらってくるから、神様、仏様のご加護がない
んだろうか?もしそういうことであれば、お賽銭を返せ!ばーろ~!…

こういうのを罰当たりというのかなぁ~。

[1657] 産業医の報酬(給与) 投稿者情報まいん 2015-04-15 14:12
現在会社に来ていただいている産業医が今月で契約が終了となり、新しい先生に来て頂くにあたり、紹介会社を通じて来てもらうことになったのですが、契約上で少し揉めてます。

紹介会社の雛形をつかった契約書が上がってきたのですが、それが労働契約書でした。さいしょに「労働?」と見て違和感を感じたのですが、先方が言うには税務署の指導でこのようにしているとの事でした。

国税庁のホームページで産業医と検索すると確かに、開業医(個人)の報酬は給与所得・・・といった文言がかかれています。

社労士の立場から言わせてもらうと、当社の就業規則が適用になるわけではないし、来ていただく途中に駅の階段で転ぼうが労災扱いはしない(そもそも、労働保険料納める必要もない)。もちろん、月額いくらと決めて、万一来社できない月があったとしても顧問報酬というかたちで決められた報酬は払われ、実態としてはどう考えても労働者でなく、顧問弁護士・顧問税理士と同様です。


労働者扱いすることに疑問を感じ、国税庁の問い合わせダイヤルに電話をしましたが、彼らにしてみれば、「労働なのかどうかは知らないが【給与】であり、報酬ではない」との事。

あげくのはてには、「報酬にしては、医師が不利だ・・・」といった法律解釈を抜きにした話を持ち出してきたので、こちらも、「有利・不利ではなく、実態として給与(労働者)とすることの解釈に無理はないのですか」
「産業医という役務提供をすることは、医師免許をもった人間の生業であり、個人事業主になるのではないか」
「給与(労働者)にしたら、休みの日でも休日出勤命令は出せるのですか」
と質問したら、細かいことは所轄の税務署に聞いてくれとたらい回しをされてしまいました。


でも、よくよく考えてみたら、社労士も給与扱いで顧問料を頂いている方もいるかもしれません。

今度の勉強会でお会いしたときにでも、税理士のK田さんに聞いてみたいと思います。
[1658] RE:産業医の報酬(給与) 投稿者情報大滝 2015-04-17 15:12
まいん様

かって僕の顧問先にも報酬について給与所得して源泉徴収票を送っ
てきたところがある。確定申告では、別扱いしていたから、同じ顧

問料なのに意味わかんないと思ったことがある。企業としては税金
が安くなるからかな?

国税庁は労働法を理解していないと思うよ。仮に産業医に「給与」
として支払われていたとしても、労働法上の労働者の定義には当た
らないから、産業医に労災が適用されることはないと思うけど。

ただし、労働安全衛生法上、1000人以上の事業所には専属の産
業医をおかなければならないとされているから、その場合には「給

与」所得になるんじゃないかしら。

[1656] 引き受けてから12年目 投稿者情報大滝 2015-04-14 15:39
今年から又短大の授業が始まった。毎年同じことをやるので、知識の
上で発展しているという感じはないな。ただ、20歳前後の若者たち

の気質を知ることができるという意味では楽しい時間を過ごしている
と思っている。今年は外国人で日本語が自由でない学生がいる。普通

の日常会話はできるようなんだけど、漢字がほとんど読めないような
んだ。知識のない学生達に法律をどう教えるかということについては、

工夫を重ねてきてそれなりに対処法がわかってきたけど、日本語その
ものが覚束ない学生にどう教えるかについては、今のところ良いアイデ
アが湧いてこない。どうしたもんだろうね…

[1652] 時給は不利益か? 投稿者情報まいん 2015-04-09 17:50
今月の事務所便りでも触れられていましたが、育休復職後の処遇をめぐってのトラブルは当社でも発生しています。

例えば、小売・販売の会社であれば土日勤務が、書入れ時の商売をやっている中で育児休業から復職するスタッフが、保育園の送り迎え等の都合で、お客の少ない平日日中しか稼動できないといった問題(ミスマッチ)が発生します。

結果一時的に、時短勤務で現場に戻ることはあっても、あまり売上げ貢献等で活躍することなくほどなくして第2子を妊娠し、結果的に退職していくといったのが現状です。


また別のケースですが、休職前はマネージャーとして、現場の最前線で各店舗を出張・巡回し指導するといったバリバリ働いていた方が、事務職に転換することで、役職(マネージャー)手当を外し、事務職等級の給与に変更となりました。

更に言うと、受入現場からは、いくら所定労働時間(8時間/日)働けるといっても、残業ができない、土日の店舗販売応援もできないのであれば同じ正社員では不公平だといった声も上がっている。
(急な残業や転勤 等に対応できる人の方が、労働給付能力が高い従業員として、それができない従業員と差をつけることは十分合理的な考え方だというのが現役世代の考え方なのでしょう。)


マネージャーという業務負荷責任の高い業務ができないことで、負担の軽い平日中心の事務職に転換し、その職位に見合った賃金となることは、拘束時間からの開放と相応分の賃金減額というこで、均衡はとれていると会社側は考えるが、本人側からすると、子育て主婦への配慮をしてもらえてないと捉えられてしまうところに、この問題の難しいところがあります。

社員(=月給)という給与形態は、月を定めていくらというように、30日の月であろうと31日の月であろうと同じ給与を安定的に支払う代わりに、必要に応じて残業や休出が発生するというのが、そもそもの月給制度の趣旨と考えます。


急な子供の発熱等にも柔軟に対応できる働き方として、時給制に切り替えることは、一方的に不利益変更といわなくても、柔軟な働き方という意味では、合理性のある考え方なのではないかと思います。

勿論、子供が成長し手のかかる負担が減ることで、会社に貢献できる時間が増え、労働給付能力があがった際に、月給社員へ変更するというという仕組みは必要ですが・・

誤解を恐れずにいえば、休職者自身も「会社に戻ってきてくれてありがとう。○○さんがいなくて、ホント大変だった」と言われるくらいのスキル・人望が必要であって、休職期間中の代わりに来た派遣さんの方が優秀だったと言われることのないように自己啓発して頂く必要もあるのではとも思いました。

来週から、2名の育休復職者が職場復帰するので投稿させて頂きました。
[1654] RE:時給は不利益か? 投稿者情報大滝 2015-04-10 18:35
まいん様
育休明けの労働者の処遇について、育休する前の仕事ができないの
であれば(させないのではなく)、そのスタッフの意思により負担

の軽減された業務についてもらうことにより、降格させたり、賃金
の支払条件を変更しても、僕は問題がないと考えるけど、労働者側

の立場からはまた違った意見はあるだろうね。

実際、妊娠とか育休とかが論点になるときは、女性労働者は「水戸
黄門の印籠」を持っていると同じと考えて対応した方がいいよと、
顧問先には、アドバイスしているけどね。

[1651] 江頭2:50 投稿者情報大滝 2015-04-06 11:06
江頭2:50というお笑い芸人を知っている?。先日旅行先でテレビのバラ
エティ番組をみていたら、彼が出ていてメチャ面白かった。まず番組に出

ていた小学生を恫喝する、子供たちは本気で怖がっていたな。その上に子
供たちの母親の頭などに噛みついていた(まさか本気で噛みついていたわ

けでないと思うけど…)。その母親の子どもが泣きだし、これはバラエティ
どころではなく、問題になるんじゃないかと本気で心配した。聞くところ

によると、彼は外国の番組に出た際にもパンツを脱ぎだすなどして物議を
かもしたこともあるとか。面白いと思ったのは、通常の芸人たちの空気を

読むといった予定調和的なところが一切ないというところ。ある意味破滅
的な感じがした。空気を読む、リアクションがうまいのが芸人の一つの才

能であるとすれば、彼の芸の特徴は、「場を壊す」ということにあるのかも
しれない。しかし、実際は番組のプロデューサーが、彼の「壊し」を予定

して使っているんだろうね。だけど、その予想の範囲を超えるというリス
クは、彼にも番組のプロデューサーにもあるはず。そうと考えれば、ヒヤ
ヒヤして面白いんじゃないの?

僕も時々、「自分の場」を壊したくなることがある。小さな「壊し」は絶
えず行っていると思っているけど、煮詰まってくるとドーンと行きたくな

る。禅で言えば、出家ということになるかなぁ…

[1650] 再び永平寺へ 投稿者情報大滝 2015-03-30 15:27
先日の土曜日の朝、思い立ってジムニーで永平寺に向かった。
朝8時に出発すると永平寺には午後の3時半くらいに着くと

予定していたんだ。あまり天気は良くなかったから行楽に出る
人も少ないんじゃかと読んでいたんだけど、圏央道から中央高

速に入るところがエラク混んでいた。仕方なく圏央道から東名
を通って福井に向かうことにした。これが結果的に失敗だったな。

時間の関係で距離平均80キロ走るには、実際は時速90キロか
ら100キロで走らなければならず、軽のジムニーでは緊張を強

いられ絶えずナビの距離を見ながら走っていたので疲れること
おびただしいんだ。でっ、東名高速の浜松あたりまでは順調に流

れていたんだけど、名古屋の手前の岡崎あたりで追突事故があり
大渋滞になり通り抜けるの2時間もかかってしまった。永平寺が

ある福井北のSAに着くころは6時近くになっており永平寺の
その日の拝観時間には間に合わないことから参拝はあきらめ、

急遽、目的地を加賀のあわら温泉に切り替えた。さすがに有名な
温泉だけに日帰り温泉ではあるけど、泉質はいい匂いで気持ちが

よかったな。温泉入浴後、車中泊の目的地、「道の駅三国」に着い
たときは夜の9時近くになっていた。「道の駅三国」は、東尋坊が

近いので観光シーズンには賑わうところなんだろうけど、この時
期は広い駐車場の中、車中泊している車両も数台で閑散としていた。
静かでよかったけどね。

翌朝、7時に永平寺に向かった。9時から拝観となっていたけど、8時
には入れたな。雲水(若い修行僧)さんが掃除(禅では作務と云って修

行のひとつである。)をしているところを見学できたのは収穫だった。
気合?を発しながら堂内を走りまわっていた。

おおっ、映画、「ファンシーダンス」のままだぁと感動したね。見ている
と大学の体育会の合宿を思わせたな。

でっ、座禅の指導をお願いしようと思って受付に行くと、今日は催し物
が入っていて座禅の指導はやっていないと(泣く)…。仕方がないので

傘松閣という大広間の中一人で座禅した。雲水が廊下を走り回っている
中ではあるけど、今までにないくらい実に座禅に集中できた。

僕の禅はマネゴトにすぎないけど、こういう雰囲気のなかで修業ができる
のは、ある意味幸せではないだろうか。

しかし実際の雲水の修行は厳しく、説明役の雲水さん、三食、ごはんと梅
干と味噌汁で、粗食が原因でカッケになったといっていた。

実は僕の高校の同級生が曹洞宗の寺の息子で永平寺に修行に入ったときにやはり
カッケで閉口したといっていたことを思い出し、今でもカッケになるのか

と驚いたね。座禅終了後、門前のそば屋で永平寺そばを食い、永平寺御用
達の「團助」で胡麻豆腐を食ってから北陸周りで帰途に就いた。

ジムニーを飛ばしに飛ばし、自宅に着いたのは夜の9時過ぎだった。メチャ
疲れた。しかし、気分は最高です。

[1644] 弁護士法23条の2 投稿者情報まいん 2015-03-25 20:36
某県弁護士会より、退職者の個人情報の照会がきました。すでに、退職者ではありますが、破産管財人になっているということで、その者の在籍時の住所等の照会でした。

弁護士会には下記のような解説が書いてありました。

「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命」(弁護士法1条)とし、依頼を受けた事件について、依頼者の利益を守る視点から真実を発見し、公正な判断がなされるように職務を行います。このような弁護士の職務の公共性から情報収集のための手段を設けることとし、その適正な運用を確保するため弁護士会に対し、照会を申し出る権限が法律上認められているものです。」


なるほど、社会的正義という意味ではその趣旨はよく分かる。ただ、自分に置き換えた場合、そのような私的な出来事が、前職の会社に知られてしまうということ自体ちょっと抵抗はでてきたのだが、それだけの責任ある立場だとそういうことになってしまうということなのでしょうか。

勉強になりました。
[1647] RE:弁護士法23条の2 投稿者情報大滝 2015-03-27 17:37
まいん様
弁護士法23条の2は、いくら社会正義の実現を目指す弁護士が委任さ
れた事件のためであったとしても、弁護士独自で会社等に個人情報の

報告を求めるのは妥当ではなく、その弁護士が所属する弁護士会(目的
の公正さを担保することができる)を通してすることが適当であるとさ

れたのだと考える。まして弁護士の受任事務が破産管財人であれば、破産
管財人の仕事が破産者の財産を債権者に公平に分配するということを公

の目的としているだけに、その目的に照らして、会社が一定の個人情報
(退職者の退職時の住所等)について提供しても、個人情報保護法違反

である第三者提供の問題にはならないということなのかなぁ。しかし、
破産管財人の職責の目的の範囲を超えて何でもかんでも報告要求に応じ

なければならないということではないので、要求された個人情報の内容
によっては拒否することもありだと思うけどね。

[1643] なんだかだなぁ~ 投稿者情報大滝 2015-03-23 14:22
先日の日曜日、ジムニーで秩父に行ってきた。当初予定していた林道を
通って山梨方面に抜けて中央高速で帰ってくるつもりだったんだけど、

体調がもう一つで、途中の荒川で蕎麦を食って引き返してきた。林道と
か雪道だったら乗り心地なんか気にしないんだけど、一般道でのジムニー
は、乗り心地が悪くてストレスがたまったね。ナニカ年を感じたなぁ。

やっぱり普通の年輩の人のように乗り心地のよい車に乗るべきなんだろう
か?ジムニーとかジープは、僕にとっては「自由の象徴」でいわば「主義」

で乗っているんだけど、少し無理があるのかしらん。カナシイ~!以前は
乗ってて楽しくてしょうがないと思えたのに、乗り心地が悪くてイライラ
したことはなかったんだけどなぁ。なんだかだなぁ~。

[1642] 文学者への憧れ 投稿者情報大滝 2015-03-20 17:08
人間のタイプをビジネスマンタイプ、文学者タイプ、政治家タイプ、技
術者タイプと大雑把に分けるとしたら、僕は文学者タイプになるんだろ

うね。この間、大学は文学部を卒業して、かって業界誌の記者経験のあ
る人と食事会したけど、感覚が僕に近いと思って非常に居心地がよかっ

た。失礼な言い方になるかもしれないけど、仕事は食うための手段と割
り切り、仕事以外の時間は自分の趣味に生きているというのは、ある意

味僕にとっては憧れだね。その彼が定年になったら、今まで買いためた
本を読んで過ごしたいといっていた。落ち着いたイイ趣味じゃないの~?

僕は、今だに仕事を食うための手段と割り切れないところがある。ビジネ
スマンに徹することもできず、文学者になることもできず、還暦を過ぎて

も中途半端な感じで「こんなんでどうよ」という感じはあるな。今さら
反省しても手遅れではあるんだけど、まっ、いいかぁ~?

[1641] オーバースキル 投稿者情報大滝 2015-03-16 16:24
当事務所の臨時のスタッフとして職安に求人の募集をしていたところ
70歳の人の応募があった。年齢というだけでは門戸を閉じるのは、

当事務所の方針にそぐわないので履歴書を送ってもらい、面接を実施
した。応募者は会社を経営していた実績もあり、SEの経験もあると

いうことで能力の面では申し分なかったと思う。しかし、採用するか
しないかの判断でこちらが要求しているスキルはパソコン、エクセル

の中程度以上の業務をできる人を募集していたことから、管理職経験
者で経営についても一家言あるような応募者がそれで満足できるだろう

かということが、採用にあたってネックとなった。応募者は当事務所も
業務の改善等が必要ではないですかといっていたことについては、重々

わかっていることではあるんだけど、それについては会社の体裁がある
程度ととのっていることが必要で、今の段階では当事務所は応募者のス

キルを十分生かすことができないと判断した。もしかして重要な人材を
逃したということになるかもしれないけど、やむを得ないと思っている。

[1640] 確定申告 投稿者情報大滝 2015-03-10 10:57
確定申告に行ってきた。いつも領収書を整理するについて時間
がかかる。これは接待費になるか、消耗品費になるか、それと

も旅費になるか、これは費用として計上できるかどうかで悩む
んだ(ほとんど費用として計上しているけど…)。

実際の申告の場面で僕のような大した収入がない者の費用につ
いては、いちいち調査されることはないんだけど、それでも調
査された場合の言い訳は考えておかなければならないと思うと、

領収書1枚についてもゆるがせにできないと思ってしまうのだ。
根がマジメなのだな、ヤッパシ。

4月に開業するIさんが事務所を訪れた。開業するにあたっての
方向性を話したんだけど、彼のスキル、経験、人柄、どれをとっ

ても開業するにあたってマイナスの要素はないと思えた。能力が
あるかどうかは、単に算数ができるとか国語ができるとかとは違

うんだと思う。それはただ資格があればいいというのでもない、
仕事の場面で実際に役に立つかどうかなのだ。

「俺は資格があるぜ!学歴もあるぜ!」というだけではダメなの
だと思う。企業が存続していく上で必要な知識を提供できるとい

う自信があるのであれば、時間がかかっても必ず成功できると思
う。Iさんはおそらくそんなに時間がかかることはないと思うけ

どね。Iさん、成功の前祝いにパアッとアウディでも買ってドラ
イブでも行かないかぁ~?…。


[1638] 春は名のみの 投稿者情報大滝 2015-03-04 14:17
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

2番 略

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

春とは名ばかりで冷たい風が吹いている。
僕にとっては、3月は、半世紀前の切なかったころを思い
出す。高校は卒業したのに浪人が決まり、世間では春にな

ったと浮かれているのに自分だけ世間から取り残されたよ
うで春の日差しの明るさが余計孤独感を募らせたものだった。

今はそういう心寂しかったことも、心地よい思い出になっ
ているんだけどね。

現在、人生をかけて受験勉強をしている人たちは、そういう
孤独感と戦いながら頑張っているんだと思う。

自分が認められないことの苦しさは、単に受験の時代のみな
らず人生にはついて回ることなのかもしれない。

人が、世間が、世界のすべてが自分を認めなくても、「自分
が一番」だと開き直れるようになるまで、ずいぶん時間がか

かったような感じがする。今は認められたいと思うことはな
いけど、それでも顧問先会社の担当者と面談するときは、信

頼されていなければいい仕事ができないことから、つい
「俺が一番だぜ、だから信用しろよ」という対応になってし

まう。お客を帰してから反省はするんだけどね。

[1637] 挑戦 投稿者情報大滝 2015-02-27 10:15
僕の高校時代の65歳になる友達が社労士試験を受けたいと。
歳をとってから難関の国家試験に挑戦するのは、大変なこ

とだね。敢えて無謀なことをやろうとする彼の心意気はた
いしたものじゃないか。

1日2時間の勉強時間を確保し、勉強方法が間違っていなけ
れば決して無謀なことではなく、時間は多少かかるかもし
れないけど絶対に受かると思う。

Uちゃん、気合だぜ!き・あ・い!!

[1636] 修行だぜ! 投稿者情報大滝 2015-02-22 22:10
栗田勇の「道元・一遍・良寛」を読んだ。道元の「正法眼蔵」は並行し
て3人が翻訳したものを読んでいるけど、みな解釈が見事にみんな違う

な。栗田の解釈が一番古い解釈に思えた。しかし栗田が芭蕉の「奥の細
道」について書いてあることは、僕にも同感できた。

「旅といいますと、何か未知のものを探して先へ進むことのようですが、
実は、時々刻々、今いる自分を捨てることです。日常生活の中に埋没し

ている自分を脱ぎ捨てて、裸になるということでは、旅はもっとも厳しい
修行です。彼は、自分の心を裸にするのを、旅というものにかけていたの

ではないか。そうしてみると、旅は、どこかに行きつくということが目的
ではなく、いわばプロセス自体に意味がある。どこかの目的地に行きつく

という目的を果たせばいいのではない、人生は目的達成ではない。むしろ
自分を捨てて捨てて、次々に生まれ変わっていくプロセス、その時々刻々

に自分の真実との出会いがあるということが、旅にこれほどまで命をかけ
させた理由ではないだろうか。」

芭蕉と比べるのは気が引けるけど、僕がひとりで車中泊の旅にでるのは、
これに近いなと思った。遠いところを何時間も車を運転していて飽きない

かとよくいわれるけど、実は飽きない。僕は座禅をしても妄想、煩悩の嵐で
とても無念、無想というわけにはいかず、実は座禅ができないタイプなんだ

けど、運転中は仕事のことも含めてほとんど何も考えていない。自然に無想、
無念状態になっているような感じがする。

だから僕にとって、車中泊の旅行は、座禅と同じ修業で遊びじゃない!って
いっているんだけどわかってもらえるかなぁ~?

[1635] セールス 投稿者情報大滝 2015-02-15 10:23
Suvの新車が出たので、久しぶりにディーラーをまわってみた。僕は、
基本、車が好きだから、みんな良く見えてしまってお金があったらみ

んな買いたいと思ったな。それと各社の営業マンの対応も面白い。まず、
冷やかしできたか買うつもりできたかを大概は判断するんだろうね。僕

のような冷やかしでも熱心に説明してくれる営業マンには好感がもてたね。
コイツから買ってやりたいと思わせる営業マンはやっぱり優秀だと思うし、

教育が行き届いている感じがした。その中でも感心したのは、レクサスの
営業マンだった。まず、車の知識が豊富。他社の車がどういう車であるか

ということもよく知っていて話をしていても楽しかったね。人にモノを売
るときはやっぱり商品知識があるということが絶対条件だね。そのセール

スマンは、客がどういう車を欲しているか、客の興味、客のライフスタイル
まで探っているように見えた。今日明日買わなくても将来顧客なってくれる
という姿勢で客に対応しているような感じがしてホント感心した。

でっ、さいごに「僕は5年のローンでしか車は買えないんだけど、ローンは
使えるかい?」と聞いたら、そのセールスマン、「大丈夫です!うちのお客様

の3割はローンのお客様です!」ですと。そうかぁ。あとの7割の客はキャ
ッシュで買っているということかぁ~?う~ん…

[1634] 一休さん 投稿者情報大滝 2015-02-14 09:56
町田宗鳳の「森女と一休」を読んだ。空海とか道元とかはどちらかと云
うと、常人ではなく雲の上の人という感じがして、生身の人間が伝わっ

てこないという感じがしている。禅宗は基本的には臨済宗にしても曹洞
宗にしても厳しい修行が要求されていて、常人、生身の人間がどのよう

に悟っていけばいいのかということを、生き方として示してくれていな
いと思う。宗教学者の町田宗鳳は臨済宗の坊主である一休を通して禅で

悟るということの在り方を示した。それでもどうしたら悟れるのかとい
うことに関しては、一番大事なところは「飛んでしまっている」んだな。

悟りは語りえないブラックボックスで、やはり実際に修行(たとえば座
禅)しなければわからないということかぁ。

[1633] 民法判例勉強会について 投稿者情報大滝 2015-02-12 08:26
2月28日勉強会がありますが、その際、副読本民法第三版(2)債権法の使用貸借、賃貸借の
部分を読んでおいてください。

判例自体は第7版が出ております。当分は第6版でやりますが、できれば第7版も用意し
ておいてください。

わからないのが普通だと思いますので、当日わからないところはそのままにせず、質問す
ることで解決を図ることが大事だと思います。

[1631] 正法眼蔵入門パート4 投稿者情報大滝 2015-02-06 18:49
頼住光子の「正法眼蔵入門」の4回目を読んでいる。正法眼蔵は、宗教
書というより哲学書に近いと思う。道元の存在とか時間などの考え方は

ハイデガーと驚くほど似ている。ハイデガーの哲学だって僕にはいい加
減にしか理解していないんだけどね。

頼住光子も哲学者であるだけに本来説明できないことをわかりやすく(そ
れでも道元の使用する言語、用語になれないうちはチンプンカンプンだね)
解説してくれている。

道元は本来語りえないないものを語っている。臨済録にしても碧眼録に
しても本来語りえないものを語っているんだと思う。僕も理解したこと

を言葉に出して説明しようと思うんだけど、人に説明する段になると、途
端に説明に窮し、なんだ、「まだ全然わかっていないんだ」ということが
わかってガッカリすること多しだね。

でっ、僕なりの禅の理解を一言で説明すると、「要は自由であるか自由で
ないか、楽しいか楽しくないか」。

お金があろうがなかろうが、日が照っていようが曇っていようが、仕事が
うまく行こうが行くまいが、人間関係で悩んでいようがいるまいが(ほと

んど悩まないけど)、自由だと感じられるのであれば、それでいいんじゃな
いかと思っているだけど…

ハイデガーの哲学を理解した人は、「世界の深淵を覗いたような感じ」がす
ると云っている。禅で悟った人も同じように「世界の深淵を覗いた」実感

がするんじゃないかと想像している。僕も世界の深淵を覗いてみたいと思
っているんだけど、一生無理かもしれないなぁ…

[1628] 正法眼蔵入門パート3 投稿者情報大滝 2015-02-02 17:33
僕のように中年以降になると哲学とか宗教に興味を持つ人が多いように
思う。行き帰りの電車の中でこの間は、中年のサラリーマンと思しき人

が「西洋哲学の歴史と何とか」とか、また、別な日には「カフカ」を読
んでいる別な人がいて「おお、同志だな」となんとなくその中年サラリ

ーマン達に親近感が湧いたね。おそらく若い人は自分の人生は永遠に続
くと思っているから宗教とか哲学は必要ないんだろうな。宗教がなくて
も哲学がなくても生きていけるしね。

道元は、「みずからをしらんことをもとむるは、いけるもののさだまれる
こころなり(自分を知ろうとするのは、生きとし生けるものの免れられ

ない心のはたらきである。)といっている。仏教の基本的なモティーフが
「苦からの脱却」にありとせば、現実の世界は苦に満ちたものであり、

その苦の根本的な原因は、無知だと。自己や世界を正しく認識しないこ
とから、物事に対する誤った執着や煩悩が生まれ、そこから迷い、苦しみ

が生まれると。「みずからをしらんことともとめ」ても、自己に対して誤っ
た見方に陥ってしまえば、迷いや苦しみが生まれるだけだと。だからそ

れらを脱却するためには、自己の、そして世界の真実のありようを正し
く認識すること、言い換えれば、真理を体得することが不可欠だと道元

は云っているように思われる。僕も自己の、そして世界の真実のありよう
を正しく認識したい。永遠にそれは不可能だとしても…

[1626] 正法眼蔵パート2 投稿者情報大滝 2015-01-30 19:43
道元は、正法眼蔵の中で、「山は歩く」と云っている。普通の常識(二元
論)では、山は歩くわけはない。道元は常識的なとらえ方とは違う見方

を提示することで日常世界の意味の枠組をそのものをゆるがそうとする。
そのことによって、あくまでも、私たちが思い込んでいる常識的な世界
観をずらし、相対化するためだと。

経験上、常識論で悩みが解決できたためしはない。神様仏様の他力で悩
みを解決してもらうことに抵抗があるのであれば、自分で解決するしか

ない。自分の力(自力)で悩みを解決しようとすると、そして悟という
ことの意味が苦からの離脱にありとせば、道元の「山は歩く」は深く考

えてみる価値はあるかもしれない。何時間考えてもわからないものはわ
からないんだけど…

[1624] 正法眼蔵入門 投稿者情報大滝 2015-01-23 16:25
道元の正法眼蔵の入門書を読んでいる。正法眼蔵に関する入門書は何冊
読んだかわからないほど。頼住(よりずみ)光子の角川版を読んで初め

て理解できたような気がした。と云ってもほんの一部だけど。曹洞宗系
の禅は座禅を中心とし臨済宗系の禅と違い公安を用いないと理解してい

たけど、正法眼蔵の中では碧巌録とか臨済録とか中にある公安も出てき
て道元なりの解釈が書かれていた。僕のごくごく浅い知識でも、道元の

解釈は碧眼録の解釈からも離れているとは思えなかった。不遜極まりない
けどやっぱり道元さんはわかっていたのだね。

僕は頭の中では二元論(正法眼蔵のなかでは「分節」という云い方をし
ていた。)から脱却したいと思っているんだけど、自分の生活の中では

どうしても二元論で考え、感じていることを避けることができないでいる
な。僕は禅宗のお坊さんではないからまぁいいかと思っているけど…。

道元の言っている中で「修証一等」すなわち、修行して悟るのではない
(これは二元論)、悟りと修行は同じ次元にあると(ここまで言い切れ

るかなぁ)、固定した悟り、修行と分断した悟りはありえないということ
だと思うけど、生きている以上は一生修行ということかなぁ…

[1619] 新年会 投稿者情報大滝 2015-01-21 16:57
今週の24日、勉強会終了後に新年会をする予定です。場所は飯田橋
東口の居酒屋を5時半で当日予約をしようと思っています。

勉強会は不参加でも新年会は出たいと思われる方もいると思います。新年会参加希望者は大滝(090-7718-7695)か馬場までご連絡ください。

[1618] 永平寺 投稿者情報大滝 2015-01-19 11:33
先週の金曜夜から日曜日にかけて、福井県永平寺に行ってきた。夜10時に
自宅を出て圏央道から中央道に入り夜11時半談合坂SAで車中泊。談合

坂は雪が積もっておりその上霧が降っており夜の風景はなかなか幻想的で
あった。久しぶりであったためか、寒かったためか1時間ごとに目が覚め

てあまり眠れなかった。翌朝7時半談合坂出発。出発当初は多少混んでい
たけど渋滞はなしで快調に走った。残念だったのは、曇っていたので八ヶ

岳連邦、甲斐駒ヶ岳の雪山が見れなかったこと。名古屋で中央高速から名
神高速に入り名神高速の関ヶ原あたりから雪がふっていた。名神高速の米

原で北陸道に入ったけど、周辺の山々は灰色で水墨画の風景だった。新潟
・群馬の山々とは又違った風情で感心しながら楽しく走っていた。

ところがハプニングが起こる。午後2時ころ福井のICを出るところで、
ナビがブチッといって壊れた。車を運転する人だったらわかると思うけど、

知らない土地でナビなしではどうにもならない。一瞬頭が真っ白になった。
板橋のジープのディーラーに福井まで修理に来いと冗談で言ったんだけど、

担当者は絶句したな。担当者から福井のジープのディーラーの住所と電話
を聞いたんだけど、住所聞いてもなぁ。

永平寺は何回も行っているので福井のインターからナビなしでも行けるの
で取りあえず永平寺に向かった。

永平寺は雪に埋もれており寒々としていた。本当は永平寺の宿坊に泊り朝
座禅して帰りたかったんだけど…。福井のディーラーに明るいうちに行き

たいと思ったので、急いて永平寺の中を巡り、瓦の修理代を寄付し、門前
のそば屋で永平寺そばを食い、コンビニで地図を買って福井のジープのデ

ィーラーに向かった。なかなか親切なディーラーで場所がわからず、ウロ
ウロしていたら迎えにきてくれた。でっ、ナビを診てくれたんだけど、ナ

ビの部品が壊れていて部品を取り寄せないと治らないと。どうしたらよい
かと聞いたらスマホのアプリにナビ機能があると。スマホに詳しい社員に

タブレットにナビを設定してもらってひとまず何とかなることがわかって
ほっとした。その時点で夜になっていたけど、加賀の山中温泉に行きたい

と思っていたので左手でタブレットを見ながら雪の山道を山中温泉に向か
った。夜でもあり雪道はスリリングでワクワクしたね。山中温泉の健康セ

ンターは道の駅にもなっており温泉も併設されている。ゆっくり温泉に入
って、なかの食堂で牛丼食った。味はもう一つだった。

でっ、そこで車中泊をしようと思っていたんだけど、雪が降っており駐車場
は凍りついており、これは談合坂でさへ寒かったのだからここはもっと寒いと

思い、夜の8時を過ぎていたけど、雪のない名神か東名のSAまで戻ろう
と、そこから急遽戻ることにした。山中温泉から北陸道の加賀ICまでの

道路も真っ暗な雪道で、幹線道路は凍結防止ために水が噴水のようにまか
れており車輪の片方は水で雪が解けているけど片方の車輪は雪に乗っかっ

ているので、運転そのものは神経を使ったね。北陸道の加賀ICから名神
高速の米原までの110キロ区間は真っ暗でそれも吹雪が車の前面の窓に吹

き付けてくるので道路が見えず、うっかりすると道路を飛び出しそうでヒ
ヤヒヤした。雪がない東名の上郷SAに着いたときは夜中の1時になって

いた。そこで車中泊した。今度は疲れていたせいかグッスリ眠れたな。翌
日はひたすら東名を走り海老名から圏央道、関越道を通って板橋のディラー

にジープを持ち込んだところ、1時間くらいで直してくれた。修理代は無料
だと。あったりまえだぁ!ばーろ!と口には出さなかったけど…。

しかしこういうハプニングも僕にとっては非日常的で結果的に楽しかったぁ~。
また行きたい。

[1616] 遊ぶぞう~ 投稿者情報大滝 2015-01-14 00:07
年末年始にかけてインフルエンザ(だったと思う。)でずっと体調がもう
一つだった。そこから気持ちももう一つで何かしっくりこない、やる気が

湧いてこない状態であったんだけど、今日あたりからようやく普通(何が
普通?)の状態に戻ってきた。心身の調子が悪いと遊びに行く気もしなく

なる、外に出るのもおっくうになるんだね。遊んでいるわけでもなく勉強
しているわけでもない中途半端な状態が続いていた。今日、派遣元責任者

講習があり、ユンケル2本飲んで気合い入れてやったら、気持ちもそれな
りに乗ってきて、ようやく仕事をしたという気持ちになれた。やっぱり僕

の場合、遊んでいるときの方がいい仕事をしているような気がするなぁ。
この冬のさ中いつもだったら雪の中をジープで駆け回りたいと思うのに、全

然そういう気持ちが起きなかったから、よっぽど心身の調子が悪かったんだな。
そういうことで、来週から週末は遊びに徹するつもりです!

[1615] 栄西 投稿者情報大滝 2015-01-09 15:14
臨済宗の開祖「栄西」の伝記を読んでいたが、もう一つピンとこない
ところがある。栄西は、奈良の東大寺、法勝寺の再建事業に尽くした

として1212年に朝廷から「法印」の位を叙せられた後、朝廷にもっと
位の高い「大師」の位を申請したと。栄西自身は禅宗の発展のために

はもっと高い位が必要だと考えていたようだけど、何か根本的に受け入
れがたいものがある。確かに世間的には、何物でもない乞食坊主より高

価な袈裟、装束を羽織った「大師」様の方が影響力はあるかもしれない
けど、宗教者がそれを基準にすることは根本的な宗教の死を意味するの

ではないか。名聞名利を追っかける坊主はロクなもんじゃないと僕は思
っているので、栄西さんに対する興味はいっぺんに失せたな。ザーンネン!

[1614] 情けねぇ~! 投稿者情報大滝 2015-01-04 22:29
風邪だあ!
毎年、大みそかは鹿島のホテルで年を越し、元旦に成田山で初詣で、
その帰りに息子の家に寄ってくるというバターンだったったんだけど、

今回は、風邪で全くグジャグジャになった。31日出発の時点で熱が
あったんだけど、ホテルの予約をキャンセルするのはもったいない

と思い、車で自宅から鹿島まで向かった。行くのも結構大変だったけ
ど、着いてホテル併設の温泉に入ったのが良くなかったのか、夕食が

終わるころは寒気でガタガタしたね。翌朝のおせちも半分は残したな。
恒例の成田山参詣も息子の家に行って孫の顔をみてくるのもあきらめ、

元旦に自宅に戻り、今日まで寝ていた。ゆっくり休暇を楽しむどころ
か休みの間全く何もしなかった。

それで、また明日から仕事だと。情けねぇ~

[1613] 謹賀新年 投稿者情報大滝 2015-01-03 08:37
新年あけましておめでとうございます。
本年が皆さまにとりまして素晴らしい年となりますように
心からお祈りを申し上げます。

1年の計は元旦にありと申します。私はそもそも計画を立てる
のが苦手というか、まぁいいかといういい加減な性格でもあ
りますが、今年も抱負を述べたいと思います。

大滝・馬場事務所も3年目を迎えます。事務所の経営につい
ては、馬場さんに任しておりますが、この2年間は、足元を

固めることを重視してきました。今年は事務所として飛躍す
るためにスタッフを育てる、教育するということを視野に入

れていきたいと思っております。実務をこなす過程でスタッ
フが経験を積み成長もしておりますが、より大きく成長する

ためには、スタッフの自覚した勉強も必要になるのではない
かと考えております。

私個人では、目の前にある仕事をこなしていくことは今まで
も変わりはありません。それが顧問先の会社の発展とか従業員

の利益につながり、自分も会社もその先につながる共同体のさ
さやかな幸せに貢献できることになればなぁと思っております。

勉強会については、今年から民法を始めます。この勉強会で
今日明日に即結果につながることはないと思いますが、長い目

で見れば、必ず社労士として底の深い実力をつけることになると
信じております。

私個人の力は微々たるものですが、今年も「一所懸命」頑張りたいと
思っております。

本年もよろしくお願いいたします。

[1611] 良いお年を! 投稿者情報大滝 2014-12-30 12:48
12月30日
激動に暮れた平成26年も終わりを告げようとしています。いつも思
うことですが、何もしないうちに、あっという間に1年が過ぎて往

きました。光陰矢のごとしとはよく云ったものです。「露と落ち露
と消えにしわが身かな、なにわのことも、夢のまた夢」とは秀吉の

辞世の句ですが、秀吉をたとえにするのは気が引けますが、人生は
夢だとつくづく感じます。

ここ数年の私のテーマは、共生、共に生きるということでした。
かって私は傲慢にも自分1人であれば生きていけると思っておりま

した。他人との煩わしい関係で自分が自分でなくなると思っており
ました。哲学者の西研は、地球上で自分1人が生きているのであれ

ばともかく、そんなことはあり得ない以上、生きている以上他者
とどう折り合っていくか、他者との関係の中で幸せを追求していく

しかないと。心理学者のアドラーはもっと積極的に「幸せ」は他人
の関係の中でしかありえないと「共同体感覚」という言葉で説明し
ておりました。

私も「共同体感覚」を身に着けたいと思っておりますが、一方で時
宗の開祖といわれている一遍とか良寛さんにも憧れるのです。一遍

は、家族も財産も捨てきった捨て聖といわれています。一遍の捨て
るは、家族も財産も社会の一切の関係も、自分自身さへも捨てると

いう徹底したものでした。それと「共同体感覚」とどう折り合うの
だ、矛盾しているのではないかと理屈、二元論ではそう思います

が、実は私の心の中で矛盾は感じていないのです。ただ、説明はで
きない。他人に説明するために生きているわけではないと、ここは
開き直ることにしましょう。

いつも同じことを矛盾していることを考えているような気がしま
す。また、例のごとくまとまりのない話になってしまいました。

皆様、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたしま
す。良いお年をお迎えください。

[1610] 大学ラグビーパート3 投稿者情報大滝 2014-12-22 14:08
趣味の話ばかりで恐縮。大学ラグビー選手権セカンドステージ、早稲田対
同志社の試合を見た。全くダメな試合で最後は1点差まで追い詰められ、

インジュアリータイムで同志社のキッカーがゴールを入れると劇的な逆転
負けになるところだった。ホント心臓が止まるかと思ったな。

外野だから勝手なことを言わしてもらうと、早稲田の選手には「自由」と
いう感じがなくてやらなきゃいけないことを云われてやっているような感

じがした。これが伝統だといういうのであるならば、そんな伝統なんかク
ソックラエだと思う。とくにゲームをマネジメントしなければならない10番

(1年生の有望選手だと)が意味のなくバントをあげて敵のカウンターを
食らっていたけど、あまりのアホさ加減に呆れた。

ラグビーではとりわけ自由と規律という面が重視されると思う。自由でも
なく規律がしっかりしているわけでもない(早稲田は反則が多い)という
のであれば、その伝統のどこに存在価値があるのだ。

勝ち負けを問題にしているのではない「命の輝き」を見たいのだ。同志社
の選手が泣いていたのは、同志社の選手はこの試合で「永遠の何か」を感

じたんだろうと思う。みんなやるだけやったという清々しい顔をしていた。
早稲田の監督、選手に再びいう。何とかしろ~!バーロー~!(再び泣くっ!)

[1609] 大学ラグビーパート2 投稿者情報大滝 2014-12-19 13:54
全国大学ラグビー選手権の第2ステージが始まっていて、このところ第2
ステージ8試合を自宅のビデオで見るのを楽しみにしているんだ。ここ数

年続いている東高西低で関西の5大学が関東の大学にすべて敗れた。敗れ
たからといっても力がそんなに開いているわけではなく、関東の大学は帝

京を除いてみなどんぐりの背比べだな。ビデオを何度も見て思ったことだ
けど、ラグビーはやっぱり格闘技だね。帝京のフォードの攻撃に対して相手

チームのタックルが遅れたり、タックルに行かなかったりするのは、やは
りデカくて強いゴリラ(失礼!)みたいな奴がすごい形相(顔が殺すぞと

いっている…)で突っ込んでくると恐怖感を感じるんだと思うな。そこを
「頭から突っ込め~」とか、「殺せ~」とかいうのは、外野で見ている者の

無責任なたわごとなのかもしれない。うっかりすると大けがにつながる恐
れもあるしね。それでもそこを死ぬ気で突っ込めぇ~とか殺せ~といいた

くなるのは、そこにこそ、「永遠の命の輝き」があるからだと思っているん
だけど(大げさか!?)。時々そういう試合にお目にかかることがあると、

ジーンときて涙が出てくるな。そういう試合をやった本人もボロボロに泣
いているのはその瞬間を確かに味わったからじゃないかと思っているんだ
けど…  ラグビーは面白いよ!

[1607] 衆議院議員選挙 投稿者情報大滝 2014-12-15 12:41
先日の衆議院の総選挙で自民党が圧勝した。僕が政治のことがよくわか
らないとういうことを前提にして思うんだけど、国民は民主党の政権時

代に戻るぐらいだったら今の自民党政権の方がよっぽどマシだと思って
自民党を選択したのだろうか。実は民主党が政権をとったときに僕は秘

かに期待していたんだ。しかし民主党の実際の政権運営のあまりのひど
さに心底ガッカリしてしまった。と同時にそのとき僕自身も反省した。

野党としてはいくらでも批判はできる。批判自体は鋭いモノがあったと
しても、政権を運営する立場になったとき、途端に色あせるというのは

どういうことか。批判するときは一方の立場にたって舌鋒鋭く追及する
ことができるけど、責任者の立場に立つとどうしても利害の調整に立た

ざるを得なくなるし歯切れが悪くなる。政治の善し悪しは利害の調整を
いかに公平に行うかだと思う。民主党が野党の時の主張(マニフェスト)

を実現しようとすれば、利害の調整の点で不都合が生じ(八っ場(やんば)
ダム)、利害の調整に走れば堕落したといわれ、はたまた政党の内部に根本

的な意見相違(労働組合から右翼的な考え方)があれば、国家の運営が統
一的に行われず、バラバラになって外国から付け込まれることになったと
いうのが、僕の民主党政権に対する印象である。

今日の朝日新聞は、「一体になること」そのものの怖さを指摘していたけど、
それによっていつか戦争の道を歩かされることになったとしても、

それは国民を深い失望に追いやった民主党の責任だと主張するのは酷なこと
だろうか?
[1608] RE:衆議院議員選挙 投稿者情報02 2014-12-15 16:51
政治についての考え方は古代ローマ以来、様々なものがありますが、私が最も過激で現実的なものと思うのは、毛沢東語録の一説です。「政治は武器を使わない戦争であり、戦争は武器を使う政治である。」というものです。さすがに、単に政治家ではなく、軍人であり、革命家である人の言うことは違いますね。
私は、政治家の仕事は5つあると思います。(1)現状を正確に分析すること。そこから現状の問題点を明確化するわけです。(2)理想を国民に提示すること。国民が幸福を追い求めるゴールを明確に示すことです。(3)現状からゴールまでの過程を提示すること。細かすぎず、大まかすぎず、国民が理解でき、納得できる地図を提示することです。(4)その地図にのっとり行政(政治家ではなく、官僚機構です)が着実に前進させるように、政治家が管理・指揮・命令することです。(5)前記(1)~(4)を国民が納得できるように、政治家が国民に説明することです。自民党がこの5つを適切に行えたわけではありませんが、民主党はお粗末すぎたのだろうと思います。HさんとかKさんとか、能力のない人が首相になったって、国民にとっては迷惑としか言いようがありません。見渡したところ、ベストの政治家はいないようですが、せめてグッドであってほしいものですね。
グッドでさえあるか否か疑問のある方もいるのですが、政治の世界の義理人情を見ることができて一興でした。北海道のSさん、岩手のOさん、山形のKさん、広島のKさん、とにかく良かったですね。栃木のWさん、東京のKさん、無念のお気持ちお察しします。

[1606] 給与を返したい。 投稿者情報大滝 2014-12-10 18:08
派遣協会のO2さんから聞いた話。15年前に会社からもらい過ぎた
給料4万円を返したいという電話の相談があったと。

5年前とか10年前の未払賃金を会社から払ってもらいたいという労
働者の電話相談はよくあるけど、もらい過ぎた給料を会社に返還した

いという相談は確かに僕にも記憶がない。もらい過ぎたとわかったの
であれば、なぜそのとき返さなかったのか、何を今さら返したいとい

うのか、かえって裏があるようで気持ちの悪いことではある。もらい
過ぎた原因は欠勤したにもかかわらず出勤簿に出勤と記載したからだと。

そうだとすると給与の不正受給ということになり詐欺罪で犯罪行為と
いうことになる。15年たてば犯罪行為としてはとうに時効になってい
るから、安心して返したいということかぁ。

給与を返したいというスタッフの話にあまり共感が持てないのは、僕
の性格がゆがんでいるということかぁ~。う~ん。わからん。

[1605] 団交だぁ! 投稿者情報大滝 2014-12-05 20:36
先日、顧問先より団交の申し入れがあったとの連絡があり、久しぶりに
団交の現場に出た。 2回にわたる交渉の末、無事妥結できて、ほっとし

たけど一方では釈然としないものが残った。会社が募集したのはゲームソ
フトの開発リーダー。労働者の履歴、スキルシートには、私立大学の工

学部を出てJavaとかC++(僕にはチンプンカンプン)とかに精通
しているということだったが、実際は全く出来なく、研修にも消極的で、

会社として請負の現場に出せなかったと。あまりおかしいので、会社がス
タッフにスキルを確認したところ、実際の経験もスキルもないことを認

めたということだった。それでも会社としては3月間雇用し休業手当を
支給していたと。その後会社はスタッフに対し雇止めを通告したんだけ

ど、団交申入書には、派遣法の事前面接違反(組合は犯罪行為だと!?)、
スタッフが事前面接の違法を指摘し組合に入っていると告げたら会社が

雇止めを通告してきたので、それは不当労働行為であるというのが労組の主
張だった。1回目の団交では、事前面接=職業安定法違反などと荒っぽい

主張で細かい派遣法の問題についてほとんど論議することができず、ス
キルを確認して雇止めの通告した時期がたまたま組合員である旨の通告

した直後だったということを具体的な業務の日程内容を示して説明しても
なかなか分かってもらえなかった。

2回目の団交では、このスタッフは、履歴をみると3か月から5か月くら
いで会社を変わっていた。スキルシートの偽造から会社の業務歴について

も偽造が伺われたことから、こういう形で会社に雇用されて雇止めされて
は組合に入っているということで不当労働行為を主張し団交を繰り返して

いろいろな会社から解決金を詐取して生活しているように見えた。会社の
主張は、絶対雇用の継続はあり得ないと。あくまでも本人のスキル不足に

よる雇止めで会社は一切妥協しないという姿勢であったけど、組合の顔を
つぶさずに解決金で解決しましょうと会社を説得し、もし団交決裂した場

合には、最後の手段としてスタッフを経歴詐称は刑法第246条の詐欺罪で
あるとして刑事告訴しましょうと考えていた。

結局最後の手段をとる前に、組合、本人が折れた。当初、組合は3か月分
の賃金相当額の解決金を要求していたけど、結局解決金10万円で合意した。

会社としては、スタッフについては経歴詐称があったと考えているので経
歴書にある会社を訪問してその会社でどんな仕事に就いていたのか、スキ

ルシート記載の技術をスタッフが実際もっていたかを確認してよいかとス
タッフに聞いたらスタッフの顔が凍りついたので案外図星だったかもしれ
ない。

僕がやりきれないと思っているのは、全く働く気がなく労組を使って和解
金を稼ぐ労働者(僕は労働者の風上にもおけない奴だと思う。)が、多いと

いうことだね。組合もまっとうな労働者のために戦えと言いたい。僕は本当
は労働者の味方なんだぞと云っても、それは通じないだろうな。

でっ、団交の終了後、社長と握手をかわし、報酬を10万円でどうかという
申し出があった。僕は、ナニカッコつけたのか6万円でいいですよといって

しまった。若い社長のキップに感じいったということもあるけど、もらって
おけば良かったなと後でヒジョウに後悔したな(チイセェ~!)。

[1601] 久しぶりの林道 投稿者情報大滝 2014-11-30 23:10
久しぶりにジムニーで林道を走ってきた。国道299号の東吾野から顔振峠
へ上る林道に入り顔振峠から飯盛峠、刈場坂峠へ続く林道は舗装もされて

おり、快適なはずだったんだけど、体調がもう一つで、曲がりくねった狭
い道を走っているうちに吐き気で冷や汗が出てきた。車酔いしたような
感じでどうなるかと思った。コンビニで買ったホタテの燻製が悪かった

のかもしれない。堂平山まで走って武甲の湯に入って帰ってくる予定を
早々に切り上げて自宅に帰ってきた。吐かないで自宅に帰ることばかり

考えていたから、途中を景色を楽しむどころではなかったな。体調が悪
い時は、無理しないで休むのがいいとわかっているんだけど、そうもい

かないときがあるな。だからこそ自分の楽しみだけはと思っていたんだ
けど、楽しみも「しなければならない」と義務的になったらやっぱり駄
目だね。

[1598] 合宿旅行 投稿者情報大滝 2014-11-25 15:51
先週の土曜日から日曜日にかけて、勉強会合宿旅行で鬼怒川温泉に行っ
てきた。初日は朝、池袋発のバスでホテルおおるりまで行き、そこでレ

ンタカー2台に分乗し、龍王峡、平家の里を見学してきた。龍王峡は
渓谷で一部紅葉が残っており渓谷としてはなかなか良い景色だった。

平家の里は平家の落人、平忠実(清盛の孫)の末裔の隠れ里で当時の
家屋が再現してあった。夕食の関係であまり時間をとれなかったのは
残念だった。

でっ、おおるり!基本5900円だから去年のこともあるし、わかって
いたことなんだけど、食事は当然もう一つ、バスタオルはなし、髭剃

り整髪料等はなし、カラオケは混んでいたので当然予約はとれず、そ
れでも、まぁ5900円だからと、妙に納得したものだった。食事の後は

二人部屋に8人が集まり各自の抱えている問題等を話す会になった。I
さんの独立の方向性、馬場さんの経営者として抱えている問題等が話

題になった。翌日は電車で東武鉄道の鬼怒川温泉駅から日光まで行き、
日光東照宮を見学してきた。家康の墓所、見ざる聴かざる云わざるの

3猿、眠り猫、鳴き龍などを見学してきた。さすがに疲れたね。家康の
墓所で、「家康さんはあまり好きじゃないな」と思わず囁いたせいか、

スマホの写真が半分は鮮明に映っていたけど、半分は変な光が入って
おりピンボケだった。やっぱり本人のお墓の前で悪口はいっちゃいけ
ないね。

今回の1泊2日の旅行にしては盛りだくさんだったのではないか?鬼
怒川温泉で食べた蕎麦(歩いたけど)、日光の湯葉料理はおいしかった

ね。日光から池袋に戻ってきたんだけど、JRの片道料金が4000円を
超えていたのはびっくりだね。往復で8000円はかかることになり、お

おるりの往復バス代は1000円だから、安いということにかけて、おお
るりは文句なしなんだけど、来年はもう少しグレードを上げないかぁ?

もう一つ納得がいかないこと、初日に借りたレンタカー同じ車種(フィ
ット)で同じ距離を走ったにもかかわらず、ガソリン代がIさんは500

円台、僕が700円代だった。Iさんの方が運転がうまいってことかぁ?
う~ん。納得が行かん!
[1599] RE:合宿旅行 投稿者情報まいん 2014-11-26 18:51
昨年に引き続き、参加させて頂きました。
いつも勉強会のあと、小一時間カフェ・ド・クリエでお茶をするのが定番ですが、この旅行はそのお茶会のスペシャルバージョンみたいです。

龍王峡も湯西川もかつて、添乗員をやっていた時に行った記憶はあったのですが、あれからもう20年弱経っており、月日の流れの速さを改めて感じます。

Tさんの、「経営者」というものの覚悟や心構えをの話を聴いて、「自分にはそこまでの覚悟があるかな(できないな)」という不安とか、大企業で実績を積んできた人の尊敬の念とか、色んな思いが交錯しました。

個人事務所から社労士の受験団体、はたまたグローバル企業までを例に出しながら、あるべき経営者像について話をきけたのは、僕にとっての何よりの収穫でした。
勤務登録の身である自分にとって開業されている方の多いこの勉強会には尊敬すべき方が多いです。

ただ、大滝先生はいつも自分の人生のことを卑下するけど、「外車や4駆を乗り回す社労士がなぜそんなに自分を卑下するのか」というのもいつも感じます。

むしろ先生の持っている人望こそ、誰もが憧れ目指そうとしている境地なのでは・・・そんな思いも今回参加して改めて感じました。

来年からは、労働法研究会も、新たなステージ(民法)へとアップします。
この間の祝日には、図書館に行って、民法入門の本を借りてきました。
たまたまダットサン民法もあったので、手にとってみたのですが、1度目を通した限りではなかなか手ごわいです。

来年は、旅行の方も食事のグレードUP&カラオケ付といきたいですね。

引き続きよろしくお願いします。
[1600] RE:RE:合宿旅行 投稿者情報大滝 2014-11-28 06:49
まいん様

合宿旅行は楽しかったね。みんなとする旅行の楽しさは、普段と違った面
がみられて新しい発見があることかな。今回はTTさんの毒舌?率直な物言

いが面白いと思ったね。まいんさんの僕の見方は意外だったね。自分では
「人生に卑下している」どころか、常々「俺が一番!」と公言しているか

ら僕の友達から「考え違えしているんじゃないの?」と言われているんだ
よ。ただ、僕以外のそれぞれがみんな「自分が一番だ」と思っていてくれ

ればいいかなと思っているんだ。若い時は「オレがオレが」ばっかりで自
分しか見ていなかった、自己主張のかたまりだったと思っている。それは

恐らく内心、無意識の領域では、コンプレックスが強くあったからだと思っ
ているんだけどね。

今は内心、無意識の領域でも「世界はオレのもの」~。ほら~イヤな奴だろう?

[1597] 民法判例勉強会 投稿者情報大滝 2014-11-18 09:51
この12月で労働判例百選第8版の事例を全てやることになります。
労働判例の勉強会を馬場さんと始めてまる9年になりますが、この

9年の間に、労働判例百選第7版もやっておりますので、労働判例だ
けで少なくても200例はこなしていることになります。

僕の中ではどんな労働問題が起こっても対応できるだけの自信がこ
の勉強会でついたように思っているんだけど。労働法をより深く理

解するためには民法の理解が必要です。そこで10年目に入る来年1
月の勉強会から民法の勉強会を新たに始めることにしました。

具体的に民法を理解するためにやはり事例研究が良いかと思ってお
ります。そこで教材は、民法判例百選(1)総則物権第6版(有斐

閣)、副読本として民法(1)総則物権第三版(勁草書房)を使用しま
す。余裕のある方は、副読本などで予習をしておいてください。

以上です。

[1596] 君は男だ 投稿者情報大滝 2014-11-17 07:18
生き物はかなしと言いて
 この我に寄りかかるなよ
君は男だ
     梅内美華子 「現代秀歌」

これは恋の歌だと永田和宏はいうけど、こんな?男に女は
惚れるのだろうか?

僕は自分に女々しいところがあるからこそ「オレは男だ!」と
思ってきたんだけど、もしかして男女平等という感覚を持ち合

わせていないないのかもしれ知れない。僕の中では単に美学の
問題に過ぎないと思っているんだけど…

[1595] 榛名神社 投稿者情報大滝 2014-11-10 16:00
先々週の土曜日、榛名神社に行ってきた。当日は雨が降っており山は
どこに行ってもダメだなと思い、群馬県の榛名神社に行ってきた。

榛名山の中腹にある榛名神社は山門(随神門)から本殿に至る林の
中に国指定文化財の建物である双龍門やら神楽殿など、江戸時代に

創建されたものと思われる古い建築物群が配置されており、その見事
さに感動した。その日は林の中に濃い霧が流れており、その中で

ぼうーっと現れてきた双龍門には、神秘的でしびれたな。これはたま
らんと思った。本殿や双龍門、三重塔のすぐそばには高い岩場が迫っ

ており、本殿のすぐ後ろにある御姿岩などは、地震が起こったら岩が
崩れていっぺんに本殿がつぶれてしまいそうな位置にあった。それだ

けにそこには宗教的な荘厳さが漂っていた。僕は神社仏閣を見て回る
のが好きだけど、これほどのところはそうないと思えた。パワースポ

ットしても最近流行っているみたいで、若いカップルの男女の参拝が
多かった。足腰の弱いじっちゃん、ばっちゃんには少しきついところ

があるけど、一度は行って見てもよいかも知れない。そこで買ったブレ
スレットが安かった(1500円)のも気に入ったね。成田山で買ったブ

レスレットは同じようなのに13000円もしたから。水晶ということだ
けどプラスチックに見えるところがナンだけど…

[1593] 大学ラグビー 投稿者情報大滝 2014-11-05 16:47
大学ラグビーも強豪校同士の対決が見られるようになった。11月2日
は早稲田と帝京の対決があった。帝京は連続5年間、大学日本一に輝

いている強豪校で、今年こそやってくれると期待していたんだけど、11
対55と完璧に粉砕されたね。スキルでもフィジカルでもメンタルでも、

早稲田は帝京にかなわないことを思い知らされて、しばらく落ち込んだ
ね。あまり負け続けると、負けるのが当たり前になってこの調子だとこ

れから10年間は帝京に勝てないかもしれない。ここを直せば何とかなる
というレベルではないくらい、早稲田と帝京には差があった。悔しいの
を通り越して呆然自失というのはこういうことをいうんだな。

取りあえず、早稲田の選手、監督に言っておく。お前らそれでもオトコか!
ナントかしろー!バーロー!(泣くっ!)

[1592] お知らせ 投稿者情報大滝 2014-11-04 15:16
20日の合宿について

集合時間は
22日、午前8時40分
集合場所は
池袋西口
東京芸術劇場 北側道路 です。

当日の連絡は、大滝(090-7718-7695)か馬場さん(090-7279-1594)まで。


15日の勉強会について
場所はいつもと違い富士見区民館ですので、お間違えないように。

以上です。

[1590] 金持ちになりたい! 投稿者情報大滝 2014-10-31 12:56
仏教では、すべては諸行無常であるから執着するなといっている。僕も
年齢のせいもあるけど、自然に執着しない、拘らないということが身に

ついてきたように思うけど、一方でこだわらないという姿勢は、何でも
いい、成功してもいい、失敗してもいい、何でも肯定できて、自分に対

しても人に対しても期待しないということになって、活力とか進歩がな
くなっているのではないか。矛盾だ。これはいかんと思う。どうした
らいいのかな。

とりあえず金持ちになりたいという欲望をぎらぎらさせて仕事をして
いくかぁ、それでダメだったとしても仕方がないと引きずらないこと

にしようと思うんだけど、どうかな?想像力が貧困で、僕の金持ちの
イメージは、ベンツとかポルシェとかに乗っていることしか思いつか

ないんだけど…じっちゃんが真っ赤なポルシェに乗って颯爽と走る姿は
カッコよくないかぁ?う~ん。イメージに浮かばん。

[1589] 北海道 投稿者情報大滝 2014-10-27 12:45
先週の週末に父母の27回忌、17回忌で北海道に行ってきた。今回
は千歳空港でレンタカーを借り、千歳から苫小牧、支笏湖を通り洞

爺湖に至る道を車で走ってきた。原生林の中を道路を作ったから、
信号はほとんどなく、一般道であっても高速道路のように100キロ

前後で飛ばしている車がほとんどだった。時々40キロくらいで走っ
ている車があって曲がりくねった道だと追い越すわけにもいかず、

止まっているみたいで眠くなったね。紅葉の時季と重なり、紅葉も
きれいだったけど、広葉樹の葉が落ちた林の中も風情がありいかに

も北海道だなぁと詩的な感慨を催したね。北海道に伊藤整や小熊秀
雄のような詩人が生まれたのは必然のような気がした。

天気にも恵まれ、支笏湖や支笏湖の湖畔の樽前山、支笏湖からルスツ
高原、ルスツ高原からみえる羊蹄山も素晴らしかった。我がふるさと

洞爺湖に着くころは、夕方になっていたけど、湖の中の中島、対岸の
有珠山、昭和新山が懐かしかったね。いつもは姪っ子たちに車で送り

迎えしてもらうんだけど、自分で走ると見える風景が違うんだな。通
る道々の林の中もジムニーで走ったら楽しかろうと思えた。自分で運

転すると村の中も相当変わっており、自分の記憶は50年前のまま、こ
んなに村の中が狭く、小さかったかなと浦島太郎みたいな気持ちがした。

故郷に帰ると50年前の自分に戻る。あと、何回故郷に帰ってこれるだろ
うか、姪っ子たちは北海道に帰ってこいというけど、帰りたいような帰

りたくないような妙な感じがした。昨日その北海道から飛行機で帰って
きたんだけど、しばらく別世界に行ってきたようで、感覚が元に戻らな
いんだけど…

[1587] 独立 投稿者情報大滝 2014-10-20 00:21
労働判例勉強会のメンバーIさんが、来年4月に独立すると。ビジネス
マンとして順調に生きてきたにもかかわらず、リスクを伴う独立するこ

とは、相当考えたり悩んだりしたのではないかと推測している。僕は、
自分が後先考えずにサラリーマンを辞めたから辞めた後でも、これから

どうなるんだろうかと不安ばっかりであったけど、Iさんは実力もある
し、今やっていることをそのまま独立しても仕事にしていけるというこ

とで、自信をもって独立できるのではないか。営業力も成功するうえで
大切だと思うけどやっぱり実力が一番ではないか、そのための精進を続

けている限り、必ず道は開けると僕は思っている。Iさんにはぜひ成功して
ほしいし、その時にはぜひアウディに乗せてほしいね。


[1588] RE:独立 投稿者情報02 2014-10-22 15:56
久しく待望されていたIさんの独立にエールを送ります。経験、見識、能力とも十分なIさんが社会のニーズに応えて活躍されること
は間違いありませんが、無理して健康を損ねないようにして欲しいと思います。頑張れ!

[1585] アルバイト募集 投稿者情報大滝 2014-10-14 16:08
アルバイト募集します。

日時 11月16日(日)午前8時半から午後6時まで
場所 大正大学(巣鴨)
業務内容  試験監督
報酬 9000円  交通費別途支給 昼食付です。
主催者 日本機械設計工業会

ご希望者は、今月末まで 当事務所か日本機械設計工業会(03-3639-2204)門前氏までご連絡ください。
以上です。

[1584] 玉川温泉 投稿者情報大滝 2014-10-14 14:19
先週の連休に秋田の玉川温泉に行ってきた。台風が来ていたのでどうかな
と思っていたんだけど、天候に恵まれた。玉川温泉は、連れ合いがどうし

ても行きたいといっていた温泉で、秋田新幹線、現地でレンタカーを借り
て2泊3日でいってきた。初日は、天候がよかったので田沢湖から直接八

幡平の頂上まで行ってきた。ほぼ快晴で岩木山がよく見えた。八幡平の頂
上はさすがに紅葉は終わっていたけど、玉川温泉、後生掛け温泉付近は紅葉

真っ盛りだった。でっ、その玉川温泉、泉質は強酸性ラジウムで強烈だっ
た。源泉100%のところは、ヒリヒリして、髭剃り後とかキズがあったら

まず入れない。参ったのは品が悪くて申し訳ないんだけど、ナニがひりひり
して、浸かってられないんだ。思わず顔を手で洗ったらこんどは目が痛くな

りホウホウのていで湯船からあがったものだった。    玉川温泉の近く
の岩盤浴場は、全国からガン等を患っていると思われる人たちがいたると

ころにゴザをひいて横になっていた。ホテルの売店にはガンが治ったとい
う内容の本が置いてあったけど、医者から見放された人たちが全国からき

ているようだった。あれだけの温泉であれば、確かにガンでも他の難病で
も効くかもしれないと思ったね。連れ合いも痛みが和らぎ確かに効くとい

っていた。もっと近ければ湯治に来やすいんだけど、遠い上にホテルも
ほとんど予約がとれないと。長逗留している人には自炊棟もあるような

んだけど、お金も相当かかるし、満足のいくまで療養したいと思えば、
かなり恵まれた人じゃないと無理だと思ったね。

[1583] スカッとしない! 投稿者情報大滝 2014-10-09 00:25
ある業界から依頼された研修がうまく行かなかった。原因は1時間半
ときかされていた持ち時間が主催者の挨拶などで、実際は1時間しか

なかったこと。3時間の内容を1時間半でやろうと思っていたからそ
れを30分減らされたことで、すべてが不十分な説明になってしまった。
落ち込んだね。

反省したことは、打ち合わせをしたときに、時間をきちんと確認しな
かったこと、この内容では1時間半では無理だと断るべきだった。依

頼があると、これを断ることはなかなか難しい。経験を積むだけである
ならば、どんな依頼でも受けるべきだと思うけどね。

どんな場合でもそれなりにこなすのがプロだろうという考えもある。僕も
プロのハシクレと思っている、だから残念という悔いが残るんだ。

これで2度とお呼びがかかることはないと、ホント、落ち込んでいたんだ
けど、昨日担当者から主催者がお礼の挨拶にきたいとメールが入っていた。

少しホッとしたけど、デキの悪さにはかわりはないから気分がすかーっと
しないなぁ~。

[1582] ノー・エクスキューズ 投稿者情報大滝 2014-10-03 15:51
垣根諒介「君たちに明日はない4」永遠のディーバを読んだ。この
小説を読むたびに、僕は、心に何か熱いものを感じる。
この小説の中で、会社が倒産、リストラされたビジネスマンの、

「自分の人生がどう転んでも、言い訳はしない。泣き言を言わない。
家族にも、むろん他人にもです。たとえ、やせ我慢でも、です。

~ようやく真介(主人公)にも実感としてわかった。妻や子供を
愛している、愛していないは関係ない。あるいは、家庭を大事に

している、大事にしていないは関係ない。それぞれに、自分の家
でも口に出せない孤独と不安を背負って、これまで生きてきたのだ」。

そうなのだと思う。かって、僕の中にこのような「ノー・エクス
キューズ」-潔(いさぎよ)さがあっただろうか?

今の僕だったら、丸裸になってもどうということはない(あるけ
ど…)と思えるけど、家のローンや子供を抱えていたときに、リ

ストラ=仕事を失う されることになってもこのような「ノー・
エクスキューズ」を貫けただろうか?実際の僕はナサケなかった
のではないかと思う。

小説の中のビジネスマンは、山一證券の証券マンをモデルにして
いると思われ、元々能力のある人であるから、そういう姿勢が貫

けるのさ、現実はそうきれいなものではないさという考えもある
かもしれない。しかし、言葉に出すことによって美しさ(潔さ)

が失われるということの美意識は、オトコだったらわかると思う
んだけど…

[1581] 御嶽山 投稿者情報大滝 2014-09-29 13:50
連日御嶽山爆発のニュースが流れている。災害に会われた方には、
本当にお気の毒で言うべき言葉がない。良寛さんの晩年に三条で

大地震があった人への見舞いの言葉に「災難に逢う時節には災難
に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。」というのがある
けど、現実に災害に会われた人にはこの言葉は届かないだろうな。

御嶽山は初心者でも登れる山で、今回の爆発で思わぬ災害にあっ
た人のなかには、子供連れであったり、高齢者の方も多かったよ

うだね。僕は、歩くのがキホンきらいだから、登山することは考
えられないんだけど、もし歩いて登るのなら富士山が御嶽山かと

思っていた。だから自分が登っていたらと思うと他人ごとではな
いと思ったね。美しい天国ような自然は、恐ろしい地獄の様相も持

ち合わせているんだということを改めて感じた。噴火の予知をもっ
と早くできなかったのかとの記者の質問に、火山噴火予知連絡会の会

長は、「我々の予知のレベルはそんなもの」と答えていた。東日本
大震災でも今度の爆発でもそうだけど、「想定外」のことはありう

る。天国と地獄は裏表、分別できない不二のものと仏教もいってい
る。美しい自然も恐ろしい地獄を内包しているんだということを覚

悟して山に登れということか…

[1580] 再び朝日新聞 投稿者情報大滝 2014-09-26 16:34
9月26日の投稿欄「職場のホ・ン・ネ」として次のようなパート労働者
(女性)の投稿が載っていた。

「会社に入る前は「時給も上がっていくし、ボーナスも支給する」と口頭
で説明された。いざ入ってみると、有給休暇もなく、時給はずっと据え置

き、賞与なしのまま。サービス残業は当たり前。条件を満たしていても、
雇用保険にも加入させてもらえません。「社長の独自ルールで片づけられ
ている」。いったい労働基準法や雇用保険はなんのためにあるのでしょうか。」

投稿欄ではあるけど、この労働者の会社がひどい会社であることはもちろ
ん、重々わかっていることを前提にして、やっぱり僕にはこの投稿を取り

上げる「朝日」にひっかかるものがある。一つは会社が労基法だとか雇用
保険等の法律に違反しているのであれば、なぜ会社を労基署等や職安に訴

えるなり、ユニオン等に相談をしないのかと思う。実際には簡単にできな
いということはわかるけれど、もしそれをしないのであれば単なる愚痴に

しかならないし、この労働者はどこかアナタ任せ的で自立しておらず、厳
しい言い方をすれば甘ったれさが垣間見えて僕にはだからどうよと同情も

わかなかった。僕がひっかかっているのは、朝日がこの投稿を取り上げるこ
とによって「朝日は労働者の味方よ」、「会社はひどい」と一般論でかたづけ
ているところなんだけど…わかるかなぁ~わかんないだろうなぁ~


[1578] 合宿開催のお知らせ 投稿者情報大滝 2014-09-22 09:45
先週の勉強会の終了後のお茶会で、今年も合宿したいと要望があり
ましたので、今年も開催することにしました。

期日は 11月22日
場所  鬼怒川ホテルニューおおるり
費用  池袋出発の交通費込で6900円

連休でもあり申込み数をあらかじめ制限して予約だけ
とりましたが、もうすでにいっぱいに近づいております。

参加ご希望の方は、9月末まで大滝・馬場事務所まで電話・メール
等でご連絡ください。

[1577] 朝日新聞 投稿者情報大滝 2014-09-21 09:15
いささか古く、世論の尻馬に乗っているようで気が引けるけど、原発
の吉田調書、従軍慰安婦のなどの誤報問題で朝日新聞が批判されてい

たけど、僕には、吉田調書などは誤報ではなくねつ造だと思える。朝
日の「初めから結論が決まっておりそれに沿って記事を作る姿勢」は、

今に始まったことではない。平成20年当時、朝日の派遣切り、偽装請
負のキャンペーン記事などは、まさにそれで、今思い出しても吐き気

がする。事実の取り上げ方も公平ではなく、それによって世論が形成
されていくことの愚劣さ、恐ろしさを当時は感じたものだった。朝日

が「権威」で世論を誘導していくことの傲慢さはこれからも続くであ
ろうけど、今回の件で朝日を全面的に信頼するのは危険だということ

は、読者にも多少わかったのではないか?本当は何紙もとって、判断
するというのが一番いいんだろうけど、そんな時間も、余裕もないこ

とを考えると、「ほんとかな?」と眉に唾を付けながら対処するしか
ないと思うんだけど…
[1579] RE:朝日新聞 投稿者情報02 2014-09-22 21:52
全く同感です。科学的判断は、(1)客観的事実をキチンと確認し、(2)判断基準を当てはめる事が必要です。(2)は価値観といった主観的なものでもかまわないのですが、(1)は5W1Hですから、本質的に誰が確認しても全く同じであるべきなのです。つまり、(1)がしっかりしていないとか、操作するとかであっては、もはや科学的ではないのです。医者が患者の体の様々な数値を改ざんしてはまともな診断を下す事はできません。刑事被告人の証拠を警察が捏造しては正当な判決は下せません。事実確認がでたらめではジャーナリズムではありません。今回は、朝日がバレテしまいましたが、他のメディアも怪しいものですね。

[1576] 嫌われる勇気パート3 投稿者情報大滝 2014-09-16 10:21
アドラーの「個人心理学講義」を読んだ。読んだ当初はやっぱり心
理学だなぁと思ってあまり面白いとは思わなかった。心理学がどう

してもなじめないと思うのは、「断定」するところだね。それでも
「人間を分割できないものとしてとらえ、例えば、人間を精神と身

体、感情と理性、意識と無意識に分ける、というようなあらゆる二
元論について反対する」というところ、アドラーのいう共同体感覚

については納得がいく。共同体感覚とは、他の人の目で見て、他の
人の耳で聞き、他の人の心で感じることをいうんだけど、共感や同

一視が重視されるのは、人が客観的な世界の中で生きているのでは
なく、主観的に意味づけられた世界の中でいきているからである

と。この意味付けからは人は逃れることはできないだろうし、正し
いとか正しくないということはないにしても、人は一人で生きてい

るわけでないのであって、自分のことにだけ関心を持つのではな
く、他の人にも関心を持たねばならないと。

確かにうつ病患者の人は、自分しか見ておらず、共同体感覚が決定
的に欠落している人が多いと思われる。僕はうつ病でないと思うけ

ど、僕自身も共同体感覚が足りなかったと思う節がある。今その自
覚があるのは、僕が相当の年齢になって多少モノが分かってきたか

らだと思うんだけど。これは成長といえるだろうか?

[1573] 久遠寺 投稿者情報大滝 2014-09-08 12:59
先日の日曜日、旅行の帰りに久遠寺を参拝してきた。日蓮上人の立
正安国論は読んだことがあるけど、僕にとってはピンと来なく他の

日蓮宗関係の僧侶の書かれたものを読んでも、あまり感動した覚え
がない。しかし尊敬する宮沢賢治が強烈な日蓮宗の信者であったこ

とを思うと、僕には理解することができない何かがあるのかもしれ
ないと思っていた。久遠寺は門の前から急な階段がはるか上まで続

いており、階段を上るには病気もちの連れ合いはとても無理。それ
でも階段の横をジグザグに上る男道(女道もある)を登れば頂上の

本堂まで行けるということなので、その男道を汗だくで登った。喘
ぎ喘ぎで頂上まで登りきった時には妙な達成感があったな。しか

し、さすがに日蓮宗の総本山であるだけに、久遠寺の本堂は宗教的
で荘厳な雰囲気に包まれていた。本堂で題目を唱えていたおばー

ちゃんは青森からきたといっていた。信者にとっては至福のときな
んだろうな。でっ、おばーちゃんから教えてもらったこと、久遠寺

の裏には有料の駐車場があり、そこからケーブルで上まで登れるん
だと…なーんだ。損したような、得したような感じだなぁ。身延山

全体が宗教的な雰囲気に包まれており、そういう意味では、高野山
も、比叡山も福井の永平寺も同じだなと思った。

僕は特定の宗教に没頭することができないけど、そのかわり自由に
いろいろな宗教に触れることができていいなと思っているんだけ

ど。節操がないといえばそれまでだけど…

[1572] 嫌われる勇気パート2 投稿者情報大滝 2014-09-03 23:59
岸見一郎・古賀史健の嫌われる勇気を読んだ。フロイドの心理学は因果論
・決定論として排し目的論から心理学を構築したアドラーを解説したもの

で、数ある自己啓発本の源流をなすものだと。自己啓発本は胡散臭くて大
概はもう一つかなと思っているけど、確かにアドラーの心理学は源流にな

るだけのことはあるなと思う。心理学ではありながら、ニーチェとかハイ
デガーとかに通じるものがあり、最後に「今この瞬間に生きる」とか「人

生とは連続する刹那である」というに至っては禅にも通じるものがあって、
もしかして心理学も宗教も哲学も頂上では交差しているんじゃないかと思え

た。もう僕には手遅れだと思うけど、これは読む人によっては人生を変え
る本だと思う。もっと若いときに読みたかったな。

[1571] 中津川林道 投稿者情報大滝 2014-08-29 16:40
先週の日曜日、秩父の奥の中津川林道をジムニーで走ってきた。
埼玉県に住んでいる以上せめて埼玉県にある林道は走破したい

と思っていたんだけど、林道初心者としては結構きつい行程だっ
た。滝沢ダムから中津峡に入り、埼玉県森林会館、彩の国ふれあ

いの森までは道路も舗装されており非常に気持ちよくドライブが
できた。ここで引き返してもよかったんだけど、せっかく来たの

だからといよいよその奥の森の中に入っていった。未舗装の道路
はのぞむところではあったんだけど、さすがに荒れていてところ

どころ落石があり、土砂が崩れていたり、倒木があったりと、大
丈夫かなとおっかなびっくりで進んでいった。途中の森の中のたた
ずまいはホントに「たまらん!」という感じ。

しかしだんだん道路はせまくなり石ころだらけで路肩注意、落石注
意、ここで運転を誤って深い谷底に落ちたら誰に知られないという

こともありうるなとビクビクして何度も引き返そうと思ったね。砂利
が跳ね上がってジムニーの下回り、車体の下部は傷だらけになった

けど、一番恐れたのは石ころだらけの山道でタイヤがパンクしない
かということだった。それでも、もう少しもう少しと粘っているう

ち、結局埼玉県、群馬県、長野県の県境にある三国峠まで登ってし
まった。三国峠付近は1720メートルあり、眺望は素晴らしかったな。

三国峠を越えた長野方面は走りやすいと後で知ったんだけど、時間
的に帰れなくなると思ったので、三国峠で引き返してきた。三国峠

から降りてきて一般道に出たときは、気が抜けてどっと疲れたね。
ガタガタ道を何時間も走ったので腸ねん転でも起こりそうな感じだ

ったけど、面白かった!

[1570] 嫌われる勇気 投稿者情報大滝 2014-08-25 12:13
岸見一郎(哲学者)・古賀史健共著の「嫌われる勇気」を読んでいる。
アルフレッド・アドラーの心理学をわかりやすく解説したもので、これ

がなかなか面白い。世界はシンプルだ、すべての悩みは「対人関係の悩
み」であり、「自由とは他者から嫌われる勇気をもつこと」だという考え

方は、なかなか説得力がある。僕は心理学についてそんなに知識があ
るわけではなく、その類の関係の本を読んでも、フロイドの「精神分析

学」以上の感銘をうけたことがない。哲学と比べると飛躍があったり、
ある一定の考えで決めつけられたりで心理学を極度に信頼するのは危険

だと思っていた。岸見は哲学者であるにもかかわらず、アドラーの心
理学を研究してきたと。そのせいか内容については論理的で理解しや

すい。もしかして論理的過ぎて、複雑で多種多様な具体的な人間につ
いてすべて説明できるわけではないという批判はあるかも。

哲学にしても宗教にしても心理学にしても、その道で僕はプロになり
たいわけではない。僕の中では、どう生きていけば「幸せ」と感じら

れるか(幸せの観念は主観的で答えはない)、哲学で解決できるので
あれば哲学、宗教で解決できるのであれば宗教、心理学(カウンセリ

ング)で解決できるのであれば心理学、それぞれがそのための手段で
あるにすぎないと思っている。同じものを見ていても、同じような境

遇であっても、ある者は幸せと感じ、ある者は不幸と感じている。ア
ドラーは物事をどう受け取るか、どう捉えるかに過ぎないと言ってい

るようなんだけど…捉え方のまずい人は沢山いるから、そういう人に
はこの本はお薦めかもしれない。

[1569] 一遍 投稿者情報大滝 2014-08-20 00:26
柳宗悦の「南無阿弥陀仏」の2回目を読んでいる。今一番興味がある
のが時宗の開祖「一遍」だね。柳の解説による一遍の言葉は感動的で
ある。

「信じうる者は幸いである。だが信じ得ない者はどうしたらよいのか、
そもそも仏の慈悲は衆生にある資格を要求しているのであろうか。資

格に堪え得ぬ下々品の者に、その愛を注ごうとするのではなかったか。
不信の者をこそ最も深く相手としているのはでないだろうか~」。

僕も実は「南無阿弥陀仏とと唱えても浄土に行ける」とは信じら
れないタイプである。単純に信じることができればどんなにか幸

せかと思う。親鸞は「信じる」ことが大切だと。しかし信じられ
ない者でも「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われるといっているの

が一遍。そう難しく考えなくてもいいよと言われているようで心
が軽くなるのが一遍さんのいいところだと思っているんだけど…。



[1568] 終戦記念日 投稿者情報大滝 2014-08-15 22:18
終戦記念日である。テレビは終戦記念日に沿った特別番組ばかりだね。
特別番組をあまり見たいと思わないのはどうしてだろう。見る前から

「戦争はいけない」ということを情緒的に押し付けられているような
気がするからかな。見る見ないは別として確実に時代は悪い方向に流

れて行っているような気がする。そういうときにどうしたら戦争を避
けることができるのか、今の中国やら韓国を相手にしてどうしたら仲

良くできるのか、そういうことをマスコミとか政治家とか学者に考え
てもらいたいと思う。今までの歴史の教訓からすると、このままで

行くと戦争の道しか残されていないようで暗い気持ちになるんだけど…

[1566] わからん。 投稿者情報大滝 2014-08-11 23:49
数える
僕が人生で本当のことを言えるのは、これから何度あるだろうか。
人生で、涙ぐむほど美しいものを見ることは、
悲しみに声を枯らすことは、
お別れの挨拶を書くことは、
好きな人と手をつなぐことは?
数えたら、きっと拍子抜けするだろう。

いま人生を始めたばかりの薄い肩に、どこまでも水平線が広がっている。
あまりにも短い航海の間、ぼくは何度心から生を叫べるか、正の字つけて
数えておこう。

この人生の幕引きに笑ってお辞儀ができたら、
僕はきっと幸せです。

これは、あの佐世保の同級生の女子高生を殺した犯人の中学の卒業文
集です。わずか15歳で猟奇的な殺人を犯す子供は、もう化け物では

ないかと思っていたけど、週刊文春の記事のこの文集を読んで、僕は分
からなくなってしまった。恐ろしく想像力に欠けた子じゃないかと思っ

ていたんだけど、これだけ知的な文章を書けるのに、想像力が欠けて
いたとは思われない。何かが欠落していたとしても魅力的な才能があ

る子だったんじゃないかと思える。殺された家族から見ると、犯人が
どうであれ八つ裂きにしても飽き足らないと思うけど…

「どうして人を殺すことがいけないのか」というテーマについて哲学は
明確に答えることできないといわれている(倫理とか常識ではない)。

この子もそれを考えていたんだろうか。何か暗い気持ちになったな。
[1567] RE:わからん。 投稿者情報02 2014-08-12 17:53
すごいですね。圧倒的な才能です。このくらいの年齢だと、知的なふりをすることがありますが、この子はふりではなくて、本当に知的なんでしょうね。知的=善というわけではないのですが・・・。やったことを法的に言えば「違法」なのです。法律は善悪に関する人為的(!)な基準であり、支配者による支配の道具(!)です。そうした実定法を超えた、バックボーンとしての法から見ても違法なんでしょうけれど・・。とにかく、この子には参りました。

[1564] ハンナ・アーレント 投稿者情報大滝 2014-08-11 09:58
映画、ハンナ・アーレントを見た。ハンナは「全体主義の起源」
を書いた有名な女性の哲学者だけど、映画はナチスのハイヒマ

ンの裁判の傍聴記録「イェルサレムのハイヒマン=悪の陳腐さ
についての報告」にまつわるものだった。悪には「根源的な悪」

と「陳腐な悪」があり、ハイヒマンは、ただ命令されたことを
実行しただけで、その行為について思考が停止した「凡庸な悪人、

陳腐な悪人」にすぎないと。それ対してイスラエルの検察官が
「根源的な悪」を理由としてハイヒマンを断罪することのハンナ

の違和感を示した報告がユダヤ人の反発を招き当時大騒ぎになっ
たことを題材としていた。考えることを放棄した人間、他人のこ

とは想像できない、思考能力が皆無の人間が犯す悪は、何もハイ
ヒマンだけの場合とは限らないだろう。ハイヒマンも思考を停止

して罪を犯したとするなら、それを断罪する人たちもある種思考
を停止しているのではないか。その意味で僕もハンナと同じ違和
感・矛盾を感じた。大学で学生たちに講義する場面では涙が出た。


犯罪者ではなくとも思考を停止した人は、回りに沢山いるように
思われる。哲学者であるハンナは、「思考することで強くなれる」

という信念をもっていた。思考する人間は魅力的だね。
また、哲学の本を読みたくなった。

[1561] 盛夏です。 投稿者情報大滝 2014-08-04 14:44
盛夏である。電車の中の冷房がきつすぎて寒い感じなのに電車から降り
るとサウナの中にいるみたいだね。あまり言いたくないけど、歳をと

ると若い時より暑さの感覚が鈍るように思う。昔、浪人するために京都
に出たとき、京都の夏の暑さで死ぬかと思ったけど、今は、死ぬほどで

はないと思える。それだけ感度が鈍るんだね。だからお年寄りがよく熱
中症で倒れるのは、自分ではまだまだ大丈夫と思っているうちに、手遅

れで倒れてしまうんだな。僕は意識喪失してそのまま死んでしまうこと
は、そんなに悪い死に方ではないなと思っているんだけど、口に出して
しまうとやはり不謹慎だね。

禅では、我も欲も自分自身も捨て切ってしまうと、すべては幻だとわかる
というんだけど、まだ僕には捨てきれないものが沢山あるせいか、すべて

幻だとは思えないな。ただ、いざとなったら、捨てる覚悟のようなものは
ある。実際のその場に立たないとわからないところがあるけど、時々それ

をやってしまいたい衝動に駆られる。その先を見てみたいという感じもあ
る。まぁ今恵まれているからそんなアホがいえるのかもしれない。

しかし、どこかでそういう緊張感は保っていないと、人はダメになるんじゃ
ないかな。

[1560] 開成高校野球部 投稿者情報大滝 2014-07-31 23:07
もうすぐ甲子園の高校野球が始まるね。超進学校である開成高校野球
部の監督のコメントがネットに出ていた。僕は、自分の能力が乏しい

せいか、何でもかんでも恵まれていると云う奴には興味がない。以下が
ネットに出ていた記事。

「我々にも「強豪と互角に戦いたい」という気持ちがあります。でも、
選手の運動能力や練習時間に大きな差がある以上、まともにぶつかった

のでは絶対に勝てません。そこで辿り着いたのが、「譲れない能力だけ
を伸ばして、あとは目を瞑ろう」という考え方です。たとえば「徹底的

に打撃練習する」。弱いチームは「守って勝つ」という思考になりがち
ですが、試合で自分のところにどれだけの打球が飛んでくるかどうかは

不確定要素ですし、難しい打球となればさらにそうでしょう。つまり、
難しい打球を処理する練習は非効率的なんです。それに守備率を100%

に近い状態に上げるには、長い練習時間が必要です。我々にはそんな時
間はありません。しかし打席は確実に回ってくる。ならば守備練習の時

間を打撃練習に充てたほうが効率的です。また、練習時間が少ないので
あれば、頭を使うしかありません。でも僕らの頭脳プレーとはバントとか

エンドランとかではない。どの場面でどんな攻撃ができるかという想
定ですね。だから、練習試合を重視しています。何が起きて、何が出

来て、何が出来なかったかというのは、試合経験からしか学べません。
その記憶こそ「頭脳プレー」に繋がるのです。もう一つ大事なのは、

「常にどんな相手にも勝てるチーム」を目指さないことです。丁半博
打で、当たれば強豪にも勝つし、不発なら驚くほど弱い負け方をする。

そんな「振れ幅の大きいチーム」を目指しています。私は死ぬ程負け
ず嫌い。これからも「大物食い」を目指しますよ。」

これで東京大会で2005年にはベスト16,2012年には4回戦まで勝ち
進んだことがあるらしい。彼らが東大に進学したというのは面白く何

ともないけど、1週間に2時間の練習で野球の強豪校を破ってきたと
いうのは痛快だね。これは能力がない者について全て当てはまる戦

法ではないだろうか。時間とか能力が決定的に欠けていても勝つ可能
性を考えるならば、これしかないように思う。常識に縛られていると

こういうことは考えつかない。ホントに頭がいいというのは、こういう
ことを云うんだね。イヤ~勉強になったぁー!

[1558] 追い払いの門 投稿者情報大滝 2014-07-27 09:18
先週、訪ねた五合庵は、元々は真言宗の国上寺の住職の隠居部屋だった
そう。一日五合の米が支給されたので五合庵と呼ばれたとか。ちなみに

良寛さんは曹洞宗である。真言宗の国上寺が禅の坊さんである良寛さん
に五合庵を提供したのはなかなか心が広いと思って感心していたんだけ

ど、今回、国上寺を訪ねたとき、国上寺の寺の正門に追い払いの門と言
われているイワレが書いてあった。なんでも国上寺は、平安時代から続

いている名刹で誇り高く、当時越後に流された親鸞が国上寺を訪問した
とき、国上寺の僧侶から「お前のような者が来るところではない」と追い
払らわれたんだとか。

しかし、これはどうよ。お寺はどんな人でも受け入れて救済するのが使
命ではないのか。いくら名刹かもしれないけど、親鸞さんのような人を

門の前で追い払って、それぐらい格調の高い寺なんだと自慢している国
上寺の姿勢が僕にはわからない。これはお寺としては恥の歴史ではない

のか。恥ということを知らずに自慢しているとするならば、国上寺は恥
知らずということにならないか。お守りを売っていた若い僧侶が感じが

良かっただけに非常に残念だったな。宗教は権威がなければならないと
思うけど、歴史があるから建造物が立派だからと云って価値があるわけ

ではないと思う。どれだけ魂を救済しているかだと思う。確かに乙子神
社のように荒れていると、ここで魂が救済されるかなとは思うけど…

[1557] 至福の時パート2 投稿者情報大滝 2014-07-21 22:53
連休にジムニーで再び良寛さんの住居であった五合庵を訪れた。
今回は五合庵から少し下がったところにある良寛さんが五合庵

の後五合庵から移り住んだ乙子神社草庵も行ってみた。五合庵
には訪れる人はいても乙子神社草庵を訪れる人はいないようで、

荒れている感じがした。天気はいいのに、林の中にある乙子神
社草庵の周辺は薄暗くジメジメしており、何か幽霊でもいそう

な感じがして草庵の戸を開けて中に入る気がしなかった。事実
その時スマホで撮った草庵の写真は画面がとんでおり写ってい

なかった。おお、あの時イヤな予感がしたのは、もしかして幽霊
がいたのかもと思い面白いと思ったな。仮に幽霊だとしても良寛

さんの草庵に出るのはふとどきな幽霊だなと思う。それとやぶ蚊
の大群には参った。五合庵の前にある石に座って良寛さんと静か

に対話するのが楽しみであったのに、蒸し暑くて汗だくの上にや
ぶ蚊に襲われてはとても落ち着いて対話するどころではなく、早

々に退散した。良寛さんは、やぶ蚊にも血を吸わせ決して殺すよ
うなことはしなかったというけど、僕は思わず2,3匹叩いて殺し

てしまったな。やっぱり良寛さんの域に達するのには僕には無理
だなぁ。ジムニーで車中泊したけど、ベッドメイキングがうまくい

かず腰痛が再発(軽く)。帰りの途中、小出インターで降りて越後
三山森林公園へ行ったんだけど、護岸工事で閉鎖だと。何だか蚊

に刺されに新潟まで行ったみたいな感じだけど、やっぱり楽しかっ
た。幽霊にも会った(感じた)しね。



[1556] 至福の時 投稿者情報大滝 2014-07-15 23:57
ジムニーが納車されたんだけど、まだどこにも出かけられないでいる。
それはともかくとして、納車したジムニーが糸くずみたいな傷がつい

ていた。納車したのが夜で翌朝気が付いてさっそくディラーにクレー
ムした。どうせ林道を走ると多少の傷は避けられないんだけど、一応
文句は云っておかないとね。

林道走行の計画だけは練っていたんだけど、なかなかその計画を実行
する時間がないのが残念。

誰か僕と一緒に林道走ってくれる人いないかな。うっかりすると、道
から転げ落ちても誰も知られないことがあるので、ネットなんか見て

いても、たいがいグループとかでつるんで走っているのが多いな。僕は
ハードなクロカンをやりたいわけではなく、林の中を穏やかに走ってい

るのが好きなんだけど。この手の車を乗っている奴は、マニアックなク
ロカン野郎が多くて、僕のような軟弱なその辺のヤワな林道を走って楽

しむというタイプは少ないように思う。林の中でイスを出しゆったりコ
ーヒー飲みながら文庫本を読む時間が僕にとっては、至福の時だと思っ
ているんだけどな…

[1555] つれつれなるまま 投稿者情報大滝 2014-07-10 22:23
ここ1,2週間のマイブームは、津軽あいや節をYouTubeで聴くことです。
哀愁のある旋律で、聴いていると思わず涙がこぼれたね。とりわけ気に入っ

ているYouTubeの歌手が須藤雲栄だと思っていたらどうも違うようなんだ
なぁ。僕はいいと思ったことは人に教えたくなるタチなんだけど、この歌
手を教えられないのが残念。

今日は、ジムニーの納車だった。仕事が終わってから夜ディーラーで納車
したんだけど、保険の説明やらなんやかんやの説明で2時間もかかった。
聴いているだでくたびれてしまったな。とても夜ドライブに出る元気はな
かった。

瀧澤中の「戦国大名」の失敗の研究(政治力の差が明暗を分けた)を読ん
だ。どうしたら成功するかというアプーローチの仕方もあると思うけど、

失敗例のほうがよくわかるということがあるな。瀧澤の「戦国~」は、
床屋政談みたいなところがあって深みにかけるけど、それでもまぁ面白か

った。若い時は、「政治力」と聞いただけで嫌悪感を感じたものだけど、
今は、政治力は個人が幸せに生きていく上で重要なスキルではないかと思

っている。それが、ゴマすり能力とどこが違うんだといわれると説明がつ
かないところがあるけど…

[1554] お真向き様 投稿者情報大滝 2014-07-03 16:13
真宗で仰ぐ阿弥陀様をお真向(まむ)き様というんだと。
真正面に佇(たたず)むお姿だからであると。柳宗悦は、

「仏もまた私たちに向かって真向けよと囁いている。真理を
見つめようとするならば、右を顧み、左を向いて何の益があ

ろう。惑う者は真向かないのである。真向けないのである。
横に眼を注いだり後ろを振り向いたりしてしまう。だが一向

に真向かずして、何の生活があろうか。一切の人間の暮らし
は「一向」であり「専修」でなければなるまい。それを怠る

ために、あたら時を費やし、想いを枯らしてしまうのである。
ためらいなく、一途に道を進むべきである。~」。

僕も真向けないタイプである。あたら時を費やし、想いを枯ら
してきたという感じはある。そしていつの間にか人生の終盤にか

かっているというわけだけど、そんなに後悔しているわけで
はないな。無駄という無駄は散々してきたという実感があるけ

ど、それだけ人生がバライエティに富んでいて面白いというこ
とでもあるんじゃないかぁ~。何かを成し遂げるという意味で

は、これらの無駄は致命的であったと思うけど、今の僕はそれ
らの無駄の上に成り立っているともいえる。今の僕を僕は否定

していないので「無駄して文句あっか」と開き直ることにして
いるけど…それでも一途に道を進むということには一種の憧れ
がある。自分には出来ないことだから余計そう思う。

[1553] 戦略的ゴマすり 投稿者情報大滝 2014-06-29 20:54
先週の金曜日の朝日新聞のオピニオン欄「あなたは生き残れるか」
で「戦略的にゴマをすろう」という題名で次のような記事が載っ

ていた。「日本の労働市場で、終身雇用制度が揺らぎ始め、ホワイ
トカラーがいったん会社から放り出されると、同じ水準の収入や

条件で仕事を見つけるのは難しいのが実態です。自分や家族の暮ら
しを守るには、今いる組織にしがみつくことが最も現実的な対応策

で~世間では、ゴマすりというと、マイナスイメージで受け取られ
るかも知れませんが、ただやみくもにほめて、もちあげることでは

ありまんせん。相手をじっくり観察し、相手も思わずうなずく本質
を指摘しなければ意味がない。~ゴマすりは人間関係を円滑にする

最強の手段です。上司や取引先に加え、部下の評判も高まれば、組
織での求心力が向上します。その結果、「絶対に欠かせない人」との

評価が定着し居場所が失われにくくなる。~ゴマすりは、先行きが不
透明な時代を生き抜くための有効な切り札だと確信しています。」
(神戸学院大教授の中野雅至)。

僕は、心が狭いせいかそれとも根っからビジネスマンになり切れない
せいか未だにこういう生き方には引っかかるところがある。実際、こ

ういう方法で上司に取り入り出世し、反面部下にはその手柄を横取り
したり怒鳴り散らしたりでイヤな奴が多かった。そうまでして生き

残りたくないと思うのは、僕がカッコつけ屋で人間が小さいという
ことのあらわれかもしれない…この年になっても僕には成熟できない

ところがある。未熟は若さということの別名だぜ!ととりあえずイキ
がっておくかぁ~

[1551] 3台目 投稿者情報大滝 2014-06-23 12:57
先日、スズキでジムニーの契約をしてきた。実用とか仕事用とかではな
く完全に僕のオモチャとして買うことにした。冷静に常識的に考えれば、

ナニ考えてるの?、オモチャより自分の墓でも買う方が先でしょ?!と
かということになると思うんだけど、

僕は常識なんて信用しないの!成熟した大人でもないの!明日、死ぬか
もしれないんだからこれをしておけばよかったなんて後悔はしたくない

の!元々貯金はないんだから(今日、明日は何とかなるかなという程度)、
今さら小金をためてどうする?と思っているんだけどね。ロバート・キヨ

サキ(「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者)が聴いたらアホか!と云わ
れると思うけどね。

僕にとってジムニーは自由の象徴です。実際に行かなくてもいつでもど
こでも一人で旅に出られると思うと、それだけで解放されたような気が

してくるんだけど。その割に5年のローンというのは、少なくても5
年は生きるということを前提にしているから、やっぱりいっているこ

ととやっていることは矛盾しているんじゃないかと思われるかもな。
そういうムキには矛盾は僕の専売特許です!とヒラキナオルことにして

いるから、この件に関してボクを非難しないこと!!!

[1550] ぎっくり腰パート3 投稿者情報大滝 2014-06-17 15:35
ぎっくり腰はもう一つだなぁ。歩き方がいかにもジッチャン(ジッチャン
だけど)みたいな歩き方でオシャレな僕としては、はなはだ不本意ではあ

るな。身体の調子がわるいと精神も不調になるな。まず、こらえ性がなく
なる。我慢しなくなる。それで3台目の車を思わず予約してしまったな。

これは、僕の贅沢・道楽とは取ってほしくないね。病気がなせるワザなんだ
なぁ…

[1548] ぎっくり腰だぁ!パート2 投稿者情報大滝 2014-06-11 21:31
今までのぎっくり腰だと1週間くらいで治ったんだけど、今度のは
10日たっても全然治らないので、昨日、池袋の某整形外科に行ってきた。

ネットで調べて行ったんだけど、これが何とも面白い病院だった。
まず外観がコインランドリーみたい。中はまずボロで汚い。診察室

がゴミ屋敷みたいになっていてその中でかろうじて先生の机と患者
のイスと診察台を確保していた。レントゲン室は倉庫みたいな感じ。

レントゲン台の横には古いカルテの書類が段ボールに山と積まれて
置かれており、壁には世界史の事件が古い紙に印刷してあるのをセ

ロテープで貼られており(何の意味かわからない)、さらに薄暗い治
療室では荷物が置かれている間に3台ほど、治療台がおかれており、

その中の1台で患者が電気マッサージのような治療を受けていた。
あまりの汚さに僕は思わず笑ってしまったな。

先生は、足を上げ下げして痛いかどうかを確認し、診察室と廊下兼
待合室の長いすがある間のところを全力で走れというんだ。走れと
いってもなぁ…まぁ走ったけど。

それで、おもむろに「あなたの病名は椎間板ヘルニア、それも軽い
の。注射打てば一発で痛みはなくなるけど、どうする?あ~ん?」。

僕は当然痛い注射は拒否し、薬とシップ薬をもらってきたんだけど、
結構効いているような気がする。今日も痛みはあるけど、堪えられ

ないほどではないし、治療費は1100円、保険薬局でもらったシップ
薬と痛み止めの薬をあわせて2800円。前の日に薬局で買ったコルセ

ットが6800円もしたことを考えると、涙が出るほどの安さじゃない
か~?


徹頭徹尾、清潔とか小ぎれいとかには、考慮を払わず、看護師さんも40
年前は普通の娘さんだったろうな思われるようなのっぺりしたおばさん

ではあったけど、痛いのを直してやるんだ、文句あっか?というこの病
院の姿勢はたいしたもんじゃないの~?

BMさんは、「私だったらドア開けただけでノーサンキューと退散する」
といっていたけど…

[1547] ぎっくり腰だぁ! 投稿者情報大滝 2014-06-04 13:08
先週の金曜日、また、ぎっくり腰になった。今までのぎっくり腰は、い
きなりガーンときたんだけど、今度のはじわじわときて腰が痛いなぁと

思っているうちに、いつ間にか立てなくなっていた。杖をついて、腰に
コルセットをまいて、ロキソニンの痛み止めを飲んで仕事をしている。

肉体的にはシャクだけどこれが老化というものなんだろうね。肉体は
しょうがない、せめて精神は若々しくありたいと思っているんだけど、

動くたびにイテテテと悲鳴をあげている始末で、気持ちももう一つ
ぱっとしない感じだなぁ。

有馬頼底(臨済宗相国寺派第7代管長)の「禅、持たない生き方」を読
んでいる。書いてあることは全部わかると思ったな。「臨済録」とか「碧

巌録」とか読んできたので、いつの間にか初歩的な考え方は、身につい
てきたのかと思うと少し嬉しいね。知識としてあることと、経験し身に

つけることは別だと思っている。自分なりの「修行」をしていきたいと
思っているんだけど、キホン根性なしだから、なかなか実行に移せない

でいるな。執着心はなくなったと思っているんだけど…それとじつはも
う1台車を買いたいと言ったら、言っていることとやっていることが

違うんじゃないの?と…う~ん矛盾だぁ!

[1546] 老いてはいない…パート2 投稿者情報大滝 2014-05-30 22:44
もう少し、「私たちが問われているのは、自立した個人を前提とした秩序
であり、何かを生み出すことをあるものの価値基準とすることの思考法で
ある。」について考えてみたい。

僕は恐らく高校生の時以来、ずっと「何かを生み出すことを生きることの
価値基準」においてきたように思う。それで若いときは「自分は何かをや

り遂げる人間だ、何かサムシングを持っている人間だ」と自惚れていた。
しかし、人生は厳しい。実際は生活に追われ、仕事に追われ、現実の生活

は厳しく、毎年年末になると「俺は何をしてきたんだろう、何もしていない、
俺ってなんだ?」とずっと考えてきたような気がする。だから、この間、

大学の友人たちに会ったときは、それぞれの生き方についての感想を聞い
てみたかった。仕事の実績を上げたことが生きがいになっているか、自分
の人生に満足しているか、それとも…

僕が心筋梗塞で病院に入院しているとき、明らかに植物状態にあると思わ
れるご老人が、ベッドで搬送される場面によく出くわした。その時によく

考えた。確かに生きている(生物学的には)。もしかして生命の尊厳を冒す
ことになり不遜であるかもしれないけど、誤解を恐れずにいえば、それは

生きているといえるか、自分だったらその時点で死んだ方がましだなとず
っと考えていた。この考え方が「何かを生み出すことをあるものの価値
基準」とする考え方であった。

今は、何も生み出さなくてもいいと実は心の中では思っている。生きて
いることが楽しい、生きているそのことに価値があると思いたい。

先ほどの植物状態のご老人について、もしかしてそれでも家族が生きて
いてほしいと切に願っているのであれば、それだけで価値があるいえる

のかもしれない。もっとも家族からはやく死んでくれと思われている場
合もあるだろうから、人生はそんなに単純ではないのがややこしいとこ

ろではあるな。

[1545] 老いてはいない… 投稿者情報大滝 2014-05-25 13:18
哲学者の鷲田清一は、老いについて「成熟ということを私たちの
社会は、様々なことを自分の身体も含めて自分でできること、生き

るに必要な多くのものを意のままにできることとして了解してきた。
が、何かを意のままにできるということが<いのち>の成熟なのでは

ない。そうではなくて意のままにならないということの受容、そう
いう「不自由」をおのれの内に深く湛えつつ、何かを意のままにす

るという強迫から下りることを自然に受け入れるようになるのが
<いのち>の成熟であろう。<老い>をむしろ衰退や退行とみるところ

に<老い>のかたちは表れてこない。人生を「できる」ということか
らではなく「できなくなる」というほうから見つめてみると、もっと

違う<いのち>の光景が目に入ってくる。「つくる」「できる」ではなく、
ただ「いる」というそれだけで価値が認められるような…」

鷲田はつづけて、「私たちが問われているのは、自立した個人を前提
とした秩序であり、何かを生み出すことをあるものの価値基準とする

ことの思考法である。」といっている。

僕はまだ現役であると思っているから「下りる」とか「できなくなる」
という方面からモノを考えるということはできない。それを言い出し

たら今現在の生活を否定せざるを得なくなる。だから今は「下りない」
「作る」「できる」ということを前提に毎日を戦って生きていきたいと

思っている。しかし、下りても、できなくても、作れなくても、ただ、
「いる」だけでも価値が認められるよう自分でも認めることができるような

存在ではありたいと思っている。難しいことではあるな…

[1544] 絶対に勝つとは考えない 投稿者情報大滝 2014-05-19 13:17
朝日新聞のオピニオン欄で広告のクリエーティブ・ディレクターの
岡康道が、クライアント(広告主)の広告企画を提案するプレゼン

で「このプレゼンに絶対に勝つ」とは考えないようにしているとい
うことだった。プレゼンに勝つことを第一に考えてしまうと、消費

者に強く届くことよりクライアントが求めるものばかり考えるよう
になり、撮影や編集作業の中でもクライアントの顔色ばかり見るよ
うになると。

広告にとって最も大事なのは、見た人が何を感じるかであって、プ
ロセスであるプレゼンを重要視し過ぎると間違えてしまうと。だか

ら岡はプレゼンではよく負けるんだと。業績が順調に推移している
会社のプレゼンで何社かの代理店からそれぞれ2~3案を出させて、

合計10ほどの案から会社は一番激しい案と最もおとなしい案をカッ
トし、真ん中の穏当な案を採用することが多いと。その中で勝とう

とすると、そういうものを提案しなければならなくなる。プレゼン
で目指すのは、一番刺激的で本質的な提案であり、絶対に勝とうと
するとそれができなくなるとか。

そうか。世の中のほとんどの広告が波風が立たず、つまらないのは
そのためか。

岡のプレゼンは、営業不振で早晩倒産するといわれているような危
機的な状態にある会社が思い切った案を採用してくれることが多いと。

提案したプレゼンを会社が採用してくれなければ広告の業界では生
きていけないことを考えると、やっぱり生き方としては難しい選択
が迫られる。

僕は、自分の好きなとおり、自分のやりたいとおりの仕事をしていき
たいと思っている。その結果、野垂れ死にでもいいんじゃないかと

思いたいんだけど…。そうすると回りの者は、好きな車も乗れなくなり
ますよと、バカ言うんじゃありませんと…矛盾しているかぁ~?


[1542] 碧巌録 投稿者情報大滝 2014-05-12 13:07
碧巌録を読んだ。読んだからといって内容を理解したとか悟ったとか
というわけではないけど、臨済禅の感覚のようなものはつかめたよう

に思っているんだけど。禅問答は理屈を追いかけようとするとほとん
どわからない。わかったことを説明しようと言葉にした途端、自分の

感じていることと違ってくるような感じがあって悩ましいね。当初は目
で聴け、耳で見ろ!と言われても茫然とするしかなかったけどね。今は

感覚ではなんとなくわかるような気がする(あくまでも気がするだけ。)。
良いことも悪いことも諸行無常、執着しないということが、悟るとい

うことだとすれば、多少はできるようになったと思うけどね。しかし
歳をとってくると、諦めがつき自然に執着しなくなるんだけど、それ

は悟りといえないだろうな。またそれは生きているといえるだろうか?
人間らしいといえるだろうか?執着とかこだわりがあるからこそ、生き

ていると実感できるんじゃないかぁ?

結局、いつまでたっても僕は悟るということができないタチみたいだ。
だからと言って別に悲観しているわけでもないんだけどね。

[1541] 同窓会 投稿者情報大滝 2014-05-06 21:18
4月の終わりに大学時代の同級生7人とミニ同窓会をした。簡裁の
判事をしているKが膵臓ガンを患い、もしかしてもう会う機会はな

いと思って連絡してきたと。当初、病状が4(1~5)ということ
だったんだけど手術して開いてみたら1だったと。もし4であった

ら今頃生きてはいないといっていたな。卒業して以来40年もたつと
みんなそれぞれ様々な人生だなと思たね。大きな会社を監査役で退

職したIや今現在子会社の社長をしているSなどがいて僕は仕事
の話を聞きたかったんだけど、そういう話にはならなかったな。な

ぜか学生時代の思い出話ばかりになってしまった。この春、監査役
を退職したIは仕事一途で現役時代は家庭を顧みなかったので、退職

後は奥さんに冷たく?されているといっていたな。実家の不動産屋を
継いだAがずっとテニスをやっているということで一番元気だった。

僕らの時代は学生運動が盛んであったから、そういえばこのメンバー
でよくデモに参加したものだった。70年安保の時の街頭のデモで僕が

機動隊に腕を掴まれ逮捕されそうになった時、彼らが僕の腕を引っ張
って助けてくれたものだった。彼らと会って話をしているとそういう

ことまで思い出したね。そういう過去は今となっては心地よい思い出
になるんだな。

しかし、僕らの年代は実は、仕事から引退した時にどういう生き方を
していくかが大事なテーマだと思う。過去の思い出話にばかり浸ってい

るわけにもいかないだろうと思う。会計事務所を息子に譲ったNは、
合唱にはまっていて、この夏ドイツでバッハの生誕祭?で歌うとい

っていたな。僕はまだなかなかそこまで趣味に生きるということは
できないでいるな。仕事自体もまだまだ勉強不足という感じだし、

Sは大滝は自営業でいいなといっていたけど、それは金があって働
かなくてもいい奴のことをいうのだな。自由にやってきた、これか

らも自由に生きていきたいという意味ではそんなに悪くもないと思
ってはいるけど…

これからみんな暇になるからもっと頻繁に会おうよという
ことで散開した。楽しかったね。


[1539] NHK緊急ルポ 投稿者情報大滝 2014-04-28 11:42
昨日、NHKテレビで緊急ルポ貧困閉鎖社会▽女性たちを襲う危機、
一日一食…姉妹はなぜ▽出稼ぎ少女の夢という名目で若年の女性労

働者の貧困化を問題にしていた。若年女性の非正規労働者で年収
200万以下が85%になるということだった。でっ、番組で取り上

げた例がシングルマザーで子供を育てられない親の下で、自分が
働いて生活している少女、ネットカフェで生活している母娘を取
り上げていた。

この例でコメンテーターの何某(どこかの大学教授と紹介されて
いた)は単に統計的な数字を示し派遣だとか非正規雇用が問題だと

一般論で結論づけていた。アホか!テレビの例は単に非正規雇用
の問題ではなくて福祉の問題ではないか、生活保護とか民生委員は

何をやっているのかという問題ではなかったのか。非正規雇用の
給料が安いかどうかというより、ネットカフェで生活せざるを得

ないという問題(もちろんアルバイトで月30万円稼げるのであれ
ば確かにそういう問題は起きないけど、しかし学生アルバイトで月

30万円は現実的だろうか?)、病気がちなシングルマザーであれば
子供を育てる手当とか、生活保護とかの福祉の問題ではないのか。

派遣とか非正規雇用とか以前に子供が学校に通えないということ
を問題にするべきではないのか、今現在困窮している人たちにど

う手を差し伸べるのかという具体的な解決方法を示されるのかと
思っていたら、相変わらずステレオタイプ的な一般論を示すだけで

何の解決策を示さない、それで正義の味方ってか!NHKの番組の
作り方は、「現代のベートーベン」のときと少しも変わっていない

安易な作り方だなと思う。初めに結論ありきで作るから論点がずれ
てもわからなくなるのだ。

労働政策と社会福祉を分けて考えることはもちろんできないと思っ
ているけど…

[1538] 今年で10年目! 投稿者情報大滝 2014-04-23 15:41
先週からまた短大での授業が始まった。今年の学生はどうかなと
毎年楽しみではあるんだけど。今年で短大の授業を引き受けてか

ら10年になる。毎年同じことの繰り返しになるので一時は辞め
ようかと思ったこともあるんだけど、今年も結局引き受けた理由

は、20歳前後の若者と触れ合う機会はそうそうないこと、同じ
ことの繰り返しになるにしても、それはそれで楽しいと最近は思

うようになった。始めた当初は僕の方に力が入りすぎていて、眠っ
ているやつをみると「コノー!」とムカついていたんだけど、最

近は平気で頭を引っぱたく余裕が出てきたね。人と人との関係は、
その瞬間その瞬間のタイミングで押したり引いたりすることに尽

きるのかな。当初は若いやつは何考えているかわからないという
恐怖感もあったんだけど、最近は若いやつを相手にしてもできる

んだなぁこれが。いくら内容がよくても(内容の良し悪しも相手
によって違ってくると思うけど)、相手が聴いてくれなければ何の

意味もないと思っている。授業がわからないというのであれば、
極端な話、雑談で終わってもいいと思って授業をやっている。

今年は今の時期で企業から内定が出ている学生もおり、2,3年
前より就職状況が好転しているように見えた。その意味で生で新

卒の雇用状況がわかるという利点もあるな。
[1552] RE:今年で10年目! 投稿者情報 2014-06-24 11:24
大滝様

>先週からまた短大での授業が始まった。今年の学生はどうかなと
>
>毎年楽しみではあるんだけど。今年で短大の授業を引き受けてか
>
>ら10年になる。毎年同じことの繰り返しになるので一時は辞め
>
>ようかと思ったこともあるんだけど、今年も結局引き受けた理由
>
>は、20歳前後の若者と触れ合う機会はそうそうないこと、同じ
>
>ことの繰り返しになるにしても、それはそれで楽しいと最近は思
>
>うようになった。始めた当初は僕の方に力が入りすぎていて、眠
>っ
>ているやつをみると「コノー!」とムカついていたんだけど、最
>
>近は平気で頭を引っぱたく余裕が出てきたね。人と人との関係は
>、
>その瞬間その瞬間のタイミングで押したり引いたりすることに尽
>
>きるのかな。当初は若いやつは何考えているかわからないという
>
>恐怖感もあったんだけど、最近は若いやつを相手にしてもできる
>
>んだなぁこれが。いくら内容がよくても(内容の良し悪しも相手
>
>によって違ってくると思うけど)、相手が聴いてくれなければ何
>の
>意味もないと思っている。授業がわからないというのであれば、
>
>極端な話、雑談で終わってもいいと思って授業をやっている。
>今年は今の時期で企業から内定が出ている学生もおり、2,3年
>
>前より就職状況が好転しているように見えた。その意味で生で新
>
>卒の雇用状況がわかるという利点もあるな。

[1536] 阿弥陀さまは、いまお留守。 投稿者情報大滝 2014-04-18 18:33
高神覚昇の「般若心経講義」を3回読んだ。仏教の根本思想につい
て比較的わかりやすく書いてあった。僕が驚くのは、この「講義」

が書かれたのが昭和22年であり、ぼくが生まれる前の昭和23年に
は彼は亡くなっていたことだね。「講義」の内容は全然古くない。こ

れは仏教の思想が古くて新しいものを含んでいる、普遍的な思想で
あるということかもしれない。大乗仏教であれば、真言宗も真宗

も禅も目的とするところは同じではないかと実はずっと考えていた。
その内容がズバリこの「講義」に書かれていた。

宗教に興味がない人は全くナンセンスだけどその部分を記載する。

白隠禅師(臨済宗の有名な和尚)がお寺で提唱していたとき、そ
の聴衆の中に一人の念仏信者の老人がいたと。その老人が禅師の

話を聞きながら、しきりに小声で念仏を唱えていたので、禅師が提
唱を終わってから、その老人を居間に呼んで、試みに念仏の功徳
を尋ねたと。

禅師:「いったいお念仏はなんの呪(まじな)いになるか」。
そのときの老人の答えが面白い。

老人:「禅師さま、これは凡夫が如来(ほとけ)になる呪いです。」 
禅師:「その呪いは誰が作られたか、阿弥陀さまはどこにおられる仏
さまか。いまでも阿弥陀さまは極楽にござるかの」

といっていろいろと念仏信者の老人を試したと。すると老人の答え
が実に振るっているのだ。

老人:「禅師さま、阿弥陀さまは、いまお留守です。」と。
留守だという不思議な答えを聞いた白隠が、さらに、

白隠:「しからばどこへ行ってござるか」と追及。そのとき、
老人:「衆生済度のために、諸国を行脚せられています」。そこで、

禅師:「では今ごろはどこまで来てござるかの」と尋ねたところ、そ
の老人は静かにこういったと。

老人:「禅師さま、阿弥陀さまは、ただ今ここにおいでです」といって、
老人はおもむろに自分の胸に手をあてたと。

これにはさすがの白隠もスッカリ感心したという話が伝わっている。
これが事実であったかどうか詮索の余地があるだろうけど、自力教

の極端である禅宗と他力教の極端である真宗とは、たといそれに至る
道が違っていても結局大乗仏教である以上、求めるところ、「仏、我に

あり」という点において同じだと。僕は、仏教のみならずキリスト教でも
同じではないかと思っているんだけど。興味のない人には、恐縮!

[1532] 夢はかなわなくても… 投稿者情報大滝 2014-04-11 23:05
宮崎学の「自己啓発病社会」を読んだ。 副題に「スキルアップ」
という病に冒される日本人とあったからおおよそ内容が想像される

と思ったけど、中身は社会学そのもので結構難しいものだった。自助
としての「スキルアップ」、「セルフヘルプ」、「夢をかなえる等」のハ

ウツウ集に踊らされ、ゆがめられた自助を盲信して、その結果、日本社
会は格差が拡大し、あきらめ感が蔓延したと。小泉純一郎とか竹中平蔵
の新自由主義者たちが日本を壊したという内容であった。

お笑いの「小籔」がテレビの番組でお笑いとしてこんなことを言ってい
た。「夢がかなうとか努力すれば報われる」なんて簡単にいうな!テレビ

に出て、成功している人は確かに夢はかなった人なんだろうけど、そも
そもそこに出て夢はかなったなんて言える人は1000人に一人、万人に

一人ではないかと。夢がかなった奴が夢はかなうと言っているのであって、
大多数の者は夢破れて、敗者となっているのだ。埋もれていっているの

だと。多くのアホ(お笑いだから)は、万人に一人の言に踊らされて人生
を狂わすのだと。誰もイチロウに誰もがさんまに、誰もが億万長者になれ
るわけではないと。

僕は笑わされながらも心にひっかかるものがあった。確かに新自由主義
とか自己責任とか勝ち組とか負け組とか格差の拡大とか負のイメージが

大きいけど、それではどうすればいいのか?どうせ努力しても同じなん
だから努力をしない、どうせ夢見ても夢はかなわないのだから夢も見ない
というという生き方が良いのか?

しかし、これだけは言えるのではないか。やろうと思わなければ何も変
わらないのではないか。努力は報われないかもしれない、夢もかなわない

かもしれない、負けるかもしれない。それでもなお、生きている以上は
努力をしなければならないのではないか?夢を見ないで生きているとい

えるか?夢を語らない奴が面白いか?負けるとわかっているケンカをし
ない奴が面白いか?

勝ち組、負け組という分類で分けるなら、僕はまぎれもなく負け組だろ
う。だけど後悔はしていないぞ、少し負け惜しみが入っているけど…

[1526] どんな仕事をしたいか 投稿者情報まいん 2014-04-11 10:27
今年の話。
正社員で雇った人物が、配属辞令をうけて「遠いから(入社を)辞退します」とか「企画職につけないなら辞めます」といったのが何名かいました(勿論スタートは販売職であることは内定時の面談で伝えていますが)。

だったら初めから勤務地限定の契約社員で雇えばいいと思っているが、新卒の採用担当からは、「それ(契約)では人材が集められなくなる(から困る)」


新卒採用担当からの話を伺うと、最近の会社説明会で出てくる質問は・・・
離職率は、産休の女性の実績は、有休の制度は、企画職の仕事には販売をどの程度やればいいのか・・・・・・権利の確認ばかりで、仕事を通じて何を達成したいかが全く伝わってこない。


新卒という「真っ白」な状態な人に、将来のキャリアプランを明確にせよと言われても、仕事を通じて気づいていくことなどもあるため、明確でない方もたくさんいると思うし、だからこそどんな配属や仕事であっても先ずは取り組んでみればいいのにと思うのですが、「遠い」「自分のやりたい仕事とズレている」「あの上司は(何となく)嫌だ」といった理由や外部からの評判で選択しているケースが増えている実感があります。

ある意味情報が氾濫しすぎて、自分というものを見失いがちになってしまっているのかもしれません。あまり外部の評判に振り回されないで欲しいと思うのですが、正解のある問題ばかり与えられた教育を受けた結果なのかな・・・・とも思います。

ただ、そういう自分も新卒で入った会社を3年半で辞めました・・・それでも、何とか紆余曲折しながらも生きてます。
だから杞憂に終わるのかもしれません。
[1528] RE:どんな仕事をしたいか 投稿者情報大滝 2014-04-11 12:32
まいん様

まいんさんの話は非常に興味深かった。

>離職率は、産休の女性の実績は、有休の制度は、企画職の仕事に
>は販売をどの程度やればいいのか・・・・・・

学生の質問は、応募先がブラック企業であるか否かを確かめている
んだと思うよ。

僕の顧問先企業は、毎月20名近く退職者をだしているらしいんだ
けど、それだけ退職者を出しているとブラック企業と判断されても

仕方がないかなと思っているんだけど、経営層が自覚していないと
ころが問題だと思っているんだけどね。

[1529] RE:RE:どんな仕事をしたいか 投稿者情報まいん 2014-04-11 17:35
大滝先生

コメントありがとうございます。

残業が多い、辞める人が多い ブラックだから避けよう。

そうやって、消去法で選んだ仕事にどれだけ打ち込む価値があるといえるのでしょうか。
週休2日で、9時5時勤務、残業なし、といった判を押したような働き方で何かが成し遂げられるとでも思っているのでしょうか。

自分のことを正当化するつもりはないけれど、僕は未経験ながら人事の業務やりたくて、あるベンチャーの人材ビジネス会社に入社しました。

当時人材ビジネスが「口入屋」と言われていたことや、工場派遣に対するダーティーなイメージは知っていました。

でも、結果的には在職中に株式公開も果たし、入社退社が多い業界だからこそ、沢山の手続きが経験でき、採用面接のため、始発終電帰りの出張や給与システムエラーによる徹夜作業など「修羅場」というものが経験できたと思っています。


病気になるまで、自殺を考えるまで仕事を続ける意味はないと思いますが、されど上辺の労働環境だけで仕事を選んでいては、まったく自己の魂がないと思われても仕方が無いのではないでしょうか。

人事の立場から言わせてもらうと、そんな軟弱な奴の入社はこちらから願い下げだと思いたいのですが、これを公の場で発言してしまうとブラック人事なんていわれてしまう、なんともやりづらい時代です。


[1531] RE:RE:RE:どんな仕事をしたいか 投稿者情報大滝 2014-04-11 23:01
まいん様
厳しい環境の下で人は育つということなのかな。

本当に有能な学生は、この会社は自分を育ててくれる
ということがはじめから分かっていればきっとその会
社を選択すると思う。

それがなかなか難しいのかもしれないね。もとより根性
なしの学生は話にならないけどね。



[1535] RE:RE:RE:RE:どんな仕事をしたいか 投稿者情報b・m 2014-04-12 15:25
まいんさま

こんにちは!
投稿中の「修羅場」という言葉にひかれてちょっと書きたくなりました。

私も何年も前になりますが、務めていた会社に税務署の監査が入ることに
なり、家に2時間ほど仮眠をしに帰って、書類を作成し、監査に備えたこと
がありました。

また、昨年、今年と年末年始に、今の事務所は大変な修羅場をくぐりました。
仕事を管理しなくてはいけない自分が取り乱し、事務員からの本音の苦情を
うけ、顧問先からは理解されず、あげくの果てに所長に八つ当たりをし、若く
もないのに、何のための仕事かと真剣に悩んだのもつい最近です。

若い方たちの仕事への意識の変化は、まいんさんの言う通り人事にとって
やりづらい時代となっていると私も思います。

そのような中でも、企業側の、経営に対する理念であったり、人材をどの
ように育てたいと考えているかが、伝わると頑張れる労働者がその企業に
残っていくような気がします。

理想論かもしれないけど、「あなたは何のために働くのか?」といった労働観や、
死生観、人生観などを、どんな未熟な形でもよいから持つ努力をすることを
教え、長所を伸ばすことを援助していければいいのかなあと。

でも、残業が多い、辞める人が多い ブラックだから避けようと、会社に
入ってこないのであれば、それも教えられませんものね。なかなか、難しいです、
私も日々、「たった一人の事務員」を育てあぐねています(笑)

[1525] なんだかだなぁ~ 投稿者情報大滝 2014-04-04 10:54
碧巌録とか般若心経の解説とかこのところ宗教関係の本を読むことが
多いけど、僕は読んでいるときはその本の内容の影響を受けることが
多い。困るのは説教臭くなってつまらなくなることだね。

面白いか面白くないかは、誤解を恐れずにいえば、正しいことの中に
はないような気がする。当たり前のことを当たり前にやっていくこと

が生きていく上でのルールではあるけど、ただ、それだけでは生きて
いる充実感を感じることができないように思う。こういう感覚は、今、

僕がぬるま湯の中で生きているからなんだろうと思う。だからこそ、
ときどき、「理不尽」に対して怒りを爆発させたくなる。自己の存在を

かけて大ケンカしたくなるんだ。世の中には当たり前ではないことが
往々にしてあり、袴田事件で再審開始決定した裁判官が、「耐え難い不

正義」といったけど、それほど大きなことではない仕事上の「理不尽」
に対して「耐え難い不正義」だとこぶしを振り上げるのも大人気ない
ような気がして、なんだかだなぁ~

[1524] 年度末だぁ 投稿者情報大滝 2014-03-31 12:26
このところ体調がもう一つです。2月の中旬からずっと続いている
のでこれが普通なのかもしれない。体調が悪いと精神の状況も悪く

なる。第一番に判断力が鈍ってくるな。大概は早急に結論を出した
くなる。喧嘩っ早くなるということでもあるんだけど。

話が飛ぶ。みんなの党の渡辺代表の8億円の借入金問題については
ガッカリしたな。なんでそんなに金が必要なのよと彼に聞いてみた

いね。比較的ましな政治家だと思っていたんだけどなぁ。政治の理
念がいくら立派でもやっていることが、社会の一般通念とかけ離れ

ていると信頼はできないな。普段、正義を声高く主張していたから
余計、目立つんだ。清濁併せのむということもあるけど…

景気の悪い話ばかりで恐縮。
明日から新年度。明日からはスカッと行きたいね。

[1523] 集中力 投稿者情報大滝 2014-03-24 15:56
大相撲春場所で大関の鶴竜が優勝して横綱を確実なものとしたね。
鶴竜は、先場所までは大関の中でも全く目立たない存在であったけど、

ここ2場所の成績でチャンスをものにした。それにしても、鶴竜の
集中力はすごかったと思う。とくに日馬富士や白鵬と対戦するとき

の集中力は、シロートの僕にも伝わってきた。鶴竜を見ていて残念
だと思ったのは、ぼくの応援する稀勢の里の集中力のなさだね。

肉体的に恵まれていても精神的に恵まれていないとプロとして大成
するのは難しいんだね。

僕も、心が弱いという点では人後に落ちないと思っているので、今
でも自分の心をどうしようかと考えることが多い。

ただ、年齢を経ることによって経験を積むことによってわかってく
るものがある。一番大きな点は、これだけ年を取ってくると、失う

ものが少ないと思えることかな。命にしても十分生きたなという実
感はあるし、お金に関してはもう手遅れというあきらめがついてい
る。

人間関係にしても社会生活にしても捨てようと思えば捨てられるな
という覚悟のようなものがある。

だから、僕は集中力は若い時より今の方がウントあるなと思ってい
る。今頃わかっても遅いってか?その通りなんだけど…





[1522] 僕がノンポリな訳 投稿者情報大滝 2014-03-17 18:07
僕が今でも残念であったと後悔していることがある。何十年前の
話で今のように情報があっという間に世界中にいきわたらない時

代であったことを抜きにしても…僕は学生時代、マルクスの共産
党宣言にイタク感激してその類の書物をよく読んでいたように思

う。要するに自分の頭で考えるのではなく、誰かの受け売りでい
っぱしのインテリゲンチャ気取りであっただろう。自分の親や姉

に対しても実体もなく知識をひけらかせて、得意になっていたの
ではないかと思う。そんなあるとき、僕が田舎に帰ったとき、同

級生の兄で中学を出て船員になっていた人が同じく帰省しており、
当時の僕に話してくれたこと。「船員として世界中の港、港に寄港

して感じることは社会主義国であるソ連や中国の一般市民の生活
がひどいよと。詳細は忘れたけど労働者の生活がどうであるかを

ということを具体的に話してくれた」と思う。しかし、その当時
その話を聞いたときに僕は彼の話をまともに取り合わなかった。

彼がマルクスを読んでいるわけではなく、思想的に無知な労働者
であると決めてつけていたんだと思う。しかし彼の話が真実であっ

たことはそれから30年後に明らかになった。自分の中の傲慢さ、浅
はかさが、若気の至りとはいえ、今のこの年になっても恥ずかしいと
思っている。

今の時代は情報が乏しいというより、情報の洪水で何が正しい情報な
のか情報の選択が難しいこと、国家あるいはマスコミによる情報のと

り捨て選択による操作などで正しい判断がしにくいということでは今
も昔も変わっていないのかもしれない。

すべての事実を自分の目で確認することは不可能である。だからいつ
の間にか自分がミエナイモノに操作されるということはありうると思
っている。

僕が中年以後ノンポリになったのは以上の理由による。だからどうし
たのさ?ということでもあるんだけど…

[1521] 生活するか腐っていくか… 投稿者情報大滝 2014-03-12 13:04
先日ある団体の職員の送別会に出て議論したときに感じたこと。
会社がどういうビジョンを持っているか、そのビジョンをどの

ように従業員に浸透させるかということが大切であることは、
会社経営にとってのイロハであると思う。会社ではなく一般社

団法人である業界団体の内部の職員については、業界のビジョ
ン(抽象的で業務の目的としにくい)を浸透させること、団体

職員の士気をあげていくことは、その団体の幹部が行政の天下
りであったり会員会社の出向社員であったりする場合は、ほと
んど絶望的であると感じた。

僕は、個人の生き方では清貧で心を充実させたいと思う。しかし
会社を経営しておきながら、その会社で骨を埋めるつもりでおり

ながら、儲からなくてもいいとか発展しなくてもいいとか現状維
持でいいとかと考えている経営者であったり従業員ばっかりだっ

たりすると、その会社も従業員も確実に腐っていくと思う。先日
の職員は、そういう雰囲気の中で働くことはもう耐えられないと

いうことだった。辞めて無職になることで、生活の不安(かなり大
事な要素)はあるけど、腐っていくよりはよっぽどマシだと、むし

ろその職員が退職を選択したことを、僕は悪い選択ではなかったと
思っているんだけど…

[1520] 現代のベートーベン 投稿者情報大滝 2014-03-07 13:18
現代のベートーベンと騒がれていた佐村河内何某が謝罪会見を
開いていたけど、そもそも美談仕立て彼を祭り上げていたの

はマスコミではなかったのかな。以前NHKで彼の番組を見た
けど、結果論ではあるけどあまり好きな番組の作り方ではなか

ったし、本当であったとしても番組の中の彼は謙虚さに欠け
ていて好きなタイプではないと当時は感じた。実際は必死で
芝居をしていたのかもしれないけど。

彼の例はひどいけど「羊頭を掲げて狗肉を売る」という類は、
沢山見てきたような気がする。これは演者だけが非難される

べきものではなく、受け取る方の見識のなさも反省するべき
ではないだろうか。

碧巌録に書いてあったこと、「物の真偽、利鈍、深浅などの判別
について、禅宗の坊主であれば、「一言一句」、エヘンといっても
オホンといってもわからなければならない」と。

手前味噌になるかもしれないけど、僕も多少ここで書かれている
ことはわかるようになったような気がする。確かに、「吐く息、吸

う息、ダメだな」と感じるときがあるから。僕は、偽物でも本物
でも心地よければいいとは思っているんだけどね。

でもたいがい偽物は心地悪いな…

[1518] 投稿者情報大滝 2014-03-02 22:41
寒い、寒いと思っているうちに3月になった。今、碧巌録を読んでいる。
3年前に古本市で2万円もした奴なんだけど、買ったはいいけど当初はま

るっきり歯が立たず、本棚の飾りにしていたんだけど、鈴木大拙や臨済
録で、多少知識ができてきて、読めるようになった。というよりは碧巌

録の解説を書いている大森曹玄がわかりやすいということかもしれない。
臨済録は5回読んだ。5回読んでも理解はおそらく5分の1くらい…

碧巌録は何回読むことになるんだろう?「禅の立場は、一本の草を仏とし
て拝んでもよければ、逆に奈良の大仏さんを一本の草のように取り扱って

もよい、どうでなければならぬ、いうような窮屈なものではありません。
その時、その場に適合した最良の手段があるものです。いわゆる時・処・位
を知ることが大切である」と。

理屈もへったくれもないね。ただ、そこに僕がずっと長年にわたって追及し
ている「自由」があるような気がしているんだけど。今、この文章を書いて

いるこの瞬間も自由であるかどうか、自由でなければならないと思うことも
またそのことにとらわれているという意味で不自由ということになって、禅

は難しいね。まっ、それが面白いと思っているんだけど…

[1517] 関西出張 投稿者情報大滝 2014-02-26 18:36
先日、関西のSテレビの管理職研修にいってきた。ディレクター、
カメラマンなどを派遣で受け入れているテレビ会社の各部の総務

責任者を対象とするもので、派遣会社との派遣契約上の派遣先の
責任、リスクのほか平成26年の派遣法改正の動向までを1時間半
でやってくれといわれた。

1時間半ではホントは無理だよね。うっかりすると導入部だけで1時
間半くらいたってしまうので、論点を6つに絞り、1論点10分(改正

派遣法については30分)としてナニをしゃべりナニを切り捨てるかを
考えた研修計画を立て、往きの新幹線から研修時刻の直前まで頭の中

で研修内容を繰り返した。研修中は当然早口になって、途中極度の緊
張で喉がカラカラに渇いたね。こんなことは、何年か前に労働組合と

真剣勝負した団体交渉以来だった。研修参加者が優秀だったのかそれ
とも僕の研修が素晴らしかった?!のか、概ね僕が話したいと思って

いたことは研修参加者に理解されたように思った。終わった当初は興
奮がなかなか鎮まらず元気満々だったんだけど、帰りの自宅に着く頃はい

つもより逆にぐったりして疲れたな。Sテレビは神戸の埋立地にあり、
周りは国際開業場やら国際展示場やらホテルやらで駅の周辺には全く

飲食店やら喫茶店がなく、ガラ-ンとしていて、無機質な感じがして
環境的には僕にはなじめないものだったな。そのせいか研修前はアウ

ェイで試合をするようなイヤな感じがしたな。やってみたら案外親し
みはあったけどね。

とりあえず懸案の研修が終わってヤレヤレってな感じです。

[1516] 声がでねぇ~ 投稿者情報大滝 2014-02-20 15:55
景気の悪い話ばかりで恐縮。今週の初めから風邪で体調が悪い。火曜
日に大阪で雇用環境整備士の講習があり、声が出るかどうか心配だっ

たんだけど、講習は何とか気合で乗り切った。講習が終わって気が抜
けるとまるっきり声が出なくなった。肉体も気持ち次第で何とかなる
ものなんだね。

オリンピックで浅田真央はダメだったみたいだね。日本中の期待を背
負って結果が出ないと針のむしろだろうな。僕ごときの仕事だったら

気合でなんとかなるんだけど、オリンピックの場合はそうはいかない
かぁ。気のせいか結果を出している選手は気合が顔に表れているよう

に見えるのに対して、結果が出ていない選手はやる前から不安が顔に
表れているような気がする。概して日本の選手はメンタルが弱いよう

に見えるんだけど。技術を教えるコーチも必要だけど、メンタル専門
のコーチも必要じゃないかな。

話がめちゃ飛ぶけど、人類の歴史においてなぜこんなに戦争がなくなら
ないんだろうかという疑問に対して死を賭して戦うことに対して人類は

ある種の快感(生きがいあるいは充実感)を感じるんだという説がある。
戦争映画とか戦争ゲームが流行るのはそのせいだとか。僕も闘争そのも

のに充実感を感じるときがあるから、そうだとすると、人類の未来は案
外長くはないかもなぁ。

[1515] 大雪だぁ!パート2 投稿者情報大滝 2014-02-16 23:19
2週、続けて大雪で自宅に帰れなくなった。今日午後自宅に帰ってきたけ
ど、駅前とか駅前の借りている駐車場は除雪もされていず、スタッドレス

のタイヤでなければ運転は無理だなと思ったね。自宅の庭のテーブルに積
もった雪は一時は80センチくらいあったとか。これだけ雪が降って日常生

活に支障が出ると、雪が降るのは楽しいなんていっていられなくなるなぁ。
それでも不便を楽しむといった精神的な余裕を持ちたいと僕は思っている

んだけど…風邪で体調が悪いせいか、精神的な余裕どころかボーっとして
いて、何も考えられない状態だね。こういう時に限って顧問先から次から
次と就業規則や契約書の点検、トラブル等の時間がかかる相談が入って
作らなきゃいけない研修レジュメができず、お~おどうしようという状態

なんだけど…おまけにオリンピックの中継を見てしまってホント自己嫌悪
だね。オリンピックと云えば,男子フィギュアの羽生選手の金メダルの会見

は感心したな。19歳の子とは思えないほどの地に足がついていた会見だっ
たと思う。親の教育がいいのかなぁ。

明日は大阪出張。気合入れて頑張ってきま~す!

[1514] 大雪だぁ! 投稿者情報大滝 2014-02-10 13:33
先週土曜から日曜にかけて大雪になった。不謹慎だけど僕は雪が降るのは雪の中
をジープで走れるのでうれしいんだ。家の前の道路は日曜の朝は40センチくらい

積もっており、それだけ積もっているとジープでもダメだなぁ。昨日の午前中は
ご近所総出で雪かきをした。直りかけのぎっくり腰がまたぶり返しそうになった

けど、普段ほとんど話す機会がないご近所と話ができて、いいコミュニケーション
にはなったね。たまには大雪もいいかもしれない。

大通りは車が始終走っているのでスタッドレスを履いていればほとんど問題ない
けど、ノーマルタイヤだと坂道で立ち往生していた車があったり、幹線道路では

トラックが道路からはみ出しで動けなくなっているのを見たな。非日常の世界
(人の不幸)を面白いと感じてしまうのは不謹慎かなぁ…?

そういえば、大雪をキャーキャー楽しんでいたのは子供たちだったな。僕も子供
だから許してね…っていう訳にはいかないかぁ~?


[1513] ぎっくり腰だぁ! 投稿者情報大滝 2014-02-05 18:47
昨日朝、ぎっくり腰になった。1日中派遣元責任者講習だったんだけど、途中、あまり
の痛さで力が抜けそうになったね。冷や汗をかきながら講習を終えて椅子に座ったら

立てなくなった。主催者側の担当者のM氏に会場から事務所がある池袋まで送っても
らってホントに助かったワァ~。受講者からも同情され労わられてありがたかったん

だけど、ぎっくり腰だから講習はテキトウで勘弁してねというのはプロとしてどうよ
と思っているので、内容は決して手を抜かなかったつもりだけど…。

今朝、腰にホカロンはって派遣協会に出た。痛みが止まないのでM氏の助言により薬
局にロキソニン(痛み止め)を買いにいった。そこの薬剤師の言、ぎっくり腰のよう

な急性の痛みは温めてはダメで冷やさなければダメなんだと。え~っ?その場であわ
ててホカロンはがしたけど…後の祭りとはこういうことをいうのだなぁ~。

[1512] 忙しい! 投稿者情報大滝 2014-01-31 16:34
体調がもう一つであるにもかかわらず忙しい日が続く。僕の仕事自体はストレスが
比較的少ない仕事だと思っているんだけど、スケジュールが詰まってきてやらなきゃ

いけない仕事がたまっていることでストレスになっているような感じがする。別に約
束どおり仕事ができなくても命をとられるわけじゃなし、ただ信用がなくなるだけさ

と割り切っても根がマジメなせいかコレが気に病むんだなぁ。ビジネスの世界は信頼
関係で成り立っていることを考えると、ナニ次から御呼びがこないだけさと嘯いても

いられず、結果的には無理をすることが多いな。だからといって土日まで犠牲にはして
いないので、ハタメには優雅に見えるかもしれないけど…

[1511] 煩悩即菩提 投稿者情報大滝 2014-01-26 23:35
最近、体調がもう一つです。寒いというだけでも具合が悪くなるのは
年のせいかな。僕はいつまで現役でいられるだろうか?僕は絶対の現

在に生きたいと思っているからいつまで現役でいられるかということ
を考えること自体矛盾しているけど、こう体調が悪いとそう長くはな
]
いんじゃないかなと思える。今読んでいる梅原猛の「戦争と仏教」は、
彼が80歳の時に書かれた。80歳になっても瑞々しい人もいれば、50

代でもう年よりくさくなっている人もいて高齢者は個人差が激しいけど、
梅原は若いな。彼は哲学者ではあるけど、日本では異端の部類に属するか

もしれない。権威にどっぷり浸かっている人よりは、異端で権威にかみ
ついているジジイの方が面白いと思うけど。その梅原が「自分は人一倍

煩悩が強い人間であるけど、仏教に触れているうちに次第に煩悩が菩提
に昇華させることができるようになった」と書いているけど、僕は、

「それを年を取ったというのだ。簡単に悟ってほしくない」と思っている
んだけど…意地悪かな?

[1510] 稀勢の里 投稿者情報大滝 2014-01-20 16:04
稀勢の里が、中日で3敗し横綱昇進がほぼ駄目になった。テレビで相撲が
始まると僕は土俵下で待っている稀勢の里の表情も注目して見ているけど、

彼は集中しようと一生懸命呼吸を整えていることがよくわかる。彼がプレ
ッシャーに弱いのは何度もチャンスをフイにしていることから想像がつく

けど、ここぞというときに期待が裏切られてもう誰が応援するものかと腹
も立つんだけど、又、次の日に相撲が始まると性懲りもなくマタ応援して
しまうのは、悪女の深情けというものだろうか。

技術的には脇が甘いとか腰が高いとかいわれているんだけど、心を整える
よりそちらに集中して技術の修正を図ることの方が僕は、いいんじゃない

かと思うんだけど。心の問題は時間をかけたからといって解決するもので
はなく、それより技術は時間をかければ修正できるものではないか?昨日

の栃煌山との対戦で解説者は栃煌山は稀勢の里の脇が甘いのでもろ差しだ
け狙っていればよいと稀勢の里の不安を指摘していたけどホントにそのと

おりであった。これはプロとしてどうよ。技術を修正したって勝てない相
撲取りが多い中で、稀勢の里がイカに恵まれているかと思うんだけど、

恵まれているヤツは自分が恵まれていることがかわからないんだな。勝負
事は計算できない、だから面白いのかもしれないけど…
それでもなぁ、がんばって欲しいよ。

[1509] 貝掛温泉 投稿者情報大滝 2014-01-15 14:29
雪の中を走りたいと思い成人の日にジープで新潟県の貝掛温泉に行ってきた。出かける
ときは晴天で関越を走っていても気持ちがよかった。水上ICあたりから雪が積もって

おり関越トンネルを出ると、吹雪いておりまさに「雪国」だった。湯沢の「駒子の湯」
に行こうかと思ったけど、雪に埋もれた露天風呂に入りたいと思ったので急遽貝掛温泉

に向かった。期待通り三国街道は雪で除雪車が何台も除雪していたね。貝掛温泉は街道
から少し入ったところにあってわき道の坂が急で100メートルくらいの細い橋を渡らな

ければならないので、初めて行く人は少し運転にヒヤヒヤする。せっかく来ても急な坂
道の手前で諦めて帰る人もいるな。降りるのはできるにしても帰りの細くて急な坂道を

のぼることができるかどうか不安になるんだ。へっへっへ、こういう時のための四駆だ
ぜと僕はむしろがワクワクしたけどね。

貝掛温泉は雪の中に埋まっており雪が降る中の露天風呂は、実に気持ちが良かった。ぬ
るいお湯で長く入っていると頭に雪が積もった。年始年末が忙しかったこともあり、本

当にすっきりしてリラックスできたな。連休の最終日ということもあり帰りの関越の渋
滞がひどく、自宅に着いたときはヤッパリ疲れたけど。いい気分転換にはなったね。

[1508] 永遠のゼロ 投稿者情報大滝 2014-01-10 11:12
息子と映画「永遠のゼロ」を見た。原作は読んでいたから話の筋は
わかっていたけど、やはり涙ボロボロであった。特攻隊の話で勇ま

しく敵艦に突っ込んでいくのが男らしいのか家族のために生き延び
たいと思うのが男らしいのか、百田(作者)は、あの時代に後者の
生き方を貫いた男を主人公にした。ただ、命がほしいだけで生き延

びたいと思っていたのであれば、感動はしなかっただろうな。本当
の「勇気」とか本当の「男」を貫いて生きていくのは難しいね。

主人公の岡田准一はカッコよかった。僕には原作の中でも映画の中
でも主人公に敵対した元特攻隊員のヤクザの親分がグッと来た。男
が男であるためには、その男を認める男が必要なんだな。

愚かな特攻政策を考えるのは、いつも自分は安全なところに身を置く
軍部の上層部。吐き気がするくらい嫌いです。

日露戦争から太平洋戦争にかけて、軍部の無責任体制を指摘したの
は司馬遼太郎であったと思うけど、時代の真っただ中でそういう判断

ができるであろうか。いつも後からわかることなんだ。今の時代でも
政治とか経済と社会の動きとか自分らが日々判断していることが正し

いのか間違っているのか僕には自信がない。よ~く見極めようとは思
っているけど…

[1507] 友人が死んだ。 投稿者情報大滝 2014-01-04 23:37
元旦に学生時代の友人Yさん逝去の通知を受けた。虚血性の心疾患
だったと。Yさんはある大学のある宗教組織の委員長をやっていた。

当時、僕は宗教はアヘンと同じとまでは考えていなかったけど、理屈
で科学で割り切って割り切ってどうしても説明できないその先に宗教

があると考えていた。だからその宗教組織についても信者である学生
たちについても、理屈で簡単に割り切れて話にならないと思っていた。

宗教の信者は皆同じようなところがあるけど、結論が決まっており冷
静な議論ができないことが多いな。人間であれば、普通に悩むところ、

普通に疑問に思うところを切り上げており、僕には到底納得できるもの
ではなかったし、本来人間はイキイキしていなければならないんじゃな

いかと思っていたけれど、その団体の幹部の人たちは生きている感じが
しなくて会って話しても、ピンとはこなかった。相手は折伏したかった

んだろうけど、なかなか納得してくれないので、「要するにあなたのよう
にはなりたくないんです」という捨て台詞で議論を切り上げたものだった。

そんな中でYさんだけは違っていたように思えた。その団体に属していな
がら、普通に悩むところ、普通に疑問に思うところにも理解を示してくれ

た。だからその宗教団体の中でYさんだけは僕にとって唯一話のできる
人だったと思う。その宗教団体に疑問をもちながらどうしてやっていら

れるのだ、どうして止めなかったのだというのは外部の人間の感覚であ
ろう。生れたときから家族からまわりの人たちすべてがその宗教の信者

であり、その生活の中で育ってきたのであれば、理屈ではない何かがあ
ったのかもしれない。Yさんの奥さん(奥さんも僕の友達だった。)から

云われたことがある。「大滝さんもうちの旦那も悩むタイプよね」。その
言葉の裏には、「いくら理屈をいっても決して強く生きてはいけない弱い

人たち」という暗黙の批判があったと思う。あれから30年も40年もた
った、共に還暦を過ぎた今、Yさんの感想が聞きたかった。

特定の宗教組織に属していながら異端として生きていくのは辛くはなかっ
たかと。Yさん、僕は悩みながら、あの頃と同じようにフラフラしなが
ら生きてきたよ。

Yさん、寂しいよ。子供たちとか女房とかを交えずに2人きりでゆっくり
話をしたかったね。ホントにホントに悔しく残念です。

[1506] 謹賀新年 投稿者情報大滝 2014-01-01 00:11
明けましておめでとうございます。新年が皆様方にとりまして
素晴らしい年となりますように心からお祈り申し上げます。

私は、昨年から人事労務管理の勉強を続けております。その理由は
私の仕事は顧問先に何か問題があったときの町医者みたいなことが

多いのですが、後ろ向きの解決ばかりで積極的に企業を健全に発展
させるという理想からはほど遠いものでした。

コンプライアンスも、守れ、守れと号令をかけるだけでは企業に
とっては、ただうるさいだけでしょう。経営の発展につながるような

アドバイスでなければ、経営者から採り入れてはもらえないでしょう。
顧問先にはそこまで信頼されていないといわれれば、それまでですが

実際、私の実力不足、勉強不足も隠せない事実でありました。今年は
何とかプロらしい知識と経験を身につけたいと思っています。

「共生」ということを、私の長年のテーマにしておりますが、これは
私が誰かを助ける(そんなことできません。)ということではなく

まず、それぞれが独立して立ち、独立して立っている者同士がそれ
ぞれ協力するという形でなければ、共生の実現は難しいと私は考えて
います。そのために、みなさん、今年も勉強しましょうよ。

本年も頑張りたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

元旦  大滝 岳光

[1504] 良いお年を! 投稿者情報大滝 2013-12-29 20:18
激動にくれた2013年も終わりを告げようとしています。

私のここ数年のマイブームが哲学とか宗教であったのですが、今年は
とりわけ「禅」にはまりました。はまったからといって「禅」がわか

ったというわけではありません。鈴木大拙とか臨済録などの書物で勉強
しただけですので本当にわかったとはいえませんが、それでも日々の生
活、考え方、スタイルが私の中ではスッキリする感じがしました。

「禅」では、よく「生死」を超える、「分別の境」を超えるという言い方
をします。「生死」「分別」とは相対の世界、二元論、現在の生きている

世界だとすると生死を超える、分別の境を超えることなど、私にはそう簡
単にできそうにはありませんが、私なりに理解していることは、「生死」を

超えるとは「絶対の現在」に生きるということだと思っているのです。
その瞬間その瞬間を悔いなく生きていく、ただそれだけだと…

ですから、今年1年、何をしてきたのかといった反省はしません。良かっ
たことも悪かったことももう過ぎてしまったことです。

それよりも、今何を考えているのか、今何をしたいのかということを大事
にしていきたいのです。

私は世の中の動きより自分の心の中ばかりに拘泥しすぎているのかも
しれません。世の中がどう動こうと世界がどのように変化していこうと

動かない自分があってもいいのではないかと思っています。

いつもの如くとりとめのない話になりました。

今年も皆様方に大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げ
ます。 良いお年をお迎えください。

[1503] 喧嘩したい! 投稿者情報大滝 2013-12-24 12:39
クリスマスイブである。
僕は仕事は基本的に楽しくしたいと思っているけれど、いつもいつも楽しいというわ
けにはいかないね。理不尽なことがあると、いっぺんに頭に血が上りとことん喧嘩し

たくなるのが僕の悪い癖だね。怒りに任せて人生を狂わせるというのは僕みたいな
タイプが多いかもしれない。ある理不尽なことがあってもいつも耐えている人がいて、

どうしていつもそんなに静かでいられるのかと聞いたところ、「怒ったら負けだ」とい
っていた。行政出身の人であったけど、行政の中もそれはそれで理不尽なことが沢山あ

るのかもしれない。守るのが沢山あると喧嘩できなくなる。何を守るのか?病気になる
ほど耐えなければならないのか?丸裸になっても誰かを泣かすことになったとしても、

僕だったら、ウワァ~喧嘩したい!

[1502] 大学ラグビー選手権パート2 投稿者情報大滝 2013-12-20 11:02
ラグビーの戦法の一つにハイパント攻撃というのがある。ボールを敵
の背後に高く蹴り上げてレシーバーがボールをキャッチするときに味

方の攻撃陣が殺到してボールを奪いさらに攻撃を続けていくというも
のであるんだけど、あまり遠くに蹴りすぎると味方が間に合わずただ

敵にボールを渡してしまうことになるし、近すぎると逆に敵に殺到さ
れて攻撃されてしまう。時々意味の分からないパント攻撃するスタンド

オフ(10番司令塔)がいる。明確にハイパントするわけでもなく、敵
の背後の空きスペースにボールを蹴るわけでもなく、ただ、中途半端

に蹴ってボールを敵に渡してしまうんだ。そんなときは思わずバカ~
と叫んでしまうんだけど…。なんでそんなことをするんだろうと思っ

ていたら、解説者が、「相手が処理ミスをするという前提でボールを蹴
っている」んだと云っていた。なるほどね。大概は敵が殺到していて

ボールをバックスに回してもタックルされるという場面でやるんだけ
ど、これは、派遣会社が派遣労働者の無知に乗じて、あるいはどうせ

金がないから裁判までもちこまないだろうという甘い期待の下でコン
プライアンス違反をやっている場合と同じだなと思ったね。

正攻法で行くべきなのだ。ラグビーであればただ敵に攻撃権が移るだ
けだけど、会社であれば稀に存亡の危機に陥らせる場合がある。

気質の問題なのだ。苦しくてもボールをもって敵に突進しモール、
ラックを作って攻撃を続けるしかない。安易に蹴ることは、心の弱さ

の現れだと思う。会社であれば、会社の姿勢、理念、ミッションを
現実の経営の中で貫いていくということができるかどうかということ
なのだ。

「ラグビーばっかり見て遊んでいるんじゃないですか」と思われるムキ
に対して、ラグビーを見ることはリーダーシップとか労務管理、戦略

戦術の勉強もしているんだぜと云いたかったんだけど…。実際は、
「イケ~!バーロー!アホ~!ツブセ~!コロセ~!」と叫んでいて

勉強しているようには見えないかもしれないけど…


[1500] 他者の他者としての私 投稿者情報大滝 2013-12-13 10:40
私は他者の他者としてある。私は私でない人(他者)にとって、その
人が無視できない別の存在(他者の他者)でいると確かに感じるとき

に、まごうことなき私となる。~私の存在が他者の他者としてはじめ
て可能であるとするならば、私をその思いの宛先としていた二人称の

他者の死は、私のなかにある空白をつくりだす。死という形での、私
にとっての二人称の他者の喪失とは、「他社の他者」たる私の喪失にほ

かならない。~私もまた、その「他者」の他者として死んだ…
鷲田清一 「死なないでいる理由」から

哲学者はなるほど頭がいいなと思う。僕は基本的には一人で生きてい
けると思っていたけど、それはとんでもない間違いであったかもしれ

ない。自分が自分であることを感じるのは確かに他者の存在が必要で
あるのだろう。誰かの役に立っていることが、幸せを感じるとするな

らば、人のために生きることは自分のために生きるということでもあ
るんだなと思う。

[1498] 大学ラグビー選手権 投稿者情報大滝 2013-12-08 23:09
正月2日の準決勝出場4大学を選ぶための大学ラグビー選手権第2ス
テージが今日から始まった。今日はスカパーで4試合くらいみたけど、

さすがに見疲れしたな。どこの大学が帝京を倒すかという目でみてい
たけど、筑波が一番可能性があると思った。早稲田は残念ながら3番
手だなぁ~。

ラグビーは格闘技でもあるから怪我人が毎試合必ず出る。見る方は、無
責任だから、「死ぬ気でやれ~バーロー!」と野次るんだけど、やる方は

大変だね。それでも、早明戦に出場した選手のコメントなんか見ると、一
生の記念といっているくらいだから、多少の怪我は仕方がないかもしれな

い。今日見ることはできなかったんだけど、明治がリーグ戦の強豪東海を
27対26で勝ったと。眠れる獅子が目を覚ましたかもしれない…

[1497] 忘年会追加です。 投稿者情報大滝 2013-12-06 10:57
忘年会の費用
飲み放題で4000円です。

以上です。

[1496] 忘年会 投稿者情報大滝 2013-12-06 10:31
12月21日今年最後の勉強会がありますが、勉強会終了後忘年会を予
定しています。
参加できる方は、大滝・馬場事務所までメール、電話等でご連絡く
ださい。
場所、日時は以下の通りです。

場所 海遊山楽 飯田橋店 「ゆう」
   千代田区富士見2-6-10 三共富士見ビル1F
   JR飯田橋東口
   地下鉄A4出口から2,3分だと思う。

日時 12月21日午後5時半より


[1495] 仏に逢えば仏を殺し… 投稿者情報大滝 2013-12-03 15:41
臨済録を読んだ。9世紀の漢文はとても難しくて手におえないので、
書き下し分、現代文で読んだ。それだって理解は程遠いんだけど、多
少わかるところがある。

「諸君、まともな見地を得ようと思うならば、人に惑わされてはなら
ぬ。内においても外においても、逢ったものはすぐ殺せ。仏に逢えば

仏を殺し、祖師に逢えば祖師を殺し、羅漢に逢ったら羅漢を殺し、父
母に逢ったら父母を殺し、親類に逢ったら親類を殺し、そうして初め
て解脱することができる。自在に突き抜けた生き方ができるのだ」。

これは山田無文が言った言葉だと思っていたけど、臨済が言った言葉
だったんだ。ひどいことを言っているようだけど、今だったらこれは

禅の世界では慈悲の言葉だということがわかる。弟子の質問に対して
師が喝で答えるのは優しい方でビンタが返ってきたり棒で殴られれた

りするのが普通で、うっかりすると師ももたもたしていると弟子に殴
られるということもあって、禅の世界は大変な世界であるな。

しかし、生死を超える、自由な実在を追及しようとすると、やっぱり
「仏に逢ったら仏を殺し…」ということになるんだろうなと思う。

[1494] 人間力 投稿者情報大滝 2013-11-29 10:43
11月22日の朝日新聞の記事から政府の教育再生実行会議が大学入学
試験を見直す提言を出したとのこと。

なぜ変える必要があるかについて下村博文文部科学相が、21世紀に3
つの能力が必要だと。一つは多様な価値観や人をまとめ上げて一つの

方向に持っていくリーダーシップ力、二つ目は、企画力や想像力など
クリエーティブな能力、三つ目は人間的な感性や優しさ、思いやりの

能力。こうした能力を、面接、論文、高校の推薦書や活動歴など、多
様な評価の物差しを使って判断していくと。

いかにも行政が考えそうな提言であるけど、もうすでに早稲田などの
私学などでこういう入試方法(AO入試)がとられてきたのではないか。

成果が上がっているかどうかは何とも判定のしようがないけど、少し疑
問。AO入試の方法をとることで面接のテクニックとか、論文のテクニッ

クとか推薦をとるために部活に形式的に籍をおいているだけとか、実際
上、要領のいい奴が選抜されていくことになりはしないか。僕の時代は、

学力試験の一発勝負だった。確かにそれでは人間的な感性とか優しさと
か思いやりが置き去りにされてきたことには違いはないと思うけど、公

平という意味では、そんなに悪い制度でもなかったように思う。個性と
いう意味でも、僕らの時代の方が際立っていた感じがする。

同じ朝日新聞の記事で、「人間力」とは、山口日昇は、「個として生きる
ことの本質を、原石として持っている人」と定義している。同じ記事で

予備校講師の安河内哲也は、「困難に挑戦する力、失敗を乗り越える力、
人と連携する力、主張の違いを認める力など多様な要素を含む」と云っ
ている。

僕らの頃は受験戦争と云われたけど、そういう戦争に立ち向かうこと
で困難に挑戦する力、失敗を乗り越える力が試されたようにも思うん
だけど。

僕自身は受験勉強は生存競争だと思っていた。山口日昇は先ほどの定義
に続けて、「人間力のある人」は孤独や孤立を恐れない。全世界が拒否

しても「俺はこうなんだ」という信念を持っている人だというんだけど…。
こういう人間力は、面接、論文、推薦で判定できるのかな。そもそも誰

が判定するのだ。大学側にそういう「人間力」のある人が必ずいるとは
限らないから、やっぱり学力試験で一発勝負というのがいいんじゃないの~。

[1492] 合宿集合時間 投稿者情報大滝 2013-11-26 17:22
来る11月30日の合宿の集合場所・集合時間は以下の通りです。

日時 11月30日(土)8時40分
場所 池袋西口 芸術劇場北側道路

です。
場所については、大滝・馬場事務所が入っているウエストパークタ
ワービル前ですので、早く来た人は事務所で待っていただいて結構
です。

大滝

[1490] 葉室麟 投稿者情報大滝 2013-11-23 10:43
葉室麟の「蜩の記」を読んでいる。ライセンスセンターの大宮講師
から葉室麟はいいよといわれていたけど、確かにと思った。

「蜩の記」は、生命の終わりを告げる物語。死に近づくにつれて人
間は何を思い、どう行動し、どのような姿でこの世を後にするのか

を問いかける作品(ロバートキャンベルの解説)で深く生き方を考
えるという意味で感じるところがあった。

だけど少し異論がある。「蜩の記」は2012年の直木賞をとった作品
であるようだけど、筋立ては全く違うけど、読んだ印象が藤沢周平

の「蝉しぐれ」に似ている。セリフの言葉づかいも藤沢の使ったセ
リフだなぁと思って少し残念だった。

それでも葉室麟の実力は、今の時代小説家の中では抜きん出ているな。
もっと若い小説家かなと思っていたけど僕と同じ年代だった。

同年代だからわかるということもあるかもしれないね。

[1489] 追い出し部屋 投稿者情報大滝 2013-11-18 12:25
子会社に出向させられ、畑違いの業務を命じられたリコーの社員が出向命令の無効、
損害賠償の請求を訴えた事件で、今月12日東京地裁は、出向命令は社員の自主退職

を期待して行われた(追い出し部屋)として、その出向命令を人事権の濫用で無効と
する判断を下した(損害賠償請求は棄却した)。

具体的な事情を抜きにして、それでは会社はどうすればよかったのか?パワハラと
か嫌がらせは言語道断だけど、会社の業績が悪化し、スキルを生かせなくなった労

働者について、配転もできない、出向もできないとすると会社はどうすればよかっ
たのか?

確かに技術畑で生きてきた労働者に営業をやれとか事務をやれとかというのは、屈辱
的な場合もあるかもしれないけど、雇用を確保するということであるならば出向はむ

しろ、会社としては適切な選択であったということになるのではないか?「自主退職
を促すために」という会社の目的(それはいじめ・パワハラで違法である)が問題で、

そんなセコイ方法をとるのではなく、会社の業績が悪化している、出向は労働者の雇
用を確保するためである(配転はスキルを生かすための職場がない)、出向労働者の選

定に会社の恣意はない、そのための説明・説得を何回か続けていたというのであれば、
会社は正面から整理解雇をするという手段が採れた事例ではなかったのかと思う。

その会社でスキルが生かせなくなったら、そのスキルを生かすための新天地を求める
という気概がなくて、労働者なんかやってられるかと僕は思うんだけど。

それはまた、会社に貢献しなくなった労働者を役に立たなくなったから見捨てると
いう会社の冷たさを浮き彫りにするということでもある。

言葉は悪いけれど、役に立たなくなったら会社は見捨てるぞという前提の下で、そういう
覚悟の下で誇りを持って労働者をやるべきだと思う。そういう労働者のためなら、僕は

ゼニカネを抜きにして味方になってやりたいと思うんだけど。





[1486] 変節 投稿者情報大滝 2013-11-11 13:40
いささか古い話になる。藤原正彦が「始末に困る人」のなかで「変節」がそんなに悪い
かといっている。人間の思想が変遷するのは当たり前であるからだと。それは、僕自身

を考えても分からないわけではないなと思っている。しかし、政治家が簡単に変節する
のはどういうもんだろうか?鳩山前々首相が沖縄普天間基地問題で散々迷走した挙句、

こう云ったと。「首相になる前は海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないと
は思っていなかった。学べば学ぶほど、海兵隊の各部隊が連携し抑止力を維持している

ことが分かった」と。藤原は、これをみずからの過ちを認め公表することは誰にでもで
きることではない、ナント素直な人だろうといっている。僕は、本人はそこまで考えて

いなかったしてもこれは一種のだまし、詐欺だろうと思う。こういう人が日本の総理大臣
であった。暴虐な独裁者であるよりはいいかもしれないけど…。

民法の法理論に「事情変更の原則(契約の前提たる状況が変われば契約は守らくなくても
良いとすること)」というのがある。事情が変われば、約束を守らなくても良いとすると、

法律論では許されるにしても、人との信頼関係は一挙に崩れるだろうね。
鳩山前々首相は、「事情変更の原則」を言い訳にはできたか。ヤッパリできなかったと思う。

なぜならば、判断の前提たる状況は変わっているとはいえなかったから。政治家として不
細工だと思うのは、せめて事情が変わったということを説得して見せればあるいは、変節も

説得力があったかもしれないけど…
[1487] RE:変節 投稿者情報02 2013-11-12 11:37
変節という言葉の意味を調べると「信念、主義、主張を変えること」と出ていますが、実際は、更に軽蔑や非難のニュアンスがあります。それは、地位・名誉・収入のために自分の立場を変えたと見られるからでしょう。鳩山氏は、どれも十分に持っているので、それには該当しません。また、日本を取り巻く状況が変わったわけでもありません。問題なのは、彼が日本を取り巻く状況を首相になる前に認識し、理解していなかったことです。そんな人は、政治家としてのレベルに達していないのであって、首相どころか国会議員にさえなってはいけなかったのです。「状況の変化」では無く、「状況の認識の変化」によって主義・主張を変えたわけです。もちろん、地位・名誉といった利己的なためでもありませんから、憎めない人なのですが、政治家である以上、重要な問題についての認識の無さは呆れてしまいますよね。

[1485] 秋深し… 投稿者情報大滝 2013-11-05 16:25
秋風が身に染みる。
秋が深まってくるとセンチメンタルな気分になる。
しかし、僕はこういう心寂しい気分は実はあまり
嫌いではないんだ。

あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝えてよ
  男ありて
今日の夕餉に
ひとりさんまを食らいて
思いにふけると。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食らうはその男がふる里のならいなり
そのならいをあやしみなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかいけん。

あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかえば
愛うすき父を持ちし女の児(こ)は
小さき箸(はし)をあやつりなやみつつ
父ならぬ男に
さんまの腸(はら)をくれと言うにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝(なれ)こそは見つらめ
世の常ならぬかの団欒(まどい)を。

いかに
秋風よ
いとせめて証(あかし)せよ
かのひとときの団欒(まどい)ゆめにあらずと。

あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝えてよ
夫を失わざりし妻と
父を失わざりし幼児(おさなご)に伝えてよ

  男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食らいて
涙をながす  と。

さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食らうはいずこの里のならいぞや。

あはれ
げに、そは問はまほしくをかし。

佐藤春夫 【秋刀魚の歌】より

[1483] 君たちに明日はない… 投稿者情報大滝 2013-10-31 11:14
O2さんから聞いた話。会社からの相談で、3か月の雇用契約で交通費を
実費で前払いしている例で、労働者が雇用期間の途中で自分の都合によ

り退職したときに会社が交通費の返還を求めると、その労働者は交通費の
返還を拒否したと。

僕が最近相談を受けた例で、雇用期間3か月で採用したスタッフが、契約
した翌日から体調不良で1か月休むと連絡があり、会社がそれでは契約が

なかったことにしようと申しいれると、それは不当解雇だと主張したとか。

僕にしてもO2さんにしても、少なくても弱者の味方と任じているけど、こ
んな話を聞くと、「労働者の風上にも置けん、死んじまえ!」と罵倒したく
なる。

派遣労働者だといえば、弱者だ被害者だとステロタイプ的に決めつけるマ
スコミとか労働組合がこういう腐った労働者を生み出しているのではない

かと思う。こういう派遣労働者がいるから、派遣労働者全体に対する企業
の評価が低くなっていることを思うと、本当にムカついてくる。

「こ~な労働者にだ~れがした~」という意見もあるけど、それは甘ったれ
た意見というものだろう。

労働者としての誇りがない君たちに明日はない…

[1482] ユウちゃん、がんばれ! 投稿者情報大滝 2013-10-28 11:01
日本シリーズ第2戦を見た。今年1度も負けなかったという楽天のマー君こと田中
投手が巨人を押さえ込んだね。打撃陣を見るとどう考えても巨人と楽天の間には大

きな差があるように見えた。しかし、野球は投手が良ければ圧倒的に実力の差があ
っても勝ててしまうものなんだな。そこがラグビーと違うところだね。マー君がプ

ロに入って凄い投手に成長したのに対しハンカチ王子として圧倒的に人気があった
ユウちゃんこと斉藤投手がまったく低迷し、二軍のマウンドでも滅多打ちに合ってい

ると。なまじ人気があったばっかりにマー君との対比で悲哀を感じる。実力がすべて
であるから、力がなければハナもひっかけてくれなくなるのがプロの世界。実力が伴

わないのに若いうちにスターとしてもてはやされて、もしかして勘違いしてしまわな
いかと懸念していたことが実現しているようで、何となく心寂しい感じがするな。

実力をつける前に「花よ蝶よ」ともてはやされるのは、余程心根がしっかりしていな
い限り自分を見失ってしまうのではないか。斉藤投手は頭がいいときいているけど、

本当に頭がよいかどうかが試されるのは、この人生のピンチにどう切り抜けるかだと思う。
ユウちゃん、がんばれ!

[1481] 大学ラグビー 投稿者情報大滝 2013-10-22 15:41
大学ラグビーは今年も帝京大学が強い。帝京対筑波を見ていて、あき
れたのだけど、帝京の選手の体格(フォワード平均110キロ、普通の大

学のフォワードは95キロくらい)、力強さ、戦術、選手の面構え、どれ
をとっても他の大学を圧倒しているように見える。かって明治大学の

フォワードは戦車フォワードと云われ圧倒的な力強さで敵のフォワード
を蹴散らしていくのが特徴的であった。しかし今年は筑波のフォワード

にコテンパンにやられてしまったな。何をやっているのかな。ラグビー
は知的なスポーツで課題があきらかであれば、修正していくことができ

るスポーツだと思う。明治のフォワードはここ数年、毎年同じ課題を克
服しているようには見られないんだけど。バカじゃないか!(言いすぎか)。

伝統校の伝統が脆くも砕け散って明治のファンは泣いているのではない
か。たかがラグビーではあるけど、諸行無常を感ずる…さびし~い!

[1480] 社労士法旧第23条について 投稿者情報大滝 2013-10-17 13:51
3年ぶりに社労士の必須研修会に出た。その研修の中で全社連大野
副会長が「団体交渉における社労士の業務と役割」という題目で講

演した。平成17年に改正削除された社労士法第23条「社労士は争
議行為に介入することはできない」について、全社連(当時の大槻

会長)は、第23条の削除によって、社労士は、争議行為にも介入する
ことができることとなったとし、

(1) 当事者の一方の行う争議行為の対策の検討、決定等に参与すること
(2) 当事者の一方を代表して相手方との折衝にあたること
(3) 当事者の間に立って交渉の妥結のための斡旋等の関与をなすこと
ができる

と解釈していた。しかし現実の団交現場で、争議屋みたいな社労士によ
る不適当な行為が横行し、弁護士等から全社連に対し社労士が争議行為

に介入するのは弁護士法第72条違反していると抗議が出ていることだ
った。

政府見解も社労士は(1)のみOKで(2)(3)は否定的であるとすることから、
大野副会長の見解も歯切れが悪く、何を言いたいのかよくわからなか
った。

解釈については、社労士の職務として社労士法第2条第1項第3号は、
「事業における労務管理その他の労働に関する事項及び労働社会保険

諸法令に基づく社会保険に関する事項について相談に応じ、又は指導
すること」とされており、第一に争議行為に介入できないとされてい

た旧第23条の削除されたことから、社労士は当然争議行為に介入でき
ると解釈するのが自然であると思う。また、団交の交渉事は事実行為

であるのであるから法律行為にわたらないかぎり弁護士法第72条に
違反しないと僕は考える。

問題は、「労使の紛争に割って入り、独自の論法で交渉に当ったり、正
常な労働関係を損なう行為や、不誠実な対応や品位・公正性を損なう」

行為を行った社労士に対して全社連がきっちりした懲戒処分を行ってこ
なかったことにあると思う。法律の知識も十分でなく、やくざまがい

の交渉をするバカがいるから、弁護士会等から抗議が来るのだと思う。
大野副会長の歯切れが悪かったのは、この件に関し全社連が解釈論争

に持ち込むと社労士法旧23条が復活改正されることを恐れたからでは
ないかと僕は推測している。

僕は社労士のレベルを引き上げたいと思っている。そのために勉強会
を何年もやってきた。手前味噌で恐縮であるけれど、自分のやってき

たこと、やろうとしていることは間違っていないと改めて確信したな。

[1478] 体調がもうひとつ。 投稿者情報大滝 2013-10-11 23:57
最近、体調がもうひとつです。あまり消極的なことは書きたくないんだ
けど、一番いけないと思っているのは、根気が続かないということか

なぁ。専門書の類を読んでいても、まず30分以上集中できない。いつ
の間にか眠気に襲われる。それに1回で頭に入らない。3回くらい読ん

でようやく理解できるかなぁという感じだね。知識は使って初めて自分
のモノになると思っているので、せめて理解しておかないと使うことも

できないしね。忙しいということもあるけど、これが老化ということな
のかなぁ~。悲しい~!

[1477] モノ思う秋 投稿者情報大滝 2013-10-06 10:13
時の過ぎるのは早い。以前は年単位で時間の過ぎるのは早いと実感
したけど、最近は日単位で時間の過ぎるのは早いと感じている。

「永遠の今」を生きたいと僕は思っているので、過ぎ去った日々につ
いて思い悩んだりすることはないけど、夢で見る僕がいつも若いのは、
やはり心の奥底では、過ぎ去った過去を悔いているのかもしれない。

モノがわかるというのは、どういうことなんだろうか?わかることに
よって情熱が失せていくということもあるんじゃないか?それは「わ

かった」とはいわないのかもしれない。ラ・ロシュフコーは、ラ・ロ
シュフコー箴言集で、「情熱はしばしば最高の利口者を愚か者に変え、

またしばしば最低の馬鹿を利口者にする」と。まっ、納得できるよう
なできないようなことをいっているけど、僕が最低の馬鹿であるにせ

よ(最高の利口者といっていない)、情熱をもって生きていきたいな。
モノがわかって情熱が失せていくとしたら、まだモノがわからなくて
情熱をもっている方がいいと思っているんだけど…

ナニ云っているんだかだなぁ~


[1476] ため息 投稿者情報大滝 2013-09-30 00:11
今年もラグビーシーズンが始まり、スカパーでラグビーの中継を見るのが、
このシーズンの僕の楽しみでもあるんだ。今年の我が母校の調子はどうか

なと思いながら見ているとつい熱くなって、ノックオン(ミス)などしよう
ものなら、「バーロー~!」とか「アホ~!」とか罵詈雑言のオンパレード
になってしまうんだけど。

ところで、テニスの伊達公子が、日本の観客は失敗すると溜息をついて、非
常にイライラするんだと。テレビで見ていると、観客のため息に苛ついて

「ため息ばっかり!」とか「シャーラップ!」とか観客に叫んでいた。外国
人は、ドンマイという意味で「オウ!」と語尾を上げるんだと。日本人の

ため息は「あ~」と語尾が下がって、やる気の魂が吸い取られるような気
がするんだとさ。

そうかもしれないけど、ため息は期待の表れと考えることはできないのか
な。応援されているという幸せを感じないんだろうか?期待にこたえられ

ない自分の不甲斐なさをまず責めるべきだと思うんだけど。ため息がマナー
としてそんな責められることではないと思っているんだけど。

「アホ~!」とか「バーロ~!」とか罵ってしまうしまう僕が云うのは、
ナンだけど…

[1475] 半沢直樹 投稿者情報大滝 2013-09-24 16:23
半沢直樹が流行っている。テレビの視聴率が驚異的ということだったけど、僕は
食わず嫌いのところがあって、流行しているものには距離を置くのが主義だった

んだけど、労務管理という面からその原作である池井戸潤の「オレたちバブル入
行組」ぐらいは読まなければなるまいと思って原作を読んでみた。面白かった。

銀行員の仕事がどういうものであるかが良く分かったし、サラリーマンであれば簡
単にはできない上司への反抗、戦いを描いていて、こういう場面に立たされたとき、

自分は家族を抱えて戦うことができるかどうかと思いながら読んだね。でっ、僕が
サラリーマンのときはとてもそんな根性はなかったし、情けないことが多かったな。
もっとも上司のミスの濡れ衣を被せられるような酷い理不尽は経験しなかったけれど。

夢と理想の旗を昂然と振りたてて、サラリーマンの世界を駆け抜ける、そして出世
していくというのは、男のロマンかもしれない。

もう僕にはそういう経験ができないのが残念であるけれど。しかし、戦うにしても
「実力」があるということが前提になると思われる。銀行員として当然知っていなけれ

ばならない財務とか運用とか融資とか(僕にはチンプンカンプンだけど…)の知識
のほか、人間に対する分析力、推理力、人生をかけるに値する人望をもっているか

どうか、そういう目で見ていると、ビジネスマンであれば「自分もかく有りたい」
と思わせるところがこの小説が受け入れられている所以だと思われる。

やられたらやり返す「倍返しだぁ!」、そうそう男はこうでなくちゃね。

[1474] 合宿のお知らせ 投稿者情報大滝 2013-09-24 11:00
労働法研究会では11月30日(土)から1泊の予定で鬼怒川温泉で合宿
することを計画しています。費用は東京からの往復交通費を含めて

7000円未満です。希望者は10月12日の研究会の日まで、大滝・馬場
事務所(03-6907-3595)までご連絡ください。

現在参加者希望者は8名ほどです。

[1473] 諸橋近代美術館 投稿者情報大滝 2013-09-17 17:43
先週の週末に裏磐梯に行ってきた。五色沼を期待して行ったんだけど、
台風の影響で五色沼周辺を歩くことは無理であることから予定を変更

し、諸橋近代美術館を見学することにした。この美術館を諸橋廷蔵と
ういう個人が集めたコレクションを展示してあるもので、とりわけ

ダリの彫刻や絵画は、よく個人で集めたというほど充実していた。そ
のほか、ユトリロとかセザンヌ、ルオー、藤田嗣治の絵画などが展示

してあって、美術館としてはトップクラスではないかと思った。1時間
の予定がなんと4時間も見学することになった。

でっ、ダリはもちろん知っていたけど、現実に彼の彫刻や絵画を見て、
やっぱりダリは天才だったと感動した。先々週、美ヶ原高原美術館に

行ったときにも彫刻は展示されてあって、素人の僕でも「芸術的」で
はあるなと感じてはいたけど、ダリは文句なしに感動させるものがあ

って素晴らしいと思ったね。ホントのところ、僕は近代美術は頭が疲
れるのであまり好きではない。二元論でどうしても考えてしまい、な

ぜ、どうしてこれがいいのだと思ってしまうんだけど、ダリに関して
はどれも文句なしに感動した。心地いいかどうか、面白いか面白くな

かが、最近の僕の判断基準だから、その意味でも「芸術に触れた」、何
か「崇高なものに触れた」という感じがして、ある種の幸せを感じたこ
とだった。

[1472] 歯医者 投稿者情報大滝 2013-09-12 15:13
この間、歯のかぶせモノの金属がとれたので、事務所の近くの歯医者
にいった。いつも行く地元のM大付属病院だと、あっ外れたのって

感じですぐつけてくれるんだけど、今度のところは、削りなおして新
しく型をとって大層な治療となった。おまけに他の歯にも虫歯がある

ているということで治療することになり痛くもない歯の神経を抜かれ
てしまった。

これってどうよ。レントゲンの写真を見せられて治療が必要だと説明
されて、その時はそんなものかと思ったんだけど、今まで痛くない歯

について神経を抜かれたことはなかったから、徐々にその歯医者に対
して不信感が芽生えたね。一度不信感が芽生えると治療についても大

丈夫かなという気持ちが先だって治療中も落ち着かなくなるんだ。
今日昼食事しているとき今朝治療した歯の仮のかぶせモノがとれた。

マスマス落ち込んでしまうんだけど…

[1471] 絶対の現在 投稿者情報大滝 2013-09-08 09:12
鈴木大拙の「禅」の5回目を読んでいる。受験のテキストみたいに読ん
でいるのは、何回読んでもわからないところがあるからなんだけど。

宗教である以上、「実体験」がなければ、本当にわかるということはない
と思っている。天皇道吾という禅師が禅の問答の中で、「見ようと欲する

ならば、ただちに見よ。だがそれについて思考しようとするならば、それ
はまったく見失われてしまう」と。

要するに事実を余計なことを考えずに直接見ろと云っていると思われる。
僕は、考えるということを長年の習慣にしてきた。だから考えることを

止めろと言われると途方にくれてしまうのだけど、一方で考えることで
人生の問題が解決できたのかというと、それもあんまりなかったように

思う。好き嫌いで、感情で、情念で、なるようになれとか、出たとこ勝
負で人生の選択をしてきたのではなかったか。それはそれでよかったと

思うのだけど、その選択のあれこれについてグジュグジュ悩んだり意味
づけたりすることが、ダメだということなんだと思う。

明日はまだ来ない、昨日はもう過ぎた、来ない明日を、過ぎた過去を思
い悩んでどうすると。「絶対の現在」に僕は生きたいと思っている。

[1470] のぼうの城 投稿者情報大滝 2013-09-02 14:08
スカパーで「のぼうの城」を見た。以前に和田竜の原作を読んでいて、原作の方が
面白かったと思うけど映画もそれなりに面白かった。以前リーダーのあり方につい

ては、様々なパターンがあるとこの掲示板で書いたが、映画で気がついたことがある。
主人公成田長親(なりたながちか)が「でくの坊と呼ばれ、運動は滅法苦手で、馬に

さえ乗れない、愚鈍な人物であるけど、民百姓に優しく彼らから好かれた人物」で
あったということまでは認識していたけど、映画では、「実は非常に誇り高く、民百

姓とも分け隔てなく接することのできる度量の広い人物」と描かれていた。石田方と
との間の開城交渉での巧みな駆け引き、非情な采配の有り様は、従来のリーダー像か

らそんなに離れているとも思われなかった。確かにお人よしだけで、人を動かすこと
はできないだろうから、慣れ親しんではいても実は尊敬されていたということなのかな。

まぁ小説の話ではあるけど、500の兵力で2万の大群を退けたという史実は確かであ
るし、成田長親はもっと研究されて良い人物しれない。

能力はあっても部下の人望に乏しい管理者ばかりでは、その会社の行く末が案じられ
る。ただ、部下に優しいというだけでも会社を危うくすることになるだろうし、リーダー

あり方は本当に難しいね。

[1469] 星音の湯 投稿者情報大滝 2013-08-27 17:46
僕が気に入っていた秩父の日帰り温泉に「星音の湯」というのがあるん
だけど、先週の日曜日に星音の湯にいったとき、赤ん坊連れの客が赤ん

坊にオムツをしたまま湯船に入れていた。さすがに僕はあわてて湯船か
ら出た。あまりの常識知らずと思い、注意しようとすると、他の客も赤

ん坊に同じオムツをして湯船に入ってきたので、星音の湯では容認して
いるのだと理解した。フロントで聞くと湯船用のオムツを貸しているん

だと。しかしどう考えても清潔だとは思えない。仮に漏れることが全く
ないとしても、見た目の気持ち悪さは変わらないね。僕の方が異常な

神経なんだろうかと思っていたら、ネットの口コミで僕と同じような
感想を抱いた人がいて「二度と星音の湯には行かない」と書き込んで

いた。僕もちょっと星音の湯に行きたいという気持ちが失せたな。浴
場のような施設を経営する上で「清潔」ということを一番重視しなけ

ればならないのではないかぁ~。食事とか休憩の施設とかはなかなか
よくできていて、僕は気に入っていただけに星の湯の経営者の顔が見

てみたいと思ったね。星音の湯の近くに赤平川という川が流れていて、
湯に入った後、イスをだしてボンヤリ川の流れを眺めているのが好き
だったのでホントに残念。

[1468] 藤圭子 投稿者情報大滝 2013-08-23 15:47
歌手の藤圭子が自殺したと。62歳だったとか。「十五、十六、十七とアタシの人生
暗かったぁ~」と唄って1970年代に一世を風靡した歌手だった。ネットの記事に

よると、「話す人がいなくて寂しかった」と言っていたとか。僕は、「人間は一人で
生まれて一人で死んでいくんだろう」と思っているから、寂しかったから死ぬとい

う選択はしないだろうと思うけど、仏教でいう生老病死という四苦に対してどう対処
していくかは、60歳を過ぎると当然考えておかなければならないことだと思う。

藤圭子は、十代のころに自分の生命を燃やし尽くしてしまったのだろうか?そうする
とあまり若い頃に成功することは、長い人生の上では、必ずしもよいことじゃないの

かもしれない。一生成功しなくても、日々平穏に暮らしていけるだけでも幸せだと僕は
思っているけど…あまりに志(こころざし)が低すぎる!ってか?

[1467] 残暑お見舞い 投稿者情報大滝 2013-08-19 23:38
残暑お見舞い申し上げます。

ようやく暑さの峠が超えたような気がする。僕が四十数年前、北海道
から出てきて京都で浪人したときは、当時はエアコンもなく扇風機も

なかったから、夏などは経験のない暑さで死ぬかと思ったな。京大の
近くに下宿していたんだけど、昼間、息ができず道路が歪んで見え

たね。実際に祇園祭のころから大文字焼きの頃の1か月間、病気で寝
ていた。

でっ、当時よりも温暖化で今の方が気候は暑くなっていると思うんだ
けど、昼間道路を歩いていても、暑いとは思うけど病気になるほどで

はないな。故郷を出てから四十数年もたつと体質が内地(北海道では
本州のことを内地と呼んでいた。)の人と同じになるのかと思っていた

ら違うんだと。歳をとると体質が気温の変動に適応しにくくなって体温
の調整ができなくなるからだと。気が付かないうちに熱中症になって死

ぬのが老人ばかりなのは、そのせいらしい。過ごしやすくなったのいい
んだけど、老人になったからだと思うと、気分はもう一つだね。









[1466] 今でしょう! 投稿者情報大滝 2013-08-14 16:10
鈴木大拙の「禅」にしびれている。若いときに読んだときは、全く理解できなかっ
たんだけど、今これが理解できるんだ、どこまでかと聞かれると?なんだけど。

道元の曹洞宗系の禅と違い、公案を中心とする臨済宗系の禅は全くお手上げだった。
鈴木大拙も臨済宗系だったから分からなかったのかと思う。禅に限らず仏教一般に
ついて哲学とか二元論で理解しようとすると分からなくなる。

「禅」の中で、鈴木大拙はいう。「生命は、時という画布の上にみずからを描く。そ
して時は、決してくりかえさない。ひとたび過ぎゆけば、永遠に過ぎ去る。行為も

また同様である。ひとたび行えば、行われる以前には決して戻らない。生命は「墨絵」
である。ためらうことなく、知性を働かせることなく、ただ一度かぎりで描かねば
ならぬ。訂正することは許されないし、又、不可能である。

~「墨絵」に筆を二度加えると、その結果はみな汚点となり、生命は消え失せてし
まう。われわれは、ひとたび行為に移したことを取り消すことはできない。否、

ひとたび意識を通ったことを、拭い去ることもできない。ゆえに禅は、そのものが
動いている間に捉えなければならぬ。前でも後でもいけない。それは一瞬の行為で
ある。」と。

これは、「永遠の今」、林先生の「今でしょう!」につながるもので、わかりやすい
と思っているんだけど…

[1465] 暑気払いパート2 投稿者情報大滝 2013-08-11 08:29
くそ熱い日が続いている。昨日、判例勉強会の終了後、暑気払いをした。
皆でカラオケに行ったんだけど、楽しかった。たまにウアーッと大声を

出して発散させたいと思っていたので、気が晴れたな。一人で歌うより
は皆の前で歌うのは楽しいね。これで唄がうまかったらもっと気持ちが

いいだろうなと思ったね。TさんやIさんはホントに上手でこれだけ上
手ければプロになれたんじゃないの?(ほめ過ぎか?)。

先月の判例勉強会の終了後、たまには温泉などで合宿しようという話が
出て、11月30日に忘年会を兼ねて鬼怒川温泉で合宿することになりま

した。もちろん勉強会も予定通りやりますので、観光三昧とはいきませ
んが楽しい旅行になるのではないかと思っています。
みんな!参加するように!

[1464] 暑気払い 投稿者情報大滝 2013-08-05 20:51
8月10日の労働判例勉強会の後、暑気払いを予定しています。
特に予約は取っていませんが、飯田橋あたりで4000円以内で

考えていますが、いかがでしょう?参加される方は大滝・馬場
事務所までご連絡ください。

あまり多い場合はどこか予約をとろうかと思っています。仕事
とか勉強から離れて、ぱぁっとカラオケなんかもいいんじゃな
いかと思っているんだけど…

[1463] 余計なお世話パート2 投稿者情報大滝 2013-08-05 10:33
日曜日、連れ合いの車の買い替え候補を見にホンダのディラ―
に行った。例の新人が対応してくれたんだけど、いかんせん権限が

ないんだね。車のことについては勉強していたけど、下取りをいく
らにするとか値引きをいくらにするとかは、いちいち上司の伺いを

立てないと判断できないようだった。これは相当のベテランではない
とできないことだと思うけどね。しかし、営業マンの教育の方法とし

てそこのディーラーのやり方はどうなのかな。新人に対しては下取り
の限界がこれくらい、値引きの限界がこれくらいと権限を与えた上で、

客と交渉してみろと教育する方が新人の教育にはいいんじゃなかろうか。
今回買い替えるかどうか決心がつかないのは、下取り価格を通常の価

格(僕が車を買ったディーラーであらかじめ調べていた価格)を大幅に
下げた価格で提案しておいてそれから交渉で徐々に上げていくという
そのディーラーのやり方が僕には気に入らないからなんだけど。

結果的には後から下取り価格を上げましたと連絡してきて、まぁ予想通り
の対応なんだけど、僕はあんまり愉快じゃない。だったら初めから下取り

価格をバーンと出してそのうえで値引きはこうだ、これ以上は負けられ
ませんと交渉してくれる方が僕の趣味に合うんだけど。価格が決まって

いない営業とは、相手をどれだけ説得させるかということだと思うんだ
けど、あんまり見え透いたやり方は却って客の信頼を失うことになるん

じゃないかな。若い新人営業マンに客がどういうパーソナリティを持っ
ているかどうか見抜くことも大事だぜとこの間説教したんだけど、まぁ
そこまで見抜くのは10年はかかるかぁ~

[1462] 宗教は必要? 投稿者情報大滝 2013-07-29 14:51
道元は、正法眼蔵で「禅などの修業をするのは悟る(成仏)ためではない、
元々人間には仏性があり、その仏性がある者が修業すると考えたほうがよい」
といっている。

かって僕は、これは逆ではないか、人はモノが分からないから修行するのでは
ないか、悟るために修行するのではないか、と思っていた。しかし最近は、そ
の意味が少しわかってきたような気がする。

自分の中に仏性があるからこそ人間は頑張れるのではないか、他人の中にも仏性
があるからこそ、その他人と交渉し、共に生きていく、共に繁栄していくことが
できると考えるべきではないか。

善人とか悪人とか白とか黒とか二元論で考えること、決め付けることは、時に誤
った(誤ったという意味が問題だけど…)結論を導き出し、悲劇的な結果が生まれ
やすいと僕は考えている。

そもそも二元論は、明解でわかりやすいけど、人間が生きていく上では、何の解
決にもならないのではないかと思っている。

最近、かって僕の教え子であったS女史が、「先生、人間は宗教がないと駄目です
ね」といっていたけど、「宗教」が具体的な何教という意味でないのであれば、S
女史のいうことに僕も同感するんだけど…


[1461] ツイテいない… 投稿者情報大滝 2013-07-24 13:31
不安定な気候が続いているね。先週の火曜日、短大に行くときにスマホのアプリの
天気予報では「晴れ時々曇り」ということで傘を持って行かなかったんだけど、短

大がある横浜で土砂降りにあい、ずぶ濡れになってしまった。当たらない天気予報
にもムカついたんだけど、仮に傘を持っていったとしてもゲリラ豪雨で意味はなか

ったかもしれない。でっ今週の火曜日、短大に行くとき、同じスマホのアプリの天
気予報で「晴れ時々曇り」となっていたけど、馬場さんから今日は雨が降るらしい

と聞いたので今度は傘を持っていった。案の定、やはり土砂降りの雨だった。今度
は傘を持っていた分、多少良かったけど、ズボンはビショビショだったね。スマホ

のアプリの天気予報が当たらないのも、ムカつくけど、それ以上に僕の「ツイテナ
サ」にがっくりだね。先週も今週も終日ずっと土砂降りが続いていたわけではなく、

二俣川の駅から短大までの20分ほどの僕の歩く時間帯だけに降っていた。その前か
ら降っていたのであれば、タクシーとかバスに乗る手もあったのに…

ツイテいないときはこういうものだね。

[1460] 人の幸福は~ 投稿者情報大滝 2013-07-19 06:51
ツルゲネフが「人の幸福は、すべて他の人の不幸の上に築かれている」と。
自分も幸福、人も幸福という道を僕は探りたいと思っているけど、それは夢、

たわごとの類なんだろうか。具体的に人が生きていく上で他人を傷つけずに
生きていくことはできないだろうと僕も思う。だからといって「人の幸福は、

すべて他の人の不幸の上に築かれている」と決めつけると、そこから何が生
まれてくるのかと思う。

逆に他の人の不幸の上に築かれた幸福は、「本当の幸福」と言えるだろうか?
甘く美しい言葉に酔って、現実が真っ黒にならないように。

その意味で「人の幸福は、~」は、僕にとっては自覚以上の意味はないと思
っているけど…。

[1459] 扱いにくいジジイ 投稿者情報大滝 2013-07-16 15:36
荒俣宏の「知識人99人の死に方」が面白い。
「別にそう長生きしたいと思わないが、もしジジイになるまで生き延び
たとしても、年とって急に悟っていいヤツになるようなブザマな真似

だけはしたくない。大体若いころはなんのかんのヤンチャして、四方八方
迷惑かけどおしだったのが突然さらりと『煩悩』を捨てて般若若心経な

んか読んでみたり、山に庵を作って枯葉で茶を点ててみたり、こういう
のが日本人のメンタリティにぴったりくるのだろうが、僕は嫌いだ。

いくら悪いことをしても、結局最後には「いいおじいさん」になって帳尻を
合わすなんて、虫がよすぎる。「経験と洞察に満ちた好々爺」になるよりも

「扱いにくいジジイ」のまま走り続けて前のめりの倒れてしまう方が、ずっと
素敵である」と。何を隠そうこの僕も般若心経を読んだり、山に庵を作って

枯葉で茶を点ててみたいと考えているブザマなジジイではあるんだけど、
荒俣のセンスはよくわかる。

僕は、悟りたいと思っている一方で「物分かりのいいジジイにもなりたくな
いなと思っているんだ。ウーム、矛盾している…

[1458] ちあきなおみ 投稿者情報大滝 2013-07-10 17:39
O2さんから、石田伸也「ちあきなおみに会いたい」を借りた。夜仕事に疲れて
ボケーッと事務所から見える夜景を眺めていると、ちあきなおみの「紅い花」を
聴きたくなる。

昨日の夢を追いかけて
今夜もひとりざわめきに遊ぶ
昔の自分がなつかしくなり酒をあおる
騒いで飲んでいるうちに
こんなに早く時は過ぎるのか
琥珀のグラスに浮かんで消える虹色の夢
紅い花 想いをこめてささげた恋唄
あの日あの頃は今どこに
いつか消えた夢ひとつ

悩んだ後の苦笑い
悔やんでみても時は戻らない
疲れた自分が愛しくなって酒に唄う
いつしか外は雨の音
乾いた胸が思い出にぬれて
灯りがチラチラゆがんで映るあの日のように
紅い花 踏みにじられて流れた恋唄
あの日あの頃は今どこに
いつか消えた影ひとつ

[1456] つぶせ~! 投稿者情報大滝 2013-07-05 16:07
派遣スタッフを受け入れている会社の担当者から次のような相談を受けた。派遣期間
1ヶ月でパソコンのスキルのある人、即戦力の派遣を依頼したにもかかわらず、派遣

会社から送ってきたスタッフは全く能力がないので、1日でお引取りいただいたが、
派遣会社から派遣料1か月分の請求がきたと。払わなければならないかというもので
あった。

その派遣会社が悪質なのは、スタッフの募集については、「期間は3年以上、初心者で
も大丈夫」ということで募集していたと。そうすると派遣しても仕事が全然できないと

いうことを派遣会社は最初からわかっていたことになる。スタッフには当然責任がない。
さらに悪質なのは派遣先の抗議に対して教育は派遣先でやるものだと開き直ったとか。

スタッフだって本意ではないだろうし、長期の雇用期待を初めから裏切るものであった。
こういう話を聴くと血の気の多い僕はまたまたアタマにくる。会社の名前を聞くと、

日本でも有数の派遣会社だった。派遣先もダマシ、派遣スタッフもダマシ、派遣業界その
ものに対する不信感を招くものとしてその会社の責任は非常に重いものと思う。

こんな派遣会社はつぶすべきだと思う。気分が悪くなるほど憂うつ…
[1457] RE:つぶせ~! 投稿者情報大津 2013-07-09 10:13
最近感じることは、レベルの高い格好、コンプライアンスを守っている格好が上手くなったということですね。有名な会社が格好をつけると、多くの人は「さすが!」とか「すごいね!」なんて疑いも無く感心してしまうのですが、実はたいしたことが無いなんて感じることが時々あります。ある会社の「改正法セミナー」に受講者としてもぐりこんだことがありますが、「こんな程度でよくやるなあ。」って印象でした。会場は立派だし、運営も上手いし、礼儀正しいし、つまり格好いいんですね。でも、内容が平均点レベルなんで、社内の勉強会をそのままセミナーと銘打って企画にしちゃったって感じでした。とにかく格好はいいんですよ。

[1455] 1年の半分が過ぎた。 投稿者情報大滝 2013-06-30 21:56
1年の半分が今日で終わり。とりあえずこの半年間を振り返ってみると、
反省ばかりだね。別に僕が仕事をするわけじゃないんだけど、給与計算

関係で馬場さんの仕事関係が大変だったなという印象が強い。今でも大
変だけど。大変ではあるけど、馬場さんにしても事務の子にしても経験、

キャリアを積んでいるのではないかと積極的に評価できるんじゃないか
なと思っている。ミスだとか上手くいかないこともあるけど、それもこれ
も経験と思えばいいんじゃないかな。

僕の顧問先に対するサービスについては、起こったことに対する手当か
ら予防に力を入れたいと思っているんだけどね、これがなかなか上手く

いかないでいるな。僕の力不足、勉強不足もあるんだけど…。休みを返上
すればいいと思うんだけど、家に帰ってくれば、仕事も勉強もきれいさっ

ぱり忘れてジープで山の中走りに出てしまうんだ…。
今日も群馬の山の中走ってきた…。恐縮…!

[1454] 八ヶ岳 投稿者情報大滝 2013-06-24 19:38
土曜から日曜にかけてジープで蓼科高原に行ってきた。北八ヶ岳の矢崎虎夫
(托鉢の修業僧の彫刻で有名)記念館を見学したいと思って行ったんだけど、

見つからず、疲れて淡水魚の水族館の広場で転寝し、引き上げようと少し上っ
たところ、北八ヶ岳ロープウェイの乗車口の近くに記念館があった。しかし

15時が閉館となっていてその時は15分くらい過ぎていて入場することができ
なかった。残念!天気ももう一つで八ヶ岳が見えるでもなく、ただ、ドライブ

に長時間運転していただけだった。早々に車中泊をするべく、小淵沢の道の駅
に向かったんだけど、この道の駅のロケーションは最高、林の中にあり感じが

よかった。温泉も併設されており、僕の好きな温めの温泉で気持ちがよかったね。
車中泊の道の駅としては人気があるんだろうね。駐車場はキャンピングカーで一

杯だったね。しかも、みな定年退職したと思われるジッチャン、バッチャンばかり。
かくいう僕もまぎれもなくジッチャンだけどね。夜中中、エンジンをかけっぱなし

のバスコン(バスをキャンピングカーに改造したヤツ)があって、当初眠れず蹴っ
飛ばしてやろうかと思ったな。そのうち慣れて寝たけどね。マナーが悪いバカは年を

とってもいるんだ。翌日八ヶ岳高原ラインを通って清里高原に出、佐久をとおり
上越道を回って帰ってきた。八ヶ岳高原ラインは素晴らしいロケーションだった。

途中林道もあり、今度又来たいと思ったことだった。久しぶりの車中泊でいい気
分転換になったぁ~。

[1452] 厄日だぁ! 投稿者情報大滝 2013-06-18 23:03
64歳になった。この年になると誕生日は嬉しいというよりは、無為に
年を食っているなと反省ばかりだね。

今日は派遣協会の相談センターに出たんだけど、こんな日もあるんだな
思うほど、ひどい相談ばっかりだった。派遣会社の許可を受けていなが

ら、支店を出すのに基準資産が2000万円必要だというと、基準資産って
何だという質問には絶句した。バカ野郎!そんなこともわからないで派遣

会社なんか経営するんじゃないと口から出そうになった。云わなかったけど…
100歩譲って、もしかして基準資産がわからないことがあるにしても、それ

を恥ずかしいと思わず、わからなくでどうして悪いんだという態度がムカつ
いたね。スタッフからの相談の時は、自分の都合で辞めるのに派遣会社が休

業手当を出さないのはおかしいのではないか、会社都合退職にならないかと。
こいつにもバカ野郎!と言いそうになった。

誕生日なのに、今日は厄日か!と思ったことだった。良い日もあるし悪い
日もあるってことかぁ~

[1451] 余計なお世話。 投稿者情報大滝 2013-06-14 10:46
近くにホンダのディーラーができたので、さっそく見物に行ってきた。
開店の行事として漫才とか手品とかの催しものがあり、マグカップを
開店祝いとしてもらってきた。ラッキー!

その際、ホンダの軽乗用車を試乗させてもらったけど、楽しかったね。
同乗したセールスマンが新人でまだこの4月に採用されたばかりだと。

余計なお世話だと思いつつ、商品知識が足りないのはどうよと説教した。
僕の方が試乗した車の知識があった。自分のところの車を売るんだろう?

客の方がわかっていてどうセールスするのよと。車を売るんだったら車
が好きでないとね。ただ、プロなんだから客のレベルを超えた「好き」

でないと売りたいという情熱が客に伝わってこないのではないか。ウイ
ウイしくて新鮮なだけが新人のとりえで、それがなくなったとき、どう

自分を売っていくのだと。まぁま余計なお世話をしたのは、僕がその
新人を気に入ったからなんだけどね。こいつから買ってやりたいと思
わせたのは、その新人が持っている資質だろう。

それが一番大事なんだけどね。

[1450] いまでしょ! 投稿者情報大滝 2013-06-10 08:03
昨日、テレビで東進セミナーの林講師(「今でしょ!」で有名)が、
受験生ではなく、勉強には縁遠いヤンキー相手に「人生において勉強
がなぜ必要なのか」を講義していたけど、見事だったと思う。

寝ている者もいたけど、大部分は彼の話そうとしたことは、伝わって
いるように思えた。通り一遍の話ではなく、自分(自分をさらけ出す)

を語らなければ、相手は受入れてくれないのだな。僕が顧問の会社に
貢献できると考えているのは、労務管理、社員研修、管理者研修だと考

えているんだけど、いかに社員を動機づけるかという意味では、林先生
の講義は勉強になった。(ホントは俺と同じスタイルだなと思っていたん
だけど…)。

[1449] 南方熊楠パート2 投稿者情報大滝 2013-06-04 15:55
神坂次郎の「縛られた巨人 南方熊楠の生涯」を読んだ。内容もさるこ
とながら500ページを超える大著で、始めはなかなか読み進めなかった
んだけど、後半は一気に一日で読み終えた。

自然破壊の神社合祀政策に対する官憲への戦い、身内による家財の簒
奪などおよそ駆け引きができず、真正面からぶつかってはつぶれてい

く生き方は、この人も「負ける人だったんだ」という思いがして悲しく
寂しい感じがした。それだからこそ、一層、好きになる。

当時の日本の大学の教授とか博士とかは、権威主義的でただ西洋の学問
を翻訳しているだけであることに対して、南方は、「大学に入ることにも

学位にも興味を示そうとせず、権威に頼らず、わが目で万巻の書を読破し、
自分で植物を観察し採取し、自分で励んできた。」と。

僕も思う。自分の目で見ているか、自分で考えているか、権威主義的にな
っていないかと。

もう、僕の年齢で権威が付くとは思われないけど、しかし権威には屈した
くない思っている。反骨ジジーも悪くないと思っているんだけど…

[1448] 積極的な解決… 投稿者情報大滝 2013-05-31 07:29
積極的な解決法、消極的な解決法があるとすれば、僕はできれば積極的
な解決法で力を尽くす社労士でありたいと思う。消極的な解決法が、問

題社員、パフォーマンスの低い社員を会社から排除していく方法だとす
れば、積極的な解決方法は、社員のやる気、能力を高めて、社員、会社、

会社の顧客の三方がウィンウィンとなるようなことだと思うんだけど、
これがなかなか実現できないでいる。経営者の社員に対する不信、社員

の経営者に対する不信が事態を好転させることができないということも
あるけど、顧問としては、もっと会社にかかわらなければいけないと思

っているんだ。現状は、ただ、問題があったときだけの存在になってい
るようで、このところ反省しきりではある。

[1447] 勝負! 投稿者情報大滝 2013-05-26 21:51
大相撲が今日で終わった。僕のひいきの升の山も7勝8敗で負け越して
しまった。稀勢の里も、2連敗で今場所も優勝できなかった。勝負事だ

から勝ったり負けたりするのは常だと思うけど、気を入れて応援してい
る力士が負けると、ホントにガッカリするね。でも応援しているファン

よりも、間違いなく本人は辛いと思う。特に期待されていたりするとそ
の期待を裏切るのはホントに辛いと思うな。まぁ、プロだからそういう
辛さに耐えるのも仕事のうちだと思うけどね。

稀勢の里は、今場所は目をパチパチさせておらず(目をパチパチさせる
のは神経症の表れと聞いた)、落ち着いていて今場所は一皮むけたように

思えた。しかし、それでも勝てなかった。優勝するとよく心技体が充実
していたというけど、心技体が充実していても負けるときは負けるんだ

と思う。プロは結果がすべてだから評論家や、マスコミにたたかれても
しょうがないと思うけど、僕としては、稀勢の里は、先場所より確実に進

歩していたし、升の山は今日は土俵上で相手力士に捕まり12秒もとって
死にそうな感じだったにもかかわらず、最後まで抵抗していた。僕は勝負

事では、美しければ勝っても負けてもいいんじゃないかと思える。美しい
勝ち方は、あまりお目にかかれないけど、今日の日本ダービーの優勝馬、

「キズナ」のような勝ち方が僕は美しい勝ち方だと思うんだけど(わかる人は
わかる…)。

[1446] 山手樹一郎 投稿者情報大滝 2013-05-24 11:15
ライセンスセンターの大宮講師は、時代小説の読書家として相当なも
のであらゆる時代小説を読み、かつ、収集していて、彼の家はそれで

図書館みたいになっているんじゃないかな。その大宮講師に勧められ
たのが山手樹一郎だった。まず単純に勧善懲悪であること、明るくて複

雑に考えなくてよいこと、戦後から昭和30年代にかけて東映時代劇で
よく映画化されたんだけど(テレビでは桃太郎侍かな)、夢とか希望が

単純に信じられた良い時代の小説だったんじゃないかなと思う。今こ
の時代に生きている者として、今がどういう時代なのか僕にはつかめ

ないところがあるけど、人間関係が複雑になっていてそれに疲れた頭
には山手樹一郎は心地良いものに思える(僕が人間関係に疲れている

わけではない)。僕は、頭の良し悪しは、本来複雑であるものを、明確
に単純に処理する能力だと思っているんだけど、そしてできれば、人

間関係も複雑に考えないで単純に処理して生きていきたいなと思ってい
るんだけどね。

[1445] 冬の時代の管理職 投稿者情報大滝 2013-05-18 07:42
江坂彰の「冬の時代の管理職」を読んだ。今から30年ほど前に書か
れた本で、当時よりもっと厳しくなっている今の時代にそぐわない

ところもあるけど、非常に感銘を受けた。江坂はその中で、サラリー
マンになって、出世しようとしない奴、そのための努力をしない奴は

ロクなもんじゃないといっている。「俺はゴマをすることをよしとしな
いとか、上司に取り入ってまで出世したくない」などとほざいている

奴は大概は負け犬で人間としても魅力がないと。出世しないと第一や
りたい仕事、大きな仕事ができないだろうと。

僕は、今になって江坂のいっていることがわかるのだ。中途半端な正
義感、中途半端な潔癖感、サラリーマンでありながら、自分の住んで

いる世界を斜めにしか見ない奴は確かにイビツなように思える。江坂
は、出世の競争に負けることが負け犬というのではない、負けること

があるにしてもその世界に飛び込んだのであるならば、精一杯戦うべ
きではないかと。しかし、ここまで全身全霊で「サラリーマン」に打

ち込んでしまうと、定年以後の生き方が難しくなってしまうのではな
いか、30年前に江坂はそれを予期していたであろうか?30年前の優

秀なサラリーマンは、今定年になっているはずだけど、どんな人生を
送っているのであろうか?僕は、サラリーマンとしては、中途半端で、

負け犬だったから、仕事が人生のすべてではないと思ってきた。だから、
今があると思っているんだけど。でも、30年前に江坂の言っているこ

とがわかっていたら、人生変わっていたかもしれない。多分当時はあま
りにも僕は幼稚だったから、いや、頭が悪かったから恐らく受入れられ

なかっただろうな。いつも言うことだけど、僕はわかる時が遅い(泣く)。

[1444] 南方熊楠 投稿者情報大滝 2013-05-13 13:16
連休期間中に訪れたところで南紀の白浜の南方熊楠記念館が印象的だった。
在野の植物学者、民俗学者として有名だけど、明治のハチャメチャな日本人

としてスケールの大きな人だった。とんでもない頭脳の持ち主で、8歳で「和
漢三才図会」を読破暗記し、15歳で「本草綱目」「大和本草」を暗記して書き

写したと。記念館にそれが展示されていたけど、あまりの記憶力に驚きあきれ
るばかりだった。

彼が、勉強は好きだけど学校が嫌いだったのは、先生の知識をはるかに上回る
知識で、バカらしくて授業を聴いていられない(どこに行ってもそうだった)

ことが原因だったようだけど、それより日本の教育は、明治の昔から才能のあ
る者を生かすということができず、むしろ殺してしまうということが残念だ

ったと思う。権威好きとか西洋コンプレックスとかは、今でも日本人に良く
見られる体質だけど、熊楠が当時からそんなもの爪のひとかけらも持ち合わ
せていなかったのが痛快。

北杜夫は、熊楠は精神病理学的には、誇大妄想的で分裂病で躁病体質でなかっ
たかといっているけど、身の回りにいたら大変な人だと思うけど、遠くから
離れてみている分には面白い人だったと思うな。

熊楠は虚弱児童であったにもかかわらず、ワルにも喧嘩で負けたことがなかっ
たと。彼は何時でもゲロを吐ける特技があって、喧嘩すると頭からゲロを吐きか

けるんだど。一度彼からゲロを吐きかけられたワルは彼を見ると逃げたというから
笑ってしまうね。相手を傷つけるわけではないから喧嘩の最高の武器だね。

僕も小学校、中学校のときは、実は喧嘩ばかりしていたけど、そのときにゲロを吐
く技術を身につけていたら無敵だったなと思って残念。なんのこっちゃ!?

[1441] 粋なパン? 投稿者情報大滝 2013-05-01 10:40
芸人の牧伸二が自殺したと。78歳だったとか。芸人で成功する人は
繊細な神経を持っている人が多い。もう何年も前になるけど落語家

の桂枝雀の自殺も残念だった。枝雀の落語は今聴いても笑ってしまう。
絶妙の間で名人だったと思う。漫才の「やすしきよし」のやっさんも

自殺ではないけど破滅型で早死にしたね。天才的で僕の好きな芸人だ
ったけど。

今でも僕が感心するのは、やっさんが弟子に「粋なパンを買ってこい」
といっているのに、ドギマギして対応できない弟子をどなりつけていた

ことだね。「粋なパン」って何だと瞬間的に反応せず、ぐずぐず考えて
いる奴は芸人として成功しないと思う。やっさんが問いかけているも

のは、禅の「公案」に似ている。理屈ではないのだ。論理で理屈で芸が
わかるならだれでも成功する。何を隠そう、僕が目指してものも実は

「粋なパン」に瞬間的に反応することなんだけど…。
「粋なパン」ってわかる?
[1442] RE:粋なパン? 投稿者情報02 2013-05-01 11:38
粋とは、価値を隠し、さりげなく振舞うことだと思いますね。こんなすごい物を持ってるとか、身に付けているとか、すごい経歴や地位にあるとか、金持ちであるとかを人に見せないようにすることです。服の裏地に凝るということがありますが、それも他人に分からせてはいけないのです。表地も、よほどの目利きでなければ分からないように気をつかいます。粋なパンも見た目はどこにでもあるようなパンで、値段もふつうなのに食べたらすごくおいしいなんてものではないでしょうか。
[1443] RE:RE:粋なパン? 投稿者情報大滝 2013-05-07 17:52
「粋なパン」についてはO2さんの解釈が正しいのかもしれない。しかし、
あの破天荒なやっさんのことだからそんなに深く物事を考えていたとは

思われない。単純に「フランスパンを買ってこい」と言ったという説もある。
単純なやっさんはフランスはおしゃれとか粋だとか思い込んでいたのではな
いかと。

僕は、アンパンでもメロンパンでもぱっと弟子が反応して、これが「こ
れが粋なパン」だと即座に買って来ればよかったと思っている。

タイミングだとか間とか、その道で成功する人は、みな同じような何か
をもっているように思われる。先日、国民栄誉賞をもらった長嶋さんも

一挙手一投足が「粋なパン」そのものだったように僕は思っているんだ
けど…

[1440] 人見知り? 投稿者情報大滝 2013-04-28 12:24
僕は元来は人見知りで人と付き合うことが苦手なタイプだったと
思う(誰も信じてくれないけど…)。

人と一緒にいて沈黙は地獄だから何とか話そうとするんだけど、要す
るに何を話してよいかわからないのだ。

営業トークができないから仕事として営業なんか絶対できないタイプ
だと思っていた。

しかし、今この年になってみると案外僕は人と上手く付き合っている
方かもしれない。

人見知りが改善しているとは思われないけど、どうしてかな。「こうで
なきゃいけない」とか、「ああでなきゃいけない」とかを自分の中でこ

だわりがあまりなくなってきたせいかもしれない。これが人に対しても
世間に対しても自分自身に対してさへも期待しなくなったことの表れ
だとしたら、それはそれで問題だなと思っているんだけど…

[1439] 遊びやせんと生まれけん… 投稿者情報大滝 2013-04-22 11:16
4月も下旬に入ったというのに冷たい雨が降っている。最近、毎日の
スケジュールに追われ何かに集中しているという感じがしないんだ。

やらなきゃいけないことが山積みしていて、読みたい本もカバンのな
かに何冊も入っているんだけど、全部中途半端になっているな。この
原因は何だろう。

僕は、コンサルとか相談とか研修がメインの仕事にしているけど、どう
いう仕事をするのであれ、結局は「自分」を表現することになるんだろう

と考えている。だから仕事に一見無関係にみえる文学とか哲学とか宗教
とかも、僕にとっては決して無駄ではないと思っているんだけど。それ

が「読まなければならない」っていう感じになると、「仕事」になってつま
らなくなってしまうんだな。仕事のために有益だと思われる本については

「読むぞ」と気合を入れなければ、ヤッパリ気軽に読めない。それで、山手
樹一郎とか宇江佐真理のエンターテイメントばっかり読んでいるんだけどね。

「遊びやせんと生まれけん、戯れせんと生まれけん」。仕事を遊びにしたいと
思っているんだけど、仕事を遊びにするのは難しいね。

[1438] 給与計算 投稿者情報SHO 2013-04-17 01:25
こんばんは!

貧乏暇なしのINOUEです。

助成金の説明に行ましたら、給与計算の依頼を受けました(^^ゞ

ソフトを入れていないので、何にするか迷っています。
セルズが欲しいのですが、3人の給与のために年間7万円はちょっと…

また、支部総会の役員になりました。
来年あたりは、幹事をさせられるかもと、ヒヤヒヤです。

[1437] 短大の授業開始 投稿者情報大滝 2013-04-16 16:24
今日から短大の授業が始まった。毎年、毎年学生の雰囲気とかレベル
が違うんだ。はじめから馴染もうとしない奴がいたり、まったくコミ

ュニケーションのとれない者がいたりでやっかいなこともあるんだけど、
今年の学生は比較的素直な感じがしたな。任命式で校長が話していたけ

ど、短大生活2年間で子供は変わると。どうなるかなと思っていた昨
年度の学生の就職率は98%だったと。そういえばここの講師をしても

う10年近くなる。当初は全くやる気のない学生を相手にして面くらっ
たものだけど、こういう学生にどうしたら聴いてもらえるかどうした

ら理解してもらえるかを工夫するという意味では、やっぱり僕にとって
も勉強になってきたんじゃないかと思う。

教師が楽しくないと学生も楽しくはないだろうから、できるだけ楽しん
でやろうと思っている。内容は二の次でもね…

[1435] 火をつけたい! 投稿者情報大滝 2013-04-10 11:03
先日、IDE塾の教室でイデアクラブの派遣法関係の研修をした。IDE塾出
身者の社労士を対象とする研修で井出代表が元僕の上司であり、関口講師

が元僕の部下であったことからお呼びがかかったものと思われる。労働判
例勉強会のメンバーとか、かって僕が教えていた元受講生もいて身内でや

っているようで少しリラックスし過ぎた感じがあったかもしれない。
井出代表とか事務のOさんには電話では話をしていたけど、実際に

会ったのは15年振りくらいではないか。当たり前だけど、ずいぶん
年月が経ったなと感じたね。僕も社労士受験の講師を辞めてから10年

たったけど、IDE塾の教室を見学していたときにまた受験の講師をし
てみたいと思った。実際はできないけどね。合格させるという目的が

はっきりしている受験の講師は、単純で戦闘的な僕に向いていると思う
んだけどね。

イデアクラブの研修で僕が考えていたのは、参加者のハートに社労士
として生きていくことに「火をつけたい」ということ。どうしたら儲

かるかとかどうしたら事務所が経営していけるかとかは、他の社労士
でもできるだろう。理想とか情熱とかをどこかに置き忘れて日常に埋

没している最近の僕自身に対しても叱咤激励したかった。どこまで通
用したか、まだまだ力不足だったかもね。

[1434] ユルセン! 投稿者情報大滝 2013-04-05 18:30
千葉市で桜の木が何者かによって切られていたと。ネットのニュースでやっていた。
僕はこういうニュースが一番頭にくる。「ユルセン!」と思うのだ。

親鸞は「善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人おや」といって悪人であるから
こそ南無阿弥陀仏と唱えれば救われると。それは善人になるか悪人になるかは、「縁」

によるもので、絶対自分が悪人にならないとは誰もいえないというところから来てい
ると思われる。人は犯したくないと思っても罪を犯すことはあるのだ。そういう人間
は救われなければならないと。

そこから考えると桜の木を切ったって誰かを傷つけるわけではない、犯罪にはならな
い(器物損壊罪にはなるか)、しかし誰かが悲しむ。事実、ネットのニュースではお年

寄りの人が泣いていた。人がイヤな気持ちなることを喜ぶ奴って一体どんな面(ツラ)
をしているんだろうか。子供であればわからないわけではない。もし犯人が大人であれ
ば、一発、二発張り倒してやりたいと思っているんだけど…。

[1433] リア充 投稿者情報大滝 2013-04-01 23:02
今日から4月。街にはフレッシュマン(ガール)が目立っていたけど、
初々しくていい感じだね。テレビで多くの会社で入社式をやっていたけど、

警備会社のアルソックの新入社員研修が面白かった。行進の仕方からしゃ
べり方等肉体的にかなり厳しい訓練をわずか4日ほどではあったけど、

成果は見違えるほどで、顔付きも別人に見間違えるほどだったね。仕事柄、
新入社員も多少の厳しさを覚悟していたと見えてあまり脱落者もいなかっ
たように見えた。

言葉だけでは教育はできないんだと思う。よくリア充(趣味、仕事等の実
生活が充実していること)というけれど、ゲーム世代のリアルをどうやっ

て充実させていくか、なかなか難しいことではないかな。4月の中旬から又
短大の授業が始まる。学生たちにリアルな労働法をどうやって教えていくか

頭がイタイんだけど…


[1432] 桜咲くパート2 投稿者情報大滝 2013-03-26 10:46
先週の日曜日、長岡市和島の良寛の里美術館、隆泉寺(良寛のお墓がある)
に行ってきた。関越トンネルあたりの谷川岳、南魚沼あたりから見える

八海山、駒ヶ岳が雪にかぶっていて美しかった。今回行った和島は良寛が
最晩年を過ごした土地でぜひ行ってみたかったところ。良寛の面倒をみた

木村家も残っていたけど、工事中で中は見れなかった。良寛の墓がある隆
泉寺も民家の中にあって小さく、お墓の写真を撮ろうとすると、バックの

民家の洗濯物が写ってしまいもうひとつだったけどね。美術館は出雲崎に
ある良寛記念館より規模は大きくビデオとか貞心尼と良寛の坐像などがあ

って十分に楽しめた。良寛の書をじっと見ていると心が和やかになる。
上手いのか下手なのかの判断が僕にはできないけど、押しつけがまし
さがなくいかにも良寛の人格がにじみ出ているような気がする。

車で行くには遠く、エイと気合が入れないと行けないところなんだけど、
行って帰ってくると心が落ち着いてなかなかいい感じなんだこれが。

いざ子供 山べに行かむ 桜見に
 明日とも言はば 散りもこそせめ

[1430] 桜咲く 投稿者情報大滝 2013-03-22 15:52
東京は桜が咲き始めているというのに、北海道の岩見沢では暴風雪のホワイトアウト
現象で大きな玉突き事故をあったとニュースで報じていた。僕が北海道を出てからもう

40年以上になるけど、こういう気候は全く記憶がない。僕が中学生くらいまでは、僕の
村は冬は雪に閉ざされて交通機関は馬橇が中心だった。当時農業をしていた叔父の
家に馬橇で行ったことがあった。広い雪の平原の中、途中暴風雪になり一寸先も見

えない今でいうホワイトアウト状態になったことがあった。吹きすさぶ雪で前が
真っ白でどこが道路なのか見えない状態で、馬橇の馬は何事もなくしゃんしゃんと

走っていたことを思い出す。

馬橇が交通手段に復活することはもうないと思うけど、原始的な手段の方が頼りに
なることもあることを忘れない方がいいなと僕は思うんだけど…

さびしさや華(桜)のあたりのあすならふ(あすなろの木)  芭蕉
「寂しいよね。桜の木のそばにあすなろの木があるなんて。桜はすぐ散るぞ。明日が
あるなんて思うなよ。今を一所懸命生きようよ」と僕は解釈しているんだけど。

[1429] 升の山 投稿者情報大滝 2013-03-18 07:17
ここ2,3日体調不良です。昨日も一日寝て過ごし、遊びに行くでもなし
勉強するでもなしで、中途半端に時間を過ごしてしまったな。

でっ、昨日テレビで見た大相撲の話。僕は升の山というお相撲さんを
応援している。彼は心房中隔欠損という病気で、肺が人の2分の1しか

機能しないんだと。だから土俵上で長くは相撲がとれず、5,6秒しか持
たない。勝っても負けても息絶え絶えで相撲をとっていて大丈夫なのか

と思うな。先場所なんか、取り直しで2番続けてとったときなど、冗談
でなくホントに死ぬんじゃないかと思ったね。だから相手が土俵の上で

戦わず10秒逃げまわる戦法をとれば自滅してしまうことになる。判官び
いきだと思うけど「ハンディがあったって戦っている、10秒で勝負する」

ことに徹底しているという意味で升の山はカッコイイと思っているんだけど…

[1428] 今日からあなたに仕事はありません。 投稿者情報大滝 2013-03-11 18:47
僕はビジネス書の類いはあまり読まないんだけど、たまに題名に惹かれて買って
しまうことがある。これもそのうちの一つ。「今日からあなたには仕事がありませ

ん」といわれて即「解雇権の濫用だ、会社がそんなこといえるわけないだろう、
徹底的に戦う!」と考える者もいれば、「グローバルな厳しい環境の下で、会社が

生き残っていく、その会社で生き残っていくには、旧来の考え方、生き方が通用し
ない、会社を変えなければ、自分を変えていかななければ」と考える者もいると思う。

どんなに能力がない労働者であっても法律(労働基準法等)で労働者は一定程度
保護されているけれど、労働者としての権利を主張するだけで、また、法律を守

るだけでコトは解決するのかと思う。コンプライアンスということを抜きにして
考えるならば、ゴーイングコンサーンとしての会社が存続していくためには会社

に継続的に利益が生じていなければならないだろう。だから会社に貢献しないと
いうだけで会社から放り出されても仕方がないとまでは思わないけれど、だからと

いって何の努力もしない、できない社員を会社が未来永劫にわたって抱え込まなけ
ればならないわけでもないだろうと思う。「釣りバカ日誌」のハマちゃんだって会社

の枠にはハマッテいないけど会社には貢献していることを忘れてはならないと思う。
一体自分は何で会社に貢献しているのかは、よくよく考えておいた方がいいと思う。

「首にできるのであればやってみろ!いつだってどこだって俺は生きていけるぜ!」
とサラリーマンであったとき、一度いってみたかったな。
そんな根性も能力もなかったのが残念だけど…

[1427] 基礎が大事!パート2 投稿者情報大滝 2013-03-06 14:49
基礎と初歩的知識は違うと前回確認した。それでは専門的知識があれば「基礎力はある」
ということになるのだろうか。

たとえば、社労士試験について考えると、短期でかつ上位の成績で受かる人は仕事がで
きるということになるのか?今まで、経験的に見て、どうもそういう図式は当てはまらな
いように思える。

現に、この僕も短期でかつ上位の成績で社労士試験には受かった(エヘン!)けれど、全く
仕事ができず、かつ、ツカイモノにならなかった(悲しい!)。社労士試験は、記憶力が普通

の人より優れていれば、短期でかつ上位の成績で受かるかもしれない。しかし社労士試験に
受かるということと仕事ができるということは違うのだ。

一つは、社労士試験に受かるだけの知識では専門的知識としては足りないということ、
二つは、「基礎力」がないとその専門的知識が生かせない、使えないということなんだと思う。

労働コンサルタントとして生きていくためには、この法律の条文、この制度はそもそも
何のためにあるのだということを考えて、理解して、想像して、応用する力が必要なのだ。

手続き専門の社労士なるのであればそれはそれでよいと思う。ホントはその上で食べてい
けるかどうかを問題にすべきで、それがあるのであれば、未来は明るいと僕は考えるんだ
けど…。

使える社労士になろうよ!

[1426] 基礎が大事! 投稿者情報大滝 2013-03-04 00:26
加地伸行の「漢文法の基礎」に書いてあったこと。
長いけど引用する。

「魚つりをする人は、最初は池あたりでフナつりから始めるという。
やさしいからである。そのうちに、もっと高度なつりを望みだす。

川へ行く、季節を考える。海に行く、夜づりをすると、いったグアイに、
高度になって行く。さてしかし、そういうバラエティに富んだ経験を

経た後、またフナ釣りに戻ると言う。しかし、この時のフナ釣りは、決し
て魚つりを始めたころのフナつり技術ではない。様々な経験を経た上の

フナつりだ。この境地が楽しいという。もっと言えば、もう釣竿なんか
いらない。それは言いすぎか。ただし、釣竿はあっても、釣糸はなし。

ただ、釣竿だけを池の水上に向けて差し出す。そして無念無想、何も考え
ずにじっとしていて、心の中で、魚が餌に食いついたと感じると、さっと

釣竿を引く。こういう名人の境地に最後はなるんだなあ。ホント。
私の言おうとする基礎は、あれこれ経験を経たのちの最後の段階のフナ
つりに当たる。

初歩的知識というのは、魚つりを始めるころのフナつりを指している。
最後の境地のフナつりは、形こそフナつりで同じだが、その内容は全く

異なるのだ。基礎というのは、初歩的知識に対して、一体それはいかな
る意味を持っているのか、ということ。つまりその本質を反省すること

なのである。基礎とは、初歩的知識を確認したり、初歩的知識を覚える、
といったことではなく、その初歩的知識を材料にして、それの持ってい
る本質を根本的に反省することなのだ。」…

僕は、何十年も中途半端に勉強してきたことを今さらながら感じる。初歩的知識
と基礎は違うのだ。僕も誤解していたのだ。「基礎」が大事とよく言うけれど、

ホントに基礎を身につけるのは難しいんだね。今だったら加地の言っている
ことがよくわかる。これは、40年前にわかっていたかったなとホントに悔やまれ
る…僕はいつもわかるときが遅い(泣く!)



[1425] アランの「幸福論」 投稿者情報大滝 2013-02-26 15:44
アランの幸福論が面白い。アランはいう。「われわれは生きている自分
しか考えることはできない」…「人はまさしくいる所にいるのだ。時

間という路上では、後戻りすることも、同じ道を二度と行くこともでき
ないのだ。だから、強靭な精神を持つ人間は、自分が今どこにいるのか、

何が起きてしまったのか、まさに何が取り返しのつかないことなのか
を自分で考えて、そこから未来に向かって出発するような人だと、
ぼくは考える」…

と僕も考える。目の前にないものは、ないのだ。過ぎたことも未来のこ
とも考えないで一日一日を今目の前にあるものに全力を傾注することが
大事なんだけど、それがなかなかできないんだなぁ…

[1424] 事務所移転して5ヶ月 投稿者情報大滝 2013-02-22 18:09
大滝・馬場人事労務研究所として西池袋に事務所を移転してから5ヶ月になる。
僕の仕事自体は変わりはないんだけど、馬場さんが受けている給与計算・手続き

等の事務はホントに大変。僕は全く戦力にならないから、何も僕が疲れること
はないんだけど、毎日夜9時、10時まで馬場さんやスタッフが残っているので、
僕ひとりだけ先に帰りづらいことね。

K君からは、「先生、シュークリーム食っただけでもう帰るんですか?」なんて
冗談で言われたりしているんだけど…。いずれにしても、こんなに疲れて収入が

たいしたことないのであれば、この仕事を受けたのは、失敗だったんじゃないかと
一時は考えたんだけど、最近ようやく少し落ち着いてきたように感じる。以前のコン

サルタントの仕事だけだったときと比べて、事務所がいかにも社労士の事務所みたい
な感じになってきて、それはそれでいいかなぁと思っている。

精神的な余裕のなさから、ネクストセミナーの研修も休んでいたんだけど、昨日、あ
る顧問先からネクストの研修をやってほしいといわれ、参加人数は少なくてもまたや
るかぁ~と考えているところです。

[1423] アジがあるだろう~! 投稿者情報大滝 2013-02-18 18:41
僕は季節の中で2月が一番うっとおしく感ずる。そういえばこの季節は大学受験の季節
でもあって、僕にとってはあまりいい思い出がないから灰色のイメージなんだけど。

今日の朝日新聞にのっていたけど、最近の受験生は浪人することを回避し、かつ、難関
大学を避け地元志向だと。浪人を避けるというのは親の経済状態を考えてのことだろう。

僕らの時代は一浪は、ヒトナミと呼ばれたぐらいだから、大学のクラスの同級生で現役
は1割もいなかったように思う。僕は自分が失敗続きの人生を送ってきたせいか、1回

や2回の失敗は当然じゃないかと思っているんだけど。だから失敗はできないという条
件の下で受験しなければならないとする今の子供たちはかわいそうな気がする。

子供の希望通り進路を選択させられない親だって辛いんだけど。もう一つ気になるのは、
「浪人することを避け、難関大学を避け」とする選択が、「挫折すること避け」と同じこと

だとしたら、それはどうよと僕は思う。昔、学生のときに「自分は挫折したことがない」
と無邪気にしゃべっている東大生がいたけど、感心はしたけど、面白いとは思わなかった

ね(ヒガミじゃないよ!)。挫折する事だっていい経験といえるのではないか。「人間らし
い」という名目で挫折を正当化するつもりはないけれど、負ける経験をして初めて味が出

るということだってあると思う。だから僕を見てみな。「アジがあるだろう~!」

[1422] 新潟県大湯温泉 投稿者情報大滝 2013-02-13 12:03
先々週の土日にかけて若い友人の3人で新潟の大湯温泉に行ってきた。
ジープにカメラとかの機器を積み、天候が良ければ昼はスキー場でス

キー、夜は星空の撮影、天候が悪ければ雪の中をジープで疾走したい
ということを目論んでいたんだけど…当日は4月初旬の陽気とかで雨

がずっと降り続け、スキー場でスキーはできず、夜も星空はみえず、
道路も雪が融けてほとんどアスファルトが見えており、雪の中を疾走

するということもできなかった。であれば、ホテルで温泉三昧しよう
ということだったんだけど、ホテルの大浴場の温度が熱すぎて43,5

度くらいあり、とても入れる状態ではなかったね。多分苦情が入り、
夜と翌朝はちょうど良い湯加減になっていたけどね。何しろ一泊7800円

(しかも2食付)だから、部屋もそれなり、食事(バイキング)もそ
れなりで、セッティングした僕としては友人たちに悪くて非常に恐縮し

た。バイキングはカニの食べ放題ということだったんだけど、人数が多く
て直ぐになくなるようなんだ。お客さんの年配のおばちゃんが、ウエイター

に全然足りない、すぐに補充しろと怒って僕に相槌を求めるのには閉口
したね。僕からすれば7800円ですからこんなものですよと思っていた

んだけど、とても口に出して言える雰囲気ではなかったね。雨は夜中に
雪に変わり、翌朝ジープは雪に埋もれていた。翌朝帰宅するに当たり、雪

道を求めて湯沢ICでおりて日本の秘湯 貝掛温泉によってきた。湯沢から
貝掛温泉のあたりまでの道はさすがに雪に埋まっておりジープで走ってい

て面白かった。当初計画していたことがほとんどできなくて、残念ではあ
ったけど、気分転換にはなったかな。

[1420] くじけないで!柴田トヨさんの詩から 投稿者情報大滝 2013-02-07 13:21
O2さんから教えてもらった100歳を超えた(この間亡くなりました。)
詩人柴田トヨさんの詩が素晴らしい。

返事
風が耳元で
「もう そろそろ
 あの世に
 行きましょう」
 なんて 猫撫で声で
 誘うのよ
 だから私
 すぐに返事をしたの
「あと少し
 こっちに居るわ
 やり残した
 事があるから」
風は
困った顔をして
すーっと帰って行った

柴田トヨさんの詩集は200万部も売れているらしい。感性は年齢を重ねる
とともに鈍っていくと僕は考えていたけど、柴田さんの詩を読んでいると、
それは思い違いのようだね。

[1419] 体罰はいけないよ。パート2 投稿者情報大滝 2013-02-04 13:47
女子柔道の園田監督が体罰で辞任だど。体罰は教育者がするから体罰で、大人が大人に
対してするのは、体罰というものではなくて、暴力行為という犯罪であると思う。まして

逆らうと指定選手からはずすとの脅しの下でやっているのであれば、それはパワハラで
もある。以前オリンピックのときに男子柔道の指導者について、非難したけど、結果的

に男子も女子も指導者のコーチングが未熟で暴力体質だったということになり、ホントに
選手はかわいそうだったね。結果が出ていればそういうことも含めてすべてよかったこと

になるんだろうけど、結果のいかんにかかわらず、スポーツ界は教育のあり方、指導者の
あり方、コーチングスキルについて、もう一度根底から見直す必要があると思う。

僕は人事労務管理を専門にしている。人事労務管理の一番の目的は、労働者のやる気をい
かに引き出すかということだと思っている。そうすると、体罰は選手をやる気にさせるよ

りはむしろ萎縮させるものであり、マネジメントの技術としては最低だと僕は考えるけど、
いかがか?


[1418] 清貧は美しい! 投稿者情報大滝 2013-01-30 17:52
資産家夫婦が拉致されて殺されたらしい。人の命を何だと思っているのか、理不尽を
感ずる。不謹慎ではあるけれど、こういう事件があると僕は貧乏でよかったと思うな。

何度もいうけれど、僕の家は貧乏であった。僕が両親に対して感謝しているのは、貧乏
は恥じることではないと教育されたことかな。だから今でも僕は貧乏を恥じだとは思って
いない。

ただ、取引したり、車をローンで買ったりする場合などは、実際上多少のお金がないと
ローンを組むことができないので、そういうときに限って「俺は金は持っているぜ」、
「信用はあるぜ」と金持ちのフリをすることにしているんだけど…

外見で人を判断するのは、バカバカしいことだと思っているけれど、取引社会では、お金
を払ってくれない者に物を売るということはありえないから、取引相手が外見とか服装
とかで信用を置くかおかないかを判断することも悪いことではないとは実は思っている。

でっ、例えばスーツ、僕は今まで「青山」でしかスーツを買ったことがないんだけど、
このスーツの品質がもう一つなんだ。もしかして、顧問先が増えないのは、クライア

ントが僕のスーツを見て「こいつはたいしたことはない」と判断しているかもしれない
と思い、何十年かぶりでデパートでスーツを買った。確かに少し高いしモノはイイとわか

ると思うけど、その後一向に顧問先が増えないのは、ヤッパリスーツのせいではなく、僕
の中身がもう一つだったということかなぁ?

高いスーツを着たぐらいで顧問先が増えるのであれば、こんな楽なことはないかぁ~…

[1415] 講師殺すに刃物はいらぬ… 投稿者情報大滝 2013-01-25 18:55
忙しい日が続いている。研修が連日してあると老体の身として非常に疲れるね。研修は
もっと淡々とやりたいと思っているんだけど、タラタラやっていると聴衆が眠くなるん

じゃないかと思って自然に力が入ってしまうのが僕の研修だね。面白かったとかわかり
やすかったとかいってくれる人もいるけど、うわぁーこの先生の講習は聴いているだ

けで疲れるなと思う人もいるんじゃないかな。聴衆が面白かったら面白いと態度で示し
てくれると「おお、受けているな」と思えて気分もウント良くなって疲れも吹っ飛ぶん

だろうけど。終わっても「インダカワルインだか」反応が乏しいと「つまんなかったか
なぁ」と余計な心配をして余計疲れるんだ。

講師殺すに刃物はいらぬ、「アンタの研修つまんない」の一言で楽に講師を殺すことがで
きる。

聴衆に殺されないためには、講習するにあたって、「俺(私)がこの業界では一番!」と
自分に言い聞かせ「受けなかったら聴く方のレベルが低い!」と決め付ける方法もあるん

だけど…それで気分はスカッとするか?しないよなぁ~…

[1414] 全国大学ラグビー選手権 投稿者情報大滝 2013-01-21 21:59
いささか古くなるけど
先の全国大学ラグビー選手権で帝京大学が4連覇した。国立の筑波
大学を応援していたんだけど、スキル、フィジカル、メンタル、ゲ

ームプランどれをとっても、帝京が筑波を圧倒していたように見えた。
こんなチームを作るのは一朝一夕でできるわけではなく、改めて帝京

大学ラグビー部の首脳陣の優秀さがうかがえた。早稲田は準決勝で帝京
に惨敗したけれど、勝てる要素が一つもなかった。フィジカルでかなわ

ないにしても、スキルで、ゲームプランで、せめてメンタルで勝ってほし
かったと思う。「俺たちが歴史を作っている」というような感じで帝京の

選手の面構えは、しっかりしていたね。負けた相手に対するリスペクト
とか、悔しいけれどどれをとっても帝京は図抜けていたように思う。

しかし、同じ大学が4年間も勝ち続けるってどうよ。帝京以外の大学は、
「悔しくないのか!バーロー!反省しろ!」

[1413] 善人は無能である。 投稿者情報大滝 2013-01-16 17:17
堀川哲の「歴史を動かした哲学者たち」が面白い。
その中のホッブズの項で、「人間は名誉と威厳を求めて争い続ける。…その結果、

人間のあいだには、羨望と憎悪が生まれ戦争になる。~他人とくらべるから辛く
なる。では、くらべなければいいという人もいる。道徳家はそう説教する。しかし

それはとても難しい。他人のことが全く気にならない人(僕のことである!)と
いうのは、多くの場合人生を諦めた人なのである。欲望が弱いから他人のことが

気にならないのである。野心がないと努力はしない。努力をしないと能力は開発
されない。だから、「善人は無能である」とホッブズはいう」と。

その伝でいくと、善人である?僕は当然無能ということになるんだけど…。受験
戦争も経済的な競争もそして戦争すらも、「人に勝ちたい、優位に立ちたい、人よ

り良い暮らしがしたい」という欲望の結果であることは僕も良く分かる。しかし
そういう競争(戦争は除くけど)がすべて悪いことだとは僕は思わない。生きてい

る活力、迫力はやっぱり競争社会の中でしか生じないのではないかと思う。僕が他
人のことが気にならないのは、競争からドロップアウトしたということではなく、

生き方はそれぞれ自由だと思っているから、僕が人を変えることができないと同じ
ように人からも規制されたくないと思っているからだけなんだけど。口の悪い人に

云わせると自分以外に興味を持たない利己主義者(僕は個人主義者だと思っている
んだけど)ということなのかもしれない…。

その利己主義者(個人主義者!)が、他者と共生して生きていくこととどう折り合
いをつけていくのか、それが問題だと思っている…。

[1412] 体罰はいけないよ。 投稿者情報大滝 2013-01-11 17:34
高校のバスケの顧問の体罰によって生徒が自殺したことが問題になっている。
父兄の間では熱血教師であり評判もいいという評価もあるようだけど、何十

発も顔が腫れ上がるほど殴るというのは、異常でこれは教育といえるものでは
なく犯罪だと思う。部活でどんなに良い成績を残したところで教師は失格だろう。

僕は体罰をすべて否定しているわけではない。殴られる方が体罰も愛情であり殴
られることによって殴る方の愛情が感じられるかどうか。一般的には殴られる方

には屈辱感だけが残り殴る方の愛情を感じるのは稀だと思える。殴っても自分の愛
情が通じる自信があるのだったら、僕も殴るだろう。しかし、そんな場面は一度も

経験したことがない(子供をしつける場面であっても)。大概は怒り憎しみで殴って
いるように思える。

僕が中学生で野球部の副主将のとき、実は後輩の尻をバットでぶん殴ったことがある
(50年前だから当然時効!です。)。当時の後輩が弱冠中学2年で身長が180センチぐ

らいあり、ずんぐりむっくりで、万事に動作が緩慢でランニングをしても、柔軟体操
をしてもテレテレやっているように見えた(球だけはめちゃ速かった)。

鬼軍曹の僕としてそれが許せなかった。ランニングのときには、彼の後ろからバット
を持って彼の尻をぶん殴りながら走った。柔軟体操をするときは彼をグングン締め上

げた。そのときよっぽど、彼は悔しかったんだろうと思う。いきなり泣きながら僕の
すねに噛み付いてきた。何しろ、180センチ、80キロを超える巨漢だから、まさか後

輩が歯向かってくるなんて当時は思いもしなかったから、あわてたね。噛み付いてい
る顔を拳骨で滅茶苦茶殴りながら必死で引き剥がしたけど、すねにはくっきり歯型が

つき血も噴出していた。その後どう折り合いがついたのか記憶にないんだけど。彼は
私立高校から野球で勧誘され、甲子園には出れなかったけれど室蘭地区では屈指の好

投手といわれた。当時僕は「アイツを鍛えたのは俺だ」と自慢していたんだけど、もし
かして、彼の記憶の中には、「中学のときに大滝という先輩からいじめられた、暴力を

受けてイヤな奴だった」という記憶しか残っていないかもしれない。殴る方は殴られる
者の気持ちがわからないと今だったらわかる。

いつも思うんだけど、僕はわかるときが遅くて、わかったときは大体手遅れなんだよなぁ~

[1411] 定期健診 投稿者情報大滝 2013-01-07 16:20
2か月に1回、帝京大病院で心臓の診査をうけている。前回の診査のとき、
担当の医師から心筋梗塞で心臓の血管にステントを入れた施術をしたとき

は、2年に1度は血管にカテーテルを入れて検査をする必要があるんだと。
3日間ほど入院しなければならないといわれたんだけど、カテーテルの挿入

もいやだけど3日の入院は勘弁してもらえませんかと交渉したら、1日で済
む検査があるんだと(だったら最初から云えって!)。

その検査が今日だった。核医学検査といわれるもので、運動(自転車こぎ)
で心筋に負荷をかけその状態の心電図をとりながら静脈から放射性医薬品を

投与し心筋に薬品がとりこまれて心筋の撮影をするというものだった。自転車
のペダルは2分ごとに重くなっていくんだけど、途中でやめると検査がすべ

ておじゃんになるので頑張ってくださいと。ペダルがだんだん重くなり汗だ
くになって喘ぎながら自転車をこぐんだけど、医師2人と検査技師はモニター

を見ながら、「ちょうどよい具合に心臓に負荷がかかっています」と、半ば
楽しそうに立ち会っていたね。僕はペダルを重くなって一定の回転数を保て

ないと、検査がおじゃんになるので必死にペダルをこいでいて、終わりです
と言われた時は汗ダラダラでしばらく動けなかった。その後のMRAのよう

な装置に入り、心筋の写真をとるんだけど、動きに弱いということで日光写
真のように30分ほど、身体をじっとしていなければならなかったんだけど、

自転車こぎよりうんと楽だった。この間放射能に被爆されるということで
副作用の注意もあったけど、この年になると、多少被ばくしたところでど

うということはないと思っている。僕は、身体的に痛くなければこんな検査
はいくらやってもいいなと思ったけどね。

今回は、静脈から放射性医薬品を入れる時の点滴が一番いやだった。僕は
子供の時から注射が嫌いだったから点滴をいれるときちょっと血がこぼれ

たんだけど、それだけで気を失うかと思ったね。それが午前中の話。しば
らく時間をおいて午後は安静にしているときの、心筋の状態を撮影し、なる
ほど、検査は一日で終わり、入院しないで済んだ。

ただ、先端医療の検査のためか保険の点数が8575点(治療費が8万5750
円)、患者負担が2万5730円だと。タッケー!

[1410] 謹賀新年 投稿者情報大滝 2012-12-31 22:23
明けましておめでとうございます。新年が皆様方にとりまして素晴ら

しい年であることを心からお祈り申し上げます。



新年にあたって、私はもう一度「共生」ということを考えてみたいと思

うのです。自分と他者が生きていく上で相互に障碍となるのではなく、



共に助け合い、共に繁栄していくことができないのかということです。

国家とか世の中一般というのはあまりにも現実的ではありませんので、少



なくても仲間、顧問先、その他の自分が関わる他者と共に生きていく、

共に繁栄していく方策がないものかを考えてみたいのです。



私の敬愛する哲学者の西研は、他者との関係の中でしか本来の自分もある

いは幸せも見つけることができないといっています。私は孤独を恐れない



と思っておりますが、決して他者と超然的な立場に立ちたいと思っている

わけではありません。



西行や山頭火より良寛を目指したいといったら笑われるかもしれませんが、

他者と関わりつつその関係の中で自分の「幸せ」を見つけていきたいと思っ

ているのです。



本年もよろしくお願いいたします。

[1409] 良いお年を! 投稿者情報大滝 2012-12-27 22:52
激動に暮れた平成24年も静かに終わりを告げようとしています。
この1年間、いろいろなことがあったはずなのに、「何をやって

きたのかな」と、毎年同じ感慨がよぎります。僕は「そのとき・
その場所で・そのこと」しか考えないので、後悔も反省もしない

のですが、それにしても、コンなんでいいのかなと思うのです。
劇的に顧問先が増えるでもなく減るでもなく、従ってここ数年の

収入も増えるでもなく減るでもなく、ただ、年だけはとっていく
という感じです。

しかしここ数年、「自由に生きていきたい」という方向では、比較
的自由に生きていると感じています。僕の年の若い友人は、「ほか

の人であれば、考えても実行に移せない(移さない?)人が多いのに、
大滝先生は考えたら即実行していますもんね」といってくれます。こ

れは褒め言葉ととりましょう。僕の中では人生に対してある種の諦め
をつけた上でやりたいことはやろうと思っているだけなのですが…

ただ、仕事でもプライベートでも僕は人に恵まれてきたと思っている
のです。皆さんがいたから僕がいた(舟木一夫の流行歌に「君たちが

いて僕がいた」というのがあります!)ともいえるかなと思っている
のです。僕は孤独を恐れはしないと思っていますが、孤独ではありま
せん。

1年間、お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。


[1407] リーダーの資質 投稿者情報大滝 2012-12-23 10:26
どんよりした天気で今日は少し憂うつな気分。先月の事故からレンタカー
(ボクシー)をずっと借りていたんだけど保険がきく期間は30日間なの

で昨日で期限が切れ、昨日ディラ―が代わりの車としてジープをもってきた。
その時のジープの営業マンと話したことが興味深かった。

僕が春にジープを買った時の店長が変わっているにもかかわらず、当時の店
長がその店舗にいたのでどうしたのかと聞いたら、話ずらそうにしていたん

だけど、店長から営業マンに降格されたんだと。デキル店長であったので
どうしてだと聞いたらデキ過ぎて敵も多いということだった。

そうか…デキ過ぎてもダメなんだ。僕はデキル人と話しているとある種の
心地よさを感じる。だからその店長のあまりの反応の良さで僕は即契約を
してしまったんだけどね。

僕が上司の立場だったときは、僕はできなくてユルイ上司だったから当時の
部下はリラックスして仕事ができたんじゃないかと思っているんだけどね。

どういうリーダーが望ましいのか、時代によってもその会社の企業風土に
よっても違うと思うけど、プレイヤーとして優れていることがマネージャー

として優れているわけではないということなのかな?経営労務管理を勉強
している身として、その会社の幹部の話を聞いてみたいと思ったことだった。

[1406] ストレス発散 投稿者情報大滝 2012-12-19 14:14
ここ1ヶ月ほど出かけていない。雪山を見に行きたいと思っているんだけど、トンネル
事故で中央高速道は年内一杯は不通みたいだし、第一に車が代車なので長距離の旅行は

出かけにくいということがある。そういう状況なので、休みの日は秩父宮に大学ラグ
ビーの選手権を見に行ったり、自宅近くの日帰り温泉で行ったりして過ごしているんだ

けど、何か気分がパアーと晴れないね。よく女性のストレス発散の方法として、買い物が
あるというけど、僕もその傾向があるみたいで、7ヶ月前に買い換えたばかりのドコモの

携帯(コレが使いにくい)を、昨日スマートホーンに買い換えた。買い換えたのはいいん
だけど、これがまた操作方法を習熟するのに時間がかかるみたいで、余計ストレスになっ

ているんだけど…。

[1405] 血! 投稿者情報大滝 2012-12-13 18:00
山形県の鶴岡市役所から「本籍鶴岡市○○字△ 1234番地、明治44年
○月○日生まれの大瀧栄助氏が今年100歳になるが、死亡届が出ていな

い、消息を知っているのなら連絡してほしい。ちなみに大瀧栄助氏はあ
なたの伯父に当たります。」という照会状が来ていた。

僕の父親の兄にあたる人みたいだけど、僕は父親からも何も知らされて
おらず、山形の従妹たちも誰も知らないということだった。どうも栄助

氏は昭和の初め頃(もちろん僕が生まれる前よ!)に妻子を捨てて出奔
したようで、生きているのか死んでいるのかわからずに死亡届も出され

ないで現在まで来たようだった。栄助伯父がどこでどう生きたのか、死
んでいるのか生きているのか僕にとっては興味が尽きない。どうも父親
の係累は劇的な人生を送る人が多いような気がする。親父からすれば、

恥ずべき兄として僕ら姉弟に栄助伯父について何も言いたくなかったの
かもしれないけれど、僕は妙な心持がしているのだ。

家出とか出奔とか、今だったら「おお、カッコいい、やれるものだったら
やってみたい!」と思わないこともないなと。一人での車中泊旅行は、

ミニ家出みたいなもので、寂しいけれど、自由でもある。僕が車中泊に
惹かれるのは僕の中にも栄助伯父と同じような血が流れているせいかも

しれない。もうおそらくどこかで野垂れ死にしたに違いない会ったこと
もない伯父を小説の主人公みたいに感じて、身近に感じるんだけど…


[1402] マイン様 投稿者情報02 2012-12-12 12:18
お忙しいところを恐縮ですが、確認させていただけますでしょうか。
3709円で良いのでしょうか?それとも、3709×110%
=4079なのでしょうか?
前者は、自動変更対象額との差が大きいのですが、そういうものなんだと理解すべきなのでしょうか。
もし、後者であれば、切り上げて自動変更対象額と同額にするのでしょうか?

宜しくお願いいたします。

大津
[1403] RE:マイン様 投稿者情報まいん 2012-12-12 13:36
O2様

おっしゃるとおり、給付基礎日額は、3709円になります。
そして、自動変更対象額は、4080円※になります。

「3709円に110%スライド率を掛けても、4079円にしかならない」のではなく、4080円(自動変更対象額)を110%で割戻し、端数処理(1円未満切捨て)をした結果が3709円(=給付基礎日額)であるとご理解頂いてよろしいかと思います。


自動変更対象額は、あくまでも労災給付上の最低保障価格みたいなものなので、この場合の実際の給付は4080円になります。
※もっとも、現在の自動変更対象額は3950円ですが・・・
(例え本人の平均賃金が3500円/日額 だったとしても・・・)

大きな声ではいえませんが、林業労働者が働きたくないもんだから、チェーンソーで自分の手だか足だかを切って、労災(障害補償年金)をもらいつづけ、(しかも、年齢別最低最高額の適用まであるから・・・)家まで建て直しちゃったなんて話も噂に聞いたことがあります。
[1404] RE:RE:マイン様 投稿者情報02 2012-12-12 14:02
まいん様
>お忙しい中、丁寧に教えていただき、本当に有難うございました。また、宜しくお願いいたします。

  大津
 

[1395] どなたか教えて下さい 投稿者情報02 2012-12-08 22:30
労災の給付基礎日額の最低保障のスライド制のところで、特例の2番目ですが、「平均賃金相当額×スライド率が自動変更対象額未満のときは自動変更対象額÷スライド率が給付基礎日額となる」となっています。この場合、当然それが自動変更対象額未満となりますが、何故それでも良いのでしょうか?
[1397] RE:どなたか教えて下さい 投稿者情報大滝 2012-12-10 08:43
02様
もう受験から相当離れているので、間違いかもしれないけど、僕の理解は以下の通りです。

平均賃金相当額×スライド率が自動変更対象額を下回ったときは、自動変
更対象額をスライド率で割った額は、自動変更対象額未満にはならないの
ではないか。

例えば平均賃金が4000円としてスライド率が5%低下した場合、4000円
×100分の95=3800円となって3950円(自動変更対象額)を下回ること

になる場合、3950円(自動変更対象額)÷100分の95=4158円となって
自動変更対象額を下回るということありえないんじゃないだろうか?
[1398] RE:RE:どなたか教えて下さい 投稿者情報まいん 2012-12-10 11:41
受験時代を思い出して、調べてみました。
例題A・Bとも、給付基礎日額が自動変更対象額を下回っているパターンです。
誰が作ったルールか分かりませんが、こんな発想を思いつく役人の頭の複雑さに脱帽です。

【定義】
●自動変更対象額
平均賃金に相当する額又は給付基礎日額の特例によって算定された額(平均賃金相当額)が自動変更対象額(現在;3950円)に満たないとき
…給付基礎日額=自動変更対象額とする

●スライド制が適用される場合、
スライド改定前の給付基礎日額は、自動変更対象額を下回ることがある。
・・・スライド改定後の給付基礎日額が、自動変更対象額を下回ることはない。


(下記例題では、自動変更対象額が4,080だったときのものですので、ご了承願います。)

例題A
平均賃金相当額が4000円、スライド率が110%、自動変更対象額が4080円のときは給付基礎日額はいくらになるか。

答え4000円
4000×110%>4080

自動変更対象額はスライド後の額を対象とします。
スライド後の額は4400円と自動変更対象額を上回るので、平均賃金相当額をそのまま用います。


例題B
平均賃金相当額が3500円、スライド率が110%、自動変更対象額が4080円のときは給付基礎日額はいくらになるか

答え3709円
3500×110%<4080
4080÷110%=3709.09・・・(1円未満端数切捨て)

スライド後の額が、自動変更対象額に満たないほど低いので、この平均賃金相当額は使えません。
逆算をして、給付基礎日額を計算します。


実務では、そこまで検証しないんですが、ホントウはきちんと、見てあげないといけないんでしょうね。。。原理原則は忘れないようにしたいと思います。
[1400] RE:RE:RE:どなたか教えて下さい 投稿者情報02 2012-12-11 11:02
まいん様
>逆算するとは、3709円にスライド率110%を掛けるということでしょうか?
細かなことですが、3709×110%=4079.9となり、
4080になりません。これで良いということでしょうか?
[1401] 施行規則9条5項(ロ) 投稿者情報まいん 2012-12-12 09:15
O2様
あくまでも、スライド後の数字が適用されるので、給付基礎日額上は、便宜的に逆算されたものと解しております。下記でいうところの、施行規則9条5項(ロ)に、自動変更対象額をスライドで割り戻し、且つ端数切捨の条文がありました。

受験時代のうろ覚えで大変恐縮なのですが、当時同様の疑問をもったのですが、結局スライド後の数字を使うことで、この場合の給付基礎日額は意味合いが薄くなってしまうような気がしています。

以下参考まで。
労災保険法施行規則第九条(給付基礎日額の特例) より
第九条  法第八条第二項 の規定による給付基礎日額の算定は、所轄労働基準監督署長が、次の各号に定めるところによつて行う。
一  労働基準法 (昭和二十二年法律第四十九号)第十二条第一項 及び第二項 に規定する期間中に業務外の事由による負傷又は疾病の療養のために休業した労働者の同条 の平均賃金(以下「平均賃金」という。)に相当する額が、当該休業した期間を同条第三項第一号 に規定する期間とみなして算定することとした場合における平均賃金に相当する額に満たない場合には、その算定することとした場合における平均賃金に相当する額とする。

(中略)

五  平均賃金に相当する額又は前各号に定めるところによつて算定された額(以下この号において「平均賃金相当額」という。)が四千百八十円(当該額が次項及び第三項の規定により変更されたときは、当該変更された額。以下「自動変更対象額」という。)に満たない場合には、自動変更対象額とする。ただし、次のイからニまでに掲げる場合においては、それぞれイからニまでに定める額とする。
イ 平均賃金相当額を法第八条 の規定により給付基礎日額として算定した額とみなして法第八条の二第一項 の規定を適用したときに同項第二号
の規定により算定した額を同項 の休業給付基礎日額とすることとされる場合において、当該算定した額が自動変更対象額以上であるとき。
平均賃金相当額
ロ イの当該算定した額が自動変更対象額に満たないとき。
自動変更対象額を、当該算定した額を平均賃金相当額で除して得た率で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、これを切り捨てるものとし、当該端数を切り捨てた額が平均賃金相当額に満たないときは、平均賃金相当額)
ハ 平均賃金相当額を法第八条 の規定により給付基礎日額として算定した額とみなして法第八条の三第一項 (法第八条の四
において準用する場合を含む。)の規定を適用したときに同項第二号 (法第八条の四
において準用する場合を含む。ニにおいて同じ。)の規定により算定した額を当該保険給付の額の算定の基礎として用いる給付基礎日額とすることとされる場合において、当該算定した額が自動変更対象額以上であるとき。
平均賃金相当額
ニ ハの当該算定した額が自動変更対象額に満たないとき。 自動変更対象額を当該算定に用いた法第八条の三第一項第二号
の厚生労働大臣が定める率で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、これを切り捨てるものとし、当該端数を切り捨てた額が平均賃金相当額に満たないときは、平均賃金相当額)




02様
>まいん様
>>逆算するとは、3709円にスライド率110%を掛けるということでしょうか?
>細かなことですが、3709×110%=4079.9となり、
>
>4080になりません。これで良いということでしょうか?
[1399] RE:RE:どなたか教えて下さい 投稿者情報02 2012-12-10 23:18
例えば、平均賃金相当額が3600円、スライド率が105%の場合
スライド後の額が、3600円×105%=3780円ですが、これでは自動変更対象額3950円に満たないため、給付基礎日額は3950円÷105%=3761円となりますが、この場合も3950円に満たないということです。

[1393] ご利益がねぇ~パート2 投稿者情報大滝 2012-12-04 18:15
中央高速の笹子トンネルの崩落事故のニュースにはショックを受けた。
中央高速も関越道もよく利用しているので、トンネルが古くさかった

りすると、大丈夫なのかなぁと不安に思っていたところだった。笹子
トンネルよりもっと崩壊しそうなトンネルは沢山あったから、高速道

路の各社は、人の命がかかっていることを肝に命じてしっかり点検し
てもらいたいね。それにしても崩落事故に巻き込まれて亡くなった人

はお気の毒としかいいようがない。僕のように不注意があっても誰も
怪我をせず、何の責任がないのに予測不可能な崩壊事故によって命が

奪われる人もいて、人生はあまりに不条理で理不尽だと思う。運がい
いとか悪いとかで人生を語りたくないけど…

やっぱり運のいい人悪い人いるようなぁ~
[1394] RE:ご利益がねぇ~パート2 投稿者情報まいん 2012-12-05 17:36
 僕の年齢でこんな事を言ったらお叱りを受けるかもしれませんが、誤解を恐れずにいうと、この世での生を「生き地獄」と仮定するならば、この世の世界からの解放はある意味で喜ぶべきことではないかと思います(残された遺族の気持ちは察するに余りありますが・・・)。
もし、今世人生のテーマが「不条理を経験する」ことだとすれば、間違いなく卒業試験合格といえるかもしれません。

だからこそ、今日現在生かされている意味を大事にしたいと思います。
いかなる権力者であろうと、有名歌舞伎役者であろうと、生あるものはいつか死を迎えるのであるから・・・

この世に執着して地縛霊とならぬよう、ご冥福を祈りたいと思います。

(いいか悪いかは別にして・・・)今年は色々あった年でしたが、大滝先生をはじめ、研究会の皆様には今年も1年間お世話になりました。
引き続き2013年もよろしくお願い致します。
[1396] RE:RE:ご利益がねぇ~パート2 投稿者情報大滝 2012-12-09 23:10
この世を地獄とみれば、何でもありなわけで、生きていく覚悟ができるか
もしれないね。宗教でいえば浄土宗的な考え方かな(決めつけているわけで

はありません)。僕が心筋梗塞で倒れた時も、事故ったときも、自分ではそ
んなに動揺しているとは思わなかったけど、それはどうしてだろうか?自分

の中では、まだ、自分が死ぬという実感が持てていなかったせいかな。不条
理とか理不尽は、ある意味自分の中では想定内と考えているせいかもしれない。

しかし、一方では、条理を追及しないで、理を尽くさないで、夢を抱かない
で、人に期待しないで、何を語るというのだろうかとも思っている。僕の心
の中は、矛盾に満ちているな。

[1391] ご利益がねぇ~! 投稿者情報大滝 2012-11-30 16:01
ジープをオシャカにしてしまった。僕が一時停止を怠ったことで、第一当事者になって
しまって相手の不注意とかスピード違反はあまり考慮されない感じだなぁ。相手もこち

ら側も全く怪我もなく、ジープも保険がきいているので、実害はなかったんだけど、事
故った所が草津温泉だったので、ジープをレッカー車で東京まで運ぶとかレンタカーの

手配とかで、結構大変だったね。不注意をホントに反省しなければならないんだけど、
妙な心持がした。

あの日、草津に行くか山梨の増富温泉に行くか迷って草津温泉に行っていなければ事故
にあわなかった、草津に行ってからナビの指定した道(ナビの指定した道は狭いので広

い道を選択した)を通っていれば、それから当の道路にプロパンガス屋のニイチャンが
スピードを出して通らなければ、通っても、1秒でもずれていれば、事故は起こらなか

ったのではないかと思って、運命の不思議さを感じた。うっかりすると、こういう感じ
で人は死ぬんだろうなと思ったことだった。

ところで僕は神社・仏閣にお参りに行くと必ず交通安全のお守りとかを買っているのに、
「そのご利益はどうなっているのよ」と仏さんや神さんに異議を申し立てたくなるんだ
けど…。怪我がなかったことでご利益があったということかぁ~。

[1389] 「間」 投稿者情報大滝 2012-11-25 16:27
ビートたけしの「間抜けの構造」を読んでいる。芸人にとって「間」が
いかに大切かということ。空気を読むとかタイミングとリズムとかに

も関係してくるんだろうけど、それに尽きるわけではなくマニュアル化
ができないものみたいだ。確かに売れている芸人は独特の「間」をもって

いるような気がする。売れている当人が何で売れているか分からない場
合は一発屋ということになるんだろうな。落語とか漫才でも、あるいは

演歌でもこれはと思わせられることがある。いつも感じるというのでは
なく、こいつはその瞬間行くとこまで行ったなと感動しても、次に聴く
ともうその感動が得られないことが多くて難しいね。

NHKの歌番組で昔流行った流行歌とか演歌とかやっているけど、あれは
最低だと思っている。もう歌手が年を取り過ぎて声に伸びもハリもなくた

だ、変に技術っぽくて、全く感動しない。ただ昔が懐かしむという聴衆に
媚びているだけのような気がする。いくら聴衆が年をとっているからとい
ってそれがわからないはずはないと思うんだけど。

この間女優の森光子が亡くなった。92歳だと。国民栄誉賞も取った大女
優であるけど、不遜ではあると思うけど、「放浪記」で90歳のおばーち

ゃんが20歳の娘役はどう考えても僕は無理だったと思う。昔、木下順二
の有名な「夕鶴」女優の山本安英があまりにも老婆に見えちっとも感動し

なかった。技術では越えられないものあると思う。芸事が「権威」になっ
てしまったら僕は終わりだと思っている。でっ、僕もそれ相応に年をとって

きているけど、権威で話するようになったら引退の時だと思っている。そ
の引退の「とき」が自分でわかるかということが問題であると思っている
んだけど…


[1388] 事務所移転して2ヶ月 投稿者情報大滝 2012-11-19 14:33
西池袋に共同事務所を移転して2ヶ月になる。11月から給与計算等の事務についても
共同事務所として引き受けることになったんだけど、手続き事務をやったことがない

僕にとっては、チンプンカンプンだね。僕が下手に介入すると事務が滞り、足をひっ
ぱることになるので、なるべくスタッフの邪魔にならないように気をつけているん
だけど…しかし社労士の事務所としては全うな姿になっているような気がする。

この間、連合会の副会長である小澤勇先生の事務所で、派遣法改正の講習したんだけど、
さすがに事務所は立派で、社労士のトップの先生の事務所はこうなのかと改めて感心し

たね。将来ウンとお金が儲かって小澤先生のような事務所になるといいなと思っている
んだけどなぁ…無理だろうなぁ~

[1387] 忘年会 投稿者情報大滝 2012-11-16 20:59
今年最後の労働判例の勉強会が12月1日にありますが、勉強会終了
後、例年通り忘年会を開催したいと思います。日時場所は以下の
通りです。


日時 12月1日 午後5時15分から2時間
場所
 ザファンキーチキン市ヶ谷
 千代田区五番町4-1 市ヶ谷駅前ビル7F
 市ヶ谷駅から徒歩1分です。
 電話050-5831-2858
会費 4000円(飲み放題です。)

参加される方は、11月30日まで大滝・馬場事務所 (03-6907-3595)までご連絡ください。以上です。

[1385] 上高地 投稿者情報大滝 2012-11-12 17:52
先週の土日にかけて乗鞍、上高地に行ってきた。ここ数年では珍しく天気に
恵まれ、乗鞍高原から見た白い雪をかぶった乗鞍岳、大正池に映った焼岳、
河童橋から見た西穂高、奥穂高は素晴らしかった。

僕は名前に「岳」がついているせいか、海よりヤッパリ山が好きだね。山の
神々しさに打たれてしばらくは呆然としていた。海の好きな連れ合いも上高地
だけは別だといっているな。

乗鞍にしても上高地にしても従来は日帰りで行くことが多かったんだけど、そ
うすると現地に着いてみないと天候がわからないので、現地に着いても曇って

いたり雨が降っていたりすると、ホント面白くもおかしくもなくなってしまう
んだ。今回は、ホントに天気に恵まれてツイていた。

残念だったのは、池の中の立ち枯れの木が美しい景観を作っていた大正池の
一部が焼岳からの土砂で埋まり、それが川原になってしまっていたことかな。

毎年東京電力が川原の土砂をさらって大正池の景観を保持していたんだけど、
その工事の費用が何千万円もかかるんだと。昨年の大震災の影響で東京電力が

土砂をさらう工事ができなくなったんだと。このままだと土砂が大正池に溜まり、
早晩池全体が消滅するだろうということだった。

僕は人間の手が入らなければ自然の景観が保てないのであれば、それもやむを
得ないことだと思っているんだけど、やっぱり残念だね。

奥飛騨の「ひらゆの森」で温泉に入り、そこで飛騨牛のステーキを食って(ここ
の飛騨牛は絶品です!)帰ってきた。

[1383] 志にしたがって生きる 投稿者情報大滝 2012-11-05 16:25
中日ドラゴンズ権藤投手コーチが高木監督と意見が合わず、退団することになった
らしい。

「わたしの藤沢周平」で小室等が書いていたこと。「人が何をなしとげたかではなくて
どのような志(こころざし)で生きようとしたか、それが大事なのです。志だけで生

きていくことはとても難しいことで、自分自身のこととして考えたとき、志の方に傾い
てやったことがどれだけあっただろうかと思うと、うつむく思いになりますが、それで
も志を優先して生きられたらどんなにいいかと思います。」。

元大関の武双山(現藤島親方)が、引退したときに、「自分の相撲人生で立会いで逃げた
ことは1回もない、どんな強い相手にもまっすぐにぶつかっていったことが誇りだ」と
談話していた。

権藤コーチも小室も藤島親方も、個人の生き方として僕はカッコいいと思う。しかし自分
にはなかなかできないことだなと思っている。

今の世で志に傾いて生きるというのはどういうことなんだろうか。企業では(個人でも)
企業理念のために会社をつぶしていいとはとてもいえないだろうし、企業であっても個人

であっても多少の問題があっても、まず存続する(生きていく)ことが大事だと僕はどう
しても考えてしまう。しかしそれは、「衣食足りて礼節を知る」と同じようなもので、決

して認められるものではないという人もいる。

僕は、個人の志を貫いても十分に生きていくことができる、繁栄もするという道を模索
しているのだけど、それは夢物語なんだろうか?
[1384] RE:志にしたがって生きる 投稿者情報02 2012-11-06 15:12
私は、以前から、みこしの担ぎ手はみこしをけなしてはいけないと思っています。「こんなオンボロみこしなんか担げない。もっと良いみこしはないのか」みたいな態度はいかがなものかと思います。それなら、担ぎ手をやめれば良いのではないでしょうか。担ぎ手で有る以上、オンボロみこしを立派に見えるように担ぐのが担ぎ手の矜持であるべきです。
権藤コーチがどのような人かは全く知りませんが、選手や報道陣の前で仲たがいを見せるのはいただけません。どちらが間違っているかの問題ではありません。担ぎ手は、担ぎ手であるべきだと思います。

[1381] コミュニケーション能力 投稿者情報大滝 2012-10-31 17:17
大学生の就職活動では、コミュニケーション能力が大事で、その能力が乏しいと、なか
なか就職も決まらないと。僕は、若いときの方が余程人に伝えたいという気持ちが強か

ったと思うんだけど、そのわりには伝えたいことが伝わっていなかったような気がする。
イヤ、伝わっていたのかな。ただ、自分の期待通りには伝わらなかっただけかもしれない。

僕はコミュニケーションはあくまでも手段であり、伝える人の中身が問題だと思っている
んだけど。確かに表現力が下手で損をしている人もいるかとは思うけど、その人の本質を

見抜けないようであれば、それは受け取る方の問題でもあるんじゃないか。ただ、ビジネス
の世界で受け取る方が悪いとはいっていられないので、ビジネスパーソンとして生きていく
のであれば、コミュニケーション能力を磨くことが大事とういうことか。

良寛の書の中に
「君看(み)ずや双眼の色、語らざるは憂いなきに似たり」

というのがある。私の両の眼をじっと見つめてください。口に出して語らないだけで、何
の憂いがないわけではないことをわかってください。

このグローバルな時代に、逆行するかもしれないけど、口で言わなくても心が伝わるよう
な関係が理想だと僕は常々思っているんだけど…

普段、おしゃべりが過ぎる僕がいうのはナンだけど…

[1380] 理不尽 投稿者情報大滝 2012-10-26 12:56
派遣会社のマネージャーから相談を受けた。親会社の派遣先にスタッフを職場見
学させた際、派遣先の上司がスタッフに対して面接を行おうとするので(事前面

接は派遣法違反である)、遮ったところ、その上司が烈火のごとく怒り、スタッフ
に対して職場の説明するどころかその場から退出し、そのマネージャー、派遣先

の担当者を呼びつけて怒鳴りまくったとか。派遣先の上司はスタッフに話ができ
ないのであれば何のための面接だと。コンプライアンスを全く守ろうとしない(派

遣法に全く無知!)派遣先が親会社で、その上司がグループ企業の有力者であるこ
とから、派遣先の誰ひとりとしてそのマネージャーをかばってくれなかったと泣い
ていた。

派遣子会社のマネージャーとして辛いところは、そんなに法律が面倒くさいのであ
れば、派遣を使うのは止めるといわれることだと。

僕は、そういう話を聞くとたちまち頭に血が上る。その派遣先が世間に名が知れてい
る会社だけに、その場に僕がいたら「法律を守れないのであれば、会社なんか経営す
るんじゃない!バーロー!」と、大喧嘩になっていたかもしれない。

しかしマネージャーはその上司に侘びをいれると…ビジネスパーソンとして生きてい
くことの辛さ、侘しさ、理不尽を感じる…

僕もかってはサラリーマンであった。家族やローンを抱えて「バーロー!こんな会社
辞めてやる!」と云えなかったことの辛さを思い出した。

男(マネージャーは女性であったけど)は、こういう辛さに耐えなければならないのだ、
家族を守るというのはこういうことだと、今だったら息子は分かってくれるかもしれない。

それにしても寂しい感じが抜けないんだけど…

[1379] 亡びたる過去のすべてに 投稿者情報大滝 2012-10-25 00:22
心が乾いていて久しぶりに、中原中也を読みたくなった。

亡びたる過去のすべてに
涙湧く。
城の塀乾きたり
風の吹く

草なびく
丘を越え、野をわたり
憩なき
白き天使のみえ来ずや

あはれわれ死なんと欲す
あはれわれ生きんと欲す
あはれわれ、亡びたる過去のすべてに

涙湧く。
み空の方より、
風の吹く
(心象IIより)

悲しいことにこの詩のほかはあまり心に入ってこなかった。
若いときの不安定で瑞々しい感受性の下でしか中原の言葉は
受け入れられないのかもしれない。感受性が枯渇していって
いるんだね。それが寂しい…


[1376] いつまで現役でやれる? 投稿者情報大滝 2012-10-20 09:39
昨日、ネクストの研修の後、IさんとK君と食事をしたときにいつまでや
れるか(現役でいられるか)という話になった。K君の知り合いに85歳で

バリバリやっている社労士もいるとのこと。それだけでも尊敬に値すると
思っているけど、僕はどうかなぁ~。

権威ができて誰からも崇められるような存在であればそういうことも可能
なと思うけど、僕はとてもそういう存在にはなれそうもないな。とりあえ

ず今日明日のことしか考えられないから、今日のことを今日できれば、まぁ
いいかぁと思っているんだけど…。

K君は大口の顧問先から切られて彼にしては多少意気消沈していたけど(そ
れでも普通の人よりはウンと元気だけど)、開業していればこういうことは
よくある。

気持ちの切り替えが早くできることも、開業のスキルのうちの一つでK君も
そのスキルは十分持っていると思う。それにしても、僕もあと10件くらい
顧問先があればなぁと思っているんだけど…

[1375] 筆記具 投稿者情報大滝 2012-10-14 10:00
年に3回ある自治会の大掃除に参加した。前回はうっかり忘れて遊びに
出かけてしまって後ろめたい思いをしたので、今回はちゃんと出ている
ぞと近所の人にアピールしたね…なんのこっちゃ。

西武のロフトでパーカー万年筆のフェアをやっていた。つい買ってしま
った。僕は数少ない顧問先に事務所便りを送る時、万年筆で宛先、添え
状などを書いている。

顧問をしていながらほとんど何もしていないで顧問料をいただくことも
あるので、せめて宛先、添え状くらいは自分で書いて出すのが誠意だろう
と思って独立以来そうしているんだけど。

そうすると万年筆にも書きやすいもの、品質の良し悪しがあっていつの間
にか万年筆ばかり何本も買ってしまっていた。始めは日本のメーカーのモノ

を使っていたんだけど、1年もたたないうちにキャップの金属の部分がさび
てくるんだ。これは情けないね。ちゃんと作ろうよ。

結局メーカーではモンブランが一番書きやすく品質もよいと思っているん
だけど、これがカバンに入れて持って歩くとインク漏れがするんだ。書こ

うとすると指にインクがついてホントむかつく。インク漏れの万年筆は昔
からあったようで、夏目漱石も万年筆のインク漏れにむかついていたと。

今度のパーカーの万年筆はインク漏れもせず、書いてもすぐインクが乾い
て手を汚さないという優れ物なんだけど、サインペンを細くしたような感

じでほかの万年筆で書いた字より風情がないんだなぁこれが。まぁ元々僕は
字が下手くそだから何で書いたってそう変わりはないんだけど…

[1373] 暑いんだか寒いんだか 投稿者情報大滝 2012-10-09 22:29
暑いんだか寒いんだかの陽気で体調が悪い。歳をとると体温の調節が特に
難しくなるような気がする。

姜尚中の「悩む力」を読んだ。概ね書いてあることは姜と同年代でもあり
よく理解できる。

「肥大化していく自我を止めたいときどうしたらいいのか?カールヤスパ
ースは、「自分の城」を築こうとする者は必ず破滅する…と。

誰もが自分の城を頑強にして、堀を高くしていけば、自分というものが
立てられると思うのではないか。守れると思ってしまうのではないか。

あるいは強くなれるような気がするのではないか。自分の城だけを作ろ
うとしても、自分では立てられないのです。その理由は、自我というも

のは他者の関係でしか成立しないからです。すなわち、人とのつながり
の中でしか「私」というものはあり得ないのです。」

これはその通りだろうと思う。しかしこれは姜尚中とか僕のような年齢に
なると自然にわかっていくものではないか。二十代、三十代でまだ自分

の可能性を信じられる若者が他者との関係で自分を制御することを考え
るだろうか?また、はじめから自分の城を築こうとしない若者が望まし
いといえるのだろうか?

僕は年をとってモノのわからない年寄りにはなりたくはないと思って
いるけど、逆に若いうちに人生がわかってしまうのもなんだかだなぁと
思う。

僕は若いときは愚かにも社会を変革したいと思っていた、また傲慢にも
変革できるとも思っていた。しかし、この年になって今は社会どころ

か人間一人変えることも難しいと思っている。わが身ひとりさへ持て余
していて、他人どころではないというのが正直なところ。だから自分の

外の問題については悩まない、自分でどうすることもできないことに
ついて悩んでどうすると割り切りたいと思っているんだけど…


[1371] 顧問せず… 投稿者情報大滝 2012-10-02 22:13
顧問契約がダメになった。派遣法の改正にあたって社員研修をし、また、
その取引先と打ち合わせに立ち会ったりした上で顧問契約ということに

なったんだけど、顧問契約書を取り交わす段階で、社長から顧問するに
あたっては発言に注意してほしいと。社員の中にはいつ会社(社長)に牙

を向く輩もいるやもしれず、僕の「労働者寄りの姿勢」に懸念があると。
僕は一度に頭に血が上り、「だったら顧問契約は辞めましょう」と即座に

答えてしまった。会社から顧問を依頼されてどこに会社の不利益を意図す
るような顧問がいるだろうか?現象的には労働者の味方に見えるかもしれ

ないけれど、コンプライアンスを維持することが長い目でみれば必ず
その会社の利益になると僕は信じている。社長の口ぶりが黒をいかに

白に見せることが顧問の役割だろうと、顧問に対していささかのリス
ペクトも感じられなかったことが、とてもこの社長とは一緒にはやれ

ないと即座に判断した…。社長は僕が顧問を断ることで、自分が気に
障ることを言ったかと聞いていたけど、とても説明しても分かっても
らえるとは思えなかった。

この件で、2万円の顧問料で筋を曲げることはできないとBMさんに
いったら、顧問料が100万円でも固辞しましたかと問われ、いっぺん

に動揺してしまった。これが、5万円の顧問料だったら?10万円の顧
問料だったら?まして100万円の顧問料だったら?と考えると、簡単

に動揺してしまう僕の信念もな~んだということになって、やっぱり
エエカッコしだったかと自分自身に対してもガッカリだね。
[1372] RE:顧問せず… 投稿者情報02 2012-10-04 11:52
難しい問題ですね。大滝さんらしい対応で納得しました。でも、自分に置き換えると、契約したと思います。時間をかけて教育しようかななんて自分に言い訳しながら・・・。
[1374] RE:顧問せず… 投稿者情報にしやん 2012-10-10 18:59
大滝様

僕も顧問契約ではなかったけど、助成金申請を断りました。
中小企業緊急雇用安定助成金ですが、提出書類の1つである、月次試算表がまともになかったのです。税理士が付いているにも関わらず、突貫工事的に処理をしてもらっているとか?
他にも書類上問題が多く、決定的な問題点は、労働保険を過少申告していたことでした。その社長の話では、親会社(助成金を申請しようとした会社は、孫請)から教えて貰った・・・と言っておりました。
さすがに僕も危険を感じ、その孫請社長に注意指導し、申請を諦めさせました。報酬をたくさん出せばひょっとしたら・・・ではなく、企業体質を見極めて顧問や依頼を受けるかを肝に銘じて依頼を受けたいと思います。

[1369] サラリーマン社労士の限界 投稿者情報まいん 2012-09-28 17:39
基準法41条を巡る問題で、某従業員が労基署に駆け込んだため、呼び出されたのでいってきた。

まだ、センシティブな段階なので詳しくは述べられないものの、法令・判例・通達を最大限に駆使し如何に我々会社側にもそれなりの理があるかを言ってきた。

相手方はさらに、弁護士を立てて裁判を起こそうとしている。(まだ、正式に訴訟を起こしたわけではないが、時効の援用を考えると訴訟(労働審判)になる可能性も高いと顧問弁護士がいっていた)


それにしても、今年は、監督署、合同労組、そして裁判と、一段と労務リスクのハードルが上がっているような気がする。不謹慎な言い方かもしれないが、自分がまるで試されているような気さえしてくる。


そういえば、特定社労士向けの講習の際、グループワークファシリテーターのベテラン社労士の先生が「最近の社労士は逃げる奴が結構いて、その(尻拭いの)仕事が結構ある。」と言っていたのを思い出す。

法廷で丁々発止やるほど、人間的にも経験的にも未だ熟してないが、逃げることのないよう業務に向き合っていきたいと思う。
[1370] RE:サラリーマン社労士の限界 投稿者情報大滝 2012-09-29 18:21
まいん様

頑張っているね。大変だとは思うけど得難い経験を積んで
いるんじゃないか?まいんさんは若いんだし、将来の財産
になると思うよ。

労働トラブルで逃げる社労士は、何のための社労士よ!と
いわれても仕方ないね。

名ばかり管理職の問題はどこの会社でもあって、訴訟になると
会社が不利になるケースが多いね。具体的事例がわからないけ

ど訴訟になる前に和解できたらいいと思うけど。









[1368] 忙しい! 投稿者情報大滝 2012-09-26 08:54
愚痴っぽくなってイヤなんだけど、忙しくて勉強ができない。土日にすれば
よさそうなもんだけど、土日になるとアタマが遊びモードになってとっても

机に向かう気がしないんだ。マイブームってのがあって、いつも1年ぐらい
ごとに周期が巡ってくる。今度の周期は、哲学で、今、ハイデガーの「存在

と時間」3回目を読んでいる。僕が哲学を読みたくなるときは、たいがい頭が
フヤケていて考える力が弱っているなと感じる時かな。

コンサルというのは、現時点における一応の解決方法を示すことだと思っ
ているんだけど、最近その解決が少し浅薄な感じがしている。同じような

条件であれば同じような解決方法を示すことになるんだけど、それが続く
と考えなくなっていくような気がする。オリジナルな何かを示したいとい

う欲求があって、もうそれは病気みたいなものかもしれない。要するに面
白いか面白くないか…。

ハイデガーの生の「存在と時間」は、やはりわかりにくい。それでも少し
ずつでも以前読んだ時よりは理解が進んでいるような気がする。これが結

構嬉しい。以前これだと思ったことが、今考えるともう一つかなとも思え
るのは、自分の理解が進んだと思いたいけど、退歩しているということも

ありうるな。前に理解したと思ったことが、また霧に隠れるようにわから
なくなっていることがあるから。

忙しい時に限って無駄なことをしたくなる…

[1367] 事務所の移転パート2 投稿者情報大滝 2012-09-24 20:19
先週の土曜日、事務所を移転しました。引っ越しとその後の片づけでくた
びれたね。パソコンの配線とか電話の設置とかは、すべてBMさんのご主

人にやってもらいました。実際、助けてもらうばっかりで心苦しいところ
があります。前の事務所より、池袋駅からも近いことと広さも2倍となった

ので5,6人であれば、会議とか勉強会にも使えるので便利になりました。
事務所としての本格的な稼働は11月からになります。

暇な人は遊びに来てください。

[1366] 領土問題 投稿者情報大滝 2012-09-19 14:16
尖閣諸島の問題で中国では反日のデモが暴徒化しているとか。中国のある
市では住民が日本との戦争に備えてスーパーから塩が消えたということだ

った。領土についてどちらが法的に根拠があるのかについて、僕は国際司
法裁判所で決着するのが一番いい方法だと思う。ただし国際法では国際司

法裁判所に付託するについては相手国の同意を必要とするらしい。竹島問題で
は韓国は拒否したね。戦争をしてまで(中国と戦争しても必ず負けると思う)、

尖閣諸島は価値があるんだろうか?よく毅然たる態度というけど、その覚
悟を政府も国民ももっているんだろうか?絶対に自分の国の領土だと感情的

になっているもの同士が最終的な決着は戦争とかの力で解決しかないとすると、
どうもこの勝負は日本に勝ち目はないような気がする。理屈もへったくれもな

く力で押してくる中国のやり方に対して日本は政治の世界でも経済の分野でも
あるいは(軍事の分野?でも)戦略な対策を立てているんだろうか?戦争覚悟

の気合で勝負してすべてが破滅するくらいなら、そんなモンくれてしまえと僕
は思うんだけど…敗北主義すぎるかしら?

[1365] 夏の終わりに(ファンキーモンキーベイビーズ) 投稿者情報大滝 2012-09-14 09:55
夜眠れず、テレビをつけたらお笑いのバカリズムの升野と歌手のファン
キーモンキーベイベーズの加藤が対談していた。うつらうつら聴いてい

たから正確ではないんだけど、升野は、歌手と一緒にライブはやれないと。
お笑いで観客にどんなに受けていても、最後は歌手に「おいしいところ」を

全部持っていかれてしまうんだと。お笑いは観客の頭に訴えるのに対し、
歌手は観客の情感に訴えるからじゃないかと。

なるほどね。これはよくよく考えて見なければいけないんじゃないか。
どんなに理屈が通っていても情感に訴えるものがないと人を動かすことは

できないということなんだと思う。僕らが反省しなければならないのは、
理屈が通ればそれで解決できると錯覚することにあるんじゃないか。

もちろんスキルが不足して解決できないのは論外だけど…。生きているの
か死んでいるのかその実感が持てない人間が人を動かすことができるだろ

うか?しかし、情感って何だ?一人熱くなってまわりから浮いてしまうって
こともあるだろうし…うーむ。難しいね。

ファンキーモンキーベイビーズの「夏の終わりに」を聴いていて切ない気持
になり、余計眠れなくなった!


[1363] 今日は大丈夫かな? 投稿者情報大滝 2012-09-10 08:46
NHKのテレビで若年性アルツハイマーと闘病する人の特集をしていた。
僕は忘れ物はショッチュウするし、忙しすぎてダブルブッキングなんて

失敗もたまにあるのでヤバいんじゃないか。もともとカチッとした性格で
はないから失敗が元々の性格から来るのかそれとも老化から来るのか…。

僕のような仕事は(どんな仕事でも同じだけど)、的確な講習やコンサル
ができなくなった時点で即引退だと思っているので、とりあえず今日は
大丈夫かぁ~という感じかなぁ。

[1362] 忙しい! 投稿者情報大滝 2012-09-07 09:55
昼間は暑いけど、朝夕は少し涼しくなったね。忙しい日々が続いている。
僕は元来、怠け者だから次から次と時間に追われて仕事するのが苦手です。

僕のメインの仕事は相談・コンサルト業務だから、突発的に来ることが多
くそれが重なったりすることが多い。昨日は息つぐひまがないほど相談が

重なって吐き気がしたね。顧問先からの相談だからほとんどお金にならない
んだけど、まぁ何もしないで顧問料をいただくよりはいいかぁ…

ウィークディがこんなんだから、週末はわぁっと忘れてジープで自然の中に
出かけたくなる。実際に行かなくても考えているだけで、ウッフッフと楽し

くなるんだけどね。

[1361] 運がいい? 投稿者情報大滝 2012-09-03 21:54
安岡章太郎の「死との体面」を読んだ。彼は1920年生まれであるから今90歳
を越えているはずだけど、彼は生きることについては、「運がいいとか運が悪いと

か」に左右されるのではないかといっている。若い頃、脊髄カリエスだの胆石だ
の病気を散々して自分では長くは生きられないと思ったらしいけど、学徒動員で

召集された軍隊は病気のせいで除隊となり、所属していた部隊は南方の戦線でほ
とんど全滅したとか。カリエスも極貧で仕事がなくうつぶせで寝ているしかなか

ったことが幸いして治ったとか、もしこれがなかったら死んでいたという事情が再
三再四でてきて、なるほど安岡は運が良かったと思われた。

逆に人生についてよくよくツイテいないと思われる人も沢山いたであろうなと思わ
れる。安岡がここで書いていることは、書いた当時と同じ年代に近くなった僕にも

よく理解できるんだけど、何か肌の違いのようなものを感じる。それが運の良し悪
しで人生を語りたくはないと僕が思っているせいもあるかもしれないけど、それだ

けではなく極貧ではあっても安岡にはどこか余裕があるんだ、同じ貧乏を体験して
も五木寛之などは血を売って生活していたというどこか非惨で切迫感が感じられる

んだけど。安岡は慶応ボーイの元々のお坊ちゃんで、たとえ貧乏してもそれなりの
スタイルを維持しているということなのかな?どんなに努力しても超えられない何
かがあるようで…

オウオウどうせオイラは、生まれついてのルンペンプロレタリアートさ!
と毒づいてもヤッパリヒガミ根性が丸出しになってしまうなぁ~…

[1359] 事務所の移転 投稿者情報大滝 2012-08-29 08:42
9月に事務所の移転を考えている。僕は手続きとか給与計算の依頼があっても、
断ったり他の社労士を紹介してきたんだけど、やむを得ない事情で顧問先から

手続き・給与計算の依頼を受けなければならなくなってしまいました。とても
片手間でできるような仕事ではなく(僕はほとんどできない)、BMさんに会

社を辞めてもらってBMさんと共同事務所を設立することにしてその仕事を受
けることにしました。事務員を雇わなければならなくなったり、共同事務所と
しては狭いため、移転をすることにしたんだけど…。

やらなければならないことが増えて少し憂うつではあるんだけど…事務所が広
くなると少人数で勉強会が開けるとか暇な人は遊びに来れるような事務所にで
きるとかいい面もあるかぁ~

[1358] 評論家は嫌い。 投稿者情報大滝 2012-08-24 22:59
佐高信と高橋敏夫の対談「藤沢周平と山本周五郎」を読んでいる。
どちらも僕の好きな時代小説家であるけど、評論家はこういう読

み方をするのかと思った。高橋敏夫は司馬遼太郎嫌いで、「グロー
バリゼーションの猛威の中、ほとんど見通しのきかない時代が始

まると、司馬遼太郎の仕事を高く掲げて自由主義史観の人々が登
場しますね。社会混乱、見通しのきかない時代に、国民国家中心

の雄雄しい見通しをバーンと掲げたわけですが、それが一定の力
になったのは、あのばかばかしい英雄史観の力でなく~」とか

山本周五郎は選挙では共産党に入れるべきだといったとか、藤沢
周平は社会党支持だったとか…確かに藤沢周平とか山本周五郎は、

社会の底辺、弱い者、負ける人たちを描いていて、権力者の立場
からは書いてはいないけど、政治的な発言をしているわけではない。

時代小説や歴史小説家は党派に立たなければならないとする佐高
や高橋の論調は、面白いけど、賛成はできないな。

僕は、小説はエンターティメントとして面白ければいいと思う。
作家のイディオロギーが見え隠れたりするとそれだけでも興ざめ

になる。藤沢も山本周五郎もそんな捉えられ方を望んでいたとは
思われない。高橋は早稲田の文学部の教授をしているらしいけど、

いかにも評論家的でイヤな感じがしたな。楽しんで小説を読むの
とそれを飯のタネにしている人種は違うんだな、やっぱし…

[1356] 夜と霧 パート2 投稿者情報大滝 2012-08-20 17:05
フランクルの夜と霧を読んでいて、フランクルの体験はやはり特殊であ
るように思う。僕は極端にいえば、現在だけがすべてで未来も過去もない

と考えてきた。過去を懐かしむのは老人のすることだと思ってきた。フラ
ンクルは、現実が厳しいときは、過去の美しかった思い出だけでも今を生

きていく力にすることができる(フランクルの体験価値)といっている。
年寄りが昔話をするのは、年寄りにとって昔を生きているのではない、今

を生きているのだということなのかもしれない。そうであるとすれば、僕は
沢山の良い思い出(あくまでも僕にとってだけど)があると思っているから
全く動けなくなったとしても、十分人生を楽しむことができるなと思ったね。

朝のNHKで「仕事学」という番組で、演出家の宮本亜門が出ていた。彼
は、若い頃引きこもりになり医者の治療を受けてそれで回復したという話を

していた。自意識過剰で苦しんだようで、復帰したときに他人はそんなに
自分のことを注意しているわけではなくで「なーんだ」と思ったらしい。
その感覚は僕にも分かるな。

今日の朝日新聞の広告に羹尚中の「悩む力」というのが出ていた。「悩む力」
はまだ読んでいないけど、精神的にピンチになったとき、宮本亜門のように

「今の自分でいいんだと」と積極的に自己肯定をしていくか、あるいはフラン
クルや羹尚中のように悩みを徹底的に追及していくかのどちらかに分かれる

けど、僕はどっちのタイプだろう。「最近、悩みを徹底的に追及していく根性
はなくなっているので、やっぱり「今の自分でいいんだと」と自己肯定して生
きているかもしれないなぁ…

[1353] オリンピック パート3 投稿者情報大滝 2012-08-12 09:13
このところ夜中にオリンピックの中継を見ていて寝不足気味。先日女子サッカー
なでしこジャパンが決勝でアメリカに負けたけど、ゲームとしては面白かった。

僕は勝負ごとにおいて、美しい負け方、ふがいない負け方があると思っていて、
勝つための最善の努力をしてここまでやって負けたのなら仕方がないと思わせ
るのが、僕のいう美しい負け方。

アメリカとの決勝戦で、主審がアメリカの選手のハンドの反則を見逃す誤審が
あったということが問題になったらしい。アメリカの新聞で、主審が「ハンド」

を取らなかったことについて試合後の会見で佐々木監督がコメントした内容を
紹介していた。

記者に質問されて「何のことでしたっけ」と冗談で切り返した後、こう答えてい
たと。「主審が何を見ていたかは分かりませんが、私は主審の判定を尊重します」
と。

これはカッコよすぎるね。しかし、スポーツマンだったらこうありたいと思う。
柔道の指導者には、がっかりさせられたけど、このニュースで日本指導者も捨

てたもんじゃないと思ったね。佐々木監督に失礼か?

[1351] オリンピック パート2 投稿者情報大滝 2012-08-07 14:49
ネットの記事によると、オリンピックの柔道の監督がやはり批判されているら
しい。以前、柔道の代表選手の負けたときの態度を問題にしたけど、それはそ

の選手個人の問題だと僕は思っていたけど、そうではないみたいだね。
ネットの記事は以下の通り。

「中略 大会初日に平岡拓晃(銀メダリスト)が表彰台に上がったとき、男子監
督及び日本柔道連盟強化委員長の姿は会場になかった。60キロ級で敗れた平岡に

対し、健闘をたたえる言葉をかけることなく、彼らは帰路についたのだ。これは平
岡に限った話ではない。大会期間中、全柔連の首脳陣は日本選手が敗れ去ると、

表彰式を見届けることなく、早々に会場をあとにしていた。どこの世界に、五輪で
メダルを獲得した教え子をほったらかしにし、労いの言葉をひとつかけないスポー
ツ指導者がいるだろうか。後略」

指導者層がそんな感じだから選手も「金メダル以外は意味がないと」といわざる
を得なくなるのではないか。負けたのは根性、気合が足りないからだと選手を責

めたてる指導者は、それだけで指導者失格だと思う。勝負は勝たないと意味がない
と実は僕も思っている。しかし、指導者は負けたらその責任を選手にかぶせるの

ではなく自ら責任をとらなければならないと思う。「敗軍の将、兵を語らず」とい
うではないか!

結果が悪いとマスコミは誰かを槍玉に上げて叩くのが常套の手段ではあるから、そ
の記事も真実どうかは保証の限りではなく、まぁ聞き流していいとは思うんだけど…。
[1352] RE:オリンピック パート2 投稿者情報02 2012-08-08 06:22
記事の真偽のほどは分かりませんが、主張はもっともだと思います。この記事と直接の関係は無いのですが、ここ数年、経済的格差が問題になっていますが、知性の格差を感じています。学歴とか、職業とか、収入とかではありません。当然に相当程度の知性があると思われるはずの人が、実は知性ではなく感覚や感情で物事を判断し、行動しているのではないかと思われます。正しいからそれを選択するのではなく、感覚で選択しながら、それが知性的に正しい選択であると説明することが上手なのではないかと思われてなりません。まあ、他人のことばかりは言えないのですが・・。

[1350] オリンピック 投稿者情報大滝 2012-08-01 11:52
オリンピックで日本の柔道は不振を極めているね。メダル授与式を見ていて
気になったこと、柔道といわず体操といわず、金メダルが期待されていて惜

しくも決勝で負け、銀メダルに終わった日本の選手の態度が憮然としていて
見苦しかった。せめて自分から勝者におめでとうの握手ぐらいは求めていく

べきだろうと思う。金メダル以外何の意味もないとのたまう日本のエース、
それは勝って金メダルを取った外国の選手や銅メダルを取った選手、さらに

健闘むなしく敗れていった選手に失礼な発言ではないだろうか?勝てば大喜び
をし敗者の気持ちを慮らず、負けたときは率直に勝者を称えてやれずに何がス

ポーツマンシップかと思う。悔しくても負けたときの態度こそがその国の文化、
人間としの深さが試されるのだと僕は考えるけど古いかしらん?

[1349] 暑中お見舞い申し上げます。 投稿者情報大滝 2012-07-31 16:31
厳しい暑さが続いている。
懸念していた日本雇用環境整備機構主催の雇用環境整備士の認定講習、
「エイジレスの雇用対策」の講習会が無事に終わりほっとしたところ。

法律の解説であるならばそんなに難しくはないんだけど、高年者雇用の
実際の好事例がなかなかないので、講習に説得力があったかどうか。障

害者の雇用対策についてもいえることだけど、高年齢者の雇用についても、
「福祉の観点」ではなく「経営の観点」で対策を考えなければ、結局は掛
け声だけで終わってしまうのではないかと思っている。

こんな機会でもないと、高年齢者雇用安定法とか雇用対策法の勉強をしない
だろうから、この2ヶ月間有意義ではあったかなと思っている。

この講習があるばっかりに、7月の休みは遠出ができなかったけど、今度の
休みからジープで海に山にデッカケマ~ス!

[1348] サッカー 投稿者情報大滝 2012-07-27 00:55

オリンピックの男子サッカー見ていた。なんとあのスペイン
に勝ってしまったね。

昨日も眠れなくて女子のサッカーを最後まで見てしまって、
寝不足になりそう。

男女とも勝ったからいいかぁ~。

[1347] 梅雨はあけたのかな? 投稿者情報大滝 2012-07-22 10:43
7月の下旬になるというのにここ、二三日、涼しい日が続いている。
各地で大雨による土砂崩れなどの被害が続いていて、被害に遭われ
た方は本当に気の毒だと思う。

仏教では自他不二(自分と他人は分けられない)といっていて、論理
では分かりにくいんだけど、僕なりに理解しているのは、「あそこで

被害に遭って死んでいるのはオレだぞ」という想像力、共感力が大切だ
といっていると思われる。なかなかこれが難しい。頭の中と情念が乖離

していて、頭の中ではわかる、しかし感情が伴わないというということ
が僕にはよくある。感情が納得しないものについては頭の中でいくら分

かっていても身体がついていかないように思われる。だからといって人
間は好き嫌いで動くのさと開き直っていいものかどうか…。

僕が宗教者になれないのは、世間的に立派と思われている宗教者(僕は
全然思わないけど)の所作に、感情のかけらもみられなかったりすると、
たちまち「つまらない!」と思ってしまうからなんだけど…。

生命力が満ち満ちていて毎日がワクワクしながら生活したいと思っては
いるんだけど、日常に流され、ワクワクするのは、ジープを駆って遊び
に行くときだけだなぁ…



[1346] 現実が間違っている! 投稿者情報大滝 2012-07-18 07:13
ひろさちやの「すてちゃえ、すてちゃえ」に出ていた話。昔、気象庁
にこんな予報官がいたらしい。彼は当番の日に「翌日は快晴」の予報
を出して寝た。

ところが、朝起きてみると、どしゃ降りの雨である。彼は雨を見ながら、
「天気図によれば絶対に雨は降らない。降っている雨のほうがまちがっ

ている!」と言ったという。ひろさちやは、この話が好きで、笑い飛ば
してしまえないものを感ずると。

僕もこういう話は好きだ。現実がすべてだなんて思わない方がよいと僕
も思っている。一歩間違うと危うい話だけど、僕もどこかでこういう頑

固さを持っているような気がする。普段はちゃらんぽらんだけどさぁ~。

[1345] 人生に意味はあるか? 投稿者情報大滝 2012-07-14 08:03
僕は子供のころから年寄っぽかったかもしれない。中学生の
ころは武者小路実篤の「人生論」、高校生のときは「トルスト

イの人生論」を読んでいたから。人生の何たるかをわからない
うちに、書物を読んでどの程度わかったのだろうかと今とな
っては疑問だね。そのためかほとんど内容は覚えていない。

最近読んだ諸冨祥彦の「人生に意味はあるか」が面白かった。
哲学とか宗教とか心理学(諸冨は心理学者)とかのいろいろ

な立場から人生に意味はあるのかと検討していた。哲学者、特
にポスト構造主義・アンチヒューマニズムの哲学者は、一刀両
断に「人生に意味はないと」と考える者が多いね。

理不尽なイジメとか大震災とか台風との自然災害で肉親を失っ
たり、失業したり、人間関係がうまくいかなかったりすると、

そんな人生に何の意味があるのかと考える者も多いだろうな。
子育てとか生活に追われて人生に意味はあるのかなんて考える

暇もないということもある。僕も30代、40代のときは、そんな
ことは考えなかったね。十分生きてきた今の年になって、改めて

「人生に意味はあるのか」ということを考えることが多くなった。
僕は、ショッチュウ矛盾したことを考えるから、いつも「今は」

ということが前提になるけど、今はやっぱり人生に意味はあると
考えたいのだ。たとえ、今は恵まれない状況にあったとしても、

つらい状況にあったとしても、それを乗り切ったときに、あれは、
自分の人生にとってこういう意味だったのかと後になってわかる
ものじゃないだろうか?

僕は、残された時間はそんなにないと思っているから、無駄に時
間を過ごすと、「俺は何をやっているのか」と自己嫌悪に陥るんだ。

だけどその後すぐ、「まっ、いいかぁ~」と開き直って問題をうっ
ちゃったり、棚上げしたりすることを繰り返していて、

こんな人生でいいのかなぁ…?



[1343] スタイル 投稿者情報大滝 2012-07-09 00:16
いつものことなんだけど、心身共にもう一つです。先日の労働判例の
勉強会の後のお茶会で、社労士受験の勉強方法が話題になった。僕は

受験の講師をしていたから、受かり方については、つい、熱くなって
しまうところがあるんだけど、合格者が100人いれば100通りの受か

り方があるから勉強のスタイルはいろいろあっていいんだと思う。
受験勉強はある意味単純で僕のような好戦的で単細胞には向いている

と思うんだけど、それと職業社労士として成功するかどうかは別問題だ
ね。試験に受かるよりは社労士として成功することの方が、はるか

に複雑で難しいと思える。受験勉強にしても、社労士としてのスタイル
も生き方も、僕にはこれしかないと思っているところがあるけど、これ

が一般的な答えだと自信をもっていえないところが残念だね。
まっ、そういうのは、自分で考え、自分で見つけていくしかないんだけど…

[1342] 覇気 投稿者情報INOUE 2012-07-07 00:20
こんばんは!
今日は、監督署の「年度更新」の相談員をしてきました。
ご一緒させていただいた2人の社労士の先生は、まだ40代だと思うのですが、覇気がない。
「行政協力社労士」で、行政からの報酬で生きている2人でした。

話しをしても、全く魅力がなく、「営業、何していいかわからない」とのことでした。開業して2年だそうです。

志が違うから、目指す未来が違う!
ビジネスガイドの次は、出版会議に向け、がんばっています。
タイトルは、
総務担当者のための「かんたん!社会保険事例判例集99」にしようと思います!!

[1341] ひとり遊びぞわれはまされる 投稿者情報大滝 2012-07-03 22:28
7月に入った。ジープに替えてからそろそろ4か月になるけど、もう6500
キロくらい走った。ほとんど土日だけしか運転しないけど、結構遠くまで行

っているね。僕は気に入っている場所に何回も行くことが多いんだけど、先
週は戸隠森林植物園、戸隠神社の奥社、鏡池(ここ2年で4回行っている)

に行ってきた。しなのインターから戸隠神社までの林の中の道を車で走るの
が心地いいんだよ。今回は、戸隠森林植物園から戸隠神社の奥社までの林の

中を2時間くらい歩いた。僕は基本的に歩くのは好きじゃないんだけど、歩
いてもいいと思わせる場所は上高地とここだね。植物園の林の中は、小鳥

(僕が判別できたのは、ホトトギス、カッコウ、鶯)の鳴き声や、ヒグラシ
の鳴き声が聴こえて歩いているだけで十分癒されるね。年配のご夫婦が望遠

のカメラを抱えてバードウオッチングをしていたけど、僕には声は聴こえて
も小鳥の姿はほとんど見ることはできなかったね。

世の中に交らぬとにはあらねども ひとり遊びぞわれはまされる  良寛
 
竹村牧男「禅のこころ その詩と哲学」のなかで、竹村は良寛のこの歌に
ついて「単独者の実存の孤独のふちに親しみ自足する感性が開けている。

そうであるが故にかえって世の人々との交わりも滞らずに濃やかであった」と。
その通りだと僕も思う。僕もそうありたいと思っている。

[1337] 最悪の事態パート2 投稿者情報大滝 2012-07-01 10:51
僕は、最悪の事態が予想される場合には覚悟を決められるから結構
強いと思っているんだけど、そのかわり想定外の事故には弱いとこ

ろがあるように思う。自分で何とかできることであるのであればま
だしも、自分ではどうすることができない事態に対しては、全くお

手上げで心のバランスを取るのが難しくなる。衝動的に破壊的な気持
ちになるのはそういうときだね。そういうときは怒りで行動すること
が多いから僕に近寄らないように…

[1336] 最悪の事態 投稿者情報大滝 2012-06-25 23:33
週刊文春に乗っていた土屋賢二(この人はユーモアのセンスが抜群だけど、
元来哲学者らしい。)の文章が面白かった。

「~わずかでも期待を抱くと、悪い結果が出るかもしれないと怯えるよう
になる。だが、一切の希望を捨て、最悪の事態を確信して覚悟を決めてし

まえば、何が起こっても動揺はしない。そうすれば胆力は養われ、他人に
も過剰な期待を抱かないから慈愛の心が育まれ、人生感は広く深くなる。

だから何事も早めに希望を断つのがよい。咳が出れば肺がんだと確信し、
宝くじや馬券を買ったら、直後に負けたとあきらめて破り捨て、映画を

30秒見たらつまらない映画だと断定して映画館を出るくらいの最悪の事
態を覚悟すれば安心だ~」。

なるほどね。よくプラス思考(願いは叶う)というけど、中途半端な
プラス思考はちょっと結果が出ないといっぺんに落ち込んで今度は逆に
ペシミスチックになる人を見事に皮肉っているな。

ガス室送りになることを覚悟している人間に助かる希望を与え、動揺
させてからガス室送りにするというナチスの残酷な拷問があったと聞い
たことがあるけど、人間の弱点を突いた話だと思う。

しかし最悪の事態を想定して覚悟を決められる人もいると思うけれど、
最悪の事態ばかり想定してノイローゼになってしまう人もいるのじゃ

ないかしらん。心のバランスが取れるのなら僕はどっちでもいいと思っ
ているんだけど、プラス思考もマイナス思考も徹底しないと救われない
ということかぁ?

[1334] リーダーの資質 投稿者情報大滝 2012-06-23 17:29
週間文春の記事で民主党の小澤一郎の元奥さんが小澤一郎が
昨年の大震災の際、放射能汚染が怖くて東京からも逃げだそうと

していたと暴露されていた。週刊誌の記事であるから本当か
どうか確認できないけれど、もしこれが本当だとするならば、
日本はよくよくリーダーに恵まれていない国だと思われる。

政治の世界でも実業界においても、高学歴者がリーダーになる
ことが多いと思われるけれど、危機的な状況になったとき、い

わゆるエリートとか高学歴者が、必ずしもリーダーとして優れ
ているかどうかは疑問であると常々思ってきた。 もちろん、

個人の資質にもよるけど…。偏見かもしれないけど、インテリは
パニックに対して弱いんじゃないか、冷静な分析によってリスク

を冒さず、責任逃れの結論しか出さないことが多いんじゃないか
と思っていた。その点で僕は、小澤さんはリーダーシップがあると

期待していたんだけど、70歳にもなって放射能を怖がって命を
惜しむようじゃ、国のリーダーとしては、話にならないとガッカリ
したな。

世間的には偉い人と思われても、中で実情をよく知るとガッカリして
しまうという話をよく聞く。民間の人間だったらはそれでもいいと

思うけど、こと、それが国の行く末を左右する人だと、 その人を
リーダーとして仰がざるえない国民は哀れを通り越して、もう、笑って

しまうしかないか~!
[1335] RE:リーダーの資質 投稿者情報大津 2012-06-23 17:50
週刊文春に限りませんが、一部のマスコミが何らかの意図をもって、事実を歪曲したり、ABCDという話しの流れをaCBとしたり、A+X-Y、B+2-1、c、dとしてほしいままに編集・脚色したりすることは何度もありました。今この時点で、急にこのような話題が出てきたのも疑念を覚えますね。

[1331] 神々と男たち 投稿者情報大滝 2012-06-18 07:28
フランス映画「神々と男たち」を見た。アルジェリアでフランス人の
カソリックの修道士がイスラム過激派に誘拐され殺害された実話に基

づいた映画。アルジェリアの片田舎で修道院は診療所も兼ねていて地
元のイスラム教の住民たちと良好な関係を築いていたんだけど、イス

ラム原理主義者のテロの恐怖で修道士たちがフランスに引き上げるか
残るかのかの葛藤を描き、結局残って殺されるまでの修道士たちの信

仰と心の葛藤を描いたもの。当初、テロに動揺していた修道士が「こ
こ(テロの恐怖がある)を去っても(逃げても)、心の平安は得られな
い」、殺されてもここに残ろうと決めた最後の晩餐が感動的だった。

映画の解説者が「信じる」ということが分からないといっていた。僕も、
なかなか信じるということができないタイプだけど、この映画の修道士

たちの結論はわかるような気がしている。逃げても良心があるのであれ
ば苦悩する。まして宗教者であるならば絶対に苦悩する。それは決して

幸せとは云えないものだと思う。そうとわかっていながら、同じ立場に
立ったなら、僕は逃げるかもしれない。

イヤ、まてよ。卑怯、未練は男らしくないとエエカッコしの僕は、死ん
でしまう方を選択してしまうかもしれないな。

さすがにカンヌ映画祭でグランプリを取っただけ、なかなか考えさせら
れる映画だったね。
[1332] RE:神々と男たち 投稿者情報02 2012-06-19 16:26
この話しとは直接関係は無いのですが、この間の大阪の通り魔事件を考えてしまいました。目撃者が「被害者が助けてくださいと叫んでいたが、加害者は20回も、30回も、途中でナイフを持ち替えて刺していました。被害者は助からないだろうと思いました。」なんて、事細かに話しているのが怖かったですね。だれが被害者でも、だれも助けてくれないんですよね。そういう場に居合わせたら、私にできる範囲でいいから、行動しようと覚悟を決めました。以前、電車の中で、男子高校生がヤクザに絡まれて泣きながら謝っていたのを誰も助けず、中年の女性が見かねて、ヤクザを一喝したという記事が新聞に載っていました。男がやると、却ってやられてしまうおそれがあるのですが、それでも見て見ぬ振りってどうかなあ・・・。

[1329] ぎっくり腰になった! 投稿者情報大滝 2012-06-12 22:56
昨日、ぎっくり腰になった。なんでなったのか原因がわからない。
午後から歩くのも痛くて夕方早々に事務所で寝たんだけど寝返り

うつのも痛かった。今回は動けないほど酷いものではなく、歩ける
んだけど、格好はガニ股歩きだな。今日は短大の授業があり、横浜

まで行けるかどうか心配だったんけど、なんとか無事に行けた。帰
りの電車の中で座れたんだけど、70歳過ぎのおばあちゃんが前に立っ

たので席を譲らなきゃという強迫観念で立とうとしたんだけど、おば
あちゃんがすぐ降りるということで辞退してくれて内心助かったね。

おばあちゃんからは、「男も更年期になるといろいろあるでしょ?」
と同情され、情けねぇ~。おばあちゃんの娘さんらしき人(この人

も中年)が「失礼なこと云わないの」と窘めていたけど、明るいおばあ
ちゃんで気分はさわやかであったね。

僕も十分更年期は過ぎていると思うけど、次から次と体調が悪くなるは、
年齢のせいだろうか?

体力は衰えても精神は十分若いんだぜ~、ワイルドだぜ~!(お笑いのス
ギちゃんのセリフ で…アホか!)。

[1328] 7月の勉強会の日程について 投稿者情報大滝 2012-06-11 14:21
先日の勉強の際、日程が7日では年度更新の期限の関係で出にくい
という要望がありましたので、本日、急きょ施設を探してみまし

たが皆埋まっておりました。

当初の予定通り、次回は7月7日(富士見区民館)で勉強会を実施
します。大変申し訳ありません。

[1327] 草津温泉 投稿者情報大滝 2012-06-08 08:43
先週の土日にかけて草津温泉の大滝の湯に行ってきた。僕は、ゆったり
入ってうたた寝するくらいのぬるい温泉が好きなんだけど、ものは試し

とテレビなどでやっている湯治用のくそ熱い湯船に入ってきた。一番熱
い湯船は46.5度くらいあって僕には20秒ほどしか入れなかったけど、

二番目に熱い湯船(それでも45度だと)には、2分くらい入れた。入っ
ているとひりひりして痛い感じで、水虫だとかアトピーなどの皮膚病に

は効くんじゃないかと思ったね。そこを出たり入ったりしてしているう
ちに、熱いひりひりしたお湯が何となく心地良くなってきて、ぬるい

お湯が物足りなくなる感じがした。なんでもそうだけど、食わず嫌いは、
人生の楽しみの半分は見逃しているかもしれないと感じたな。

その日は道の駅の草津運動茶屋公園で車中泊したんだけど、車中泊する
人が増えて道の駅はほぼ満杯だった。翌朝、天狗山スキー場に移動し

そこのカフェでコーヒーを飲み時間があるので霧の中草津白根山に車で
登ってきた。霧が濃くて景色がほとんど見えず何の意味もなかったけど…。

僕が車中泊に惹かれるのはどうしてだろう。見知らぬ土地に一人いて孤
独と自由をビビットに感じることができるからだろうか。

いつも遊んだ話ばかりで恐縮!

[1326] 宗教 投稿者情報大滝 2012-06-04 11:58
オウム事件の容疑者、菊地何某が逮捕されたとか。オウム事件は
もう歴史的な事件で知らない若者も多いんだろうね。それでもい

まだに麻原を教祖としている組織に年に200人くらい加入する若
者がいるんだと。NHKでオウム事件を特集していた番組で麻原の

肉声を録音したテープを聴いていると、こんな幼稚な内容の教説
に大量殺人を犯すまでついていくことが僕には全く理解できなか

った。不安になって弱くなると誰かを頼りたい、信じたいという
ことだろうか?僕も弱くていつも不安に感じているけど、自分の

現実を見る、考えるということからは逃げたくないと思う。そうす
ると生きている人間を、自分の人生をかけるほど信じてはいけな

いのだな。もしそれで、失敗したならそれは自己責任だと思いたい。
自己責任だと自覚できるならば、始めから弱くはないのだというこ

とかもしれない。そしてそれはまた宗教といえるかと、同じ問題を
どうどうめぐりするんだけど…

[1322] 時は身じろぎもせず… 投稿者情報大滝 2012-05-30 13:19
ミヒャエル・エンデの童話「もも」の中に時間の国をつかさどるマイスターホラがもも
に次のようななぞなぞを出す。

「三人のきょうだいが、ひとつの家に住んでいる。ほんとはまるでちがうきょうだい
なのに、おまえが三人を見分けようとすると、それぞれがたがいにうりふたつ。
一番うえは今いない、これからやっとあらわれる。
二番目もいないが、こっちはもう家から出かけたあと。
三番目のちびさんだけが、ここにいる、それというのも、三番目がここにいないと、
あとのふたりはなくなってしまうから。
でもそのだいじな三番目がいられるのは、一番目が二番目のきょうだいに変身して
くれるため。おまえが三番目をよくながめようとしても、そこに見えるのはいつもほ
かのきょうだいだけ!………」。

答えは未来・過去・現在であると。ここでは、未来と過去ははっきり無いものとされて
いる。そして現在だけが有り、そしてその現在が自らを隠して過去をつなぎとめてい
るといわれる。

外国の子供はこんな哲学的な童話を読むのかと驚かされるけど、今生きているこの現在
が大事という意味でなかなか良くできた話ではないかと思われる。

僕は都はるみの演歌「千年の古都」の
「~日は昇り日は昇り、別れと出会いをくりかえす、あ~あ~夢は老いることなく悠久
のまま、あ~あ夢は老いることなく悠久のまま 千年の古都 あ~あ~時は身じろぎ

もせず悠久のまま あ~あ~時は身じろぎもせず悠久のまま 千年の古都」
にしびれているんだけど…

[1321] 嘆かわしい! 投稿者情報大滝 2012-05-26 10:24
この1か月で5件ほど、社労士から営業とか開業とかの相談がありまし
た。相談の内容は様々であり、社労士事務所に入ったけど、イメージと

違うとか、営業の方法とか…。どれも僕としては適切な回答ができないも
のでありました。

こういう方法はあるよという話はできますが、それがその人にとってマッ
チするという保証はありませんし、答えはないんだよという回答ではあま
りにも不親切にも思えるし…。

僕も開業した当初は不安を抱えていました。なんの能力もないのにどうや
って顧問先を見つけていこうと…。

おそらくこの発想が間違っているのではないかと思います。今だったら、
僕が社長だったらやっぱり僕を顧問の社労士として選ぶだろうなと思って

います。不遜に聴こえるかもしれないけど、自分の分野に関してはそれだ
けの自信というかうぬぼれがあります。

僕は嘘がつけないから、自信がないとそれが顔に出てしまう。不安丸出し
の顔をした社労士を経営者は顧問に選ぶでしょうか?この先生に任して
おいたら大丈夫だという安心感を経営者に与えることができるでしょうか?

何の実績がなくても勉強はできます。経験は買ってでもすれば、それは
それで自信につながりますが、そういう場所がないのであれば、勉強す

るしかないのではないでしょうか?ケースワーク式のテキストは本屋に
行けば沢山あります。それで経験不足を補うことができます。それでも、

誰にも負けないという知識を蓄積するためには3年位は必要ではないか
と思うのです。僕は手続きも給与計算もできないろくでなしの社労士で

すが、労働問題では誰にも負けたくないと思っているのです。「俺が一番」
だと思って経営者には接しています。それで経営者が僕を選ばなかったと

しても、それは僕の問題ではなく、経営者に見る目がないのだと思ってい
るのです。そうすると嘆かわしいことに、世の中になんと見る目の経営者
の多いことよ!と思っているのですが…

[1320] 忙しい! 投稿者情報大滝 2012-05-23 17:12
体調が悪いのに忙しい。まぁ仕事があるだけありがたいと思わな
ければならないんだけどね。調整できる仕事であれば、いいんだ

けど、研修などがある場合には、その日までにレジュメを作らなけ
ればならず、「納期」を絶対に守らなければならないところが辛い

ところだね。余裕を持って仕事をすればいいんだということはわか
っているんだけど、具体的に火の粉が降ってこなければわからない

ところが、頭が悪いというかなんというか…

[1317] 哄(わら)う合戦屋 投稿者情報大滝 2012-05-18 18:44
戦国時代の武将を描いた北沢秋の「哄(わら)う合戦屋)が面白い。エンターテイ
メントとしても良くできていて久しぶりに面白い時代小説を読んだ。その中で勇猛

果敢な闘将でありながら戦略も戦術についても、天才的な軍事センスを持ちあわせ
ていながら、その才能ゆえに自分が仕えている君主から疎まれあるいは疑心暗鬼に

駆られた君主の下で働くことの悲劇を描いた内容なんだけど、あるべきリーダー像
を描いた労務管理書として読んでも面白いと思ったな。戦国時代は武将が仕える君

主を間違えると、その組織はもちろん、自分はおろか家族、郎党すべてが滅亡する
というという運命にあるから、どの君主を選ぶかは生き残っていくための重要な選

択であったんだね。江戸時代のように儒教教育の下では、能力がなくても身分が違
えばそれに随わなければならないとして腐った時代であったけど、戦国時代は自分

の価値を認めてくれる君主を選ぶことで自分の展望が開くことができ、君主も優秀
な武将を召抱えねば勝ち残ることはできないことから、ある意味戦国時代は能力主

義あるいは成果主義の時代であったんだね。
藤堂高虎は、7度仕える君主を変えたと。藤堂高虎は江戸時代に入ってから節操の

ない奴だといわれたみたいだけど、僕は、その江戸時代の侍とか武士道とかは偏狭
でうっとおしい感じがして、余り好きにはなれないんだけど。

[1316] 学ぶと教えるでは大違い 投稿者情報まいん 2012-05-16 20:56
渋谷支部の社会保険実務講座に参加してきました。
講師は我らが労働法研究会の若手ホープのKさん(先生)。
テーマは年度更新についてでした。

社労士というとやはり、人前で話をする機会も多く、開業の方はもちろんのこと、勤務社労士の立場のまいんであっても、社内研修等で講師役やファシリテーター役をする場面は多々あります。

年度更新なんて、知識としては、賃金総額から労災保険料率と雇用保険料率を掛けるだけなので、これといって難しい事ではないかもしれませんが、教えるとなると、これまた別です。


綿密な予習はもちろんのこと、想定される質問のシュミレーション、さらに何時間も話続けなくてはならないことで、喉はかわくし、一方で時間配分を間違えると時間が足りなくなってしまうなんてことも。


実務研修向けらしく、先ずは実務をやる上で何処を押さえておかなくてはならないかが分かる苦心の作のレジュメであることが伝わってきました。

また、講義の中でも、顧問先の社長からこういったことが聞かれるといったエピソードなどは、教科書にはない生の話なので大変参考になりました。

講義を聴きながら、自分も来たる日のリストラに備え、講師として食べていけるような話術を身につけたいと思う今日このごろです。

最後にKさん、本日は大変おつかれさまでした。

[1315] あそびの品格 投稿者情報大滝 2012-05-13 23:27
何度もいっているけど、時間が夢のように過ぎていく。ゴールデン
ウィークが終わってから早1週間が過ぎている。そういえばつい

この間新年になったと思っていたらもう5月も半ばだ。
中国の古い小説に一炊の夢というのがあるけど、自分が死ぬときに

も人生は夢だったと思うだろうなと実感できる。改めて無駄な時間
を過ごすまいと自分を戒めている。

でっ、この間、川北義則の「あそびの品格」という本を読んでいたら、
まるでこの本は僕をモデルに書いているのではないかと思えた。川北

は「仕事とはイヤでもやらなければならないこと」であり、「遊びとは、
しなくてもよいことをあえてすること」だといっているけど、僕はホ

ントにしなくてよいいことを沢山しているなと思う。しかし、それが遊び
だからこそワクワクするんだな。仕事も遊びにしたいと前に書いたけど、

どうせなら、仕事もワクワクしながら楽しくやりたいなと思っているん
だけど、なかなか上手くは行かないね。

「マッチ擦る つかの間海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや」
寺山修司

こんな余裕を持ちたい。

[1314] 東北旅行 投稿者情報大滝 2012-05-07 15:20
5月2日の夜から5月6日にかけて東北旅行をしてきた。往きは関越道から
北関東自動車、東北自動車道を走ったけど、東北道の渋滞はすさまじかった。

僕の当初の予想では栃木あたりから空くのではないかと予想して2日の夜に
自宅を出たんだけど、夜中の12時近くまでも東北道は混んでいた。PAに入

るのも困難になると思い、東北道の黒磯PAでひとまず車中泊し、翌朝5時に
出発したけど、渋滞、さらに渋滞で遅くとも昼までには平泉に着く予定がナン

ト午後の4時過ぎになり、かろうじて中尊寺の光堂を見学することができた。
毛越寺の庭は時間の関係で見ることができず残念だった。中尊寺の光堂は、も

ちろん素晴らしかった。ただ、観光客が多く遠くからしか阿弥陀如来像とか柱
の螺鈿などを落ち着いて見ることができなかったが残念。

芭蕉が「奥の細道」でここを訪れ、有名な「五月雨の降り残してや光堂」と詠ん
だことで興味深かった。その日は一関のホテルで一泊。ホテルで前沢牛のステー

キを食べたんだけど、僕の口には合わなかったな。どん(ファミレス)のステー
キの方が美味いと思ったね。連れ合いはチープな舌だっていっていたけど…。

翌日は東北道を北上し平泉から弘前に向かった。東北道は混んではいたけど前日ほ
どではなく、予定通り弘前に着いた。弘前城の染井吉野は葉桜になっていたけど、

天守閣前のしだれ桜は満開で見事なものであったね。ただ、雨には閉口した。体調も
悪くなったので、早々と宿泊予定地の岩木山山麓にあるホテルへ向かった。スキー場

を併設したホテルでゲレンデには雪が残っていた。天気がよかったらさぞかしと思わ
せるロケーションではあったけど、雲に覆われていて景色は十分に堪能することはで

きなかったけど、温泉とか食事は素晴らしくまた来たいと思わせるホテルだったな。
翌朝、東北道は絶対に混むと予想し、遠回りになるけど青森、秋田、山形、新潟の日

本海側の海沿いを回って帰ってくることにした。天気がよかったら最高のルートにな
るはずだったけど、あいにくの大雨で荒れた日本海の海を見ながら走ってきた。

途中秋田の角館により武家屋敷を見学した。やはり観光客が多く駐車場を探すのに
苦労したけど、一通りは見学することができた。きりたんぽ鍋を食べようと並んで待

っていた店がきりたんぽは夜でないと出ないといわれ(何のために並んだんだ!)、仕
方なく稲庭うどんと比内鳥の親子丼(土地の名物だって)食って早々に帰途に着いた。

雨の夜、ジープのライトが暗く、道がよく見えないんだ。道が暗くて見えない中、土
地の者と思われるジムニーにあおられ道を譲ったのが情けねぇ~。

新潟の端にある村上市から日本海東北自動車道に入ったのが夜の8時頃、そのまま高
速道路を走り、関越道に入って夜10時頃新潟空港近くの豊栄PAで車中泊。

6日朝5時頃出発。読み通り、朝の関越道は空いており、午前中には地元の鶴ヶ島イン
ターを出ることができた。

最後の日だけ天気になった。関越道の越後川口SAにある公園から見た信濃川が流れ
ている景色が今回の旅行で見た一番美しい景色だった。

今回の旅行の教訓。ゴールデンウィークの東北道の渋滞は尋常ではなく、断続渋滞とい
うことで青森まで続くということ。だからゴールデンウィークの期間中は東北方面の旅

行は避けたほうがよいということ。ジープの性能について、当初考えていたより燃費が
良かったけど…。120キロまでは普通に出るけど、120キロから出そうとすると多少スト

レスを感じたね。やっぱりジープは高速道を走る車ではないんだということが分かって
納得したような少しがっかりしたような感じかな。

[1313] 関越道のバス事故 投稿者情報大滝 2012-05-02 13:46
関越道のバス事故について、運転手の労務管理が問題となっているけど、それも
もちろん問題ではあるけど、バスの車両自体が問題にされないのはどうしたこと

だろう。僕はバスのツアー旅行にもよく参加しているので分かるんだけど、バス
の大きさに比べてバスの壁が薄すぎて事故にあったら全くお手上げじゃないかと

常々思っていた。それだけではなく昔のバスはフレームがラダー(はしご状)で
がっちりしていたけど、今のバスは、車体を軽くするためと、下部に荷物等を置く

スペースをとるために、ラダーフレームにしていないんだと。だから今回の事故では
薄い防護壁でバスが縦に真ん中近くまで切り裂かれてしまったのではないかと思わ

れる。紙みたいな薄い壁と強度に問題があるフレームのバスを作っているバスの製
造会社の責任、それを許可した国土交通省の責任が問題にされないことが、僕には

納得がいかない。マスコミは、旅行会社の言い分を聞くしかない弱い立場のバス会
社をたたいて(もちろんその責任は重いけど)、それでこと足れりとしているけど、

いつものことだけど、本質から目をそらしているようにしか僕には思えないんだけ
ど…

[1312] 富弘美術館 投稿者情報大滝 2012-04-30 10:00
群馬県の渡瀬渓谷にある富弘美術館に行ってきた。20年ほど前にも
地元の友達と行ったことがあって感銘を受けたんだけど、今回も同

じように感銘を受けて美術館をまわっているうちに涙が出てきた。
事故で両手足が動かず、口で書いた絵と詩(詩画)について、当初

僕は、「障害者だから障害者にしては上手いよね」という程度かなと
思っていたんだけど、人生を絶望し、その絶望から立ち直った人の詩
画して胸に迫ってくるものがある。

身体が五体満足でも、うつ病になったり精神が荒れたりしている人は
一度行ってみるといいかもしれない。新緑がきれいな渡瀬渓谷を見渡

せるところに立っている美術館は、内部もゆったりと作品を見ながら
休めるような設計をしており、見ているうちに心が癒されてくる感じ。
印刷した詩だけでは伝わらないと思いつつ

別れ
あなたが最後に見た季節が
また巡って来ました
あれから私は幽霊というものが
いてもいいと思うようになりました
できることなら あなたに幽霊になってもらってでも
もう一度逢いたいのです

父ちゃん
気付くのが少し遅かったけれど
分かりました
 詫びることもお礼をいうことも
 出来なくなる別れが
 あるということを

[1310] 割増賃金単価 投稿者情報まいん 2012-04-27 15:28
一昨年の都内、昨年の中国地方に引き続き、某都内の監督署に呼び出されていってきました。

監督署対策の肝は、雇入通知書と36協定。店舗展開している小売はこの2つが面倒なのですが、逆にココさえしっかりしていれば、殆ど問題はなく、怖いものもありません。

しかし・・・今回注意されたのは、割増賃金の分母根拠。

1日所定8時間、年間休日105日で運営する場合、年間労働260日×8Hで、年間所定2080時間になります。
これを12で割ると173.33・・・ということで、分母の数字をこれ以上大きいとなると、従来は監督官からチクリと口頭注意を受けておりました。


というのも、まいんの所属している組織では、従来から月間労働を22日とみなしており、×12ヶ月ということで、176Hで計算していました。


例えば、残業単価を計算する場合、20万の給与の方の場合・・・
176で割ると、1,137 ×1.25 ⇒ 1,422円
173で割ると、1,154 ×1.25 ⇒ 1,443円

・・というように、時間あたり約20円の差がでてきます。


今回の監査では、バ・・でなく、ベテランの女性監督官の方にご指導頂いたのですが、この差額を厳密に支払えと、是正勧告書を頂いてしまいました。


他にも、1年変形を結んでいるのですが、休日の振替を翌月にした場合は、時間外の0.25割増をしないと法律違反ですよ・・と、粗探し状態です(まあそれが仕事でやっていられるのだと思いますが、なんか無理やり叩いて埃を出されている気分です)。


しかし実際、勧告書を頂いてしまった以上、さてどうするか。
時間単位の金額は小さくとも、全従業員の割増単価に影響させるとなると中々大きい金額なので、結構困っています。
そこで考えた解決案。

現状の年間休日105日を101日に切替え、所定労働264日 ×8H =2112時間(÷12=176)とする。
このまま101日だと、1週平均の労働時間が40時間を超えるので、4日間の休暇(夏季・冬季休暇)を設定。
(休暇は労働義務の免除にあたるので、割増単価の分母の対象となる)


これで、なんとか従来どおりのパターンで済ませたいと考えているのでしょうが、やはり姑息でしょうか。

でも、姑息であろうと、やるべき主張は知恵を絞りきって行ってみたいと思います。
[1311] RE:割増賃金単価 投稿者情報大滝 2012-04-27 16:48
馬鹿な監督官だと思うよ。他にやるべことがあるだろうにと
思う。そういう監督官に対しては、それなりに対応するべき

姑息だとは思わないけどね。

[1309] 感受性ある? 投稿者情報大滝 2012-04-25 15:55
自分のことを棚にあげて言うわけではないけど、仕事をする上で人としての
感受性に欠けていれば、やはり職業人としても成功しないのではないかと思

うんだけど。会話をしていてもその人の人格が伝わってこない場合がある。
それは受け取る方の感受性も鈍いという場合もあるとは思うけど、言い訳だ

とか、泥をかぶらないとか、責任を取らないとかいう態度がミエミエである
ならば、相手はその人間を信頼して取引をしたいと考えるだろうか?

説教くさくなってイヤなんだけど、営業は「自分という人間を売っていくんだ」
という意識が必要ではないか。見た目が大事というのは、何も高いスーツを着

てブランド品で身を固めなければならないということではなく、一挙手一投足、
目の色、声、動作のすべてが自分を表しているものなんだという自覚が大切で、

その意味で自分を鍛える、自分を磨いていくことが必要なんだと思うんだけど。
お客から取引を停止された会社の担当者と話をしていて感じたこと。

[1308] 派遣法改正 投稿者情報大滝 2012-04-21 23:09
3月末に派遣法の改正案が成立した。「登録型派遣・製造業務派遣の原
則禁止」について修正削除されたことは、骨抜きと評価する考えもあ

るとは思うけど、派遣業界にとっては、ひとまずホッとしたところでは
ないか。それでも、グループ企業内派遣8割規制の改正案がそのまま通

たので、特定の派遣先に特化している派遣会社は企業の存続にかかわり
早急に対策を考えなければならないのではないかと思う。

それにしても、グループ企業内派遣8割規制について、どうしてこうい
う改正が行われるのか僕は理解に苦しむ。派遣元も派遣先も派遣スタッフ

も誰も困っていなかったのではないか。この改正によって、派遣業を廃
業したり乃至は派遣業を譲渡する企業も増えている。

これによって職を失う派遣労働者も少なくないことを考えると、一体誰
のための改正なのかと思う。役人が机上の論理で法律をいじったとし

か僕には思えないんだけど…

[1306] 新学期 投稿者情報大滝 2012-04-17 23:57
ようやく暖かくなってきたね。街を歩いていてもフレッシュマン、
フレッシュガール?が初々しい感じで好ましいね。

今日から短大の授業がまた始まった。短大の講義を引き受けてか8年
になるけど、いつも引き受けるかどうか迷うんだけど、結局今年も引き
受けてしまった。

面白い授業をしようと心がけているけど、僕の授業が学生たちにどれ
だけの意味があるのかな思うことがある。学生たちにとっては一般教

養科目だから、単位が取れればよいと思って選択しているだろうから、
あまり専門的な内容では消化不良になるし、僕の中では、もうこれ以上

の授業を考えることはできないと思っていて、発展性がないと思って
いるからだけど。

仕事を選ぶほど、収入があるわけじゃないし、お呼びがかかるだけまだ
いいかぁ~。

[1302] 星の流れに 投稿者情報大滝 2012-04-12 15:01
このところ、労働者の退職・解雇に関する相談が多い。そこで一から
もう一度退職解雇に関する法律・裁判例を調べ直している。

しかし、思うのはこんなひどい労働者であっても裁判では、解雇権の
濫用として会社の解雇が認められない例が多いということ、解雇が認

められている裁判でも、よくぞこんなことで労働者が裁判まで持ち込
むなと思われる例も多いことだね。

会社としては裁判に持ち込まれると厄介だから、労働者の理不尽な
解決金?の要請に応じて解決するということもありだとは思うけど、

時々多少の犠牲を払っても売られた喧嘩は買ってもいいんじゃない
かと思うことがある。労働者がいつでも弱者であるとは限らないし、
会社がいつでも強者であるとは限らないと思う。

僕は貧乏な家に生まれたから、生まれついてのルンペンプロレタリ
アート(古いか?)の意識が強いけど、それでも、理不尽な労働者
には、ムカつくことがあるな。

やくざ、ごろつきの恐喝行為とどこが違うんだと思われるようなこ
とも多い。

労働組合も弁護士も、労働者の主張を100%受け入れるのではなく、
何が社会正義なのか考えた上での主張じゃないと相互の信頼関係を

築いていくのは難しいのではないかと思う。もちろんひどい会社も
あるわけで、「そ~んな女(労働者)にだ~れがした~」(星の流れに)
という考えもあるとは思うけど…

[1303] RE:星の流れに 投稿者情報まいん 2012-04-12 18:00
先月末に、東京労働大学から修了レポートの講評がきました。
誰から要求された訳でもありませんが・・・恥をしのんで公表します。

<以下>
テーマ:『グローバル時代における要員管理の手法と課題』

「解雇の規制を緩くして、企業が常に適正人員を達成できるようにすべきだ」と主張されていると解釈しました。確かに、日本の正社員に対する雇用保障はとても厳しく、それが企業の採用意欲を低くしている面があると思います。おっしゃることは理解しましたが、これを現実に当てはめようとしたとき、解釈すべき他の問題が出てくるように思います。日本企業の人事管理の実態をもう少していねいに見ることをお薦めします。<以上>


法政大学の藤村先生に講評頂いたのですが、レポートの締め切りに焦り、最後は強引に結論をもっていってしまったことが反省として残ります。
先人の研究を織り交ぜながら自分の論を展開するといった作業がこれほどまでに大変だったとは、やってみて気付き、そういう意味ではいい経験になりました。(普段、如何に論文の読みこなしが足りずにいたか。文章作成能力も稚拙なレベルであったか。自分の未熟度を再認識しております。)


しかし、主張そのものが間違っているとは思っていません。
能力がないからといって、やみくもにクビにしろといっている訳ではなく、あくまでも伸びシロの可能性の薄い方はそれなりのポジションに・・・伸びシロがあって且つ現実的に頭角を現した人材にポストを与え、そのポストがこなせたら処遇にも反映させる。家庭を持っているから、年齢が40過ぎだから・・・という理由で処遇を厚くするといった理屈が、現場で制度を作る立場としては成り立ちづらくなっている感があります。
かといって、40過ぎた人間で、20代の若者と同じパフォーマンスでは、20代を雇ったほうがいいと企業は考えます。(自分も前者に近づきつつあるので、危機感は感じておりますが・・)


また、そもそも管理職以上の人間に人事考課なんていうのも、部課長クラスの人間に「挨拶ができる」(期待値を上回る・期待通り・・・・)などといった管理の仕方はナンセンスであって組織が上手く回るわけないと思う。やる気があるのは当たり前で、「業績をどれだけ上げたか」、「部下をどれだけ育てたか」という2点のみで判断するよう現在評価制度も改定中です。


自分も今は雇われ人事の立場でありますが、改めて人事部とは直接数字を挙げる部門ではありませんが、やはり稼げる人を採用し、稼ぐ人を辞めさせないようにし、稼げない人を稼げるように教育し、それでも稼げない人には退職頂く・・・。厳しい時代には違いありませんが、そういったサイクルが重要になってきているような気がしています。だからこそ、もらえる給料にフォーカスするのではなく、目の前の仕事に対してポジティブに向き合う必要性が重要なのですが、・・・・この話はまた別の機会があれば書き込みたいと思います。


長文失礼しました。
[1304] RE:RE:星の流れに 投稿者情報大滝 2012-04-13 14:39
まいん様
僕もまいんさんの云っていることは良く分かる。この厳しい時代
に何の努力もせず、会社に利益も与えず、にもかかわらず権利だ

けを主張することは、もうゆるされないのではないか。出発点を
会社の利益において考えるか、労働者の生活を念頭において考え

るかで、結論が違ってくる。思想の違いだね。僕はかって労働者
の味方を自認していたんだけどね…
[1305] RE:RE:RE:星の流れに 投稿者情報02 2012-04-14 19:15
私もかねてから、雇用の問題と労働者の生活の問題は別個に考えるべきだと思っています。この2つの問題は密接な問題であるがゆえに不可分な問題とされ、労働行政は一貫して雇用を維持する事で労働者の生活を支えようとしてきました。従って、労働者の側に問題があろうと、「解雇は労働者には死刑に等しい」という情緒的な主張が優先されてきました。密接な問題ですが、本質的に別個の問題を同じ問題とすることで政策がいびつにゆがんでしまっているような気がします。日本の政策決定が不合理で複雑なもものになっているのはこの問題に限りませんが、これ以上行き詰るとどうなるか心配です。

[1301] 桜、満開! 投稿者情報大滝 2012-04-07 23:39
事務所の近くの公園の桜が満開になった。ただ、今年は寒いのでじっ
くり見ていられないね。二三のグループが囲んで花見をしていたけど、

寒そうだった。今日は、労働判例研究会だった。靖国神社近くの区の
施設を借りて労働判例研究会を開催しているんだけど、今日の靖国通

りは、花見のためか人も車もいっぱいだった。どういうわけか桜が満
開になると、僕は楽しいと云うよりは少しメランコリックになる。

西行を思い出すせいかもしれない。

もろともにわれをも具して散りぬ花 憂き世をいとふ心ある身ぞ 西行


[1300] 君たちに明日はない…パート2 投稿者情報大滝 2012-04-02 23:40
君たちに明日ない3から、首切り屋という人から嫌われ泣かれる仕事を
している主人公が、なぜ、今の仕事を辞めないのだと聞かれて答えた言葉
が以下のとおり。

「働く意味、つまり、仕事を通した生き方は、たとえ同じ職種でも、
その現状により、その生い立った過去により、それを踏まえて目指
している未来により人それぞれだからです」。

ようやく今、自分が何を考えているのか、はっきり分かる。その自
分に照らし合わせ、真介(主人公)はさらに慎重に答えた。「それは、

おそらく、哲学とか倫理学とか、そういった概念には一般化できな
いものです。こうしなくてはならない…こうあらねばならない…

そういった‘べき’論は、実は、法律に触れない以上は、仕事に限
らずこの世には存在しない。自分です。自分がどう感じているかが
すべてなんです。」
中略 
「日常に連なった事実の中にある、真実。たぶんそれは、石ころの
ようにさりげなく道端に転がっている。だから気づかない。人から

教わって見聞しても、結局、一番大事なことは、時間をかけて自分
で感じ、自分で発見するしかない。負の側面でも、正の側面でも、

そうです。甘んじて受け入れるしかない。また、そういうものでは
割り切れない、やらずにはいられない‘熱’の部分もありますしね。

総論としての正解はない。多分、仕事をする意味とは、そういう領
域のものです。実感として知るしかない。そして、もし知ったとし

ても、時間の経過とともに、また、仕事の意味は少しずつ変質して
いく。というか、自分の中の真実も、時とともに変化していく。

だから、厳密な意味での正解は、永遠に自分の中にはない。
だから、答えられない。
中略
「それは自分で見つけるものです。しかも、真実も含めた仕事の意味
は、時間とともに変質していくもの。

人からの借り物や本からの生き方拝借では、どうしようもないのでは
ないでしょうか」

垣根涼介の仕事に対する考え方は、やはり文学的だと思うけれど、僕
が心の底で感じていたことを言い表していると思ったね。自分の中の

真実も時とともに変化していく。同じことの繰り返しは、真実らしく
見えてもそれは残念ながら「違うもの」になっているんだと思う。

人に説明するときは過去の自分であり、現在を必死に生きているので
あれば、現在の自分を説明することなんかできっこないのだ。

人に説明するために俺は生きているのではないのだから、答えられな
いと沈黙するのが一番だと思うんだけど…

サービス精神が旺盛な僕はついしゃべってしまうんだな。説明しても
説明しても心の底でどこかと違うなと感じていたのは、説明する段階で

もうすでに違ってしまっていて説明できないものを説明していたから
だと思われる。なんのこっちゃ!

[1299] 君たちに明日はない… 投稿者情報大滝 2012-03-30 10:13
垣根涼介 小説 「君たちに明日はない3張り込み姫」から
「不景気だからこそ、職を求める人間がより厳しく選別される時代だか
らこそ、仕事へのこういうこだわりがある者のみが、生き残っていく。

自分の仕事に対してトコトンまともな奴だけが、生き残っていく。一方で、
『何でもいいから、仕事ください…』、そんなことを言って、職を求める人
間もいる。一見、健気な弱者の意見に聞こえる。

しかし、『何でもいいから~』などという人間に、果たして、雇い主は、
責任のある、そして能力のある仕事をやらせたがるだろうか? 中略

何でもいいからと口に出すこと自体、その人間は仕事という概念を舐
めている。そしておそらくは、過去にそういう仕事のやり方をずっと

やってきた。所詮は、身過ぎ世過ぎの手段。仕事とはそんなものだと
思っている。」

僕は、やっつけで仕事をするのが嫌いです。力はなくてもせめて自分の
すべてを出して仕事をするのが、依頼者に対する誠意だと思うのだ。

社労士が誠意もなくいい加減な仕事をして顧問先から契約を解除される
例を間近に見て、何をやっているのかと思う。その会社の部長から「その

社労士が信じられないのだ」と聞かされて、万事休すだと思ったな。もう
助けることも庇うこともできないことが残念だと思っている。

[1298] ワーク・ライフバランス 投稿者情報大滝 2012-03-28 11:43
今日は、何にも予定がなく、また珍しく顧問先からの相談の電話やメール
が全く入ってこなかったので、事務所で10冊目の「カーネル 車中泊」、

「一個人 戦国の城を歩く」を読んで過ごした。やらなきゃいけない宿題は
あるんだけど、たまに何も予定が入っていないと嬉しくなってツイだらだら
してしまった。

「一個人」で齊藤孝が「大人の精神力」という題名で書いていたこと、

「アルチュール・ランボーの「地獄篇」の一節を小林秀雄がこう訳している。
『また見付かった、何が、永遠が、海と解け合う太陽が』

永遠に輝くような美と出合っていく。そういうことが生きている喜びである
し、精神を安定させていく拠り所にもなるわけですね。ところが仕事にかま
けて生産効率ばかり追いかけている日本の男性は美が苦手です…」

僕も普段は生産効率を追いかけていると思っている。しかしそればかりだ
と確かに心は乾いていくだろうと思うのだ。言い訳に聞こえるかもしれな

いけど、生きていくうえで「効率とは正反対の無駄」なことも必要ではな
いかと思える。「ワーク・ライフバランス」ともいうではないか。

もっとも僕の場合は、「ライフ」ばっかりで単に怠け者っていうだけじゃ
ないのって考える向きもあると思うけど…

[1296] 雨がイヤだ… 投稿者情報大滝 2012-03-23 18:38
このところ、週末になると雨が降るのはどうしたわけだろう?僕は、せっかく買い換え
たジープを山の中で試してみたいと思っているんだけど、関東の雨は山方面では大雪な

ので、躊躇しているんだ。四駆ではあってもスタッドレスではないしね。まぁ自重して
いるんだけど…早く春、新緑の季節が来ないかなぁと心待ちにしている。

先週の日曜日は雨の中、伊豆の川津桜を見学してきた。ほぼ、葉桜になりかかっていた
けど、それでも濃いピンクの川津桜はきれいだったね。桜はどうしてこう日本人を惹き

つけるんだろうね。桜といえば西行、北面の武士であった佐藤義清(のりきよ)が出家
して西行になるんだけど、NHKの大河ドラマでは、出家するに際し佐藤義清が自分の

幼い娘を蹴り倒して妻子を捨てていく場面をやっていたけど、少し異様な感じがしたな。
蹴っ飛ばされて廊下から地面に転げ落ちた娘を見向きもせずに出て行ったけど、打ち所が

悪くてうっかりすると死んでしまう恐れもあったのではないかと僕は余計なことを考える。
いくら妻子に未練を残さないためであったとしても、それはあんまりでしょ?西行の歌は

好きだけど、根性は案外冷たかったかもね。

[1295] ワッカルカナァ~ 投稿者情報大滝 2012-03-20 09:25
3月も後半に入るというのに、いまだに寒い日が続いている。新潟では雪解
けの影響で地すべりの災害が起きているとか。日本中どこにいても安全な
ところはないんだね。

良寛さんは、「災害に会うときは会うがよかろう、死ぬときが来たら死んだ
らよかろう」といかにも禅宗の坊さんらしいことを言っているけど、なか

なかそこまで達観することは難しいね。僕にしてもそういう覚悟はしてい
るつもりだけど、実際にその場になったらオタオタするんじゃないかと思

っている。どこに至っても逃げることができない運命であるならば、その
時はその時さと開き直ることも生きていくうえでの必要な心の持ち方では

ないかと思われる。だからこそ一日一日が、一瞬一瞬が大切なんだと思う。
だから僕が明日死ぬとしても、「車を買い替えたかったなぁ」なんて、後
悔はしないんだ。ワッカルカナァ~。

[1294] ドッカーン!パート3 投稿者情報大滝 2012-03-16 09:46
車を買い替えた。ジムニーからジープにした。さんざん検討して気分が盛
り上がったときパーッと契約してしまって、納車された日が東日本大震災

から1年目の日だったので、「俺は何を考えているんだ、こんなことをして
ていいのか」と気分が落ち込んだね(僕は、見栄っ張りだからそういうこ
とをツイ気にしてしまう小っちゃな性格なのだ…)。

それで、しばらくは憂鬱だったんだけど、今日あたりから、休みの日はど
こに行こうかと考えているだけでウキウキしてくるんだ、これが…。

忘れっぽいってか?


[1293] あれから1年パート2 投稿者情報大滝 2012-03-12 12:10
今日はどこのテレビでも東日本大震災の特集をやっていた。僕は
辛いことはさっさと忘れることだと心ないことを云ってしまった

ことを少し後悔している。いつの場合も一般論は無意味なんだね。
本当の悲しみは当事者じゃないとわからないんだと思う。被災し

た人たちの治療にあたっていたお医者さんが、生き残った人に
「生き残ったことは罪ではない」とテレビで訴えていたけど、そうか

と思った。「N子と連絡とれず」と手帳に延々と書いていた父親は、
自分を責めていたのだな。死んだ方がまだましというのはあまりにも

悲しすぎるな。それでも生きろ!と云うのは、自分は痛みを感じて
いない第三者の発言だったと思っている。それでも、「普通のこと、

当たり前のことがどんなに幸せだったかがわかった」と被災した高
校生が云っていたことに救われる。

残念ながら人は無くしてみないとホントに大切なことがわからない
ものなんだね。今普通に生きている僕らは、本当はものすごく幸せ

なんだと思う。そう思えない人は気付いていないだけだね。

[1290] あれから1年 投稿者情報大滝 2012-03-09 13:30
東日本大震災からもうすぐ1年になる。NHKテレビの特集は涙無くして見ていられ
ない感じがする。テレビの中で、娘が行方不明になった父親が「N子に連絡とれず」

と延々と手帳に書いている場面には、父親としての悲しみは察してあまりあるけど、これ
では病気になってしまうなと思っていたら案の定、その父親が十二指腸潰瘍になったと
放映されていた。

忘れろ、生きろというのは、当事者でない者のたわごとだとは理解しつつ、故人だった
ら一刻も早く元気になって立ち直ってほしいと願うのではないか…。しかし、それもこ
れも当事者ではないからいえるのかもしれない。

震災に直接関係がなくてもあれからずっとうつ状態に陥っている人を知っているけど、
僕は根が冷たいのかそれとも頭が悪いせいか、不愉快なこと辛いことはすぐ忘れるタイ

プみたいだ。開き直るのも早いし、「自分の目の前になければ、ないと同じ」と考える癖
がついているせいかもしれない。

脅威が目の前に来なければ脅威と感じないせいで、連れ合いから「あなたはパニックに
弱いよね」と揶揄されるんだけど…。まぁ連れ合いから言われたくはないなと思って
いるけど…

[1289] マインドコントロール 投稿者情報大滝 2012-03-05 23:22
ネットのニュースでオセロの中島(芸人)が占い師のマインドコント
ロールにかかっているとか。イイ大人が他人のマインドコントロール

にかかるのは、余程、精神が幼稚か、どこかの独裁国家の国民ぐらい
のものではないかと思っていたけど。よく考えてみれば、宗教を信じ
るのと占い師を信じるのとどこが違うのだろうか?

信じるという意味では同じことではないのか?宗教だってオカルトの
ように低レベル?のものがあるわけだし、信じてそうなったのであれ

ば、職を失おうと世間から非難されようと、信じているかぎり本人は
幸せであるといえるわけで、「占い師の呪縛を離れてもどって来い」

などというのは余計なお世話ではないのかな。もちろん、それだから
といって法律上の責任を免れていいわけではないと思うど…。僕は、

とりあえず何でも信じることにしているんだ。例えば、かぜ薬を飲
むときには「この薬は絶対効く」と思って飲むことにしている。

この薬は効くのか効かないのかと疑いながら飲んでも効くはずがな
いと思うんだけど(プラシーボ効果)。信じて飲んで効かなかった

とき、初めてその薬を捨てればよいと思うんだけど。オセロの中島は
今でもその薬(占い師)が効くと思っているのかな、効かないんだけ

ど捨てられないと思っているのかな。効かないけど捨てられないと
いうであれば、まさにそのこと自体が病気で、そこに至って初めて
保護するという考えが是認されるのではないかと思う。

信じるというのは、いずれにしても怖いところがあるんだな。親鸞が
「法然上人にだまされて地獄に落ちたとしても悔いはない」といって

いるけど、そこまで信じて初めて何かがつかめるのかもしれない。
僕はバクチみたいなもんだなと思っているんだけど…

中島にとって占い師が、親鸞にとっての法然にあたるとすれば、それは
それで「立派」ということになるんじゃないの~?

[1287] それがあなたの仕事… 投稿者情報大滝 2012-03-01 23:54
2月26日の朝日新聞に糸井重里の談として「仕事力」「喜んでもらおうよ」
「人の不自由を解き放てたら」という題目で次の記事が載っていた。

「前半略。~働くには、自分にとって何が大切かを探す必要があるんですね。
生きていると、一人では何もできない自分の力の限界とか、どう問い詰めて

も答えが出ないことに出会う。どうにもできないことが山ほどあると、何かで
その手に負えない気持ちを埋めないと前へ歩けなくなることがあります。そん

な時に僕は、親鸞聖人が残してくれた「人は命を授かったことで、誰からも認
められている」という、すべての人間への肯定感を大切に感じますね。働いて

いる中で誰かが喜んでくれるということは、自分がいて良かったということ。
仕事を通して存在を肯定して貰うことです。僕は今の会社について「糸井さん

の会社は、あった方がいい会社になりましたね」と云われたことが一番嬉しか
った。記事や商品、サービスなどは、そう認めてもらうための媒介なんです。

「君がいて助かったよ」と言われるほど格好いいことはない。思い切りバット
を振って、ちゃんと芯に当たって届いたと云う事実ほど働きがいになることは

ないよね。自分だったらこうやって、あの人を喜ばせてみようと具体的なプラ
ンを描けば、仕事は動き始める。世間が考えるようないいことをしているのが

素敵な自分なんじゃなくて、喜ぶ人の顔を思い浮かべて生き生きしているの
が素敵な自分なんだと思う。それがあなたの仕事なんですよね。」

引用が長くなったけど、糸井の言っていることはその通りだと思う。人に喜ん
でもらうと云う気持ちで仕事をやるということは、必然的に自分のスキルを

高める努力を続けるということだろう。その努力を続けている限り、いつか
道は開けていくと僕は信じたいんだ。

[1286] 雑感パート2 投稿者情報大滝 2012-02-25 23:26
NHKのテレビドラマで「家で死ぬということ」とやっていた。送る
立場で見るか送られる立場で見るかによって感想は違うかもしれない
けど、僕は泣けたな。

僕はもう両親も義父母も亡くしているので、必然的に送られる立場で
見ていた。正月に伯父夫妻の「長寿を祝う会」に出たときに、90歳を

過ぎた伯父が感想でいっていたけど、いつ死んでもいいみたいなことを
云っていたな。人の死は大変なことには違いはないけど、自分の死に関

しては、なぜか90歳を過ぎた伯父と感じ方がそう違っていないと思ったね。

仏教では生老病死は自分ではどうにもならないもの、どうにもならな
いものには執着するなと云っているように思われる。僕は実感として

わかるようになったんだけど、「執着しない、こだわらない」って生きて
いると云えるかと、またぐるぐる矛盾した考えが頭の中をまわるんだ…

[1284] 雑感 投稿者情報大滝 2012-02-21 10:55
ユーチューブで甲斐バンドの「安奈」を聴いていた。この歌は日本ライセ
ンスセンターの同僚であったO講師が好きで、カラオケに行くとよく歌っ
ていたな。もう10年近くなってしまって懐かしくて涙が出てきたね。

今日のニュースで年老いた親子3人が餓死して見つかったと。年金はどう
なっていたんだろうか?子供が30歳だったというから病気で働けなかった

んだろうか?財布に数円しか入っていなかったということだけど、かって
日本は生きていこうとすれば何をしたって生きていける社会だったのでは

ないか?僕にしてもいざとなれば、皿洗いだって土方(決して職業を蔑視
しているわけじゃないよ)だって人殺し以外のなんだってやってやるとい

う気持ちがあるけど、その皿洗いでさへなかったのかな。僕はご飯に塩か
けても生きてはいけると腹を決めているつもりだけど、健康がすぐれず職
もないとするとそのご飯さへ手に入らなかったのかもしれない。

お金はなくても、人生は楽しい、生きていくことは素晴らしいと僕は思い
たいけど、こういうニュースを聴くと、少し暗澹とした気持ちになるな。

[1283] おかげさまで 投稿者情報SHO INOUE 2012-02-17 21:30
オフィスINOUEの「小さい企業のための経営力UPセミナー」を今月から開催しました。
定員は5名の小規模セミナーです。
第1回目は、1人の参加でしたが、第2回目は昨日受付開始で、3名の申込みと2名の資料請求を頂きました。

当事務所の経営理念は「社会保険は仏教である」ですが、
今回のセミナーでは「就業規則は経営理念」を話させていただきます。
仏教、仏教と言わないよう!気を付けます。

先日、唐招提寺の鑑真像が漆を指塗したと報道がありましたが、
鑑真の教えた『四分律』は、教団の規範。
「仏教の就業規則」ではないかと思うと、興味が出てきました。
それを、母校:龍谷大学で講演出来たら最高だよな!

[1282] 管理者研修 投稿者情報大滝 2012-02-16 23:16
先日、顧問先で管理者研修をした。「ぶら下がり社員」になるなという
骨子で2時間ほど、話をした。僕のように独立している者と会社で管理

者として仕事している者とは、会社から給料を貰っているか否かで決定
的に違うけど、成果を上げなければいけないという面では同じではない

か、独立している者は成果がなければお呼びがかからなくなるのに対し、
管理者は成果が上がらなくても会社が抱えてくれるという思い込みは甘い
のではないかと。

管理者としての経験が必ずしも豊かではない僕が管理者研修など、冗談
でしょうと思っていたけど、案外ウケたね。

依頼してくれた社長も喜んでくれたので、まぁいいとするかぁ…


[1281] ドッカーン!パート2 投稿者情報大滝 2012-02-13 17:14
2月も中旬になろうというのに相変わらず寒い日が続いている。僕は、
週末には車のディーラーまわりをしているんだけど、冷静に考えると、

こんなに無駄遣いしていいのか、老後のために蓄えなければならない
のに何を考えているのかと一応は反省はするんだよ。

それに対してよく云うように明日死んだらどうするんだと。今の時点で
明日死ぬとわかっていても後悔はしないなといえるのは、その時点その

時点でやりたいことをやってきたからだと思っているんだけど。キリギリ
スみたいな生活をして、晩年アリさんに「そら見たことか」と揶揄される

ことを想像すると、自分の晩年に若干の不安を感じることがあるな。その
ときにやっぱり後悔するのかなぁ。貯金をしっかりしてお金をためておくん
だったと…

ナニ、ご飯に塩をかけて食べるようなことになったとしてもそれはそれで
人生を楽しんでいるさと答えることにしているんだけど。

人生を舐めているってか?

[1279] 育休解雇めぐり女性勝訴/復帰と慰謝料165万円 投稿者情報まいん 2012-02-08 18:41
2月2日共同通信に出たこのニュースに驚いています。

http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/hanrei/20120208a.htm

社会保険労務士としての、遵法精神に則ると「当然」ともいえるのかもしれませんが、復職した上で更に慰謝料165万・・・

20代の女性が900人以上いる当社としては、恐ろしい判例です。

[1280] RE:育休解雇めぐり女性勝訴/復帰と慰謝料165万円 投稿者情報大滝 2012-02-09 00:15
まいん様
会社から妊産婦に対する解雇とか雇止とかの相談はよくあるよ。
解雇ではなくても、先年の男女雇用機会均等法の改正で、解雇の

ほかに妊産婦であることを理由とする雇止めなども「不利益な取
扱」として禁止されることになったので、ネットの会社はあまり

に無神経であったように思うな。

妊産婦であることは、水戸黄門の「これが目に入らぬか!」の印
籠のようなものだと考えて慎重に取り扱うべきだと思う。

僕は、会社には、この少子高齢化の時代に子供を産んでくれるの
はありがたいことだ考えて、全面的に協力奉仕することが会社の

社会的責任だと「あきらめるように」と説得しているんだけど…


[1277] ドッカーン! 投稿者情報大滝 2012-02-06 12:25
寒波襲来で日本海側では大雪の被害が出ているとのこと。不謹慎だけど僕はジムニー
でそんな大雪の中を突っ走りたいと思っているんだ…タイヤがスタッドレスではない

ので躊躇している。車を買い替えるかもしれないのでジムニー用のスタッドレスを買
うかどうかどうかも迷っているんだけど…車を買い替えるのであれば決算月の3月ご

ろが比較的安く買えるだろうし、スタッドレスタイヤは2年くらいしか持たないとい
うし、そのうち春にもなるだろうしという考えと、冬の夜空を見るために双眼鏡と三

脚も用意したし、これはどうしても早急にスタッドレスを買うかスタッドレスつきの
車を買い替えるかを決めなければと思うんだけど、優柔不断でケチな僕は決断できな
いでいるな。

この際ドッカーンと車を買い替えるかぁ~5年のローンだけど…
[1278] RE:ドッカーン! 投稿者情報SHO INOUE 2012-02-06 23:30
こんばんは。
車を買い替えですか?
こちらは13年目ですので、買い換えたいのですが、
全く傷んでません。
3万キロぐらいしか走ってませんから。

でも、そろそろ買い換えたいのですが、お金がない、魅力的な車がない。
ATは運転できませんので、ミッション車です。
86?

[1275] 最後だとわかっていたなら… 投稿者情報大滝 2012-01-31 14:55
いささか古い記事になるが、1月17日の朝日新聞の夕刊に次のような詩
がのっていた。

最後だとわかっていたなら(ノーマ・コーネット・マレッタ)

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
私は もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
私は あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
私は その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても
わかってくれていたかもしれないけど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい…「あなたを愛している」と
私は 伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれが私の勘違いで
今日ですべてが終わるのだとしたら
私は 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして 私たちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日がくるのを待っているのなら
今日でもいいはず
もし明日がこないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでも
いつまでも大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「ゆるしてね」や
「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから


アメリカの9.11以降にネットで世界中に広まり、その内容が突然に家族
や愛する人を失った人たちの気持ちに訴えるものがあり、昨年の大震災
で家族や親せきや友を失った人たちも同じであったということだった。

この詩に対して「なんだかすんなりと受け入れられない、この詩のような
想いを、あまり考えすぎるとその人は罪悪感にさいなまれ、神経衰弱にな

りそうだ」とブログで批判している人がいたけど、単純な僕は、読んでいて
涙が出てきた。

僕は明日が必ず来るとは限らないと常々思っているから、この詩の作者の
想いはその通りだと実感する。

明日がこないかもしれないんだから、今のうちに欲しいと思っていた車を買
い替えようかなって思っているんだけど…ちょっと違う気もするかぁ~?


[1276] RE:最後だとわかっていたなら… 投稿者情報02 2012-01-31 18:28
そう、すべての人は生まれたという同じ過去を持っていますね。そして、死ぬという同じ未来を持っています。だから、今を生きることが大事なんですね。

[1274] 降格 投稿者情報大滝 2012-01-27 10:39
顧問先の社長と会食していて、普通の従業員のモチベーションを上げる
ことも問題だけど、モチベーションの下がっている部長級の管理職をど

う扱ったらよいかということが話題になった。そこそこの報酬をもらっ
ていてそこに安住し全く業績が上がっていないというのであれば、管理

職を降格させて賃金を下げるというのが、僕の基本的な考え方なんだけ
どそう大きな企業でもなく、今まで部長であった者が課長に降格し、課

長であった者が部長になって部下と上司が逆転してその部署がスムーズ
に回るだろうか?理屈だけで明確に割り切ることは簡単ではあるけどプ

ライドとか感情とかも配慮しなければならないとすると、事はそう簡単
ではないかもしれないね。部長級の管理職の身分で採用したものについ

ては業績が上がらなければ解雇もありうるわけで、一度頭から水をぶっ

かけて目を覚ませるという意味では降格させ、今後の奮起を促すしか方
法はないという結論になったんだけど、どんなもんかな?

[1273] ウーム… 投稿者情報大滝 2012-01-23 17:42
「生物学者(斉藤成也)と仏教学者(佐々木閑)の7つの対話」というのを読んだ。
正直に言ってあまり面白くなかった。科学者の宗教に対する考えは、まぁその通り

だろうと思ったけど、感動するところはなかったね。この世の中に不正義、理不尽
なことが起こっていること、そのこと自体が宗教存在の理由だと誰かが言っていた

けど、僕の宗教観もそれに近いな。そのことに関して科学者は何の解決法も示せない。
科学者は端的に「死後の世界はない」といっていれば事足りるんだけど、だからこそ

祈るとか弱い人間の魂の救済とかには冷淡、無関心であるように思えた。真実はその
通りであったとしても、それを知ることがどうなんだ、多少利口であるからといって

それによって幸せ(あくまで主観的な感覚だけど)だというわけでもないだろうと僕は
思っているんだけど…

[1272] 何だかだなぁ… 投稿者情報大滝 2012-01-18 15:54
先週末、京都のH君と大阪のTさんの合格祝賀会に参加するため、大阪
に行ってきた。彼らの人柄のためか参加者が20名を超えていて僕の知ら
ないメンバーが半分以上いたな。

参加者のなかには僕がライセンスセンターの講師をしていたときの懐かし
い受講生もいて楽しい会であった。合格が決まってからだいぶ日が過ぎて

いるので、合格の喜びというよりは、今後社労士としてどうやっていくの
か、開業するべきか、今の仕事を続けるのかということが話題の中心にな
ったね。

僕がライセンスセンターの講師をしていた時の受講生だったSさんが、合
格した当時に思い描いていた理想と現在の状態が違うということで元気が

なかったことが気になった。彼女は、「自分が社労士してやっていく上で
先生は私の原点、だから今日はどうしても会いたかった」といってくれた

けど、僕がお手本になるような社労士でないことが自分でよくわかってい
るので責任を感じたな。

「こうすれば必ず合格するのだ、絶対に合格させるぞ」と講師の時は確信を
もって示せたように、「こうやれば、社労士して成功するぞ」と確信をもって
示せないことが残念だと思っている。

合格そのものは1色で単純だけど、社労士として生きていくということは、
それぞれの生き方にもよるので沢山のパターンがあり、明確な道を示すこと

不可能だともいえるんだけど。ましてや、やせ我慢で「金儲けはしない」と
決めて生きている僕が彼らの目標になれるわけはない。自分はどう生きてい

きたいんだ、どういう社労士になりたいんだということは、自分で考えて自
分で見つけていくしかないんだと思っているんだけど、そんな木で鼻をくく

ったような言い方しかできないことにも何だかだなぁ…

[1270] ことの重大さ 投稿者情報大滝 2012-01-13 09:11
昨年の年末、事務所のパソコンのハードが壊れた。ホームページも含めて
事務所のパソコンについてはB.Mさんのご主人に依頼しているので、

また正月早々にパソコンの選定から設定までやってもらってホッとしてい
たんだ。一昨日、短大から来年度の講座の講師依頼があり、テキストの資料

を送ってくれと云われてパソコンに向かってハタと気付いた。ハードが壊
れたから何も残っていないんだ。そこで初めてパソコンのハードが壊れた

ことの重大さに気付いた(気付くのが遅すぎるってか?)。そういえば、
いままでのネクストセミナーとか会社の研修の資料もすべて消滅したこと

になるので、遅ればせながらパニックになった。派遣協会とか自宅のパソコ
ンに草稿が残っていて何とかなりそうなんだけど。バックアップの大切なこ

とはわかっていたんだけど、実際に経験しないと僕はわからないタイプだな。
アタマが悪いってことなんだろうけど…

[1269] 満ちたら欠ける 投稿者情報大滝 2012-01-09 10:08
今日の朝日新聞の大相撲の稀勢の里の記事で書かれてあったこと。昨年末に
亡くなった彼の師匠である鳴門親方が稀勢の里が大関になったら云いたいと

残していた言葉が、「満ちたら欠ける」という言葉であったと。稀勢の里は
背筋が寒くなったということだったけど、僕も寒くなった。現状で満足して
いたら現状すら維持することができず衰退するだけだということなんだけど。

僕の年代の難しさは、金とか権力とか名誉とかのギラギラとした野望をもつ
ことはスマートなことではなく、そういうものに執着しないで生きたいと、つ
い思いがちになることにある。

生きていくことが戦いであるとするならば、その戦いから逃げることは生き
ていく人間としてどうよ、社労士として生きている以上、その発展を目指さ
ないでどうすると…。

目の前のある敵とか障害については戦うことはそう難しいことではないと思
う。しかし、抽象的な理想とかビジョンのために日常的に戦うことは難しい
と感じている。

老成することが、物分かりが良くなったということばかりでなく、それが
「活力」を失っていくということにつながるのであれば、それは断固拒否しな
ければならないと思う。

僕の場合はそれが「口先」だけということが多いので、日常的にどう実現して
いくかが問題なんだけど…

[1268] 箱根駅伝 投稿者情報大滝 2012-01-04 16:10
新年に年が改まっても何となく心身がシャキっとしないのはどうしてだろう?年末
から年始にかけてラグビーだの箱根駅伝など、テレビばっかり見ていたからかな。

駅伝は東洋大学の完勝だったね。チームの中に一人のスーパースターがいると、そ
れに頼ったり、特別扱いしたりでそのチームがチームとして機能しなかったり、空

中分解することが多いんだけど、東洋大学はそんなことはなかったね。組織に100%
のパフォーマンスを発揮させることは、組織の経営管理にかかわるものだけに非常に
興味深いものがある。

敗北とか失敗は、来るべき勝負において勝利するための必要な礎とすべきであると思
う。同じ失敗を繰り返すから負けるのだと非難するのは簡単だけど、組織の弱点を矯

正していく、変えていくことがいかに難しいかは当事者じゃないとわからないな。複雑
で必ずしも合理的に動かない人間を相手にしていると、僕のような管理能力のない者は、

面倒くさくなって「勝つ者がすべて正しい」とさじを投げてしまうんだけど…

[1266] 今この時 投稿者情報B・M 2012-01-01 21:39
新しい年が始まりました。
被災された多くの方たちの復興と、亡くなられた方のご冥福を
お祈りし、謙虚な気持ちで新年を迎えたいと思います。

ところで私は、2010年の掲示板へ今年は、「もう一歩前に
進むために「1日を大切に生きる」事を心がけたいと思います」
と目標を掲げました。

そのことをすっかり忘れて2010年2011年と時を過ごし、
2012年の目標を同じような目標にしてしまい本当に進歩が

ないなあと思いながら、今年の目標を「いまこの時を大切にす
る」にします。

去年は様々な大変なことがありましたし、震災により多くの
人々が幸せな「今この時」を奪われました。

今年も、何が起こるか分からない、不透明な未来を抱えてい
る私たちですが、たとえ何かが起こった時も、何でもない時も
どのような時でも、「いまここに焦点をあわせる」ことができ
るようになりたいと思います。

本当は、未来のことは、心配せずに、過去のことは後悔しない。
何事にも執着せず、ただ今ここを進んでいくことが出来れば
良いのですが

私は元来、心配性で未来のことを心配し、いろいろな出来事に
動揺し、執着心を捨てきれずにいます。

でも、「いまこの時に集中する」ことにより、うまく言葉にでき
ないのですが、愛とか光(私に与えられるすべての何か?)を、
感じることができるかもしれません。

そしてどんな状況にあっても、その愛や光を感じられる自分で
ありたいと思います。

未来はこれから来る先のことではなくて、「今ここに」すでに
あるもの、かもしれません。

「今この時を大切にする」ことによって、より良い未来を創る
ことができるのではないかと思いました。

そして「今この時を大切にする」という目標をたまに思い出す
ことを今年は忘れないようにしないと・・・・(笑)

今年は辰年です。皆様と、皆様の関わっている企業、会社の仲
間の方達が、辰のように力強く元気に天空を跳ね回るような年
になりますよう。そして幸多き年となりますように願っており
ます。

最後に、皆様との出会いや、関わり、絆に深く感謝しています。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

[1262] 謹賀新年 投稿者情報大滝 2012-01-01 00:13
明けましておめでとうございます。本年が皆様にとりまして
素晴らしい年でありますように心からお祈り申し上げます。

昨年ブータンの国王が来日したとき、ブータンの国民の97
%が幸せと感じているとニュー スで報道しておりました。

その詳細についてはっきりしたことはわかりませんが、少な
くても経済的な成功だけが幸せの条件ではないようです。

昨年の大震災以降、日本の何かが変わ ったように思います。

私はそれが思いやりだとか絆だとか、人間として最も大切な
ものを気づかせてくれたというのであれば、大震災もすべて
マイナスであったということではないのかもしれないと考え
ています。

今年こそ明るい年であることを、みんなが幸せであると感じ
ることができる年であることを願っています。

本年もよろしくお願い申し上げます。

大滝

[1267] RE:謹賀新年 投稿者情報INOUE 2012-01-03 23:45
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

HPを買いました。
10万円ナリ……
あと少しで完成です。
また、連絡いたします。

[1256] 良いお年をお迎えください。 投稿者情報大滝 2011-12-30 13:52
良いお年を
激動に明け暮れた平成23年も終わろうとしています。今年の東日本大震災で、
この世で生きている限り、何が起こるかわからない、何が起きても不思議では

ない、何でもありの時代に私達は生きているのだということを否応なしに実感
させられるに至りました。

今年1年、私は「生きるということ」に随分、こだわってきたように思います。
仏教関係の本も随分読みました。本を読んだから悟るということはないですが、

それでも病気で死ぬことも地震や事故で死ぬこともあるのが普通であり、それ
だからこそ毎日の生活を後悔しないで過ごそうと思ってきました。

私が若いころに年寄りっぽい考えだと思っていたことを今私も考えている
ように思います。

この1年を振り返ってみれば「何をやってきたのかな?」と思いますが、
いつものように「まぁいいかぁ~」と開き直ることにしましょう。

喜んだことも悲しんだことも辛かったこともみんなひっくるめて2011年は
静かに過ぎていきます。

皆様、今年も大変お話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。



[1254] 諸行無常? 投稿者情報大滝 2011-12-26 13:28
僕はスポーツ全般が好きだけど、とりわけラグビーが一番面白いと思って
いる。戦略と戦術、勇気と体力と知性が必要とされるゲームであり、野球

のように1年や2年で強いチームが作れるわけではなく、強いチームを作
るには少なくても10年や20年はかかる。だから大学ラグビーでは伝統校

とか新興校とか色分けされているんだけど、今年度の大学ラグビー選手権で
その伝統校といわれている早稲田、慶応、明治が準々決勝でそろって敗退

してしまった。伝統校がそろって準決勝まで進めなかったのは史上初だと。
準々決勝は例年正月2日に国立競技場で開催されるんだけど、今シーズンは

早々にその楽しみがなくなってしまった。ガッカリしたね。腹立ちまぎれに
云わしてもらうと、

「伝統校だからといって伝統の上にあぐらをかいてるんじゃない、バーロー!
オマー等全員坊主になって出直せ!」(元から坊主にしているのもいるけど…)

伝統というのは先人が作り上げたものであって現役が作り上げたものではない。
伝統というのは継承しながらも自分たちで新たに作り上げていかなければ、ただ

の古臭いガラクタになってしまうものだと思う。早稲田を破った関東学院は、ビ
デオで早稲田のラグビーを徹底的に研究し、実際の試合では「想定外」のことは

何一つなかったと。これだけでも早稲田は関東学院に負けていた。関東学院は元々
いいチームだけど新しい歴史新しい伝統を作りあげたといえるのではないかと思う。

何もかも変わっていくんだね。諸行無常を感じる…
たかがラグビーで何を大げさなってか?




[1253] 実存 投稿者情報大滝 2011-12-20 10:15
12月ももうあと10日あまりとなった。日々の生活に追われ、何も考えない
ままきてしまった感じで、こんなんでいいのかなぁ~。具体的なことばかり
にかかわっていると、たまには抽象的なことを考えたくなる。

「問題は、理由もなしに世界のうちに投げ出された人間は、常に定めのない
死の不安にさらされながら、主体的実存として単独に生き方を選ばなければ
ならない。

実存という言葉に求められるのは、すべてを明確に見通しうる理性的主観で
もなければ、おのれに与えられた軌道をそのままたどればよいといったもの

でもなく、あるべきかあらざるべきか、またあるにしてもいかにあるべきか
と、自己の存在をただ一人で主体的に引き受けていかなければならない具体
的な人間存在のそのあり方」だとキルケゴールは、云っている。

仏教の考え方とは大分違うな。あるべきかあらざるべきか自己の存在をただ
一人主体的に引き受けていく、そういう覚悟は必要だと思うけど、そんなに

人間は強いかな。しかし、生き方としてはカッコが良いなと思う。若いとき
はそうあるべきだと思うけど、それだけ僕が歳をとったということになって
なんだかだなぁ~

[1252] 本当の教育 投稿者情報大滝 2011-12-13 15:26
先日の早明戦で、明治の9番(スクラムハーフ)のオブストラクションの反則で明治が
試合終了前1、2分に早稲田に逆転負けしたことについて、明治の9番を厳しくブログで
叱責していた人がいた。

そのブログでかっての早稲田のカリスマ監督であった大西鉄之祐の著書を引用し、
「私がスポーツにおける闘争を教育上一番重要視するのは、例えばラグビーで今

この敵の頭を蹴っていったならば勝てるというような場合、ちょっと待て、それは
きたないことだ、と二律背反の心の葛藤を自分でコントロールできること、これが

スポーツの最高の教育的価値ではないかと考えるからである。こうした闘争にお
ける心の葛藤をコントロールする訓練の積み重ねによって、こういうことを行って

はいけないとか、行ってもよいという、判断によらないで、パッとその時瞬間に正
しく行為出来ることが重要ではないか、と考える。

判断によらない判断以前の修練からくる正しい行動。判断する材料とか、判断す
ることを教えることはできるが、判断した通りに行うということは、その場面、

場面をあたえられた人間にしかできないのではないか。だから人間が人間を教育す
る場面に一番肝腎なことは、双方の間に絶対的な愛情と信頼があり、その時正しいと

思うことを、死を賭しても断固として実行できる意志と習性をつくり上げることだ
と言うことができよう」。『闘争の倫理――スポーツの本源を問う』(二玄社 1987年)

僕も、本当の教育とはそういうものだと思う。知識はちょっと勉強すれば誰だって
得ることはできる。大西鉄之祐は、切羽詰った極限的な状況の下で瞬時に人間として

の正しい判断ができる能力を鍛えることがスポーツの目的であるといっていると思
われる。しかし、柔道の内柴のような奴もいるから(むしろそういう奴が多いから)、

大西先生の云っていることも、一般論として通用するわけではないのが残念だと
思っている。

[1251] ネズミでさへも仲間を助ける! 投稿者情報大滝 2011-12-09 18:06
ネズミでさへも自分は得するわけでもないのに、困っている仲間を助けると。
他人の感情を共有するそんな「共感」の能力をネズミさへも備えていること

が、米シカゴ大学チームの実験でわかったとネットのニュースで出ていた。
実験の内容は、まず、わなの扉を外から頭で押して開けられるようにネズミを

訓練し、そして1匹のネズミをわなに閉じこめると、その訓練を受けたネズミは
扉を開けて仲間を救出したと。わなの外にチョコレートがあるときも、自分が独
り占めできなくなるのを承知で訓練を受けたネズミは扉を開けてやったと。

他人の感情を共有するそんな「共感」の能力をネズミも備えていることだというこ
とだけど…そうすると、人間世界におけるイジメとかパワハラを平気で行っている

連中は、ネズミ以下ということになるな。イジメとかパワハラとかで会社からも労
働者からも相談を受けることが多いけど、「共感」の能力ってどうしたら持てるよう

になるんだろうか?共感の能力は訓練できるものでもないので、共感能力のないも
のは、「人間を止めてしまえ」ということかぁ~

[1250] ラグビー早明戦 投稿者情報大滝 2011-12-06 08:52
ラグビー早稲田明治戦を息子と見に行った。ここ10年ほど、早稲田が勝って
いるからたまには負けてもいいかなと思いながら見たんだけど、いざ試合が始

まると「行け~潰せ~」と興奮して叫んでしまうな。早明戦というとかっては
国立競技場が満杯でチケットも簡単に取れなかったほどなんだけど、今回は

3万人弱で観客が全盛時の半分ほどになってしまった。栄枯盛衰が世の常と
はいいながら、少し寂しい感じがする。今回も逆転でまた早稲田が勝ってし

まったけど、ファンとして心地がいいとしても「早明戦」の存在意義とか
価値とかは薄くなっていくだろな。まぁどうでもいいことだけど…

[1248] 絶対矛盾的自己同一 投稿者情報大滝 2011-11-30 20:26
物事を考えたり説明したりするときに、「善か悪か、光か闇か」といった
二元論で説明するとわかりやすい。僕は長いこと講師をしていて、自分で

言うのは何だけど、「わかりやすくて歯切れがいい」と評価されることが
多いのは、おそらく意識的無意識的に二元論で説明しているからだと思わ

れる。しかし、わかりやすいから正しいということにはならないことに気
をつけなければならない。僕は長いこと二元論で思考し過ぎてきたように

思う。だからかって西田幾多郎の「善の研究」の中に出てくる「絶対矛盾
的自己同一」なんて云う用語は到底理解できないと思っていた。しかし、

道元や法然などの仏教哲学を読んでいると、二元論では全く理解できない
ということに気がつく。一般の常識と違って仏教では「分別する、分ける」

ということは正しくないとされている。僕の浅い知識で、仏教の真髄は絶
対矛盾的自己同一、善悪の彼岸にあると勝手に理解している。

今度の大阪市長選は、橋下さんが勝った。橋下さんをどちらかというと僕は
あまり好きなタイプではない。しかし選挙戦では週刊誌が「ヤクザのナン
トカ」と橋下さんをパッシングするようになるとそのいやらしさに橋下さ

んを応援したくなる。橋下さんが「ヤクザのナントカ」でどこが悪いと開
き直り、二元論のわかりやすさが橋下さんを勝たしたと思われる。

しかし、二元論のわかりやすさが必ずしも正しいということにならないのは、
人間をそもそも二元論では説明できないからで、その人間を相手にして上手

くいくかどうか僕は危うく思っているんだけど…
[1249] RE:絶対矛盾的自己同一 投稿者情報まいん 2011-12-01 12:09
子供はいつから大人になったのか
昼はいつから夜になるのか

二元論は違いを説明するためのものにすぎないと考えています。

自分と他人という概念も、家族を含めて身内と他人といったり、一定のコミュニティ(調布市民と他 とか 日本人と外国人)であったり、あるいは、一生のうちにまったく出会わない人を他人と考えると、労働法研究会の人間は身内にもなりえる(一般的には「仲間」という言い方をするかもしれませんが)

そう考えると二元論の分け方自体、後付けのものであることがよく分かります。

すると、この世とあの世(生と死)という境目も実はないのかもしれないと最近は考えるようになりました。

でも、二元論は分かりやすい。
アメリカという国はなにかというと「正義」という言葉を掲げます。
それは、ソ連であり、北朝鮮であり、アフガニスタンであり、悪を作り上げることで自分たちの正当性を主張したかったからだと思います。

究極的なことをいえば、世の中、いいも悪いもないのかもしれません。ただルールに合っているか合っていないかということだけで。。。
そのルールを恣意的につくろうとしている方(役人・政治家・政治団体)には嫌気がさすけど。

だからこそ客観的公平なんて概念はこの世にありえないのかもしれません。でもそれをあんまりいってしまうと、社労士としてこれは違法であるとか合法だとかいうことが虚しくなりかかるときがあります。

追記
昨日、労働基準監督署に呼ばれて広島まで行ってきました。
個人的にはカープファンなので、愛着のある場所なのですが、この掲示板でも何度か話題に上がっていましたが、どうも広島という場所は労働問題にナーバスな土地柄のような気がしてます。

わざわざ、東京から責任者を呼び出されるということだったので、垂れ込みでもあったのかと最初は懸念しましたが、結果的には「定期監査」ということで大きな問題にならなくてよかったです。

前日の最終便の飛行機で夜22時半にホテルに着き、翌日も職場でのヒアリングと監督署訪問のあと、18時には東京に戻って仕事だったので全然ゆっくりできませんでした。ワークとライフと二元論に分けないとやっぱり駄目ですね。いつかライフで再訪したいと思います。

[1247] 鏡池 投稿者情報大滝 2011-11-27 23:09
土日にかけて戸隠高原の鏡池に行ってきた。早朝で天気が良く、かつ、
風がない日でないと朝陽に映える戸隠連峰が池面に映らないので今回は

ばっちり見れたな。道の駅「しなの」というところで車中泊をしたんだ
けど、車全体が冷凍庫に入ったみたいな寒さで車全体が霜で白くなった。

アノラックを着て寝袋に入りその上に毛布をかけても、寒くてよく寝れ
なかった。4時ころにはもう寒くて我慢できないと、道の駅から戸隠高原

に向かったんだけど、鏡池に着いたのが4時半ころ。それでも辺りは真っ暗。
真っ暗な山の中に一人というのもこれが薄気味悪くて落ち着かないんだ。

人がいたらもっと気持ちが悪かったと思うけど…。早々に鏡池を下りて戸隠
神社の宝光社の駐車場でエンジンをかけて待ち、明るくなり始めた6時ころ

再度鏡池に向かった。鏡池に着いたときは、カメラをセッティングして朝日
が昇るのを待っている人が何人かいて、やっぱり同じことを考える人はいる

ものだなと思ったね。池は日陰になる部分が凍っていたけど、氷が切れた部
分に戸隠連峰がくっきり映っていた。これを見るために来たと思った。

車中泊関係の本を何冊も読んでいるんだけど、やっぱり実地で経験しないと
ダメだね。まず防寒対策が少し甘かった。窓の目張りとか寝袋が冬用の寝袋

でないと使い物にならないとか…それでも車中泊は面白い。癖になりそう…。

[1245] 忘年会 投稿者情報大滝 2011-11-21 12:31
12月3日、今年最後の労働判例研究会がありますが、研究会終了後
忘年会を予定しています。

場所と時間は以下の通りです。

★「まるよし」 03-6272-9773
 千代田区九段南3-2-4 2F
 研究会会場の九段上集会室から歩いて2,3分のところです。

★時間は午後5時から2時間


★会費5000円です。少し高いですが料理は美味いとのことです。

★ 参加される方12月2日までに大滝か馬場さん宛にご連絡ください。

[1244] 読売事件 投稿者情報大滝 2011-11-21 12:15
読売の渡辺会長と巨人の清武球団代表(元か?)の内紛について、清武の弁
護士が僕の大学の同級生であったことから興味を持ったけど、あまり愉快な

事件ではないね。渡辺会長はワンマンで読売新聞の記者の原稿が気に入らな
いと差し替えさせるという話だし、そういうワンマンの男にはイエスマンが

集まって寄ってたかって保身をはかる構造がミエミエで、どうやら清武が惨
敗しそうな構図になりつつあるんだけど、吉峯(清武の弁護士)はどんな作

戦を立てるんだろうか?

渡辺会長が85歳で未だに権力を握っていること自体が問題だけど、こういう
男がマスコミの一翼を担い政治等に影響力を及ぼしていること自体が不愉快

だね。政治学では、「権力は腐敗する、絶対権力は絶対腐敗する」といわれて
いるけど、読売グループも腐りきっているな。
[1246] RE:読売事件 投稿者情報にしやん 2011-11-24 19:05
大滝様

僕も読売グループは大嫌いです。特にナベツネは、何様のつもりでいるのか、理解に苦しみます。非上場企業だから、何をしても許される・・・と勘違いしてないかなぁ。
今回の騒動で、ナベツネは『最高級の弁護士を・・・』と言ってましたが、牛肉じゃないんだからねえ。でも清武さんの行動は、ホントによくやった、アッパレですよ!
どっちに軍配があがるか分からないけど、清武さんを応援したいと思います。

[1242] 合格おめでとう!!パート2 投稿者情報大滝 2011-11-15 09:30
一昨年の社労士試験合格発表日のときの話、大阪で宝石屋さんをやって
いるTさんが合格した。僕は男気のあるTさんが好きだったのでTさん

が合格したら大阪にお祝いに行くと約束していた。だから合格したとき
大阪に行くとTさんに連絡したら、Tさんが待ってくれというんだ。京都の

H君がダメだったので彼が合格するまでは祝賀会は遠慮したいと。普段は
コテコテの大阪人でにぎやかなTさんがなんと細かい配慮をするものだと

改めて感心したものだった。試験は合格する者もいれば落ちる者もいる。
落ちた者が仲間のお祝いの会に出るのは、辛いところがある。僕は辛くても

仲間のお祝いの会には出るべきだと、そこで来年こそ受かるぞという強い
決意をするべきだと思っていたんだけど…。あれから2年たった。今年の

合格発表日、TさんからH君が合格したとメールと電話が入った。大阪の
仲間のまとめ役であり、面倒見のいいH君が合格するのをみんな待っていた。

今度こそ2年遅れた祝賀会をみんなでワイワイ楽しくやろうぜ!!

[1241] 合格おめでとう!! 投稿者情報大滝 2011-11-11 13:09
合格おめでとう!!
今日は社労士試験の合格発表日。かねてから心配していた京都のH君と大阪のTさん
から合格した旨の連絡がありました。Tさんが電話の向こうで泣きながら報告してく

れたとき、思わず僕も涙がこみ上げてきた。本当に、ホントウに長かったね。社労士
としてこれからが大変ではあるんだけど、当分の間は合格の喜びに浸ればいいと思う。

長い間がんばってきたんだから…

[1237] クライマックスシリーズ 投稿者情報まいん 2011-11-04 13:19
クライマックスシリーズが盛り上がっています。
プロ野球選手といえば、サラリーマン社会とは縁遠い実力社会だと思っていましたが、どうも最近はその差が薄くなってきたような気がします。野球界の場合、ドラフト会議は、いわば新卒採用で、フリーエージェント獲得はいわば中途採用。実力(能力)が見合わなければ自由契約(解雇)。

一方サラリーマン社会においても、優秀な人物は転職市場で引っ張りだこで、金融ブローカーなどは野球選手並みに稼ぐ一方で、市場価値が低くなってしまうと、リストラ、出向、転籍・・など、それこそ野球選手と変わらないのではないでしょうか。

野球は打率、本塁打、打点や勝ち星、三振数などはっきり成果で評価されるが、サラリーマン社会も、営業成績、部門業績、経費使用実績 等、IT化の発展のおかげもあって、ひとりひとりの成績が目に見えるようになってきました。


いずれにしても、生き残っていくために大変な社会になってきました。
クライマックスシリーズをみながら、ふとそんな事を思い、のんびり見ているだけでは駄目だなと感じてしまいました。

[1240] RE:クライマックスシリーズ 投稿者情報大滝 2011-11-07 09:04
まいん様
同感だね。僕の子供のころは、植木等の「スーダラ節」とか「サラリーマン
は気楽な稼業ときたもんだ」(知っているかい?)という流行歌がはやって

いたけど、その時代(昭和30年代)は、日本という国が希望に満ち満ちて
いて「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」とうそぶいても、組織の中

に多少の落ちこぼれがあってもそれが許されていたおおらかな時代だったん
だな。今、名のある大企業でさへ、不要な人員を抱えるほど余裕のある企業
は少なくなっていっている。

だから僕も普段は派遣スタッフに対していつも警告しているんだ。「派遣スタ
ッフは会社に役に立つかどうかスキルがあるかどうかが絶対基準で、役に立

たないと会社からあっさり切られてしまうぞ。」と。今は派遣どころか、正社
員でさへ、安閑とはしていられない時代で、ホントに厳しい時代なんだと思う。

クライマックスシリーズ、今年は順当にセーリングは中日、パーリーグはソ
フトバンクが勝ち抜いたね。

せーリーグ優勝でも監督の落合が首を宣告されたことが興味深い。結果を出
しているのになぜ首を切られるのであろう?落合監督は僕はあまり好きなタ

イプではないけど、中日首脳がまさか好き嫌いで人事を決めているのではな
いだろうね。わからん。

[1236] 健全な宗教 投稿者情報大滝 2011-11-02 14:20
11月になった。今年もあと2ヶ月。この1年間何をやってきたのかと思うほど、
成果がないのに驚く。まぁいいかぁ~。

浄土宗の開祖法然と浄土真宗の開祖の親鸞とどこが違うのかわからなかった。親鸞は
真に浄土に生まれ変わりたいという気持ちがあれば1回でも「南無阿弥陀仏」と唱え

れば救われると。何回も唱えなければ救われないと考えるのは「自力」につながり
間違いであるという。法然は、人々の心の中にあるトラウマ(例えば死の恐怖)を消

すためには、1回の念仏を唱えるだけでは無理だと。何回も唱えることによって心の
中にあるマイナスを消していくことができ、口称念仏の意義はそこにあると。

一般的に禅宗は自力でその他の宗教は他力であるとされ、理屈の上では自力と他力は
決定的に違うけど、実際はそんなに違わないのではないかと「法然・愚に還る喜び 

町田宗鳳」を読んでいてそう思える。

最近、うつ病にかかっている人たちが多いけど、病院で薬で治療するより、健全な宗教
をもつことで癒される方が僕ははるかにいいと思っているんだけど…

[1234] 脱皮しないヘビ 投稿者情報大滝 2011-10-28 09:22
・脱皮しないヘビは破滅する。
人間も全く同じだ。古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、やがて内
側から腐っていき、成長することなどできないどころか、死んでしまう。
常に新しく生きていくために、私たちは考えを新陳代謝させていかなくて
はならないのだ。ニーチェ

最近、心身が不調であったんだけど、特に心の方は、ニーチェの言ってい
ることが当たっているように思う。同じことをやっていれば仕事は上手く

なる。しかしその代わり緊張感も薄れていく。今、自分のスキルでそこそ
こはできる。その分野を深めるとともに、やっぱり未知の分野に積極的に

取り組んでいかなければならないと思う。「動かない」という選択肢もあ
ると思う。動くことによってすべてが中途半端になるおそれもある。「腐っ

ていく」よりは、「中途半端」の方がまだいいかぁ~と思っているんだけど…

[1233] プライドをかけて戦え! 投稿者情報大滝 2011-10-24 13:56
体調がもう一つのため、先週の週末から今度の週末はスカパーでラグビーを見て
すごした。先日は同志社大学と天理大学の対戦を見ていたんだけど、2年続けて

同志社が天理にダブルスコア以上の差でこてんぱに粉砕された。かって同志社は
大学ラグビーでは日本一に何度もなったことがあるほどの名門校であるんだけど、

凋落するときはこういう感じなのかと思うほど、ラグビーのスタイル、メンタル
(プライド)が衰えていて何にも感動するものがなかった。昨日は早稲田が筑波

大学に38年ぶりに完敗した。早稲田は同志社ほど、スタイルもメンタルも衰えて
いるとは思わなかったけど、当たり前のことを当たり前にやっているという感じで、

感動もしなかったな。僕は、プライドをかけて誇りをかけて戦うことが好き。プラ
イドばかりで鼻持ちならないのは嫌いだけど…


[1232] エピクテトス 投稿者情報大滝 2011-10-19 18:21
さすがに10月の半ばを過ぎると秋らしくなってきた。

最近、体調が余りよくない。古代ギリシャの奴隷の身分でありながらストア派の
哲学者でもあったエピクテトスが、「自分とは何か」という問に対して、それは

「意思」であると答える。奴隷であるからして、彼の肉体は主人のものであって
彼のものではなく、しばしば乱暴な主人から肉体的な虐待を受けたために彼の片
足は一生不具であったそうな。

エピクテトスが考えたこと。あくまでも自分の自由になるもの、それは意思である。
それ以外は自由にならない。故に意思こそが自分自身であると。そうすると「病気

は肉体の故障であって意思の故障ではない。病気が自分の意思によって呼び寄せら
れたものであるならば別であるけれど。

足が不自由な人は足が悪いのであって、その人の意思に故障があるではない」と。
エピクテトスは、「意思=自分の自由になるもの」と「肉体等のそれ以外のもの=自分

の自由にならないもの」を明確に分けて、自分の自由にならないものにはくよくよす
るなということをいっているように思われる。

極限的な状況になればそうも考えられるんだろうけど…。僕は、日常のぬるま湯に浸
りすぎているのかもしれない。

[1231] カテーテル治療 投稿者情報大滝 2011-10-17 16:54
地元の友達がS大付属病院で不整脈の治療で入院したと聴いたので早速見舞いに行ってきた。
見舞いに行くとナントCCU(集中治療)病棟に入院しており、股の静脈からカテーテルを

入れて治療したんだけど7時間もかかって治療は失敗したらしい。S大付属病院はこういう
話は多いね。7月に連れ合いが40度の熱と脱水症状で2度も救急車で運ばれたときも同じS

大付属病院だったけど、散々検査しても原因がわからず、結局他の民間の病院で「胆石」と
いうことがわかって事なきを得たんだけど、S大付属病院はどうなっているのかなと思うな。

でっ、友達は案外元気ではあったけど、さすがに再治療に関してはしばらく時間を置いて
くれと病院側にいっているらしい。心臓のカテーテル治療は、術中意識はあるから痛くは

ないんだけど精神的に気持ちが悪くて疲れるんだ。普通2,3時間で終わる治療が7時間も
かかったあげく失敗したと聞かされたら、僕だったら病院を変えるかもしれないな。

病気の話ばかりで恐縮!

[1229] 社会正義 投稿者情報大滝 2011-10-12 19:10
労働判例研究会終了後に毎回お茶会をするんだけど、そこで理想主義肌の
Sさんが現実主義者のK君に「K君の仕事がどこで社会正義につながって

いるのか(正確ではないかもしれないけど)」と糾弾?していたのが面白か
った。K君が常々顧問先が増えたとか減ったとかで一喜一憂していること

についてSさんがからかったんだと思うけど、Sさんの正論?に対してK君
の回答が多少歯切れが悪かったように思ったね。僕も同じ質問を発せられた

らやはりしどろもどろになるのではないかと思う。何を隠そうこの僕も普段
から社会正義を考えながら仕事をしているわけではないから。K君と同じよ

うにもう少し顧問先が増えないかなと普段は思っているから。ただ、現実に
仕事をするそのときに何が正しいのか、どう判断し、どう解決するべきかと

いう時点で、社会正義に反するような仕事はしていないというだけに過ぎな
いな。何が社会正義なのかの判断も一義的ではなく個々人によって違いはあ

ると思う。ただ、自分にとっての社会正義とは何かについては考えていた方
がよいかもしれない。

[1227] 調子悪い… 投稿者情報大滝 2011-10-04 13:51
1ヶ月かけて財務会計のテキストを読んだ、が全く頭に入っていない。この知識はコンサル
をする上で必要だと思っているんだけど、使える知識にはとてもとてもほど遠い状態で情

けネェ~。こんなにわかっていないことをやっていていいのか、充実感が感じられなくて
モチベーションが下がってくるんだけど…

ステージを上げるどころか、現状の仕事に必要な勉強ができていなくて少しイラついてい
る。何回か繰り返して読むしかないと思ってはいるんだけど…まっいいかぁ~


[1221] 車中泊 投稿者情報大滝 2011-09-27 23:40
遊んだ話ばかりで恐縮なんだけど、この連休中、ジムニーで高野
山に行ってきた。バスのツアーでは行ったことはあるんだけど、

その時は時間の関係で金剛峯寺と奥の院しか見学できなかった。
今回は壇上伽藍の根本大塔の立体曼陀羅を見てみたいと思ってい

た。ジムニーで車中泊をしながら高野山まで行って帰ってくる旅
行はかねてから計画していたんだけど、実現できるかどうか自信

がなかったんだけど、これが案外行けたな。実に実に楽しかっ
た。高野山も安土城址も良かったけれど、今回目覚めたのは車中

泊の旅行の楽しさだね。ほとんど1日中高速道路を走ることになる
んだけど、これが案外退屈しないのだ。サービスステーションで

テレサテンと坂本九のCDを買い、行きも帰りもかけっぱなしで
歌詞も覚えるほどだったね。夜の高速道路を走っているとき、テ

レサテンの「時の流れに身を任せ~」、坂本九の「一人ぼっちの
二人~」なんかを聴いていると、寂しいんだけどこれが心地いい

んだ。チョット比べるのは何だけど、牧水や西行が旅をして孤独
を感じていたのと共通の感じ。彼らが生涯を旅人だった理由がわ

かるような気がした。非日常の4日間だった。おかげで昨日から
派遣元講習やら顧問先の相談、その他の仕事がたまっているんだ

けど、普段の調子が戻れないでいる。
[1222] RE:車中泊 投稿者情報INOUE 2011-09-28 00:02
大滝様
ご無沙汰しております。神戸のINOUEです。
学生時代は、車中泊よくしましたよ。
天橋立や伊勢神宮はよくいきました。

こちらは、いろいろと悪戦苦闘です。
また、詳しいことはご連絡したします。
[1223] RE:RE:車中泊 投稿者情報大滝 2011-09-28 15:21
INOUE様
ご無沙汰。元気だった?
僕はこの年になって車中泊に目覚めたね。
[1224] RE:RE:RE:車中泊 投稿者情報にしやん 2011-09-30 19:37
大滝様

お久びりです。
高野山へ行かれたのですか?高野山は、僕の家内の実家が麓の橋本市なので、結婚してからは毎年お盆(ろうそく祭りの日)に行っています。実家から電車で1時間位のところなので、さすがに泊まりはできないです。
車中泊・・・といえば、高速道路が上限1,000円の時に松江迄行った時位しかありません。夜中に中国自動車道から米子道を走りましたが、米子道の蒜山高原PAで寝てしまいました。流石にきついです。
折角高野山に行ったのなら、宿坊で泊まったらよかったのに・・・と思います。次回は如何でしょうか?
[1225] RE:RE:RE:RE:車中泊 投稿者情報大瀧 2011-10-01 22:09
にしやん様
ご無沙汰。
前回高野山に行ったときは宿坊に泊まったんだよ。若いお坊さん
が給仕をしてくれたり、布団を敷いてくれたりして、朝は勤行に

参加させてもらったと思う。それはそれでよかったけどね。ちゃ
んとベッドの中で寝られる方が気持ちがいいんだけど、今は車中

泊用にベッドのキッドが売られていて、それをセットすれば案外
寝られるんだよ。経済的に安上がりということもあるけど、それ

以上に自由に動き回れるということが面白いと思っているんだけ
どね。また行く機会があったとしても車中泊で行きたいね。もう

少し大きい車にするかどうかは迷っているんだけどね。

[1220] みずがき山 投稿者情報大滝 2011-09-21 16:23
先週の連休にNJ協会のY君とNK協会のMさんと車2台でみずがき山へ行ってきた。
彼らの趣味が星空の写真撮影でそれに付き合ったんだ。みずがき山には3回ほど行って

いるけど過去2回は雲が出てみずがき山の全貌を見ることができなかったんだけど、今
回は素晴らしい天気で初めてみずがき山の頂上をみることができた。みずがき山自然公

園をベースにしてジムニーで林の中に入っていったんだけど、林の中はこれぞ「はやし」
という感じで、みな感激していたね。彼らが写真をとっている間だ、僕は積んでいった

椅子を引っ張り出して木々からこぼれる柔らかな陽射しを楽しむことができた。

夕方自然公園にもどりそこでコンロで湯を沸かし、カップヌードル、インスタントの
味噌汁を食べた。普段は食べないんだけど、ああいうところで暖かいものは、ホントに

美味しく感じるね。ただ山の天気は変わりやすく、夜の7時頃になると空全体が黒い
雲で覆われ、星空の撮影は無理かと思われた。僕は早々にジムニーのベッドのキット

を設営して仮眠していたんだけど、1時間後に外に出てみると空は満天の星だった。
僕は北海道の田舎育ちだから、満天の星は子供のときはよく見ていたけど、そのとき以

来の星空で久しぶりで天の川を見た。コウモリも飛んでいて一人ではとてもこれない
ところだなと思ったね。

北極星を中心に北斗七星、カシオペアが回っていて、確かに地球は自転しているなと
実感した。夜露も尋常ではなく、寒さも厳しいので僕は2時間ぐらいで早々に車の中

に戻った。彼らはキャンプの用意はしていないので夜の11時ごろ、撤収し石和温泉の
24時間営業の温泉施設で宿泊し翌日、山中湖を回って帰ってきた。

今日、協会でY君に、さぞかし素晴らしい星空が取れただろうと聞くと、「夜露でファイ
ンダーが曇り星空の撮影は駄目でした~」だったと…。

[1219] 超訳ニーチェの言葉 投稿者情報大滝 2011-09-16 23:54
「超訳ニーチェ」は、僕にとっては常々思っていたことが書かれ
ていて面白いと思っている。

安易な人生を送りたいのなら
この人生を簡単に、安楽に過ごして生きたいというのか。だった
ら、常に群れてやまない人々の中に混じるがいい。そしていつも
群集と一緒につるんで、ついには自分というものを忘れ去って生
きていくがいい。

僕は自分が人見知りでどちらかというと組織の中で生きていくの
が苦手なタイプです。高倉健じゃないけど、「不器用ですから」

と気取っては見ても、どこか大人として未熟なんじゃないかと思
っていた。ニーチェは、未熟なままでいいんだぜといってくれて
いるように思えて少し気が楽になったね。

社労士としてはどうよということはあると思うけど…

[1217] 取得時訂正 投稿者情報まいん 2011-09-13 19:16
ネットで調べると、1年以上前に盛り上がっていた話題だったようなので、今更なのかもしれませんが、まいんは最近知ったので、ご報告です。

「健康保険法」等、社労士試験では、あまり詳しく問題にならない、実務的な内容なのですが、健保・厚年の加入の際に「取得時訂正」という手続があります。

ご存知の通り、加入した標準報酬月額と実態が誤っていた際に、提出する訂正届ですが、かつて、社会保険庁が管轄していたときは、給料20万、標準報酬200千で加入したものの、残業が70時間位あって結果的に総支給が30万になった場合は、取得時訂正を求められました。

しかし、年金事務所になってからは、残業時間は固定的賃金の変動ではないという理由で、特に訂正はうけつけないそうです。

今まではなんだったんだ。。。

考えられることとして。
1.社会保険庁には、仕事をもてあまして、暇でチェックする余剰人員がたくさんいた。
2.年金事務所になって、イチイチ調べる人がいなくなった。
3.最初、金額が低かったとしても、年に一度の算定の際、あるいは月変の際に差異が大きければ引っかかってくる

こんなトコでしょうか。


ただし、調べた限りでは、取得時訂正が、時間外手当という変動給の変更により、取得時訂正をしなくてはならない法的根拠はどこの条文にもなさそうです。


小売という営業時間が長く、結果として残業時間が多いまいんの業界では、標準報酬算出の際に一定の下駄をはかせていましたが、今後下駄をはかせる必要がなくなったのはある意味会社にとっては朗報でした。

しかし・・・実務をやっている女性がその事実を知っていたにも係らず、今までどおり下駄を履かせて処理していました。
本当なら、すぐにでもその事実に気付いた途端、下駄なんて履かせる必要がないのに、その辺でもう少し機転をきかせてほしいのだけど。。。

[1218] RE:取得時訂正 投稿者情報大滝 2011-09-15 06:55
まいん様
昔、健康保険法を教えていた立場から云わせてもらうと、時間外
手当は固定的賃金の変動ではないので年金事務所の処置が正しい

と思う。時間外手当がその月だけで特に多かったとしてもその度
に所得時訂正をさせるのはどうかと思う。ただ、その会社が社会

保険料を安くするため常習的に所得時の報酬をわざと低くして届
け出る等の前科があった場合などは取得時訂正をさせる場合もあ

るかとは思うけど。社会保険事務所の時代はその内部で少しでも
多く保険料を徴収したいという尻たたきがあったのではないかと

僕は想像しているんだけど。

[1216] Kさんの死パート2 投稿者情報大滝 2011-09-12 08:45
土曜日曜はKさんのお通夜、告別式だった。月曜日に亡くなったのに、
こんなに遅れたのは葬儀場が混んでいるからだと。久しぶりに昔の仲間

が集まった。こんな時しか会う機会がなくなったので、今度たまには食
事会でもしようということになった。転居した人も多いと聞いた。僕は

昔の友達と会うのはもちろん楽しいには違いはないんだけど、昔はああ
だったとかこうだったとかの話はしたくないな。今現在どうしたいのか、

これからどうして生きていきたいのか、そういう話をしたい。Kさんの
告別式では、Kさんのソフトボール仲間のOさんが友人代表の挨拶をし

た。涙ボロボロで何をいっているのか聴き取れなかったけど、彼の無念
の気持ちは伝わってきた。Oさんは男気があって容貌も丸坊主でヤクザ

の親分みたいな人なんだけど、僕の好きなタイプです。親しく付き合っ
たことはないんだけど、告別式が終わってOさんと目があったとき思わ

ず二人抱き合ってしまった(僕はナニの趣味はない。)。Kさんの人柄
を示すようにKさんの周りには沢山の良い友人がいたと思う。親しい人

との別れについて仏教では愛別離苦といって八苦の一つになっているけ
どこれからそういうことが多くなるんだろうな。

今日は抜けるような空の青さです。しかし秋の気配も感じて少し寂しい
感じがする。l

[1215] Kさんの死 投稿者情報大滝 2011-09-07 08:42
地元の友達で司法書士のKさんが亡くなった。同じ友達のAさんから
知らされ、すぐKさんの自宅に伺おうと思っていたんだけど、昨日は

短大やら派遣元講習やら顧問先の労働局の是正指導対策やらでどうし
ても抜けられず、訪問した時は夜10時を過ぎていた。僕らは子供の

PTAの役員になった時に知り合った。僕もAさんもKさんも子供たち
のために親父の会を作ろうとかPTAの活動を通して地元に貢献しよう

と意気投合したものだった。事実、Kさんは地元で仕事をしたいと池袋か
ら飯能に司法書士事務所を移した。実際は地元の司法書士ががっちり縄張

りみたいなものがあり、仕事自体は大変であったようだったけど。Kさんは
いつもニコニコして柔らかい感じなんだけど、真の骨っぽさ頑固さも持ち合

わせていた人だった。いつでも会える、いつでも話ができるという思いで僕
が独立してから飲んで話すと云う機会があまりなかった。もっとKさんと話
をしたかった、飲んで騒ぎたかった。

僕とAさんはKさんの亡骸の前で泣いた。Kさんは「生活は飲んだくれで
だらしなかったかもしれないが仕事の面では後悔はない」と云っていたと。

確かにそうだったと思う。健康であると思われたKさんが先に逝き、健康面
で必ずしも状態が良くない僕とAさんが生き残っている。人生は無常だ。

死ぬときには思いは残したくない。生きている間は1日1日を精いっぱ
い生きたい。Kさんの死を通してそう思っている。

[1214] 夢を捨てるな。 投稿者情報大滝 2011-09-02 16:53
理想を捨てるな。自分の魂の中にいる英雄を捨てるな。誰でも高みを目指している、
理想や夢を持っている。それが過去のことだったと、青春の頃だったと、懐かしむ

ようになってはいけない。今でも自分を高くすることをあきらめてはならない。いつ
の間にか理想や夢を捨ててしまったりすると、夢や理想を口にする他人や若者を嘲笑す

る心根を持つようになってしまう。心がそねみや嫉妬だけに染まり、濁ってしまう。向上
する力や克己心もまた、一緒に捨て去ってしまう。よく生きるために、自分を軽蔑しない

ためにも、夢や理想を決して捨ててはならない。超訳ニーチェの言葉より

社労士試験が終わり、今年こそ長年の夢がかないそうな旧社労使塾生から連絡が入って
思い出したニーチェの言葉です。僕も改めて自分に問い直している。

今夢と理想を追っているか?現実の日常に埋没して夢と理想を忘れていないか?夢と理想
を語ることが恥ずかしくなっていないか?

[1213] 偽教師 投稿者情報大滝 2011-08-28 22:05
この世には、いかにもまともそうに見える偽教師がたくさんいる。
彼らが教えることは、世渡りに役立ちそうなことばかりだ。これ

これをすると得になる。こういう判断をすると損をしない。人付き
合いはこういうふうにしろ。人間関係はこうやって広げろ。こういう

事柄はああだこうだ。よく考えてみよう。偽教師の教えることは、す
べて価値判断だ。人間と事物についての本質の見方など、これぽっち

も教えてくれはしない。こうして人生の本質すらわからずに生きてい
っていいのかな。 超訳ニーチェの言葉より。

偽教師が、すべて悪意をもって偽教師になっているとは思われない。
しかし、安易に偽教師の言うことを信じるのは、僕も危険だと思う。

まぁ、僕自身が偽教師ではないとは断言できる訳ではないので、僕の
言っていることも安易に信じてもらっては困るんだけど…

[1212] 男の成熟? 投稿者情報大滝 2011-08-24 16:14

この2,3週間、車で山の中を走ることばかり考えていた。仕事の予定が詰まっていたり、
その他のことで気分的にも少し鬱陶しい日が続いていたこともあり、パァッと気分を入れ

替えるために車も買い替えようかなと先週の土曜日はディーラー回りをしてめぼしい車の
試乗をしまくってきた。しかし、どの車も帯びに短し襷には長しで、又、気に入った車は
「高すぎる」ということで結局車を買い替えることは断念した。

いい年して何を考えているのかと考える向きもあるかと思うけど、ニーチェは「善悪の
彼岸」のなかで「男の成熟、―それは子供の頃に遊戯の際に示したあの真剣さを再び見出
したことをいう。」といっている。

これはまさに僕のことをいうのではないか!! と思ったんだけど…

[1211] 社労士試験 投稿者情報大滝 2011-08-22 08:34
来週の日曜日、社労士試験がある。僕が社労士試験の講師を辞め
てからもう10年近くなるので勝つための戦略とか戦術とかについ

てもう教えることはできない。もう大分待ちくたびれているんだ
けど、それでも受かるまでは見守っていてやりたいと思ってい

る。僕は、さぁ~つっこめ~!というタイプだけど、それだと今
頃はとうに試験を諦めているかもしれないな。続けているだけで

もたいしたものだけど、それでも受かるにこしたことはないぞ。
今日入れて後6日、後悔しないように頑張ってほしい。

[1210] 暑中お見舞い 投稿者情報大滝 2011-08-16 09:22
暑中お見舞い申し上げます。
元横浜マリノスの松田直樹選手が急性心筋梗塞で亡くなったと。
プロのサッカー選手が中性脂肪とかコレステロールとか考えら

れないのに、冠動脈が詰まるなんてことがあるんだろうか?彼
が倒れたとき「ヤバイ、ヤバイ」といっていたらしいけど、僕
も去年そっくり同じセリフを吐いた。

僕らの歳になると、何があっても不思議ではないし、死とは何か、
生とは何かと考えることが多いから死ぬほどの病気になっても、

それはそれなりに覚悟できるような気がする。しかし、彼のよう
に若いと死という事が理不尽であり決して納得の出来るものでは
なかったろう。

僕は、人は死なないイヤ自分は死なないと思っている。自分が死ぬ
そのときには自分は死んでいるわけだから自分は自分の死を体験

することはできないのだ。だから死はいつも自分以外の他人の死だ。
若いときは屁理屈だなと思っていたけど、最近、昔ほど死の恐怖が

感じなくなったのは、そのことが実感としても感じることができる
ようになったからかな。

死というのは究極の孤独だと考えたこともあったけどそうではない。
みんな死ぬのだ。億の金をため込んでいる人も、わが世の春を満喫

している人もみんな死ぬ。自分だけが死ぬわけではない。その点では
公平なんだと思う。公平である以上孤独を感じる理由はないと。

感情を理屈で説明できるかという反論もあると思うけど…

[1207] 労働分配率と平均年齢 投稿者情報まいん 2011-08-12 14:57
下期の予算と中期経営計画の人件費予算を策定しました。

これは個人の考え方ですが、まいんの場合人件費予算策定の目安として、労働分配率の30%~33%を目安として作成しています。
・被服小売業の場合、売上の安定性に脆い部分があること
・販促宣伝費や不動産賃料等人件費以外の経費を勘案して最終利益を考える必要あること
その結果、売上が3割落ち込んでも経営が傾かないラインということで上記の指標を目安にしております。


これを逆手にとって考えると、月額20万円の従業員が、給与を33%で割り返した場合、粗利60万の価値を仕事として提供する必要が出てきます。まいんのところのように、小売業であれば洋服の原価というものもあるので、仮に原価50%とした場合、20万の給与の方は月額120万円をどんなに最低でも売ってもらわないとという指標になります。ボーナスや退職金も対象になる社員ならそのライン額は尚UPです。

これをノルマといってしまうと聞こえは悪いですが、結果的にビジネスに貢献しているのかいないのか、数字ではっきりと分かります。

さらにいえば、この貢献に満たない場合に降格や解雇するといった判断は、企業としては実に客観的・合理的な指標になると思っています。この数字が達成できない社員ばかりだと、事業が存続すら危うくなることを考えると、社会的通念上も妥当になってくるのではと思うのですが、まだまだ抵抗意見もありそうな感じもします。

だから、こういった数字の現実は、店長等ある程度の役職者のみに公開して、店長・マネージャー自身がその意識をもって、部下の方々をマネジメントしてもらえばいいのですが、最近は上から下りて来た理屈をそのまま下に押し付けて、「本社(人事)がこう言っているから、売れないあなたが悪いんだよ」とそのまま伝えてしまうといった、ミドル層の管理能力の弱さというのも別の意味で課題になっています。

見える化の推進といえば聞こえはいいんだけど、ではこのあとどうするか。。。色々悩みどころです。


さらに、もうひとつの大きな課題は、平均年齢。
最近、大手企業を始めとして、社員の平均年齢が軒並み40歳を超えています。

まいんの所属する会社は平均年齢が20台半ばなので、ある程度の退職者が発生し、若い人を入れ替えしないとその平均年齢は維持できなくなってしまいます。

実は、まいんは今月で36歳。
すでに、ドップリミドル世代のはずなのですが、企業人事担当者の交流の場などにいくと、割と自分はまだまだ若造のほうで、世間では40台で主任クラスといった方が多いことに少し違和感を覚えるくらいです。

平均年齢が高い会社と低い会社を比べると悲しいかなその活気は明らかに違います。


安心して長く働ける会社というのは、人事が構築する必要はあるのですが、「安心」が「安定」と読み違えてしまうと、先ほどの労働分配率の高騰につながり、結果的に業績に悪影響になりかねないことにもなってしまいます。

事業を継続していくための「労働分配率」と「平均年齢」のコントロール。これが最近のテーマになってます。
[1209] RE:労働分配率と平均年齢 投稿者情報大滝 2011-08-12 15:32
まいん様
なるほどね。

労働分配率と労働者の給料に見合う売り上げ高について、目に見える
ような形で従業員に理解させるのは難しいかもね。

まいんさんの会社のように特殊な会社では、平均年齢について若くな
いと会社の存亡の危機に陥るかもしれない。

僕の感覚では、年配の手ごろな価格で売っている洋服屋さん(古いかぁ?)
が少ないと思うんだけど…

年寄り向きの手ごろな価格の洋服のブランドって売れないのかい?高齢化で
若い人より年寄りの方がお金持っていると思うけどなぁ(僕はないけど…)。

[1205] 夢かうつつか 投稿者情報大滝 2011-08-10 09:37
夜中、NHKのラジオの竹西寛子のインタビュー番組を聴いていた。
そのなかで彼女(82歳)が、和泉式部の和歌について語っていた
けど、その中で僕もいいなと思ったのは、以下の和歌です。

白露もこの世もまぼろしも たとえていえば久しかりけり

人知れず物思うことはならいにき 花に別れぬ春しなければ

世の中は夢かうつつか うつつとも夢とも知らずありとなければ
(古今集 読み人知らず)

この世は現実なのか夢なのか、結局あってないようなものなんだ
なと歌っているんだけど、1000年以上昔の人と僕が感じているこ

とがそんなに違っていないことに驚く。竹西寛子は早稲田の文学
部を出たということだけど、僕もこういう勉強をしたかったな。


[1206] RE:夢かうつつか 投稿者情報02 2011-08-11 11:27
「世の中」には男女の仲という意味もありますが、深イイ歌ですよね。

[1202] 削除した。 投稿者情報大滝 2011-08-08 07:18
先日投稿した「はっきり言え!」は削除した。歳をとってくると
説教がましくなって、自分でもこれはいかんと思ったから。


僕は権威で話をしたり、説教するようになったら人はおしまいだ
と思っているので、僕も歳をとったと反省した。

意見を云っているつもりでも、押し付けがましくなれば、それは
もう説教と同じだからね。上手に歳を重ねていくのは難しい…

自分も自由だと思う代わりに他人の自由も尊重しなきゃね。

[1199] 梅雨かぁ? 投稿者情報大滝 2011-08-02 23:53
このところ涼しい日が続いている。集中豪雨で新潟の信濃川流域に避難勧告
が出ていた。このあいだ良寛記念館に行ったとき、あの辺りの三条市とか燕

市とか通ったけど、とても自然災害に見舞われるような地形だとは思えなか
ったけど。日本中どこにいてもこれで安全という所はないんだね。

こんどの震災の影響で、今キャンピングカーが売れているんだと。僕もキャン
ピングカーには興味があり、7月の初めにキャンピングカーの展示会に友人と

行く予定だったんだけど連れ合いの体調が悪く残念ながらキャンセルになった。
とてもキャンピングカーを買う経済的な余裕も暇もないんだけど、日本中キャン

ピングカーで旅行できたら楽しいだろうね。キャンピングカーは無理にしても、
車中泊ができる車がほしいと思っているんだけど…。

去年買ったばかりだし、当分我慢だなぁ~。